CRADLE OF FILTH







"Godspeed on the Devil's Thunder"




イギリス出身の大御所シンフォニックブラックメタルバンドの8thアルバム。


イギリスから登場したシンフォニックブラックの超大物バンドによる
8作目のアルバムで、かつての名盤“CRUELTY AND THE BEAST”同様
コンセプトアルバムになっており本作で取り上げたのはかつてジャンヌ・ダルク
(日本のヴィジュアル系バンドに非ず)の腹心として実在した伝説の
鬼畜シリアルキラー、ジル・ド・レイ
である!日本の某初期
ヴィジュアル系バンド
がその名を冠しており検索したらこの
シリアルキラーについて詳しく書かれたサイトが引っかかり興味深く
読ませてもらった過去があるのはここだけの話だ(笑)。

音楽的には生のストリングスやホーン、女性ヴォーカルや
クワイアがバックに配され大仰さ、ドラマティックさ
演出しダークなゴシカル耽美要素もかなり濃いがそれと同時に
ギターリフ等が練られておりシンフォブラの邪悪さ、ドラマティックさと
同時にメタルバンドとしてのストロングさをも兼ね備えた実に
バランスのいい音楽性だといえるだろう!バンドサウンドはさすがに
一級品で初期の頃のような、あるいは典型的ブラックメタルのような軽い
音質ではない
のがブラックメタラー以外にもアピールする部分だろう!
俺はブラックメタルの音楽性自体は嫌いじゃないがあの音質の
スカスカさがあまり好みじゃない
んで真性ブラックメタラーを
敵に回す発言するがこれぐらいの音のほうがいいな。

ストリングス、ホーン等に導かれるイントロから豪華な雰囲気を
醸し出しておりクワイアに続く2曲目はさっそく疾走し
ダニお得意の高音絶叫ヴォーカルも冴え渡る!もうここまで来ると
多少禍々しいが普通のハイトーンに聴こえない事も
ないのだが低音のデスヴォイスも聴こえ共に歌うのでその辺が
暗黒系の名残(?)だろう。3曲目はオーケストラと語りで始まり
ミドルテンポで大仰なシンフォサウンドをバックにメロディアスな
ギターリフが聴ける、ブラックメタル以前に普通のメタルとして
質の高い曲だ!女性ヴォーカルも登場しゴシカルな雰囲気もあるぞ。
長いのでちょいとダレるかもな。4曲目はストリングスで始まり
ドラマティックに疾走するぞ!オーケストレーションもいいが
それ以前にリフがカッコいいな。5曲目はオーケストラ、クワイアが
ダークなゴシック風味を演出する繋ぎの曲でそのまま繋がる6曲目は
さっそくブラストで疾走しオーケストラのバックと相乗効果で盛り上がる
楽曲である!ギターソロがあるのも良いな。7曲目も大仰な
オーケストレーションで幕を開けホーンが鳴り響きヴォーカルも
低音で呟くような声から高音絶叫を聴かせ相変わらずの凄まじさである。
ギターソロもメロディアスでツインリードも顔を出すぞ!8曲目は
クワイア、フルート入りで疾走する大仰なシンフォブラだ!かなり
映画のサントラに近いドラマティックな雰囲気がありRHAPSODY OF FIREとは
また違ったフィルムスコアメタルが堪能できるぞ!9曲目は語りに始まり
ホーンと共に疾走しギターリフも前に出てきており邪悪ながら熱い!
途中バンドサウンドが消えシアトリカルさも顔を出しその後はブラストだ!
けっこう展開が凝っている曲だな。10曲目はガキンチョ語りからオーケストラ、
フィメールスキャットで幕を開け疾走しクワイアをバックにドラマティックさ
演出する!これも長めの9分近くある曲でちょいとダレる部分もあるな・・・。
11曲目は渋めのギターリフが聴けるミドル曲。12曲目はこれまた大仰な
オーケストラとオペラVoに始まり邪悪なブラストビートで爆走!
ギターリフやオーケストラとの絡みといいこの曲が最もブラックメタル寄り
だろうか!?後半ではとってつけた様に鐘の音も登場だ!(爆)13曲目は
アルバムのラストを飾るオーケストラによる終曲。


ブラックメタルとしては流石にメジャーバンド故にプロダクションは
良いな!ドラムもブラックメタルらしいスタスタ感を残しつつも
それなりにしっかりした重さが感じられる。曲の出来も良いが
やや冗長でダレを覚える部分もあるのが難点だが、まぁ全体的に
クオリティーは高い
のでプリミティヴな音を愛する真性
ブラックメタラーよりもシンフォニックメタルや比較的
ノーマルなメタルを愛するリスナーにこそウケが良いかも知れんな!



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満足度 87% お気に入り曲 Shat Out Of Hell、The 13th Caesar、
Tragic Kingdom、Sweetest Maleficia、Honey And Sulphur、
Midnight Shadows Crawl To Darken Counsel With Life、
Godspeed On The Devil's Thunder







"Darkly,Darkly,Venus Aversa"




イギリス出身の大御所シンフォニックブラックメタルバンドの9thアルバム。


この手のジャンルは圧倒的に北欧が強い中イギリスから登場した大物バンドによる
通産9作目にあたる最新アルバムである!以前からだが大御所だけに
オーケストラも全部生
で、壮麗かつ大仰アグレッシヴに爆走する
シンフォニックブラック
が全編に渡って炸裂する、奇をてらうことの無い安定の
クオリティーを誇るアルバム
に仕上がっているのう・・・!

1曲目はクラシカルなチェンバロ、語りに始まり高音絶叫、ブラストビートで爆走!
ストリングス
も舞いゴシカルさも感じさせるシンフォブラックが展開する!
ダニの高音絶叫は全盛期と比べると衰えを感じさせるものの相変わらずキレており
まるで女みたいな声である(爆)。2曲目もブラストで爆走しつつストリングスが
壮麗に舞い、中盤は普通のHR/HMみたいなリフが登場しリズムもノリが良くなるぞ。
3曲目も爆走ブラスト、ストリングスで始まりヴォーカルが入ると2ビートの
疾走感
を見せ冷たい音色のピアノも登場、後半はドラムが手数多いプレイをしつつ
軽快(?)なノリを見せメロディー重視のギターソロも聴けるぞ!4曲目はこれまた
トレモロリフ、ブラストストリングスが聴けつつも意外とリズムがコロコロ変わる
印象があるな・・・。メロディアスなリードギターも登場するぞ。5曲目はピアノで
幕を開け
どちらかといえば北欧メランコリックゴシックみたいなギターが聴け意外性を
感じさせるミドル曲。中盤は壮麗なオーケストレーションが顔を出すぞ!6曲目は
ノリの良いワイルドなリフが聴けヴォーカルが入ると2ビートの疾走感を出し
やはりブラストも登場しその後はドラムが複雑なリズムを叩きギターもオブリを
放り込
む少しだけテクニカルな部分が顔を出した曲だ。一瞬クワイアも登場し
中盤はピアノが冷たさを演出するパートになりギターソロも聴けるぞ!7曲目もまた
早速イントロからドラムが爆走オーケストラも暴れ(?)、ダニもカン高い高音絶叫
ブチかまし怪しいクリーンVoも登場する!女性Vo、ピアノも顔を出しストリングスは
どこか妙に明るい部分があるがやはりブラストで爆走しアグレッシヴなブラックメタル要素は
決して忘れない!
これまたギターソロも聴けるぞ。8曲目はストリングス、ホーン、
クワイア
で幕を開けゴリゴリ寄りのリフで疾走(爆走ではない)しパワフルな印象
感じさせフィメールクワイア耽美な質感を演出、中盤はダニの狂った声と共にマイルドな
パート
に突入し淡々とした雰囲気になるのう・・・。その後は再び疾走だ!9曲目はオーケストラが
派手さを出しつつバンドサウンドはノリの良さを重視しつつもやはりブラストも顔を出し
ダニも高音で悲鳴を上げておる!タッピングを駆使したギターソロも聴けるぞ。10曲目は
引っかかるようなギタークワイア、オーケストラが聴けどこかキャッチーな印象のある曲だ。
ストリングス、ギターは緊迫感を感じさせるもののやはりノリが良くメロディアスな感じだな。
ギターソロもエモーショナルさを内包した速弾きを披露、ヴォーカルのバックでも弾き倒しておる!
11曲目はピアノ、フィメールクワイア、語りが聴けバンドサウンド、ストリングスが登場、ノリの良いリズム
展開する軽快さすら感じさせるシンフォブラックである!ギターソロはやはりメロディアスで好感が持てるのう・・・!


同時期に出たDIMMU BORGIRの新譜と比べるとあっちがブラックメタルとしては
あまり疾走しておらずミドルテンポ主体
で聴かせるスタイルなのに対しこっちは
あくまでもブラックメタルらしいブラストが多用されアグレッシヴに爆走する
タイプなのでファストチューン好きにはこっちのほうが響くだろう・・・!ヴォーカルばかりが
取り沙汰されるバンドだがドラムの実力もかなりのものブラストを多用しつつも
手数足数多いオカズを盛り込み激しさ、迫力の演出に一役買っておる!
ギターソロも目立っておりメロディアスなプレイが多くそこも聴き所になっていると言えよう!全体的に
曲展開はシンプルなものが多くバンドサウンドやオーケストレーション等似通った
部分もあるが
捨て曲は無く全体的に良質のアルバムだと言えよう!ちなみに輸入盤は
ボーナス曲入りの2枚組があり日本盤より安いのでどうせ買うならこっちにしておこう(笑)。




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満足度 85% お気に入り曲 The Cult Of Venus Aversa、One Foul Step from the Abyss、
The Nun with the Astral Habit、Lilith Immaculate、Forgive Me Father (I Have Sinned)、
Beyond Eleventh Hour







"Evermore Darkly"




イギリス出身の大御所シンフォニックブラックメタルバンドの企画ミニアルバム。


全盛期の頃と比べると流石に衰えは隠せないが独特な事この上ない金切りホイッスル絶叫
武器とするエンターテイメント色濃いシンフォニックブラックメタルバンド
CDとDVDによる企画盤で、新曲2曲過去曲のデモ、そして現在製作中の
オーケストラアルバムの曲
が先行して聴けさらにDVDにはPVやライヴ映像が収録されている。

1曲目はノイジーなSEと語りによるイントロで続く2曲目はスタスタしたブラスト、トレモロ
疾走しお得意の高音絶叫が登場!バックではオーケストレーションが厳かさを出しヴォーカルパートは
どこか軽快なノリも見せるが邪悪さもちゃんとあるな。リフもトレモロ以外はどこかノリの良さがあり
メロディアスなギターソロも聴けるぞ。3曲目は過去曲のデモテイクでやはり音の軽さがあるが
それでも流石にシーントップのバンドだけにアンダーグラウンドのプリミティヴブラック勢よりは
ずっといい音だな(爆)。
どこかニューウェイヴ色濃いノリを見せておりギターが結構目立っているのう・・・!
4曲目はこれぞシンフォニックブラックと言いたくなる荘厳なオーケストレーション、ピアノが聴け
やけにオシャレなムードを持ったクリーンの女性Voも顔を出し強烈なフックを生み出しておる!
中盤はオーケストレーションのみのパートになりかなりシンフォニックで映画音楽のような
ムード
を見せているな・・・!後半はギターソロも聴けるぞ。5曲目はピアノで始まり淡々とした
ギター、バンドサウンドが顔を出す退廃的なスロー曲だが中盤以降はブラストで爆走するぞ!6曲目は
何とトランスにリミックスされておりメタラーがちっとも喜べないダンサブルなサウンド
なってしまっておる!NO!リミックス反対じゃ!(爆)ただこの曲は終止同じ展開の繰り返し
いうわけではなくヴォーカルはちゃんとしているのでまだ許せるか!?7曲目はオーケストラによる
荘厳でクラシカルな出だしからへヴィさのあるバンドサウンドが聴け疾走!
デモとは思えぬクオリティーの高さ
で流石は一級線の大物バンドである!中盤のギターも
ドラマティックかつ退廃美を感じさせ印象的じゃのう・・・!8曲目はオーケストラアルバムからの
先行収録曲で生の管楽器やストリングス、フルート妖しく荘厳なムードを演出しドラムの音こそ
顔を出すもそれ以外はフルオーケストラだ!オルガンやクワイアも途中から顔を出し
パーカッシヴなコーラスも聴け呪詛的な要素も醸し出しまさしくホラー映画の
サントラまんまな音
を出しておるわい!まぁダニの声も無いんだが・・・!


新曲の方向性はやはりいつもと変わらぬ安定のCRADLE OF FILTHサウンドである!
まぁあくまで次のアルバムまでの繋ぎのような1枚だが彼等の熱心なファンは聴く価値のある
アルバム
だろう!DVD付きだが値段も安め流石は輸入盤といった所だろうか・・・!




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満足度 75% お気に入り曲 Thank Your Lucky Scars  Lilith Immaculate
The Spawn of Love and War







"Midnight In The Labyrinth"




イギリス出身の大御所シンフォニックブラックメタルバンドによる企画アルバム。


イギリスが誇るシンフォニックホラーブラックメタルバンドによる2枚組の
企画盤である!
本作は何と2ndから4thまでの初期の過去曲バンドサウンド無しで
オーケストラアレンジした、
ある意味リメイクアルバム的な立ち位置となっており
彼らの持ち味であるホラー映画のサントラ的な空気を強烈に醸し出し、その他大勢の
ブラックメタルバンドとは異なる世界観
を演出しておる!

そんなわけでこの2枚組アルバム、バンドサウンドを完全に廃しストリングスや
ティンパニ、クワイア
等をメインに据えたオーケストレーションによるアレンジで
新たに作り直されているが、
それにより全曲インストと化した訳ではなく、呻き声のような
ヴォーカルというか声
語りのような部分はしかとありこの辺がさらにホラー映画の
サントラみたいな雰囲気を演出しておるのう・・・!
ただ2枚目は1枚目の曲から呻きや
語りも無い完全インスト
となっているぞ。1枚目のラスト、10曲目はとりあえずは新曲のようだが
実験的なシンセ、声だけ
アトモスフェリックな雰囲気モノである。


オーケストラアルバムという事でメタリックなCRADLE OF FILTH、ダニのブチ切れた
高音絶叫
を期待すると思い切り肩透かしだな・・・!さらに最大の不満点として
クセにオーケストラが何故か生ではなくオール打ち込みになっており正直チープさが強く
せっかくの試みが上手く生かされておらん!
レコーディングにカネ掛けられる大物バンドの
クセになんで生のオーケストラを起用せんのじゃ!(爆)本作は相当に熱心な
CRADLE OF FILTHファンしか楽しめない1枚
だろうなぁ・・・!




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満足度 30% お気に入り曲 特に無し







"Manticore & Other Horrors"




イギリス出身の大御所シンフォニックブラックメタルバンドの10thアルバム。


もはやブラックメタルのジャンルを超えてホラー映画系フィルムスコアメタルの
領域に足を突っ込んでいる
感満点の、イギリスが誇る超大物シンフォニック
ブラックメタルバンド
による企画盤を挟んでの通算10作目に当たるフルアルバムである!
コンセプトアルバムも得意とするバンドだが、どうやら本作は特に決まったコンセプトは
無いようで単純に1曲1曲で勝負する姿勢を見せており、一時期シンフォニックさを
薄めた方向に走った
ものの本作の方向性は過去作と大きく変わる事は無く、ホラー的な
シアトリカルさ
を持ったオーケストレーションブラックメタルと言うよりも
広義の意味での正統派メタル、エクストリームメタルに接近したバンドサウンド
タイトさを見せドラマティックに展開するCRADLE OF FILTHらしさ満点の出来となっており、
ここ最近は衰え気味のダニのVoもやはり全盛期には及ばないものの他とは異なる
独自の邪悪な味わい
を見せているのう・・・!

1曲目は早速得意のダークなオーケストレーション、ロマンティックなピアノ
いかにもホラー映画的なムードを演出するイントロで、続く2曲目は勢いある
バンドサウンド
ストリングス系シンセが絡み、全盛期とは程遠いものの
ダニの金切り絶叫が聴けドラマティックに展開!やはりシアトリカルさが強く
途中ブラストビートこそ顔を出すもののブラックメタル的要素は薄いか!?
2曲目は正統派メタルライクなリフで始まりノリの良いリズムを見せるが
禍々しくも壮麗なオーケストレーションと共に疾走!途中のリードギター
イギリスらしいメランコリックさを見せており後半ではフィメールスキャットも
顔を出すが
これはシンセっぽいな。4曲目は大仰なストリングスも姿を見せ
勢いあるバスドラ連打ピアノも顔を出し疾走、中盤の叙情的なリードギター、
シンセ
が印象的で、その後のピアノ、シンセによるメランコリックなパートも良いのう・・・!
後半で怪しげなクリーンVo大仰なクワイアも聴けるぞ。5曲目は邪悪ながらも
どこかノリの良い
ミドル曲で中東ライクなシタールも登場、ちょいユルめだが
ブラスト的リズムで疾走する箇所も聴けシアトリカルな要素も強いな。中盤以降で
ピアノメロウなリードギター、クリーン歌唱も顔を出しドラマティックさを
演出しておる!
6曲目はオルガンも顔を出す極めてホラー色濃い出だしから
叙情的なギターフレーズが顔を出すミドル曲になり、微かに聴こえる笛の音色が
メランコリックさ
を見せているな。7曲目はらしからぬデジタル風シンセで幕を開けるも
すぐにブラストで爆走開始!その後は禍々しさを見せるミドルテンポになり
オーケストレーション邪悪な盛り上がりを見せているのう・・・!
8曲目はロック寄りのギターに始まりオーケストレーションメタルサウンドが乗るが
リフワークはどこかワイルドさがあるか!?クワイアも顔を出し邪悪ながらも厳かだな。
後半のリードギターも派手さは無いが叙情的で良いぞ!9曲目はエクストリーム系の
ワイルドなノリ
を見せるもピアノが微かに聴こえストリングスもバックを固める
イーヴルな軽快さを見せるアップテンポチューンだ!中盤付近でまた大仰な
クワイア
も顔を出しシンフォブラックらしく盛り上がるぞ!10曲目は妙なノリの良さを放つ
軽快な曲
でリフもやはりワイルドさがあるな。気だるい女性Voも途中で顔を出し
ゴシック的な倦怠感も見られるだろうか!?11曲目は正統派メタル然としたリフ
これまたノリの良さを放つアップテンポで、途中ブラストビートも挿入されるが
爆走
という感じでは無くあくまでも軽快さを見せる感じだな・・・!12曲目は神秘的な出だしから
ブラストで爆走、
シンセは珍しいデジタル風だが勿論シンフォニックさも強いぞ!
後半のストリングスパートがまたクラシカルで美しも邪悪で、実にCRADLE OF FILTHらしいが
その後のデジタル風シンセはあんまマッチしとらんなぁ・・・!13曲目はストリングスと
ピアノ
ホーン、オルガンも聴け禍々しくも壮麗なムードを放つアウトロだ。


方向性としてはここ最近の流れを汲んだ、いい意味で脱ブラックメタルしたかのような
正統派っぽさすら見せるエクストリームメタルサウンドシアトリカルで大仰な
オーケストレーション
が入り混じり疾走するスタイルでやはり本作も良質である!
これと言った飛び抜けたキラーチューンは無いがどの曲も質が高く安定した
アルバム
だと言えるだろうな・・・!




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満足度 84% お気に入り曲 The Abhorrent  Illicitus  Huge Onyx Wings Behind Despair
Death, the Great Adventure







"Hammer of the Witches"




イギリス出身の大御所シンフォニックブラックメタルバンドによる11thアルバム。


ブラックメタルゴシックシアトリカルな、ホラー映画的世界観を導入し
エクストリームメタラー、ゴサーからクサメタラーにまで支持される大物による
11作目の最新アルバムである!一時期企画盤が多くリリースされた印象があり、
ダニの衰えもあって近年は小粒になった感じではあるが、それでもやはり確かな
実力を持ったベテラン
なだけあってクオリティーは高く、本作もオーケストレーションが
壮麗かつ怪しげなムード
を演出する高品質シンフォブラックに仕上がっており、
さらに今回ギターが交代しツインギター体制になった他、キーボード系女性Voも新たに
加入したらしくそこら辺が目立ったアレンジが施されているぞ!

1曲目はヴァイオリン怪しさを演出するイントロで、2曲目はオルガンと共に
ブラストで爆走!ダニの声も相変わらず邪悪で、女性Vo等もコーラスで登場し
ギターもメロディアスさがあるな・・・!3曲目もまたギターが叙情的なフレーズ
弾いており、曲展開もドラマティックだな・・・!ツインギターによるソロも聴き所である!
4曲目は細かいギターワークが見られ疾走!和風では無いが琴っぽい音色のシンセ
一部で顔を出し、後半のホーンをバックに聴けるギターソロも良いぞ。5曲目はゴシックらしい
ロマンティックな退廃美
を演出するが、ブラックメタルらしい禍々しさも見られるだろうか!?
後半がまたメロディアスだな・・・!6曲目はオーケストレーションダークさを放つ繋ぎで、
7曲目はオルガン等も聴けつつダーティーさ、シンフォニックさが見られ、疾走感
しかとあるぞ。8曲目は女性Voが目立ちヴァイオリンシンセも聴け淡々と展開、
怪しげなムードも漂っており、9曲目はアコギに始まりこれまた疾走!ドラムやギターが
珍しくパワフルさを見せているか!?
10曲目は荘厳な出だしに続きダニの絶叫と
共に疾走!ストリングスのオブリがまたかなりドラマティックでカッコ良く、
クラシカルなクサさ
を見せ付けているな。11曲目はオーケストレーションによる
アウトロ的な曲で、12、13曲目はボーナス扱いとなっており、前者は本作初の
デジタルシンセと共に疾走しヴァイオリンや女性Voも登場、タッピングを披露する
ベースソロチェンバロも顔を出し、後者はヴァイオリンが目立った
スローチューンで、本作の中ではゴシックメタルに近い曲調だろうか!?
途中で僅かながらだがやはり疾走もするのう・・・!


基本的に過去作を踏襲した、シアトリカルで邪悪かつドラマティックな
シンフォニックブラック
となっており、ダニの特徴ある高音シャウトも
昔ほどの高さは無いが健在
で、本作特にオーケストレーション以上に
ギターが叙情的なフレーズを多用している印象がありHM/HRとしても魅力的だろうか!?
殆ど疾走チューンなのも潔くて好印象だな。メンバーチェンジによって近年のアルバムの中では
特にハイクオリティーな仕上がりになった力作だと言えよう・・・!




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満足度 85% お気に入り曲 全部







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