THE DILLINGER ESCAPE PLAN







"Calculating Infinity"




ニュージャージー出身のカオティックハードコアバンドの1stアルバム。


ハードコア、メタルサウンドにジャズ、フュージョン、プログレ要素
大胆に取り入れさらに前衛音楽的な雰囲気すらその血肉としたバンドで
カオティックハードコアの開祖的バンドの一つとして数えられる
大物である!ライヴではハードコアバンドらしい暴れっぷりを魅せつつも
テクニカルなパートではきっちり立ち止まりタイトなプレイを連発!
まさに知性を持ったキチガイと表現できる、そんなバンドである!

暴虐さと同時に緻密さすら感じさせる彼らのカオティックサウンドは
この時点で既に完成形にあり爆走しつつも変拍子まみれのパートの中に
巧みにブレイクパートを挿入し部分部分でジャズ、フュージョンの
素養
すら感じさせるテクニカルな速弾きを設ける変態的スタイル
十分以上に楽しめるぞ!いやのちのアルバムがだんだんと洗練されていくのに
対し初期衝動にまみれたキレッぷりが最も濃いのは紛れも無く本作かもしれん!
変拍子、テクニカルプレイの波にもまれつつライヴでモッシュしまくれる
ブルータリティー、ラウドさに満ちたハードコアの名盤である!


ハードコアファンのみならず激しいメタルが聴けるプログレファンにも
十分オススメできる変態天才バンドだと言えよう!ちなみにのちにリリースされた
ミニアルバムではあのマイク・パットンがヴォーカルとして参加している。



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満足度 90% お気に入り曲 全部







"Irony Is a Dead Scene"




ニュージャージー出身のカオティックハードコアバンドのミニアルバム。


ハードコアとメタルとジャズとその他もろもろを掛け合わせ唯一無二の
変態カオティックコアをプレイするTHE DILLINGER ESCAPE PLAN
同じく変態と称されるシンガー、マイク・パットンとコラボして
作られた唯一のミニアルバムである!ただでさえ変態的な
THE DILLINGER ESCAPE PLANが同じく変態として名高いパットン先生
がっぷり4つに組んでのコラボレーション!まさに変態と変態の邂逅!
スカトロと獣姦、トランスジェンダーと女装SMクラブ、
ジェラントフィリア(熟女、老婆フェチ)と
五百円ババアが如き
高次の次元における変態コラボである!!(爆)

1曲目からさっそくブッ壊れた破壊的なノリであるがクリーンVoで
コーラスをとるパートはキャッチーさがありマイク・パットン特有の
変態性とポップさが融合した実に恐ろしい曲である!カオティックな
インストパートでもパットン先生は奇声を発しキチガイ振りを見せ付ける!
2曲目は静かな立ち上がりだがその後の変態声はまさしくマイク・パットン
ならではだ!FANTOMASを思わせるな。カオティック極まる演奏スキルも
凄まじく高い技術でバカをやる典型だろう!途中ミュージカル風の
クリーンコーラス
が聴けるシアトリカルなパートも顔を見せ
実に混沌としているな。3曲目はシャウトに始まりド変態極まる
ノイジーなカオティックコアだ!この混沌ぶりはただ事ではない!
最近良くあるアキバ系打ち込みカオティックテクノコア、所謂“電波系”
ルーツはこの曲じゃねーのかと思わせるほどである!(爆)中盤から後半で聴ける
絶叫はハンパじゃないな!4曲目はテクノの鬼才APHEX TWINのカヴァーで
本来打ち込みでやる曲を全てバンドサウンドで行っており彼らの
テクニシャン振り、そして変態振りが見て取れる演奏となっている・・・!


THE DILLINGER ESCAPE PLANのカタログの中でも最も変態度が高い
本作、ミニアルバムのみならずフルアルバムも作って
もらいたかったわい・・・!だが変態といってもFANTOMASほど
イカレてはおらずまだカオティックコアの範疇にかろうじて
収まっているので最低限の聴きやすさはあるかもしれん・・・!
THE DILLINGER ESCAPE PLAN、マイク・パットン両者のファンは勿論、
変態サウンドが好きな人間ならばまさしくマストの1枚であろうな!



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満足度 89% お気に入り曲 全部







"MISS MACHINE"




ニュージャージー出身のカオティックハードコアバンドの2ndアルバム。


ハードコアサウンドジャジーな要素を持ち込み実にプログレッシヴ
演奏を聴かせる超テクニカルバンドである!ハードコアとは元を辿れば
パンク
なのだが進化に進化を重ねれば並のプログレメタルバンドが裸足で逃げ出しそうな
複雑高度さ
を持つバンドが現れるもんだな・・・!テクノを人力カヴァーするほどの
変態集団でありライヴではハードコアバンドらしい暴れっぷりを見せながらも完璧な演奏
聴かせてくれるらしい・・・!

メタラーに判りやすくいえばプログレデス的な事をやっており音楽的に近いのはMeshuggah
Cynic辺りだろう。ヴォーカルはデス声というよりはハードコアらしいシャウト中心だが
時折クリーントーンで歌い上げたり曲によってはコーラスも入っていたりする。
そしてバックの演奏は荒々しさを持ちつつも実に正確で十分メタルと呼べそうな
へヴィさ
もある!そして曲構成は大半が変拍子で成り立っておりブラストに
変拍子を交えたり
とまさに変態としか言いようが無い(爆)。そして展開も目まぐるしく
変わりへヴィな爆走パートが続いたかと思えば次の瞬間ジャズっぽく
なっていたり
と楽しませてくれる。そんなジャジーなパートのバックではクリーントーンで
速弾き
を見せるギターだがメタルらしいギターソロは一切無いのが
あくまでもハードコアであるという事を主張しているかのようだ・・・!


技巧が先立つプログレメタル勢は個人的にあまり好きではないが彼らの楽曲は
モッシュ&ダイブ大歓迎問答無用で暴れられる激しさ、
荒々しさがある
のが良い!ハードコア好きからデス系も聴ける
プログレッシャー、変拍子マニア
にオススメだ!!



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満足度 90% お気に入り曲 全部







"Ire Works"




ニュージャージー出身のカオティックハードコアバンドの3rdアルバム。


変態としかいいようの無い過激な変拍子、不協和音を伴い時に
爆走しまくり時にジャズ的知性を垣間見せたりとせわしないハードコア
サウンド
でカオティックハードコアの先駆者的存在となった彼ら
THE DILLINGER ESCAPE PLANの3作目のフルアルバムである!
メンバーチェンジがあり思うように活動できない時期があったそうだが
こうしてアルバムがリリースされたのはバンド内部が安定したと見て良いのだろうか!?

1曲目からさっそく彼ららしい爆走カオティックコアが炸裂する!
凶悪なアグレッション重視のノイジーな変拍子変態リフ
これでもかというほどの畳み掛けを見せ、2曲目もそのままの
極悪な流れ
を踏襲!バックでピロピロテクニカルに弾き倒す
ギターもカッコいいぞ!3曲目はうってかわってメロディーが
前面に出され
どこかニューウェイヴゴシックに通じる雰囲気があるな。
ヴォーカルもクリーンVoでR&B的擦れ声で歌うのも面白い。
4、5曲目共に繋ぎの小曲で6曲目は凄まじく激しい
カオティックコアスタイルを前面に出したテクニカルかつへヴィな曲
短いながら一気に駆け抜けるのみならず得意の変態的展開を見せるぞ!
8曲目も爆走カオティックコアだが中盤から後半はスローテンポで
へヴィさを演出
する!9曲目は再びキャッチーさが加わった曲で
シャウトのみならずクリーンVoも登場し途中ピアノがジャジーな
不協和音
を奏で、サビ(?)はメタルコアというかスクリーモ的
広がり
を見せるぞ!11曲目はまるで映画のサントラの如き
情景を思い浮かべさせるストリングスに始まりスローテンポで
展開していくインダストリアルメタル。リフや歌メロが良いな。
フェードアウトしつつ現れるピアノもドラマティックで壮大だ!
12曲目は爆走変態カオティックコアだが途中ジャジーになったり
スローになったりと目まぐるしい展開を見せる彼ららしい1曲である!


ただアグレッシヴなカオティックコアのみならず途中短い小曲が
連続して顔を出しエレクトロニック要素も垣間見せる、まさに
なんでもありの混沌とした雰囲気が全体を支配している!
まぁ確かに面白い試みだが個人的には短いインスト多く入れるより
1stの頃のような一気に畳み掛けるような構成の方が好みかな・・・!?



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満足度 86% お気に入り曲 Fix Your Face、Lurch、
Nong Eye Gong、82588、Milk Lizard、
Dead as History、Horse Hunter







"Option Paralysis"




ニュージャージー出身のカオティックハードコアバンドの4thアルバム。


2008年のExtreme The Dojoにおける壮絶なパフォーマンスが未だに
記憶に新しいカオティックハードコアの代表格、THE DILLINGER ESCAPE PLAN
およそ2年半振りの最新アルバムである!ブチ切れたテンションの高さ
変態的極まるテクニカルな変拍子、さらに妙なキャッチーさを加え
時に人力トランスと言えるトリップしちまいそうな一糸乱れぬ
正確な演奏
を披露、所々で怪しさを出しつつもやはりトチ狂ったかのような
凶暴なテンション
の高さは健在でまさにドーピングを施した日光猿軍団が如し!

1曲目は歪の薄いギターからいきなりカオティックな爆走を見せ
ヴォーカルもブチ切れた絶叫を連発するも中盤はポストロック的な
穏やかさ
を演出しクリーンVoもいい味を出すいかにも彼等らしい
アレンジ
だが後半はちょいと冗長でダレるのう・・・!2曲目は
気を取り直すかのように変態的なキレた演奏を見せる変拍子バリバリで
タイト極まる人力トランス風の部分を見せるカオティックチューンだ!
ノリの良い部分もあり変態ながらもライヴで踊れそうな要素もあるな。
3曲目は何とも言えない怪しさを出したスローチューンで刻み込まれる
ミュートリフが印象的で後半は気だるさを感じさせる展開になり
ヴォーカルもオルタナ系のパンキッシュな歌唱を披露するぞ。
4曲目は再びブチ切れたハイテンションな演奏を魅せ途中さらに
変態染みたギターも聴けまるでおぞましい虫のようだ・・・!(爆)
5曲目も不協和音、変拍子がイカれた精神分裂症のような風情を
醸し出し変態高速ギターソロ、妙にクリーンなカッティングも登場し
やはり何ともクレイジーだ!6曲目は何とリリカルなピアノで始まり
ヴォーカルもウィスパー気味の歌唱でメロウに歌い上げるこれまでの
彼等には無かったエモーショナルで美麗なバラードである!まぁ途中から
ドラム等バンドサウンドが登場しやはり混沌とした展開になっていく辺り
いかにもカオティックコアだが冷たいピアノは健在で
ヴォーカルもクリーンだが後半ついに絶叫しアグレッシヴなギターも登場!
だがどちらかといえばやはりポストロック、マスロック的な要素が
強いな。ラストはジャジーなピアノで締めるぞ。そして7曲目は
再び凶暴変態カオティックサウンドに突入するもジャジーなパート
一瞬顔を見せヘヴィなリフも登場、奇妙でノリの良い展開に突入していき
後半はスローになりベース、ヴォーカルが何とも言えない怪しさ
演出するぞ!8曲目はスペイシーなサウンドジャジーさを持った
ポストロック的音作りに始まるもヴォーカルが入るとこれまた妙な
ノリの良さ、キャッチーさ
が出てくるな。9曲目は再びハイテンションで
ブチ切れた
アグレッシヴ極まりない爆走変態エクストリームサウンドとなるぞ!
だが途中ピアノが再び登場し流麗さのあるクラシカルなフレーズを弾き
ヴォーカルもクリーンで実にメロディアスな展開となる!そしてラストは
ブチ切れた絶叫シャウトが聴けるぞ!10曲目は逆回転でサンプリングされたかのような
ストリングスが聴けこれまた何ともいかがわしい怪しさを放つ
ダークなスローチューン。11曲目はチェロの低音で始まりドラム、
ストリングス
が登場しこれまたダークで怪しいニューウェイヴ風の雰囲気を感じさせ
さらにインダストリアルな電子音、クワイアが登場し非常にドラマティックな空気を
演出する!映画のサントラを思わせる様相を醸し出し彼等のミュージシャンシップの
高さ
が伺えるアレンジが施されておるのう・・・!


所々でポストロック、マスロック人力トランス的風情を出し
さらにキャッチーな部分もあるが凶暴とも言えるテンションの
高さ、ブチ切れカオティックサウンド
は健在である!それでいて
荒々しさはあまり無く暴れる部分もどこか洗練された面持ちがあり
ラフさを好むハードコアキッズにはそこがどう写るかだな・・・!
様々な要素が取り入れられておりハイテンションさ、ストレートさが
薄れてきている
がかといって終始爆走しまくりのエクストリーム
サウンドばかりだったら確実に疲れるだろうし難しい所じゃのう・・・!
まぁ最大の難点は変形しすぎて超開けづらいCDケースなんだが・・・(爆)。




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満足度 84% お気に入り曲 Good Neighbor、Crystal Morning、
Endless Endings、Room Full Of Eyes、I Wouldn't If You Didn't







"One of Us Is the Killer"




ニュージャージー出身のカオティックハードコアバンドの5thアルバム。


CONVERGEと並んでカオティックハードコアの帝王と称されるバンドである!この手の
変態テクニカルエクストリームメタルは今や世界中に大量に存在しており、メタルコアや
デスコア
の畑でこういった変態要素を大胆に導入したバンドが目立っておる・・・!
そんな変態テクニカルエクストリームメタル先駆者的存在の一組である彼らだが、
何気に本作で5作目あまりリリースしたアルバムは多くない印象があるな・・・!
音楽的にはここ数作の流れを汲んだ、キレまくりながらも洗練されたベテランの風格
醸し出し、妙にキャッチーでノリの良い部分人力テクノ、人力トランス的な要素も
多分に含んでおりシリアス一辺倒なCONVERGEとは異なるムードを見せておるわい!

1曲目から早速ブチ切れた緊迫感を放つも意外にも爆走はせず、淡々としたミドルテンポになり
その後変態的リズムでテンションの高さを見せるぞ!途中ノリの良いキャッチーな部分もあり
中盤は忙しない展開になるのう・・・!2曲目もイントロから切れ味の鋭いキチガイ振りを
見せつけ混沌としたムードを演出、
中盤付近のピロピロ鳴るギター人力トランス風か!?
後半は怪しくも穏やかな側面を見せるぞ。3曲目は胡散臭さ満点場末のジャズ的な落ち着きを見せ、
ヴォーカルもファルセットで歌っておるのう・・・!4曲目はTHE DILLINGER ESCAPE PLANらしい
カオティックな凶暴さ
を見せつけるテクニカル変態チューンで、中盤では怪しげなコーラス
顔を出しギターもピロピロ鳴るぞ!5曲目は淡々としつつもまた実に怪しく胡散臭い、
人力インダストリアル
チックな空気を醸し出す無機質な曲。途中のファルセットがまた何とも
いかがわしいのう・・・!(爆)
6曲目は人力トランスライクなリズムを見せつつも実に忙しい
ハイテンションな楽曲
なんだが、ギターの音は気持ち大人しめで後半また怪しくも物静かになるぞ。
7曲目もまた淡々とした怪しさを放ちどこか邪悪なピエロが闊歩してそうな遊園地っぽさもあるか!?
中盤以降はまた穏やかになり、ホーン等も顔を出しどこかプログレっぽいか!?8曲目は短い
人力トランス風の繋ぎ
で、どこか淡々としているがリズムはやはり変態で緊迫感あるのう!
9曲目は再びTHE DILLINGER ESCAPE PLANらしい変態ハイテンションサウンドとなるぞ!
クリーンVoがまた実に怪しいのう・・・!10曲目はベースで幕を開けスローテンポで重厚かつ
退廃的なムード
を演出、盛り上がるパートのギターフレーズがまた何とも胡散臭いわい!
中盤以降はテンポアップ軽快なノリを見せるぞ。11曲目はダークで怪しげなムード
醸し出すもその後はハイテンション変態エクストリームメタルと化す!ダミ声Voはキャッチーさがあり
途中微かにピアノも登場、中盤以降はまた怪しさメインになるのう・・・!


上記したよう方向性としては近年のアルバムの流れを汲んでおり、ブチ切れまくりの
変態テクニカルアンサンブル
もしかとあるが、それと同様にキャッチーな側面胡散臭くも
穏やかなパート、人力ダンスミュージック的な部分
も目立っており初期作ほどの凶暴さ、
ブチ切れ感は薄れているかも知れんなぁ・・・!
これが洗練されると言う事だろうか!?
テクニック的には相変わらず凄まじいが音作りが軽くメタラー的には物足りない部分もあるんだが、
このメタルに完全にシフトしない音作りもまたTHE DILLINGER ESCAPE PLANらしい要素なのだろう・・・!




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満足度 82% お気に入り曲 When I Lost My Bet  Hero of the Soviet Union
Magic That I Held You Prisoner  The Threat Posed By Nuclear Weapons







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