BASKERVILLE
"Winter Notes"
日本のクサメタルバンドの1stアルバム。
ここ最近日本のバンドが熱い!ガルネリウスを皮切りにマスターマインド、アズリエル、
マスターピース、ミンストレリックス、ブラッド・ステイン・チャイルド、サーペント等良質のバンドが次々と出てきて
もしかしたら知らないうちにここ日本は世界有数のメタル大国に
なってたんじゃねえか!?って錯覚さえ起きてしまいそうな勢いだ!!そしてここに紹介する
バスカヴィルもそんな日本が新たに生んだ将来有望な新人バンドといえる!!
音的にはツインリードがとにかくクサいフレーズをこれでもかというほど
連発し、時には様式美臭漂うキラキラしたキーボードが楽曲を飾り付ける
まさに俺のストライクゾーンど真ん中といえる音だ!!
自主制作盤らしく、音質はまだまだだし演奏もそれなりなのだがとにかく曲が良い!日本人のツボを
最も心得ているのはやはり日本人なのだろう。鼻が曲がりそうになるほどクサい!!
最高!!ヴォーカルはやや鼻にかかったような声でどこかオペラティックに歌い上げるスタイルで
好みが分かれそうだが俺は嫌いじゃないな。個性的だと思うぞ。
捨て曲はなく、どの曲でも強烈なクサメロが堪能できる!似たようなタイプでスウェーデンの
インサニアがいるが個人的にはこっちのほうが好きだ!!
とにかくクサいのが聴きたいって言う人におすすめだぞ!コストパフォーマンスも良いしな!逆に一流の
音質、演奏を求めている人にはすすめないが・・・!とにかく次回作が聴きたいぜ!!
満足度 87% お気に入り曲 全部
"The Sign of Six"
日本のメロディックスピードメタルバンドの2ndアルバム。
2000年代初頭、まだメロスピ/クサメタルが幅を利かせていたあの頃
日本のバンドも今とはまた異なる盛り上がりを見せ始めており有望なバンドが次々と
頭角を現していった・・・!今ここに紹介する彼らBASKERVILLEもそんな時代に姿を見せ
1stアルバムをリリース、プロダクションやら何やらはまだまだ未熟さが
あったもののそれを補って余りあるクサさを見せつけ俺を含む数多くのマニアックな
クサメタラー質を悶絶号泣させていた・・・!だがその後音沙汰は無くなり
クサメタルシーンも次第に沈静化し我々は次なるクサさを求めそれぞれの道を
歩み始めた・・・というのは言うまでもない離れ小島的メタル史の一つだが、
今国産メタルがこれまでにない盛り上がりを見せ始めているこの時代ついに
BASKERVILLEが復活した!1stより何と7年の時を得てリリースされた
待望の2ndアルバムである!
1曲目はストリングスシンセとピアノによるイントロで続く2曲目はやはりまだ
音質的には甘さがあるも早速クサく疾走開始!ヴォーカルは鼻にかかったような
相当にクセのある歌唱を披露しアクの強さなら1st以上か!?サビは飛翔系の
キャッチーさを放ちチェンバロもキラキラ鳴りギターソロに突入するがちょいと
奥に引っ込んでいるなぁ・・・!3曲目はシンセやギターが憂いあるキャッチーさを
醸し出し淡々としたムードも見せるがサビ付近はやはり疾走するぞ。中盤では
クラシカルさのあるピアノソロが聴け格調高さを演出し実に優雅じゃのう・・・!
4曲目は怪しげなハモンドらしき音色やシンセがギターと共に舞い疾走、歌詞は
日本語で勇壮なムードを醸し出しサビは明るい飛翔系で低音コーラスも顔を出すぞ!
ギターソロにキラキラシンセとのユニゾンはやはりクサく遊園地的なハッピーさも
見せているのう・・・!5曲目はベース、クリーンギターで幕を開け80年代的な
煌びやかさを見せるシンセとハモンドが懐かしい気分にさせる、どちらかと言えば
メロハーに近いムードを醸し出すミドル曲。ギターソロはクサさを放つ泣きのプレイで
良いがやはり引っ込み気味なのが惜しいなぁ・・・!6曲目はチェンバロにギターが
T-SQUAREのF1のテーマみたいなフレーズを奏でその後はハモンドが聴けるバラードになるぞ。
7曲目はドラマティックなリフ、シンセにデジタルサウンドも顔を出す疾走チューンで
何げにベースラインもやけに目立っておるなぁ・・・!中盤は何故か日本語のニュースの
SEが使われギターソロに突入するぞ。8曲目は泣きのギターがシンセをバックに顔を出し穏やかな
アコギも登場、田舎っぽいムードを醸し出すまったり気味のバラードになるのう・・・!
9曲目はポップ色濃いメロハー的なムードを醸し出すミドル曲で10曲目はメランコリックな
ストリングスシンセで幕を開けブルージーなギターも登場、その後は勇壮さのある
クサさを見せるも疾走はせずミドルテンポで展開しサビでようやく疾走するぞ!
11曲目は厚めのコーラスが聴けクサさもあるがサビ以外はあまり疾走はしておらず
ミドルテンポのパートも目立っているのう・・・!この手のメタルとしては珍しい
ベースのスラップソロも顔を出すぞ。
かつて話題となった1stより7年ものブランクがあってのリリースだからかどうかは知らんが
全曲疾走キラーチューンだった前作と比べるとポップス寄りのメロハーや穏やかなバラード等
非疾走の微妙な曲が目立っており疾走チューンもクサさが減退、だからといって
洗練されたという訳でもなくプロダクションや演奏は前作と大して変わらずさらに
ヴォーカルは前作以上にクセが強くなっており悪い意味でB級っぽさが
目立ってしまった感があるなぁ・・・!ここ最近の若手バンドが皆高いクオリティーを見せている中
この前時代的な内容だとちょいと苦戦しそうじゃて・・・!
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満足度 69% お気に入り曲 Beyond The Crimson Ocean Windchaser Royal Code Resurrected
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