D`espairsRay






"BORN"




日本のヴィジュアル系バンドのミニアルバム。


ヨーロッパ・・・いや、世界最大のメタルフェス、ヴァッケン
プレイする名誉を授かったほどにのし上がった国産ヴィジュアル系
インダストリアルへヴィロックバンド、D`espairsRay

初期にリリースされたミニアルバムである!音楽性はこの頃から
今と変わらない電子音シンセが使われたへヴィロックをプレイしているが
今以上にどこかゴシック要素を持った退廃的かつ美意識が感じられる
ドラマティックさがあるな。

1曲目はインダストリアル要素を感じさせるシンセと音自体は軽いが
それなりにメタリックなリフがへヴィ系のヴィジュアルバンドだと
いう事を主張するかのような楽曲である。デス声は弱めでクリーンVoもがなり成分の
混じったミックスヴォイス
なのが他のV系バンドとは違う彼らの個性だろうか!?
2曲目はヴァイオリンソロで始まる意外性バリバリのイントロが印象的だが
すぐにバンドサウンドが入りスローで幽遠な、ゴシック的雰囲気
感じられるアレンジとなっている。ラストはこの手のバンド特有の怪しい語りが聴け
失笑を誘う(爆)。それに続く3曲目はテクノ系シンセが前面に押し出されシャウトも
バンバン聴けるいかにもヴィジュアル系ってな感じの曲だ!
やはりラストは怪しい語りだ(笑)。この頃はまだ方向性を模索している
最中
だったのだろうか・・・!?4曲目はピアノとヴァイオリン
イントロで聴けバンドサウンドも入るバラード風の曲。
5曲目はこれまたテクノ風シンセが目だったミドル曲。


この頃はやはり今ほどメロディーにフックは無いが2曲目みたいな
ゴシック的雰囲気今には無い美点である!この曲の方向性で
突き進んでも面白いバンドになっただろうな!?まぁこの頃はまだ
今と比べると荒削りな部分が多いのでファン向けだろう。



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満足度 70% お気に入り曲 Marry Of The Blood、Murder Freaks







"Coll:set"




日本のヴィジュアル系バンドのフルアルバム。


ヴィジュアル系といってもその音楽性はかなりデスメタルに近いぞ!モダンな
デジタル音もあるが俺はデス、ゴシック系だと聴いてこのバンドに興味を持った。
帯タタキにマニア向けなどと書かれており、こりゃ相当コアな
サウンドが聴ける
んだろうなと期待したし、実際コアな音だったのだが
どうやらここに書かれている“マニア”とは
彼らのファンのことを指す言葉らしい・・・!何だそりゃ(笑)。


デスメタルに限りなく近いヴィジュアル系というとディルアングレイが真っ先に思い浮かぶが、
こっちのほうがよりメタルに近いと思う。ディルはどっちかというとハードコア・・・
モダンへヴィネス系に感じるからな・・・個人的にだが。
音質はやや軽く感じるが各楽器がはっきりしていて聴きやすい音だともいえる。聴き疲れはしないな。
演奏はテクニカルな事はしていないが破綻もしていない。ヴォーカルはクリーンヴォイスとデス声が半々くらい。

デスに近いと書いたが当然ブラストが入っているわけではないし、テンポ的にはミドル〜
アップテンポ主体
で上記したようどこかゴシックよりだと言えなくも無い。
シンフォニックさは無いがそのかわりデジタル音で装飾されている。マリリンマンソン風だともいえるな。


ヴィジュアル系と呼ばれるバンドの中では頭一つ抜きん出たクオリティーがあると思う。
ディルアングレイ的な要素を持ちつつも彼ら独自のオリジナリティーがあるのは
強みだな。ただ個人的にはメロディーにもっとフックが欲しいな・・・!



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満足度 75% お気に入り曲 アベルとカイン







"MIRROR"




日本のヴィジュアル系バンドの2ndアルバム。


メタルの殿堂Wacken Open Airにムックが出た次の年に出場するという名誉を授かり
BURRN!でもレビューされた勝ち組(?)ヴィジュアル系バンド、
D`espairsRay
の新たなアルバムである!音楽的にはDir en greyタイプ
へヴィなV系メタルシンセやデジタルサウンドも使われており
Dir en greyと比べてインダストリアル色が濃い。プロダクションは悪くは無いが
ドラムが奥に引っ込んでて音も軽いのが気になるな・・・。

前作と比べてポップ、キャッチーになったというか判りやすい曲が増えたような
印象がある。メロディーセンスは向上したが売れ線になったともとられそうな
メロもありコアなファンは否を唱えそうだ。

2、3曲目はデス声もあるへヴィな曲ながらナイトメアジャンヌダルクにも
通じるキャッチーなサビメロが聴ける楽曲で良いが軟弱になったと判断するファンも
多そうである・・・!個人的には全然OK・・・というか無愛想だった前作より
よくなった
と思うぞ!

4曲目はまるでマリリンマンソンの“THE BEAUTIFUL PEOPLE”みたいな
リズム
が聴けるインダストリアル曲だ。というかリズムまんまだな(爆)。
サビは売れ線V系バンドみたいなキャッチーさがあり悪くない。途中デス声が聴ける
へヴィなパートになるのが良いな!ライヴで盛り上がりそうな掛け合いパートもある。

テクノっぽいシンセにへヴィリフが聴ける10曲目は最もメタル寄りだと
言えそうである。サビはクリーンヴォイスで壮大になるデス声も多い!
11曲目は彼ららしくないへヴィさの少ないポップでキャッチーな曲。
ナイトメアやアリス九號.みたいだ(笑)。メロディーは良くストリングス系の
シンセ
が最後に入ってきて壮大な雰囲気を演出するのも好みである!
12曲目も壮大なサビが聴ける明るめの曲。

前作でメロディーにキャッチーさが欲しいと書いたがそれは本作において達成され
個人的には気に入ったアルバムとなったがその分独特の無愛想さが無くなり
ありがちなヴィジュバンドになり下がったとして本作を認めないファンも増えそうである・・・。
新しい単語覚えたての学生の如くあえて難解な表現を用いて
本作を言い表すとするならば前作がリスナーに対してツンツンしていたのに対し
本作はデレに入ったと言った所だろうか!?(爆)まぁメロディー派としては
この方向性は好みであるがな!キャッチーな曲でも途中で大体
デス声が吼え
アグレッシヴになるパートがあるのも良い!


売れ線に走ったようなメロディーが増えたわけだがそれはメロディーがよくなったという
証拠だ。クオリティーは前作より上がったと思うぞ!捨て曲も少なく良質の
V系インダストリアルメタル
である!今年のLOUD PARK、
ヴィジュアル枠は彼らが有望株か!?




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満足度 85% お気に入り曲 TRICKSTeR、MIRROR、
SIXty∞NINe、Lost Scene、







"REDEEMER"




日本のヴィジュアル系インダストリアルメタルバンドの3rdアルバム。


Dir en greyに続いて何とBURRN!に登場しインタビューを受けた事でも
知られる彼らD`espairsRay。そんな彼らの新たなるアルバムの
方向性としては従来どおりの、音質自体は軽めながらも音作りは
モダンなへヴィサウンドインダストリアル系の電子音を塗し、
部分的にデス声を入れつつも非常にキャッチーなサビが聴けるという
判りやすいものでキャッチーさを増した前作以上に印象的なメロディー
バンバン登場しモダンではあるがプロダクション的には重過ぎない
音作りでデス声も減り非メタラー、非ラウド系リスナーにも幅広く
アピールできそうな感じに仕上がっているな。だがその分ポップすぎる
部分も多く
初期のようなダークさは無くなっており悪く言えば
セルアウトしたと言い切る事が出来よう・・・!

インダストリアル系のデジタル音とモダンなへヴィサウンド、そして
いかにもV系ライクなクリーンVoとデス声が登場しキャッチーな
サビが聴ける1曲目から彼ららしい雰囲気を持った曲だな。ワウを
利かせたギターソロ
も挿入されるぞ!2曲目はインダストリアル的な
シンセ
が聴けるアップテンポチューンだ!これもキャッチーなサビが
印象的でインダストリアル系にありがちな重苦しさ、シリアスさは
あまり無い。
3曲目はプロダクションとしてはそれほどでもないが
ゴリゴリしたリフ、電子音で展開、どちらかといえば80年代の
ニューウェイヴ、ポジパン系のノリを持った曲だな。6曲目は
久々にデス声が聴けるインダストリアルメタルだがあまり攻撃性を
感じさせない
のはメロディアスな部分のせいなのかそれとも音質の
せいなのか・・・!?8曲目なんかかなりポップでキャッチー
なってしまっており攻撃性、アンダーグラウンド性がまったく
感じられず非常にガッカリである・・・!こういう曲なら
そこいらのV系バンドでも出来るので彼らには個性を
追求してもらいたかった・・・!
10曲目は彼らの曲の中でも
疾走感がありメロスピ寄りのリズムだがその分さらにポップさが
増しており
普通のライトなV系に接近した感があり非常に微妙じゃのう!


去年リリースされたSlipknotの新譜と同じタイプなのかも知れんな・・・!
過去のダークさ、アンダーグラウンド感の消失と引き換えに大衆受けする
普遍的なスタイルに向かっていたと言うわけである!ポップな大衆ロックに
堕した
感が強いのう・・・!楽曲自体も小粒になったと言えよう。
前作のラスト2曲みたいな曲が大半を占めておりああいうタイプの曲は
へヴィなアルバムの息抜きに少しあるくらいで丁度良いのにそれがメインに
なってしまっては前菜の野菜サラダがメインディッシュのステーキを
食いつぶした様なモンである!(爆)
昔は帯タタキに“マニア向け”なんて
記載していたんだが今じゃすっかり大衆向けになってしまって・・・!(笑)
かつての彼らにあったゴシカルとも言えるダーク要素を愛していたファン・・・
マニアへの決別宣言か!?彼らにはこうはなって欲しくなかったな・・・!



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満足度 73% お気に入り曲 BRILLIANT







"MONSTERS"




日本のヴィジュアル系インダストリアルメタルバンドの4thアルバム。


最初期の頃はゴシック的な要素を持ち合わせたダークなスタイルを持ち
その後MARILYN MANSON等に通じるインダストリアルな電子音を取り込んだ
ラウドロックスタイルに進みクオリティーもなかなかに高く海外にも進出、
メタルの聖地ヴァッケン
でもプレイした本格派のバンドだが前作の3rdで
なぜかライトな方向に進んでしまいかつてのコアなメタリックさはかなり減退、
正直ガッカリもいい所でもう見限ろうかと思っていたが4作目に当たる
最新アルバムの本作が登場、どんなもんかと期待してはいなかった
いざ聴いてみると意外と言うかやはりと言うか、前作の方向性は評判が
悪かった
のか本来のスタイルだったインダストリアルモダンへヴィネスに
回帰してきており
俺みたいなリスナーは一安心と言った所だろうか・・・!

一応従来の要素は残しつつも終始軽めの音作りでデスVoも減りバンドサウンドも
ライトだった前作と比べると十分にモダン系の音圧が帰ってきておりギターリフも
まさにそんな感じ
で、まぁこの手のラウドロックスタイルはメタルコア通り過ぎて
デスコア
もそろそろ飽和状態になろうかというシーンの流れにおいて正直もう時代遅れも
いい所
で相変わらずスカスカなドラム、弱弱しいデスVo、あまりフックの無い
メロディーライン、
所々で強烈にマンソン臭い雰囲気等アラも探そうと思えば
いくらでも見つけられるがまぁ一先ずは彼等がこのメタルスタイルに帰ってきた事を
素直に喜ぼう
ではないか・・・!中途半端な方向性を引き摺ったまま解散したり
活動停止したりヴォーカル残してメンバーが全員脱退したりする
バンドがいる中その危機を免れただけでもめっけモンである!(爆)


過去作と比べて疾走感が減りミドルテンポ主体になったのはやはり賛否あるだろうが
曲によっては妙に怪奇的な一風変わったメロディーラインが飛び出すこともあり
最初期のゴシック要素も多少は意識したのであろうか!?まぁそういった要素が
絡み合ってその結果日本語のMARILYN MANSONみたいな雰囲気が出ていたりするのだが
まぁこの辺はご愛嬌って所だな・・・!あとは2ndを超えられるアルバムを今後
果たしてリリースする事が出来るのか!?
それが気がかりである・・・!




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満足度 78% お気に入り曲 DEATH POINT、DEVILS' PARADE







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