ATREYU







"Suicide Notes & Butterfly Kisses"




オレンジカウンティ出身のメタルコアバンドの1stアルバム。


近年では脱メタルコアし典型的アメリカンポップロック
かなり接近した感のある彼等ATREYUだが、初期の頃はまごう事無く
メタルコア、スクリーモをプレイしており彼等の1作目に当たる
本作では我々がイメージするその手の音そのまんまな音を出しており
今の彼等と比べるとまるで別のバンドじゃないかとさえ思えるほどである!

音的にはスクリーモとメタルコアの中間と言えそうな雰囲気でアメリカンロック、
LAメタル
要素が濃くなるのちの“Lead Sails Paper Anchor”とは違い
ノーマルなメタルコア的要素が濃く個人的にはこういうスタイルの方が
好みだな。ただ音質は軽くヴォーカルもデス声、クリーン共に弱く
まだまだB級っぽさが濃い。やはりどちらかといえばメタルコアと
いうよりもスクリーモ
だと思うのう・・・!ギターなんか決して上手いとは
言えない
もののなかなかに風変わりな面白フレーズを弾いており
その辺が慟哭するのみの北欧メロデス系メタルコアとは違う彼等の
個性となっているのかも知れん。だがやはりデスVo、そして特に
クリーンVoの弱さは厳しいものがあり一流所を聴いてきたリスナーには
厳しいものがあるだろうが、まぁこれも愛すべきB級バンドの魅力って事で(笑)。
7曲目では通常のヘナチョコクリーンVoの他に、KILLSWITCH ENGAGEの
ハワード
を思わせる妙に朗々とした歌唱も披露するがやはり声量が無く
ヘナチョコはヘナチョコ
である(爆)。


メタルコアバンドとしてはまだ未熟だと思うが、それでも新譜で
見せたアメリカンロック路線よりは個人的に好きなのでこの方向性で
成長して欲しかったと思うのう・・・!だがまぁこの手のジャンルは
ある意味飽和状態でどこにでもこういうバンドはいるので違う方向性を
追求するバンドが1つくらいあったっていいだろう!



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満足度 79% お気に入り曲 Dilated、Someone's Standing On My Chest、 At Least I Know I'm A Sinner、A Vampire's Lament







"The Curse"




オレンジカウンティ出身のメタルコアバンドの2ndアルバム。


のちにアメリカンロック要素を大幅に取り入れメタルコアを
やめてしまうバンドなのだがこの頃はまだスクリーモの流れを汲む
メタルコア的スタイルを踏襲しておりそういった音が好きなリスナーには
十分受け入れられるアルバムだと言えるだろう。音質、ヴォーカル、演奏面で
まだまだB級色が濃かった1stと比べて成長しておりB級バンドがダメな
リスナーの鑑賞にも堪えうるクオリティーは確保できているだろうか!?

イントロに続きタッピングで始まる2曲目から音質、演奏、デス声が
1stと比べて向上したことが伺えよう!クリーンVoも良くなっているな。
まぁそれでもまだヴォーカルは弱いのだが・・・!曲調も中途半端に
スクリーモ要素が残っていた前作とは違いバッチリメタルコアである!
だが曲によってはクリーンVoの比率が高いものもありその点が
スクリーモ的雰囲気を色濃く残す要因となっている。5曲目は全体的に
デス声が頑張っているのだがやはり声量の無さ、攻撃性に欠ける欠点が
浮き彫りになってしまっているな・・・!7曲目はスロー曲でメタルコア、
スクリーモというよりはニューメタルと呼んだほうが良さそうな気だるい
雰囲気
を持っている。クリーンVoも音をハズし気味だ。10曲目は
どこかIRON MAIDENに通じる雰囲気もあり慟哭系のメロデスのみではない
一面を見せ付けるかのようだ・・・!サビも良いな!そして14曲目は
リリース当時話題になったBON JOVIの“YOU GIVE LOVE A BAD NAME”
メタルコアカヴァーである!アメリカンロック、メロハーの象徴とも言える
BON JOVIの曲でもポップながら叙情性が濃くクサメタラーでも楽しめると
思われる楽曲なのだがAメロはデス声で咆哮しまくっており熱いな!
サビはもちろんクリーンVoのコーラスだがいっその事全部デス声で
やっても面白かった
かもな!?


のちに完全に脱メタルコアするがその兆候は本作でもかすかに感じられ
まだ残されたスクリーモ要素、慟哭メロデス系リフのみではなく
ニューメタル風の曲調、正統派メタル的だったりノリのよさを見せる
リフ等お決まりのメタルコアルートを辿るのではなくオリジナリティーを
出そうと足掻いている
感じが伝わってくるな・・・!まぁまだこれからの
バンドなのだがせめてアメリカンロック化だけはカンベンしてもらいたかった・・・!



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満足度 82% お気に入り曲 Bleeding Mascara、
You Eclipsed By Me、Demonology & Heartache







"A Death Grip on Yesterday"




オレンジカウンティ出身のメタルコアバンドの3rdアルバム。


4作目でなぜか脱メタルコアアメリカンなロックンロールバンド
なってしまうATREYU。本作はそんな彼らの最後のメタルコアスタイル
堪能できる3枚目のフルアルバムで、非常にショボかった下手糞スクリーモ
1st、なんとか成長の後が見て取れる2ndに続く本作もやはり過去と比べて
確かに成長した感があるな。以前のアルバムよりもプロダクション、
演奏共に良くなっており非常に貧弱だったデス声もまだまだこの手の
バンドとしては弱いがそれでもマシになったと思う。そのため今までは
どちらかといえばスクリーモに近かった雰囲気がグッとメタルコアに
接近
したような印象があるな。叙情リフに次作に通じるノリのよさ
感じられる2曲目、かなりの説得力を持たせてきたメタルコアの
3曲目、これまたカッコいい疾走メタルコアの5曲目、まだまだ音は
軽いが彼らのこれまでのアルバムとしてはへヴィな7曲目等曲も
良くなってきている感があるな。クリーンVoも上手くなっているぞ。


次のアルバムでこういったメタルコア要素をかなぐり捨て
アメリカンスタイルになってしまうわけだがまぁそうなった
気持ちも理解できる・・・!順当に進化してはいるのだが
やはり何だかんだで真新しさの無いメタルコアなんでな・・・。
オリジナリティーを追求した結果が4thなのだろう。
だがそれでも俺は叙情メタルコアのほうが好きだなぁ・・・!



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満足度 83% お気に入り曲 Our Sick Story (Thus Far)、
Shameful







"Lead Sails Paper Anchor"




オレンジカウンティ出身のメタルコアバンドの4thアルバム。


かつてBON JOVIの“YOU GIVE LOVE A BAD NAME”
メタルコアアレンジでカヴァーした事のあるバンドだ!
メタルコアの範疇で語られているバンドだがその音楽性は
思ったよりもデス色は薄くエモ的なクリーンヴォーカルが
大半を占めておりシャウトもあることはあるが少なめだ。
ギターリフも叙情メロデス風ではなくロックンロール的な
グルーヴ
を感じさせ他のバンド群との差別化が
図られている
な。まぁ過去のアルバムの方がデス要素が
強かったらしいので本作のみで彼らの音楽性をはかる事は出来ん!

モダンなへヴィさを持ちつつも実にロックンロール的な
グルーヴ、そしてアメリカンロックを彷彿とさせる
キャッチーなサビのコーラス等メロデス風味は極めて薄く
そういったスタイルを求めると激しく肩透かしである!
80年代の煌びやかなLAメタルを思わせる曲調は
メタルコアファンよりもWIG WAMあたりのファンに
アピールするであろう!3曲目なんかもろLAメタル
しかもホーンまで入っているぞ!だが5曲目はチェロのイントロ
始まりパンキッシュに疾走する!この曲はパンク寄りのメタルコア
言えるであろう!間奏でソプラノっぽいスキャットも登場し
叙情性を演出する!この曲の方向性が俺の好みだな。


まぁそんなわけで個人的にはあまりピンとこないアルバムと
なってしまっているわけだがエモ、スクリーモとLAメタルを
上手いこと組み合わせているので当時のアメリカンメタルが
好きだった人は聴いてみてもいいのではなかろうか!?



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満足度 70% お気に入り曲 When Two Are One







"Congregation of the Damned"




オレンジカウンティ出身のメタルコアバンドの5thアルバム。


BURRN!でまさかの超高評価だったオレンジカウンティの
メタルコアバンドによる最新作である!元々軽めの
B級メタルコア
といった感じだったが前作ではなぜか
アメリカンロックになってしまい賛否両論真っ二つ
だったが本作はそれを反省したのかどうかは知らんが
再び初期のようなスタイルに戻っている!だがただ単に
メタルコアになったわけではなく疾走感は少なくせいぜい
アップテンポ程度でかなりメロディーを重視したつくりに
なっておりギターが終始メロディアスなフレーズを紡ぎヴォーカルも
弱かったデスVoはかなり減り説得力を増したクリーンVo
大半を占めキャッチーなメロディーを聴かせてくれるぞ!
プロダクションは過去と比べてマシになっているがまだどこか
軽さがあるもそれが逆にATREYUらしさになっている感があるのう・・・(爆)。

1曲目はギターソロで幕を開けディープな低音Voが聴け
前作のようなアメリカンメタルから決別し初期のスタイルに
戻った事をアピール
しているかのようだ・・・! 2曲目も
イントロから叙情的なギターで始まりアップテンポで
クリーンVoのコーラスが物凄くキャッチーなメロディー
聴かせてくれる!ビートダウンパートではストリングス
登場しただモッシュさせるだけではないドラマティックさ
演出するぞ!4曲目も泣きのツインリードで幕を開けなぜか
下手糞なクリーンVoが登場!(爆)曲調はスローで淡々と
しており
サビで盛り上がるかつてのニューメタルというか
エモな印象があるがやはりサビのメロディーが良い!5曲目は
さらにニューメタル要素が濃くなりリズムもグルーヴィーさ
前面に押し出されているな。7曲目は北欧メランコリック
ゴシック
に通じるメロウな雰囲気を持った曲。珍しく
速弾きのギターソロらしいギターソロが聴けるぞ!
8曲目はSEで始まりサビはキャッチーで中盤久々に
メタルコアらしいデスVo、ビートダウンが登場する。
9曲目は哀愁のギターが聴けるも前作に通じる80年代
アメリカンLAメタル要素
が微かに残っている感じがあるな。
メロディアスなギターソロも聴き所だ!10曲目は胸を焦がす
哀愁
が漂うエモいパワーバラード。11曲目は本作唯一の
疾走チューン
でギターソロで幕を開けデスVoもここぞと
ばかりに自己主張
するぞ!サビはクリーンVoでやはり良い!
ギターソロも美味しいフレーズを披露し間違いなく本作最大のキラーだろう!
終わり方がやけにアッサリしているのが欠点か!?12曲目はアップテンポの
北欧メランコリックゴシック風の超キャッチーな曲。ギターがやけに
稚拙に感じるがそれもまた彼ららしさという事で(爆)。
13曲目はストリングスが美しい穏やかなバラード。


終始ギターが良質のメロディーを奏でヴォーカルも大半が
クリーン
となり確かにクオリティーは向上しているが
BURRN!の点数はサービスしすぎだろう(笑)。疾走感は無く
エモ寄りのキャッチーなメタルコアといった感じで
テクニカルな演奏、デスVo等といった苦手だった要素
捨てて自分達の出来る事で勝負している感じがあり
やはり音楽は技巧ではないのだと言う事を改めて
教えてくれる1枚
と言えそうだ・・・(笑)。捨て曲は少なく
どの曲も印象的な良質のメロディーを聴かせてくれるぞ!メタルコアは
クリーンなサビのメロディーがつまらないとか思っている人に
聴かせたい1枚だがあくまでもメタルコアのキャッチーさがあるので
あってクサさがあるわけではないのでその辺は勘違い無きよう・・・。
去年のTASTE OF CHAOSで来日の予定がキャンセルとなって
しまったがどうやら来年IN FLAMESと共に来るらしいな!




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満足度 86% お気に入り曲 Bleeding Is A Luxury、Ravenous







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