CYCLONE







"CYCLONE"




日本の大物ミュージシャンが組んだ様式美ハードロックバンドの1stアルバム。


伝説の元祖お城系ジャパグレNOVELAを始め様々なバンドで活動してきた
ハイトーンシンガー五十嵐“Angie.”久勝とこれまた伝説される
ジャパニーズ様式美バンドHELLENでギターをプレイしていた清水保光
新たに結成したスーパーバンド(?)である!HELLENといえば2年位前
唯一のアルバム“TALON OF KING”がCD化されたことでも知られており
そこで聴ける日本人らしい歌謡シンフォプログレメタル要素が俺のツボに
見事にハマった記憶があり、NOVELAといえば言わずと知れた伝説の
国産プログレ
でそのファンタジック要素を持ち込んだスタイルは
のちにお城系と呼ばれるようになり、ジャンルを超えMALICE MIZER
SOUND HORIZON、re-in.Carnation等にそのマインドが脈々と受け継がれており
またメンバーのケバいメイクヴィジュアル系の走りとも言われている、
まさにいろいろな意味で伝説とされているバンドなのだ!

そんな伝説の2バンドで名演を残した2名による彼らCYCLONE
音楽性はHELLENの持つ歌謡様式美メタル要素とNOVELAの持つ
派手なキーボードが舞うプログレ要素をミックスしつつも
どこか王道の正統派ハードロック的な要素を主軸とし、そこに
もろネオクラシカルなギターワークプログレッシヴなシンセ
導入した、メロディーこそ部分部分で日本人の琴線に触れるベタな
歌謡クサメロ
が聴けるもそれ以外はイングヴェイ登場以前70年代系
様式美ハードロック
の雰囲気を感じさせるものだ。
リッチー・ブラックモアウリ・ジョン・ロートあたりを
思わせる空気があると言えなくは無いだろうか!?
ブルージーなリフハモンドが重なるパートはまさに70年代である!

イントロにあたる1曲目からさっそくストリングス系のシンセ
アコギが美麗な調べを奏でそしてギターが泣きソプラノVoも登場!
それに続く2曲目はハードロック系のリフとハモンドで始まる
アップテンポ曲だ!独特のハイトーンVoは健在でサビでは
熱いシンガロングも登場するぞ!80年代ジャパメタっぽい
ダサさが残っているのも魅力か!?間奏はキーボードに始まり
その後ヴォーカルをはさんでギターソロになる。
3曲目はスローテンポの渋い曲でギターの泣きっぷりが実に
たまらんわい!4曲目はミドルテンポだがイントロのギターが
クサいのなんのって!(爆)歌謡クサ様式美ジャパメタの矜持を
見せんかのごときクサメロである!キーボードはプログレの息吹
持ち込みサビはまさに歌謡曲ばりのクサさだ!5曲目は70年代
ハードロック
を思わせるブルージーなリフにハモンドが乗るが
途中ファンク的なカッティングも登場し一筋縄ではいかない
アレンジとなっている。6曲目はへヴィで重厚な雰囲気を持った曲だが
サビは広がりのある展開になりヴォーカルも滅茶苦茶アクの強い
ナヨナヨハイトーン(褒め言葉)を聴かせてくれるぞ!その後の
ギターの速弾きソロも良い!そのまま曲間無く繋がる7曲目はまるで
ペインキラーみたいなドラムに始まるインストの疾走チューンだ!
GALNERYUSを思わせるクサクサなネオクラギターにキーボードソロが熱い!
そういやNOVELAもメロスピみたいな疾走曲やってたなぁ・・・!
8曲目はピアノがリリカルな明るめのバラード曲。ファルセットで歌う五十嵐の
ヴォーカルは個人的には好きだが実にクセが強くNOVELAはメイクのみならず
ヴォーカルスタイルにおいてものちのV系のルーツとなったのだなぁと
改めて実感できるのう・・・!受け付けない人も多そうだな。
そしてサビはまるでミュージカルの如く劇的に盛り上がり強烈な
NOVELA臭・・・というかお城系プログレ臭を放ちまくる!
途中のピアノソロ、そしてそれに続く泣きのギターも聴き所だ。
9曲目はギターとキーボードがドラマティックに盛り上がり
泣きのギターが登場、そして超ナヨナヨしまくりのハイトーンヴォーカルが
音痴一歩手前凄まじいアクの強さを放つも楽曲自体は淡々と展開していく
プログレ寄りのミドル〜アップテンポ曲だ。そしてラストの10曲目は
ハモンドが目立ったアップテンポの様式美チューンだ!ギターとキラキラした
シンセによるもろネオクラシカルなソロはマジで悶絶モノである!
こういうフレーズを待っていた!!そしてシークレットトラックで
チェンバロフルートが絡む実にネオクラシカルな小曲が収録されている。
もろ俺のツボである!たまらんのう・・・!


もっとコテコテの様式美メタル、HELLENのような歌謡クサい
ジャパニーズメタル
を期待していたがここで聴ける楽曲は
シンセが目だってはいるものの意外とブルージーな要素が濃い
ノーマルな70年代ハードロックスタイルである!
こういう曲調の場合は五十嵐のような鼻にかかった独特の
ハイトーンではなくパワフルにがなる熱いシャウトタイプ
ヴォーカルのほうがマッチしてそうだな・・・!五十嵐のヴォーカルも
嫌いではないがかつてNOVELAで聴けた「ラッタァァ、ラッタァァ、
ラッファラウェェ〜イ!!」
みたいなインパクト大のパフォーマンス
比べるとミックスのせいもあるだろうが奥に引っ込んでおり
あまり目立ってはおらずそこが残念だ・・・!まぁ6、8曲目では
個性的ハイトーンを聴かせてくれるがな!
あとキーボードがかなり良い仕事をしておりこの随所で目立ちまくるプレイが
本作のプログレ要素を担っていると言えるだろうな!
だが個人的にはもっと様式美寄りに
してもらいたかった
のう・・・!



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満足度 76% お気に入り曲 Brave、The King Of Ocean、
Song For Liberty、Planet Earth







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