ABIGAIL WILLIAMS







"IN THE SHADOW OF A THOUSAND SUNS"




ニューヨーク出身のシンフォニックブラックメタルバンドの1stアルバム。


北欧のバンドと大差ない音を出すが何とアメリカのバンドで、
かなり高いクオリティーがあり各地で話題になっているとの事である!
元DARK EMPIREのSAMUSがドラムで参加しており、元EMPERORのTrymも
5曲でドラムを叩いているようだ。音楽的には大仰なストリングスによる
オーケストレーションを取り入れた派手なシンフォニックブラックだが
良質のプロダクション、トレモロのみに頼らないリフ、ギターソロは
メロデスの要素も感じさせるな。本作は1stだがこれ以前にEPを出している。

ストリングスが聴けるシンフォニックなイントロに続き2曲目はいかにも
シンフォブラックの様相を醸し出し疾走!ブラスト、トレモロリフ、
そしてストリングス、ピアノも聴け実にドラマティックな展開、
フレージングを持っておりメロディアスなギターソロも飛び出すぞ!
プロダクションもこの手のバンドとしては良く十分日本盤出せる
クオリティー
があるだろう!演奏も良いぞ!そしてピアノの使い方が
かなり上手い
な!3曲目もイントロからブラストで爆走すると共に
ストリングスが大仰に乱舞する!映画の如き壮大なオーケストレーションが
クサメタラー、シンフォメタラー、ブラックメタラー問わず悶絶させて
くれるぞ!オルガン風のシンセも飛び出しブラックメタルでありながら
正統派メタルの様式をも取り入れているのだろうか!?ギターソロも
テクニカルでありつつもメロディー重視のプレイだな。4曲目は
クリーンVoで始まり北欧メロデスを思わせる慟哭のメランコリック
メロディー
が聴けるぞ!得意の美しいピアノも後半登場だ!
5曲目はストリングスとピアノで始まり大仰で邪悪なホーンも鳴り
そして爆走開始!テクニカルなギターも登場しこれまた非常にカッコいい
キラーチューンである!ヴォーカルも高音で絶叫しまくるぞ!
6曲目はスローで迫り来るような重厚な迫力荘厳さ、気品をも
携えたドラマティック極まりない壮麗シンフォブラックである!
途中のキレのあるリフも良い。7曲目はピアノが彩るメランコリック
出だしから甘美なストリングスも聴ける映画のサントラの如き
クラシカルでシンフォニックなインストの繋ぎの小曲で続く8曲目は
いきなり爆走!本作中特にアグレッシヴな曲でリフもいかにも
ブラック然としたトレモロを放ちバックのストリングスも壮大で
十八番のピアノも聴けるぞ!ギターソロは正統派メタル風でまた面白いな。
中盤から後半で聴けるリフはオードソックスなハードロックスタイル
これまたブラックメタルとしては風変わりである!9曲目は暴虐かつ優雅な
ストリングスと共に疾走する劇的シンフォブラでテンポダウンしたのち
ピアノが叙情性を演出するもの悲しいメロディーを奏でる。
スウィープを使ったネオクラシカルなギターソロ
ハモンドっぽいスペイシーなシンセも登場するぞ。10曲目は
イントロでなぜかメロデスになりシャッフルリズムでネオクラシカルなリフを披露、
そして雄大なアレンジになりギターリフはブラックスタイルのトレモロとなる。
疾走したりテンポダウンし哀愁あるドラマティックなリードギターが聴けたりと
展開も実に練られており途中はアコースティックギターによる
ストローク弾き
も飛び出しブラックメタルの範疇に納まらないアレンジ
披露している!ラストのピアノはかなり美しくまさに新たな
フィルムスコアメタルの誕生を感じさせるドラマティック
極まりない音
を聴かせてくれるぞ!ホントに新人バンドなのか!?


音質、演奏、楽曲共にかなりクオリティーの高いバンドである!上記したよう
十分日本盤出せるレベルにあると言えるだろう!ただトレモロ、ブラスト
爆走しまくるのみならずテンポチェンジも多用されドラマティックさの演出に効果的な
アレンジとなっているな。クラシックの素養を感じさせるピアノにテクニカルかつ
ドラマティックなギターソロと演奏やアレンジも良くCRADLE OF FILTHの新譜より
気に入った
かもしれんわい!ブラックメタラーのみならずシンフォメタラー、
クサメタラーもガッツポーズできるシンフォメタルの傑作と言い切れるぞ!



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満足度 93% お気に入り曲 全部







"In the Abscene of Light"




ニューヨーク出身のシンフォニックブラックメタルバンドの2ndアルバム。


シンフォニックブラックとしては珍しいニューヨーク出身のバンドで、
デビュー作となった前作があまりにもハイクオリティーで話題となったが
続く2作目の本作はヴォーカル以外のメンバーが脱退してしまい3人体制に
なった
ようで、音楽的にも方向性が変わり前作のような派手なシンフォさが
減退
シンプルな音作りになり、メロデス/メタルコア要素も薄れ本格的に
ブラックメタル路線に走った印象があるのう・・・!

1曲目は不穏なクリーンギターで幕を開けそしてバンドサウンドが登場、シンセも
バックで顔を出しシンフォニックな面もあるがどこか淡々としたアップテンポで
いきなり絶叫も炸裂!
全体的には雰囲気モノのムードが漂っておるのう・・・!後半は
スローテンポで冗長になるなぁ・・・!2曲目も出だしはスローテンポではあるが
ブラックメタルらしいトレモロリフが登場、続いて泣きのギターストリングスシンセ
顔を出しブラストで疾走!ヴォーカルもかなりの高音で喚きまくりギターメインの
メロディックブラック
と化しておる!後半ではメロディアスなギターソロも聴けるぞ。
3曲目もシンセこそあれど基本はギターが中心のメロブラ爆走はせず
アップテンポ
で展開しクリーンギターマイルドさを演出した後ブラストが
炸裂する!
テンポチェンジも多いが中盤はさらにアグレッシヴなブラスト
披露しつつもやはりギターがメインメロディアスさを見せておる!
ギターソロも泣きの要素を演出しつつ流麗なテクニカルさがあるな。4曲目は怪し気な
ギター
で幕を開けミドルテンポになり淡々とした展開を見せ部分的に疾走するも
基本的に派手さの無い単調な曲だな・・・!後半はギターソロも聴けバックのリズムは
プログレメタル風
か!?5曲目は出だしからブラストで爆走しブラックメタルらしさを見せつける
勢いのある曲だがギターがメロディアスさを忘れる事は無い!中盤はスローテンポになり
ギターが泣きつつもちょい冗長か!?6曲目は冒頭から早速ブラストアグレッシヴに爆走するも
すぐにテンポダウン怪し気なクリーンギターに続きある意味正統派ライクな
ギターリフも顔を出すのう・・・!
その後はまた疾走するメロディックブラック
なりギターのメロディーも良いぞ!7曲目は淡々としつつもどこかノリの良い軽快な
ロックンロール風ブラックメタル(!?)
となりリフワークもオーソドックスだな。後半は
結構ブラックメタル化するぞ。8曲目もまたノリの良さを感じさせるアップテンポチューン
リフワーク等ブラックメタルでありつつも正統派メタルに近い側面があるな・・・!
コーラスでガテラル風の低音咆哮も顔を出し途中でブラストも見せるぞ。


アメリカのバンドだからか元々はメタルコア路線だったもののそこからシンフォニック
ブラック
に変化し1stではまだメロデス、メタルコアっぽさが残っていたが続く本作で
脱メタルコアし本格的にブラックメタル化したようだ・・・!メンバーチェンジの
影響か前作で聴けた派手で荘厳なオーケストレーション、美麗なピアノが消滅しており
そういう部分では賛否分かれるだろうが本作はギターメインのメロディックブラックとして
なかなかに良質なので別バンドと認識して聴いた方がいいだろうな・・・!




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満足度 83% お気に入り曲 Final Destiny of the Gods  The Mysteries that Bind the Flesh
What Hells Await Me







"Becoming"




ニューヨーク出身のシンフォニックブラックメタルバンドの3rdアルバム。


デビューEPこそ完全メタルコアだったが続く1stフルアルバムでものの見事に壮麗な
シンフォニックブラック
となりいきなりの傑作をリリース、だが続く2ndでは方向性が変わり
ギターメインのメロディックブラックと化し
まぁこれはこれで悪くはないがやはり1stの
ようなシンフォさを期待していた人間からすると肩透かしだった感は否めない・・・!
そして続く通算3作目にあたる本作ではまた方向性が変わり何とアンビエント系の
ポストブラック路線
にシフトしてしまったではないか!(爆)

1曲目から11分の大作となっておりSEにハープ系の音色が静けさと共に物悲しさを演出、
そしてクリーンギターも顔を出し退廃的なムードを醸し出しその後はブラックメタルらしい
ブラスト、トレモロも聴けるがプロダクション自体もポストブラック化しており過去作の
タイトな音像は見事に消滅しスカスカな音作りになっておる!(爆)中盤は何とも怪し気な
詠唱のような声
女性Voも登場し儀式的な雰囲気を見せているのう・・・!
後半は鐘の音チェロも顔を出すぞ。2曲目も淡々とした雰囲気モノだがデスVoが
低音咆哮系
なのが独特か!?中盤はノリの良いリズムになりトレモロも聴けブラストも炸裂する!
3曲目は暗めのクリーンギターで幕を開けブラストで爆走、その後は淡々としたスローテンポになるぞ。
4曲目はクリーンギターと波のSEがメロウさを演出した後ブラストが登場、その後はまた
淡々としたスローテンポになるのう・・・。後半付近のトレモロはなかなかにドラマティックで
ポストブラックらしからぬ劇的さがある
のはやはり出自のなせる業だろうか・・・!
5曲目は完全に雰囲気モノと言える儀式的な繋ぎのインストで6曲目は何と17分もある大作
チェロの音色で幕を開けパーカッシヴなドラムも登場、やはり淡々とした曲調
リードギターも顔を出すがその後はブラスト&トレモロで爆走するぞ!途中でまた
チェロが顔を出し淡々としたマイルドさを演出、こういう部分は美しさがあって良いな・・・!
後半のチェロも実にクラシカルアンビエントブラックらしからぬムードがあるぞ!


同じブラックメタルでも派手さ、クサさが武器のシンフォブラ雰囲気重視の
単調でダラダラしたポストブラック
ではあまりにも方向性が違いすぎる!1stのような
大仰かつ壮麗でクッサクサドラマティックさ満点のシンフォニックサウンドを愛する
我々のようなリスナーにとっては最悪レベルのガッカリ方向変化だが
まぁ出自が出自だけにブラスト、トレモロで爆走するパートが多くこういう部分で
あまりダレさせないのは好印象だな・・・!ただ雰囲気だけのつまらん
自己満足アンビエントブラックが蔓延る中
ちゃんと「聴かせる」楽曲に仕上げているのは
流石だと言えよう・・・!ABIGAIL WILLIAMSだと思って聴くからダメなのであって別の
アンビエントブラック系のバンド
だと思って聴けば十分聴くに値する良盤である!




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満足度 70% お気に入り曲 Beyond the Veil







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