ALL THAT REMAINS







"This Darkened Heart"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの2ndアルバム。


メタルコアを代表する大物バンドの一つSHADOWS FALLにかつて在籍していた
シンガーが新たに結成したバンドでその音楽性は北欧慟哭系メロデス
踏襲した王道のメタルコアスタイルを地で行くものでその慟哭を放つ
リフやソロ、ツインリード
等とてもアメリカから出てきたバンドとは思えない
メロデス振りを発揮している!

アコースティックギターによるリリカルな旋律に始まりもろ北欧メロデス
楽曲となる1曲目で彼らのスタイルが見て取れる。何度もいうがホント、アメリカのバンドとは
思えない叙情性
を持っておりツインリードによるクラシカルなソロ
琴線に触れるわい!他にも多用はしないが要所要所でアコースティックギターが
使われ
ARCH ENEMYを思い出すな。全体的に爆走しまくる曲は少ないが叙情性溢れる
メロデススタイルを高水準で保っており
実に好印象である!5曲目はイントロこそ
スローでへヴィだがその後は本作中でも特に早い曲となりクリーンVoも目立っている。


DARK TRANQUILLITYやARCH ENEMY、IN FLAMES等が好きなメタラーなら
十分楽しめるだろう!捨て曲も少ない良質のメロデスアルバムだ!
だがまぁこの手のメタルコアはオリジナリティーがないのが
欠点だといえるのだが些細な問題だと割り切ろう(笑)。
クリーンVoやリズム落ちモッシュパートが少ないのも
メタラー向けだと言えるな!



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満足度 86% お気に入り曲 And Death In My Arms、
The Deepest Gray、Focus Shall Not Fail







"THE FALL OF IDEALS"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの3rdアルバム。


かつてSHADOWS FALLに在籍していたシンガーが中心となって結成された
バンドで音楽的にはSHADOWS FALLに通じる北欧メロデススタイルを湛えた
メタルコアである!メロデスにハードコア特有のモッシュパートや
クリーンVo
を導入したスタイルで特に新鮮味があるわけではないが
演奏技術や楽曲の質は高いぞ!そして特筆すべきはヴォーカルの実力だろう!
時に激しくグロウルし時に絶叫を見せるデス声から非常にエモーショナル
堂々としたクリーンVoを器用に使い分けて曲に深みを与えている!
前作では殆どクリーンVoが使われなかったのだが成長したのだろうか!?
ギターも北欧メロデス直系の叙情フレーズを随所で聴かせてくれるぞ!
リフもザクザクしており聴き心地が良いな。
疾走感も前作より上がっており今回は何とブラストも使われている!
ちなみに今年(2007年)LOUD PARK出演も決定しているぞ。

1曲目からさっそくデスメタリックな曲調で飛ばしてくれるがサビは
クリーンVo
になるところがいかにもメタルコアライクだ。
間奏は北欧メロデス的なフレーズが聴けるぞ。
2曲目はプログレメタル的な捻くれたギターに始まる曲だ。
ヴォーカルも極悪デスVoにエモーショナルナなクリーンVo
非常に表現力豊かである!4曲目もメロデス的な泣きのギター
深く抉るようなデス声、朗々としたクリーンVoが聴ける良曲だ!
6曲目はCARCASSの“HEARTWORK”を思わせる16分の刻みリフが聴け
ヴォーカルも珍しく低温下水道Voで歌うぞ!ギターは僅かながら
スウィープを披露し技巧の高さを見せ付ける!そしてラストは
アコギまで導入され劇的さを追求するぞ!7曲目はイントロから
ブラストで爆走!!文句無くデスメタルだ!そして8曲目は
本作中最もメロデスライクと呼べる楽曲でギターリフの叙情性は
まさしく北欧メロデスそのもの!ヴォーカルも低音グロウル、絶叫シャウト、
クリーンVo
と多用な表現を見せ付ける!10曲目もメロデス的慟哭リフ、
ブラスト
が登場しまるでDARK TRANQUILLITYのようだ・・・!


かなりメロデスに近い、奇をてらわない王道のメタルコアスタイルで
演奏、プロダクション、楽曲共に非常にクオリティーが高く
メロデスファン、メタルコアファン共々聴いて損は無く、
メタルコア初心者にもうってつけの1枚といえるだろう!



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満足度 86% お気に入り曲 Not Alone、We Stand、
The Weak Willed、Six、Become The Catalyst、Empty Inside







"Overcome"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの4thアルバム。


元SHADOWS FALLのシンガーが結成したメタルコアバンドで
前作では下水道デスVoも披露したりとクリーン、デス声共に
実力派であることを見せ付けたわけだが本作でも相変わらず
ヴォーカルは上手く、そして音楽的にもこれまでの慟哭系
メロデススタイル
に色濃く影響を受けたスタイルから脱皮し始め
曲によっては正統派メタルに通じる要素も垣間見せるぞ!

1曲目からさっそく叩きつけるリフキラキラしたシンセも登場し
慟哭系メロデスからCHILDREN OF BODOM以降の要素も出てきたか!?
クリーンVo、デスVo共に高いレベルにあるヴォーカルも相変わらず
良いな。このジャンルの中ではトップクラスのシンガーだろう!
2曲目は慟哭メロデスリフで疾走しつつも王道のメタルっぽさ
内包しギターソロも実にドラマティックである!3曲目も慟哭系
リフで疾走するがその後テンポダウンしクリーンとデス声の掛け合いとなる!
5曲目は演歌的クサさすら感じさせる泣きの慟哭リードギター、ツインリードで始まり
リフも叙情的な泣きまくりの北欧メロデスだ!途中アコースティックなパートに突入し
その後のギターも弾きまくり泣きまくりで素晴らしい!7曲目は
アコギと泣きのギターで始まるバラード系の出だしを持つ曲。
イントロ後はモッシュ向けのリフと咆哮が聴けるぞ。
9曲目は北欧メロデスというかメランコリックゴシック的なイントロで
始まるも何とクリーンVoが一切無く終始デスVoで展開していくぞ!
11曲目は何とクリーンVoオンリーのバラードである!
ヴォーカルが上手いからこその曲だな。


プロデュースしたのが前作までのKILLSWITCH ENGAGEのアダムでは
なくなった
のが原因なのかプロダクションが軽めなのが
気になるが演奏、ヴォーカル共に流石である!どうやらヴォーカルに関しては
CHILDREN OF BODOMの前座としての
来日公演をキャンセルするほど喉の調子が
芳しくなかった
ようだがスタジオ盤である本作ではそんな様子を
感じさせることの無い堂に入ったパフォーマンス
披露してくれているな。ギタープレイに関しては泣きの要素も
かなり濃い
エモーショナルかつテクニカルなプレイをバンバン繰り出しており
このギターがALL THAT REMAINSの大きな武器となっていると言えるだろう!
バンドとしては確かなパワーアップが感じられるのでこれで
音質が良ければなぁ・・・!個人的にはメロスピ系なら
気にならないがデス系だとどうしても重さが欲しいと感じるのだ!



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満足度 86% お気に入り曲 Two Weeks、Undone、Chiron







"For We Are Many"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドの5thアルバム。


一切奇をてらう事の無い王道極まるメロデスタイプのメタルコアをプレイしシーンの中でも
ビッグネームとなった感のあるマサチューセッツのメタルコアバンドによる5作目のアルバムである!
本作も過去作同様デスコアカオティックコアの方向を向く事は一切無い極めてストレートな
メロデス/メタルコア
をプレイしており慟哭系のハモリリフ、咆哮、絶叫デスVoクリーンVoの
コーラス、メロディー重視のコンパクトなギターソロ
等いずれも過去作に共通したスタイル
仕上がっており一応はエクストリームメタルの範疇に属するバンドだがコアさ、極端なへヴィさは
無く非常に聴きやすい音作りになっているのは賛否あるかも知れんが軸はぶれていないと言えよう・・・!

1曲目は篭った音質から徐々にちゃんとした音になっていくリフで幕を開け叙情的なハモリも登場、
デスVoも登場するが短いイントロ的な扱いで続く2曲目は王道を行くメロデス/メタルコアスタイル
疾走、ヴォーカルはいかにもメタルコアな咆哮系のデスVo高音絶叫が大半を占めクリーンな
コーラスは少ないな。ギターソロ、リフは良いのう!3曲目も王道のハモリリフが聴けヴォーカルは
クリーン主体となりデスVo、絶叫はコーラスで味付けを施す感じになっておりなかなかにキャッチーな
印象
があるな。後半のアコギが聴ける叙情的なパートはセンスの良さが伺えるのう・・・!
4曲目はちょいへヴィなリフ野蛮さのある咆哮デスVoが聴け多少のブルータルさ
あるがクリーンVoはやはりキャッチーだな。ギターソロもメロディアスかつドラマティックでラストは
メタルコアの矜持を示すかのようなビートダウン、ガテラルVoが登場しようやく邪悪なブルータルさが顔を出す!
5曲目はミドルテンポでハモリリフがメロデスの慟哭を演出するもクリーンVoはいかにもエモな
雰囲気
があり一応は咆哮も聴けるがサビ等非常にキャッチーだな。ワウをかましたギターソロ
この手のメタルとしては珍しく新鮮な印象があるのう・・・!6曲目はパワフルなリフ、デスVoが聴け
アップテンポで展開、バンドサウンドだけなら下手すれば正統派メタルに聴こえる箇所もあり
非常に普遍性のある音作りに仕上がっているな。クリーンVoがやはり非常にキャッチーである!
後半ではガテラルも聴けるぞ!7曲目はこれまたクリーンVoが印象的なミドル曲。ハモリがエモい
ギターリフ
も良いな。ギターソロがまたメロディアスに泣いており大きな聴き所となっているぞ!
8曲目は本作としては珍しい疾走感溢れるメロデス要素の濃い叙情慟哭メタルコアだ!クリーンVoパートが
スローテンポのビートダウンになるも基本はファストなメロデスだ!
9曲目はドラマティックなリフで幕を開け叙情的かつキャッチーなギターがどちらかといえば
正統派メタル風の空気を放つミドル曲。ヴォーカルは大半がクリーンでノリの良い部分もあるな・・・!
10曲目は妙に軽快でノリの良いバンドサウンド、キャッチーなクリーンVoが北欧メランコリックゴシック
通じる雰囲気を放つ曲。ギターソロになるとテンポが上がり劇的なツインリードも聴けるぞ!11曲目は
これまたリズミカルな印象を放つ曲でヴァース、ブリッジはデスVoでサビはクリーンという王道の構成
持っているな・・・。ギターソロがこれまたシンプルかつメロディアスで良いのう・・・!12曲目はアコギ、
クリーンVo
エモさを放つバラードで途中からへヴィなバンドサウンドも登場するぞ。
こういう曲が出来るのは歌唱力、楽曲アレンジ等バンドの基礎体力が高い証拠だろうな・・・!


ゴリゴリのへヴィさも無ければそこまで疾走感があるわけでもなく、デスVoも人間味のある(?)
怒号、咆哮系
なのでメタルコアの中でも特にエクストリームさの薄い、エモ、スクリーモとまでは
言わないがそれに通じる要素もあり非常に聴き易い1枚に仕上がった感があるのう・・・!
クリーンVoのコーラス、サビはキャッチーさが強くこの辺も今時のスクリーモらしい部分かも知れんな。
メタルコアながら激しさ、コアさ、エクストリームさは極めて薄く、非常にコンパクトな仕上がり
これといった個性も無いが曲のクオリティーは高くメインストリーム志向の
メタルコア
に抵抗が無ければ充分に楽しめるだろう!




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満足度 84% お気に入り曲 For We Are Many、The Last Time、
Aggressive Opposition、Dead Wrong、Faithless







"A War You Cannot Win"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドによる6thアルバム。


メタルコアがまだ北欧メロデスの要素を色濃く放っていた頃から活動を続けているベテランで、
本作は彼等の通産6作目のアルバムとなっておりアルバムを重ねる毎に次第に刺々しさが薄れ
ライトになって来ている印象がある
んだが、本作は過去作の面影を残しつつ過去作以上に
かなり聴き易くなった印象があり、メロデス直系の叙情的なギターフレーズとかは
まだ残っているんだがメタルコアらしいゴリゴリさ、アンダーグラウンド臭は一切存在せず、
グロウル等デスVoもかなりマイルドになった印象があるのう・・・!

1曲目は曲作りこそ従来の彼等らしくギターはかなり叙情的なんだが、音作り等かなりライトで
聴き易くなっており
2曲目は往年のメロデス型メタルコアの要素をしかと残したリフで疾走するも
やはり落ち着きが見られるのう・・・!
3曲目はかなりオーソドックスなHM/HRに近づいており
淡々としたリフ、リズムが聴けヴォーカルもクリーンオンリーである!4曲目もサウンド自体は
かなり大人しめ
なんだがグロウルも登場、5曲目も相当に穏やかな感じでもはやエモと言っても
過言では無い楽曲
である!6曲目はアコギによる短い繋ぎで、7曲目はヘヴィさが足りないながらに
過去のアグレッシヴな要素が戻って来たメロデス風疾走メタルコアチューンとなるぞ!
8曲目は本作の中でも特に穏やかでマイルドなエモ寄りのバラードで、9曲目はちょいと明るめながらも
アグレッシヴな勢いを感じさせ、サビは穏やかなキャッチーさが見られ疾走感あるギターソロも聴き所である!
10曲目はまるでアメリカンロックな軽快さすら見られるノリの良い穏やかな曲で、11曲目は2本のアコギが
ラウンジミュージック感すら醸し出すマイルドなインストとなり12曲目はメタルコアらしく疾走する
オーソドックスかつストロングな楽曲
だが、ヴォーカルはクリーンが目立っておりデス要素が
かなり薄く
まるでエモメタルのようだな・・・!


ギターフレーズ等は最近のゴリゴリにグルーヴィーなポストハードコア勢と異なる、北欧メロデスの
流れをしかと汲んだ叙情ハモリリフ、ツインリード
が目立っており俺等好みなんだが、基本的に
かなりソフトで聴き易く正統派HM/HRと言うかエモ、スクリーモの領域にも迫って来ており
メタルコアにブルータリティー、アグレッションを求める向きにはかなり厳しい感じに
なって来ている
のでは無いだろうか!?元々クリーンVoが上手いバンドだったが、デスVo、
グロウル
も減退しており見事に丸くなってしまったのう・・・!それでも流石にベテランだけに
曲作りは悪く無く、エクストリームメタルのイメージを振り払えばまだ聴けるかも知れんな・・・!




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満足度 77% お気に入り曲 You Can't Fill My Shadow  Just Moments In Time
Sing For Liberty







"Order of Things"




マサチューセッツ出身のメタルコアバンドによる7thアルバム。


メタルコアの中にメロデス要素が生きていた時代から活動を続けているベテランの一角だが、
アルバムを重ねる毎に次第に丸くなっていき、前作ではかなりエモメタルに接近した感があり
もはやメタルコアと呼べる曲の方が少なかった・・・!そして続く本作ではさらに脱メタルコアした
印象があり、減退気味だったデスVoもさらに少なくなっておる!

1曲目はギターが細かさを見せつつももはやメタルコアとは呼べない完全エモメタルなミドル曲で、
2曲目はストロングさがありグロウルも聴け、ミドルテンポでワイルドなグルーヴィーさを醸し出しているが
そこまでヘヴィでは無くチューニングを下げているような感じでは無いな・・・!3曲目はアメリカンロック風味すらある
軽快な曲調で女性Voコーラスも登場、4曲目もまたミドルテンポのエモ系だが、リフワークには
それなりにかつてのメタルコアっぽさが残っているか!?5曲目はアコギ2本に始まるエモいバラード系で、
6曲目は本作初のメタルコア要素を持った疾走チューンとなるが、ヴォーカルはやはりクリーンのみで
メタルコアとしては上手い
んだがデスVoも欲しい所だな・・・!7曲目はアッサリ風味のエモ寄りミドル曲で、
8曲目はメタルコアらしいヘヴィな印象のあるミドル〜スロー曲。途中女性Voも顔を出しギターソロは
なかなかに悪くないな。
9曲目は細かいギターワーク軽快さを放つアップテンポチューンになるが、
メタルコアと言うよりはエモメタルな印象が強いな。10曲目は穏やかな哀愁を感じさせる
パワーバラード
と言えそうなミドル曲。中盤からテンポアップしデスVo、ギターソロも聴け、穏やかなコーラスが
やけに美しいのう・・・!
11曲目は待ってましたのメタルコア寄り疾走チューンデスVoも登場!
12曲目はクリーンギターに続いてヘヴィかつ気だるい退廃感を放つミドル曲。クリーンVoが
相当にエモくやはり上手いな・・・!後半のギターソロも実にメロディアスである!


前作の時点で脱メタルコアな印象があったが、本作ではそれがほぼ完了してしまっており
エモ系の曲
からアメリカンな軽快な曲、ワイルドでグルーヴィーな曲等バラエティー豊かで
エモバンドとしては面白いかも知れんが、やはり彼等には以前のような北欧メロデス風味溢れる
叙情的なギターフレーズ
メタルコアのタフなマッチョ振りを融合させたかのような
アグレッシヴでストロングな要素を求めたい所じゃて・・・!今までバッキングVoでグロウルのみを
披露してきた女性ベーシスト
が本作ではクリーンで普通に上手く歌っているのが美点か!?




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満足度 70% お気に入り曲 A Reason For Me to Fight  Tru-Kvlt-Metal







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