CATHARSIS






"dea"




ロシア産、クサメタルバンドのミニアルバム。


ロシアンメタルなどと言っても普通に有名バンドを聴いているリスナーにはピンと来ないかもしれん。
しかし、一部のマニアにとってはかなりクサいバンドが潜んでいる
秘境
だと言えよう!なにげにロシア民謡なんかかなりクサいしな!

彼らはそんなロシアが生んだゴシック寄りのネオクラ系メロパワをプレイする6人組で
ロシアのバンドの中ではメジャーなほうだと思う。キーボーディストは女性。
全員がタキシードを着ているメンバーフォトがイカス(笑)。さすがはロシアだ。

アルバム全体通してかなりのクサみを放っているのだがその中でも1曲目が一番のキラーだろう。
チャーチオルガンのイントロから始まり、クラシカルでクサく、どこかゴシカルな
空気を纏い疾走する
様は悶絶としか言いようが無い!ヴォーカルはかなりナヨナヨしており
語尾が「ラレェ〜」って感じにうわずるのだがスカイラークのファビオと
同じタイプで個性的ともいえる。このバンドにはこのヴォーカルが一番あってると思えてしまう魔力があるな。

これ以外の曲もクサいのだが疾走はしておらず、また何故かインストが多く、
聴き所があるのか無いのか判りづらいアルバムだと言える。その結果個人的に
30分ちょっとなのに中ダレを感じてしまう・・・!


クラシカルで暗くクサい音が好みでインストが聴けるメタラーにならおすすめできるといえる。
別のミニアルバムの曲が全て収録された再発版があるので今から買うならそっちのほうがいいぞ。



満足度 70% お気に入り曲 igni et fezzo







"IMAGO"




ロシア産メロパワバンドのアルバム。


ロシアンメタルのクオリティ(クサさ)を世に知らしめたカタルシス。そんな彼らの
フルアルバムはミニアルバムとはやや違う方向性で勝負に出てきたといえる。
前作がネオクラ色感じられるクサメタルだったのに対し今作はパワーメタルよりに
なった
と言うか、正統派の香り漂うスタイルになったと言えよう。
そういうとノクターナルライツのようにクサさまで消えてしまったのかと思われがちだが
そこは安心して欲しい。彼らのクサさは健在だからだ!

また、ミニアルバムがやけにインストの多い構成だったのに反し普通の構成になり、
聴きやすくなったと思うぞ!辺境の地だが音質は良いほうだ!正統派メタルの持つ
アグレッションが感じ取れる仕上がりだ!
ただ、この方向性になったことでヴォーカルの弱さが浮き彫りになってしまったな・・・!
メタルというよりは日本のヴィジュアル系のヴォーカルに近いスタイル
前までは味のうちと思えたが今作のプロダクションだと違和感があるというか、微妙に感じる。

判りやすいキラーがあったミニアルバムと違い今作はどの曲も水準は満たしているがこれといった
キラーは無いように感じた。これを良いと取るか悪いと取るかは聴く人間しだいだが・・・。


俺が買ったのは英語盤。金色のジャケが目印のロシア語盤のほうがクサいらしい!
そっちも聴いてみたいな・・・!



満足度 79% お気に入り曲 IMAGO







"КРЫЛЬЯ"




ロシア産クサメタルバンドの2005年リリースの新譜。


前作に当たる"IMAGO"で株を上げた感のある彼らの新作アルバムだ!前作は最初に
英語版がリリース
され、その後に母国語であるロシア語ヴァージョンが出て、
クサメタラーの間ではロシア語のほうが上手く、
そしてクサい
と話題になったようだな。俺は英語版しか聴いていないが・・・!

そんな彼らの新譜の方向性は前作のスタイルを踏襲したもので、どこかゴシック風の
怪しい雰囲気を持ちつつも音的にはキーボード入りの
正統派よりのメロパワ
で、そこに相変わらずのクサメロが乗ると言う寸法なので
前作が気に入った人なら今作でも満足できるだろう。
部分部分で聴けるフルートがまたクサい!
ちなみに本作の歌詞はロシア語なのでさらにクサさがアップしている!
同じ巻き舌系ながらスペイン産のメタルとはまた異なった雰囲気が異国情緒を
醸し出していて
何とも言えない味になっているなぁ・・・!

楽曲のクオリティーも前作どおり高いがつまらない曲は無いが特に
これと言った曲が無い
のが寂しいがまぁ仕方が無い。かつての"dea"収録の
一撃必殺チューン“igni et fezzo”のような曲を再び聴きたいぞ・・・!


辺境の地ロシアのメタルの中では最高レベルのクオリティーがあると思うので
ロシアンメタルに手を出そうかと思っているメタラーにまずおすすめする。



満足度 83% お気に入り曲 捨て曲無しだがこれと言った曲もない。







"Indigo"




ロシア出身のクサメタルバンドによる7thアルバム。


90年代半ばより活動を続けるロシア産のベテランで、初期の頃は良く言えばしなやか、
悪く言えばヘナチョコな印象
がありつつもクサさ漂うメロパワ、メロスピをプレイ、
例によって例の如く次第に洗練されていきヘヴィさ、パワフルさを身に付け、
バンドサウンドだけなら完全に王道路線の正統派パワーメタルと化すも、ヴォーカルだけは
相変わらずのクサさに満ち溢れた母国語歌唱
ロシアンメタルらしさを放っておる!
2014年にリリースされた通産7作目の本作も、基本的な音作りは正統派HM/HRだが
ヴォーカルだけはやはりロシア語怪しくもクサいムードを演出しているな・・・!

1曲目はピアノ、女の語りに始まり意外とパワフルさのある正統派寄りな音作りになる
イントロで、2曲目は今風なシンセが目立ちつつ淡々としたミドルテンポになるが、
ヴォーカルだけは母国語でクサさを放っており、3曲目はメロウなピアノに始まり
クサいリードギターと共に疾走!キラキラシンセまで顔を出しまるでK-POPのような
クサい哀愁
が感じられるのう・・・!ギターソロも相当にクサくたまらんわい!4曲目は淡々とした中に
ピアノやベース
が目立ちつつヴォーカルはやはりクサいな。5曲目はアコギ、フルート音の
シンセが民謡ライクな叙情性
を演出、半泣きVoもまた胡散臭くもクサさを見せており、
ギターソロもかなりクサいな・・・!6曲目は笛シンセエキゾチックさを放っており
怪しくもクサい中東風味を醸し出すぞ。7曲目は淡々としたミドルテンポだがヴォーカルは
かなりクサく、この垢抜け無いB級ロシアン風味マニアのツボじゃのう!
途中女性Voも顔を出し、後半はアコギ、フルートクサい叙情性を演出しているな。
8曲目はシンセに始まりクサさを纏い疾走!チープさ漂うシンセの音色がまた寒々しさ
醸し出しており、淡々とした部分もありつつかなりクサいのう・・・!ギターソロ後のクワイア
ロシアらしいクサさに満ち溢れているが、そこで聴けるシンガーの掛け声が滅茶苦茶
ヘナチョコ
で思わずズッコケさせられるな(爆)。9曲目は今風なトランス系シンセと共に
正統派HM/HR寄りのミドルテンポで展開、10曲目は淡々とした穏やかなスロー曲
ヴォーカルはやはりロシアらしいクサさを感じさせ、歌い回しもオペラティック
言うかロシア民謡的だろうか!?


2000年代初頭に活動していたメロスピ、クサメタルバンドが次第に洗練されていき
疾走感やクサさを失っていった
ように、彼らもまた洗練されクサメタルな音作りから
正統派パワーメタル路線に進んでいった印象
があるが、ヴォーカルだけはあの頃のままの
クサい土着性を纏っておりクサメタラーにはたまらんのう・・・!
洗練されたと言えど
やはり音自体は軽く、シンセの使い方、ギターのリフ捌きはまだまだB級な
チープさが残っているのも愛嬌だろうか!?
疾走感は無いが辺境好きの
クサメタラー
であれば本作でも十分に楽しめるだろう!




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満足度 78% お気に入り曲 Гонки за мечтой
Острова во сне  Дитя штормов  Наш рок







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