CYNIC







"Focus"




フロリダ出身のテクニカルプログレデスメタルバンドの1stアルバム。


デスメタルにプログレッシヴなテクニカルさを導入し、さらに
テクノ系の加工された声ジャズ、フュージョンの流れを汲む
オシャレでなおかつ穏やかな、デスメタルらしからぬ要素をも
大胆に取り入れたバンドとして知られる伝説的存在で、
本作一枚のみを残し解散していたが何と最近再結成しまさかの
2ndアルバムをリリースしている。

音楽的にはたしかにデスメタルが根底にあるのだろうがそういった要素が
メインというわけではなく上記したようデジタル加工された、初音ミクを
十年以上も先取り
したかのようなヴォーカルやジャズ、フュージョン的
インタープレイ
もバンバン登場し、同じカテゴリーの中で語られる
MESHUGGAH、OPETHなんかとはまったく異なる音を出していると言えるだろう!
かなり異質で独特の音楽性を持っているのだ!メタリックなバンドサウンドや
デス声も勿論あるがそれがメインではなく一部に過ぎずデスメタルとはある意味
対極に位置する穏やかで優しい雰囲気も躊躇無く飛び出す実に変態的な
展開
を披露しぶっちゃけデスメタルの攻撃性を求める向きには合わないだろうが
この独特の変態テクニカルメタルキワモノ好きにはたまらんものがあるだろうな!


テクニカルでプログレッシヴ、実に変態的なのだが思ったほど難解ではなく
曲の長さも程よくこの手のバンドとしてはある意味聴きやすい部分が
ある
のもまた良いな。リリースされた時代が時代だけにプロダクションは
軽く、展開、曲調も激しさ、攻撃性があるわけではないがその分実に変態的で
独創的
なので一風変わった個性あるメタルが聴きたい人にオススメできるだろう!



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満足度 82% お気に入り曲 Celestial Voyage、
I'm but a Wave to...、Uroboric Forms、How Could I







"Traced in Air"




フロリダ出身のテクニカルプログレデスメタルバンドの再結成2ndアルバム。


デスメタルにテクノ、ジャズ、フュージョン要素を大胆にぶち込み
唯一無二の独創的変態テクニカルデスメタルをプレイしていた
フロリダの伝説的バンドCYNIC。アルバム1枚のみを残し長らく解散していたが
ここ数年の再結成ブームに乗ったのかどうかは知らんが何と再結成!
本作は15年振りにリリースされた2ndアルバムである!

元々デスメタル要素が薄かった彼等だが15年の歳月でさらに
脱デスメタル、プログレ化が進んだのかノイジーなサウンドに
パーカッションが低音に響くイントロに始まり穏やかで叙情的
すら言えるクリーンなギターとヴォーカルが聴け、どう聴いてもプログレや
ポストロック
の範疇に入る音になっているがやがて
バンドサウンドが登場!しかしヴォーカルはクリーン
デスメタル要素が殆ど・・・いやまったくと言っていいほど
感じられない!(爆)
これは叙情派プログレメタルと呼んでも良さそうな
感じだな。前作には無かったメロディアスさもありこの方向性も
悪くは無いぞ!クリーンヴォーカルがファルセットを多用する
スタイルでこのか細さがプログレ系の楽曲にマッチしており
デス声はバックヴォーカルと化した感がある。前作で目立っていた
ジャズ、フュージョンパートも目立たなくなったがそれは前作の
アレンジがパートごとにキッチリ分けられメタルパートはメタルパートで、
フュージョンパートはフュージョンパートで完全に分離していたのに対し
本作ではプログレメタルアレンジの中で吸収され一体化したからだと
言えるだろう。そのため変態要素も薄れたわけだがその分
プログレメタルとしてまとまりが出来たと言えよう!


デスヴォイスがかなり減りもはやデスメタルとはとても呼べない
サウンドになったがもともとそういう方向性のバンドだったし
むしろファルセット多様のクリーンVoの登場で前作にはあまり
感じられなかった叙情性、メロディアスさが前面に現れ音的には
完全メロディー派のプログレメタルと呼んでも差し支えないだろう!
音質の軽さが逆に個人的には音楽性にマッチしていて好きだな(笑)。
テクニカルさは文句のつけようが無く、メロウな叙情プログレ
好きなら聴く価値大アリの一枚である!前作同様収録時間は短い
個人的にはこういう音楽性の場合長すぎるとダレるのでちょうどよい(笑)。



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満足度 83% お気に入り曲 The Space For This、
Integral Birth、King Of Those Who Know







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