AVENGED SEVENFOLD






"Sounding the Seventh Trumpet"




アメリカ出身のメタルコアバンドの1stアルバム。


出世作となった3rdでメロパワ、メロスピ要素をメタルコア
大胆に導入しロックンロール、パンク的バッドボーイ要素
メロスピ的童貞要素を融合させると言う、本来水と油、
決して混ざり合う事の無い2大要素・・・まさにマクドナルドとロッテリアが、
巨人と阪神が、ディズニーとサンリオが、ザンギエフとダルシム
マッスルドッキング(パンクバンドではない)するかのごとき離れ業
見事やってのけたオレンジ・カウンティーが世界に誇るメタルコアバンドの
記念すべきデビューアルバムである!

だがこの頃の音楽性は今よりもずっとB級っぽくヴォーカルはデス声多用
ハードコア・・・メタルコア的雰囲気が強いと言えるだろう。
正統派メタルに対する憧れは部分部分で感じ取れるもののまだ
メロスピ要素は薄いな。音質はスカスカだがモッシュ向けのへヴィリフが聴けるぞ!
演奏面も変拍子リフではどうもモタったりハシったりと実に不安定だが
やりたい事は伝わってくるぞ!1曲目のイントロは実に大仰で
正統派メタルの流れを汲むものだがそれに続く2曲目がスローな
モッシュパートを多く含むメタルコアチューンである。
3曲目はヴォーカルこそデス声だが曲調はパンク的だ!
コーラスなんか実にメロコア風である!途中のパーカッシヴな
ドラム
がカッコいいぞ!4曲目もイントロはもろパンクだが
その後はメタルコアになる。この曲ではブラックメタル的高音シャウト
登場するぞ。6曲目はメロスピとメロデスを微妙にあわせたかのような
チープでありながらもクサいギターを纏い疾走!途中やはりドラムが
パーカッシヴなプレイを魅せリズム落ちするもギターが叙情的な
フレーズ
を聴かせてくれるぞ!気だるいコーラスもエモい(笑)。
8曲目はへヴィながらギターがメロコアのクサメロを奏で疾走する
パートが面白いな。9曲目はデス声で喚き散らし爆走するハードコアメタルだ!
ギターもカッコいいな。どこかヴィジュアル系のコアな楽曲の雰囲気に似てるかもな!?
11曲目もパンキッシュな爆走をイントロで魅せるもすぐにリズム落ちする。
12曲目は完全に疾走メロコアで正統派のメタルを心底愛する硬派メタラーには
ウケが悪そうだが個人的には問題無し!パンクとメタルを独自の解釈で
融合
している所がこのバンドの強みなのだ!ラストの13曲目は最初こそ
メランコリックなバラードだが途中デス声が登場
スクリーモ的側面を見せるぞ。そして後半疾走開始!
一瞬途切れ終わったかと思いきやさらに展開していきラストはエモコアっぽい
メロ
を乗せ疾走して終了する。


B級の香り漂うチープながら愛すべきメタルコアサウンドである!(爆)
3rdから入ったメタラーからしてみればショボイと感じるのだろうが
個人的にはこのB級クサさも味があって好きだ(笑)。



Amazon.co.jpで見てみる



満足度 82% お気に入り曲 Turn The Other Way、
Darkness Surrounding、Lips Of Deceit、Breaking Their Hold







"Waking the Fallen"




アメリカ出身のメタルコアバンドの2ndアルバム。


メロデスとハードコア、スクリーモを融合させるスタイルに走るバンドが
多い中メロデス、メロスピ、パンク、そしてバッドボーイ・ロックンロール
大胆に組み合わせたバンドとして3作目で一気にサクセスした彼ら。
本作はそんなAVENGED SEVENFOLDの2作目のアルバムである!
これまでは国内盤のリリースは無かったようだが3rdの成功を受けて
1stと2ndを一つにまとめた2枚組アルバムが今はリリースされている。

イントロに続く2曲目はメロデス的な叙情ツインリードが登場し
デス声とクリーンVoが交互に聴けるメタルコアの典型的な音
もちろんリズム落ちモッシュパートもあるぞ!だがクリーンVoによる
エモコア的スローパートが多くやはりメタラーにはウケ悪そうだ(笑)。
3曲目はアグレッシヴなイントロに始まりへヴィリフが刻みを入れ
メロスピ的クサクサツインリードが登場!ヴォーカルはやはり気だるい
エモ声とデス声がユニゾンしスクリーモ風ではあるがやはりギターが良い!
4曲目もメロデス的叙情リフが登場!これは強烈だぞ!本場北欧のバンドに
引けをとらない涙腺刺激しまくりのリフである!途中のアコギパートも
哀愁漂わせつつラテンの雰囲気もあり面白いな。こういったアレンジが次作でも
生かされているのだろう。6曲目はスローチューンで後半アコギやシンセ
バックで壮大なシンフォサウンドを聴かせてくれるぞ!これも次作に引き継がれる
アレンジだろうな!7曲目は再びメロスピ的ギターが登場し疾走!
ヴォーカルはデス声主体だがサビ(?)におけるクリーンVoとのコーラスは
実にカッコいい!ラストの弾きまくりギターソロも熱いぞ!!


前作以上にメロスピ要素が顔を出してきたものの3rdに比べるとまだ
パンキッシュなメタルコアに留まっており後半の大作などは
まだまだまとめ切れていない感がありダレを憶えるのも確かだ・・・!
だが大器の片鱗はこの時点ですでに顔を覗かせているので3rd以降が
気にいったメタラーは2枚組の国内盤買ってみてもいいのではなかろうか!?



Amazon.co.jpで見てみる



満足度 82% お気に入り曲 Chapter Four、
Remenissions、Second Heartbeat







"City of Evil"




アメリカ出身のメロパワメタルコアバンドの3rdアルバム。


北欧やイタリア等ヨーロッパ出身のバンド・・・SONATA ARCTICAやRHAPSODY、
そしてSKYLARK
等といったメロパワ、メロスピをこよなく愛する
者達の多くはアメリカのメタルシーンは全くの興味の対象外だと認識していると思う。
それもそのはず、アメリカ人の好みはあらゆるジャンルで我々日本人とは
全くかけ離れており、
80年代のアメリカンロック、LAメタルや90年代以降の
グランジ、オルタナ、モダンへヴィネスは速く劇的なメタルを愛する日本人には受け入れられない
スタイルだといえる。そしてそんなアメリカが世界のミュージックビジネスを
仕切っている
のだから我等ヨーロピアンメタラーは面白くもなんとも無い思いをしている事だろう。
なぜ我等の愛するメタル・・・神の音楽、メロスピ(!?)は受けないのだろうか・・・!
多くの人間がこのジャンルの素晴らしさを知ることなく人生を終えていくのを
歯がゆく思った熱き漢もいるだろう・・・!?
しかし、21世紀に入りアメリカのシーンは思いがけない変化を迎えることになる・・・!
北欧メロデスがここにきてようやく発掘され、それに影響を受けたバンドが次々と
登場。彼らはメタルコア等と呼称され人気を集め始める。そこには90年代に入って
アメリカから完全に迫害されてしまったギターソロが帰還を遂げていた!
北欧の先人バンドがこの流れに乗ってアメリカナイズドされてしまうといった
問題も出てきたが、ともあれアメリカのシーンが一変したという事実は確かだ・・・!
そして遂に期は熟す・・・!アメリカでメロパワが爆発的に売れる時が
やってきたのだ!!
メタルコアスタイルにメロパワ、クサメタルスタイル
大々的に投入した新進気鋭のバンドが現れた!
その名は・・・アヴェンジド・セヴンフォールド!!

と、まぁ大仰な文章を書いてみたが、実際信じられん出来事なので
つい熱くなってしまったというわけだ(笑)。
彼らはもともと普通にメタルコアのスタイルを持っていたのだが日本デビュー作となる
本作でこれまであったデスメタル色を排除し、曲によってはもろにメロスピなサビ、
展開、ギターソロ
が飛び出すようになったのだ!!

1曲目のサビなんかどう聴いてもスカイラーク、ドラゴンフォース系だし、
2曲目のイントロのギターもモロそれ系。
4曲目のギターソロなんてクラシカル劇クサツインリードの極みだ!
5曲目のギターなんか全体的にかなりクサい!
もちろんヴォーカルをはじめ曲調の所々でアメリカンなノリ、パンキッシュな
雰囲気があるのだがそれらの要素が全て高い次元で絡み合っている!
そのためオリジナリティーも必然的に上がる!捨て曲も無い!
7曲目なんか最後にアコギとパーカッションがラテン風の雰囲気を生み出す
8、9曲目はメロスピスタイルのみに飽き足らずオーケストラやクワイアを
導入
しているのだから半端じゃねぇ・・・!


世間じゃガンズの再来みたいな事いわれているがこれほど的外れな表現も無いな・・・!
俺らに言わせりゃアメリカのHELLOWEENだ!(笑)
アメリカで売れたからかサマーソニック06に参戦するようだが彼らの戦場は
そこじゃない!ヴァッケンや今年(2006年)の秋に日本で開催される
LOUD PARK 06こそ彼らの舞台だろう!!

とはいえ完全なメロパワではなく、適度にメロパワスタイルの入ったメタルコアなので
「ホントにSKYLARKみたいなのか!?」などとカウパー汁
垂れ流さないように(爆)。




Amazon.co.jpで見てみる



満足度 87% お気に入り曲 全部







"AVENGED SEVENFOLD"




アメリカ出身のメタルコアバンドの4thアルバム。


前作に当たる3rdで一気にサクセスし世間的に“ガンズの再来”と呼ばれ
一部のメロスパーから“アメリカのHELLOWEEN”と認知されたメタルコアに
パンク、ハードコアやメロスピ要素を導入し独自のスタイルを築き上げた
若手バンドの全世界が待ち望んだ待望の4作目である!
来年そうそう来日公演も決まり俺も是非とも参戦したいのう・・・!

気になる本作の音楽的には前作で聴けたごっちゃ煮メタルスタイルはそのままに
今回さらに方向性が広がりインダストリアルメタルに通じる
へヴィさが導入されたと言えるだろう。リフが1st、2ndとは
明らかに違うへヴィさ
を放っているのだ!さらにそれだけではなく
メランコリックなピアノも随所で効果的に使われメロディーセンスに
磨きがかかったサビ等を上手いこと盛り上げる事に
成功している!勿論ツインリード、泣きのギターは健在だ!

1曲目はチャーチオルガンによるイントロで幕を開け80年代正統派メタル
如き大仰なツインリードが登場!だがその後モダンな質感になるのが
最近のバンドらしい柔軟な発想である!演説の如き畳み掛けのブリッジと
一転してメランコリックなメロディーを聴かせるサビの対比も良く
その後の泣きのギターも聴き所である。4曲目は生のストリングス
ゴシック風味を演出するイントロに続き前作のようなメロパワ風のツインリード
登場!しかしヴォーカルが入るとモダンなアレンジになる。ギターソロはメロパワ的に
弾きまくっており熱い!6曲目はメロパワ的というかIRON MAIDENチックなイントロ
始まるもAメロはバックで流麗なピアノが鳴り響き美旋律が堪能できるぞ!その後の
ネオクラ風ギターもたまらん!ギターソロもネオクラシカル!俺のツボである!!
実にクサいぞ!!コーラスもQUEEN的と言ってしまえそうなアレンジで顔を出しその後
女性ヴォーカルも登場!8曲目はチャーチオルガン泣きのツインリード
クサメタラー向けの音色を生み出し疾走!ツインリードがクサく曲調はまさにメロスピ!
飛翔感漂うサビメロも文句無くメロスピのそれだ!ヴォーカルの声質のみ
エモ、パンク!それ以外はパーフェクトなクサメタルである!
ギターソロももちろんHELLOWEEN直系ツインリードだ!
ラストのソロも素晴らしいぞ!9曲目はイントロでホーンやら
クワイア
が実にクサくクラシカルなメロを奏でる楽曲で全体的に
ゴシックな雰囲気が感じられるぞ!MALICE MIZERと初期VALENSIA、
QUEENをミックス
させたようなアレンジは完璧に俺のツボだ!
まさか彼らがこんな楽曲をやるとはな・・・!


全体的にへヴィさが出てはいるのだがあくまでリフの音色が
そう
だというだけでプロダクション的には実はあまりへヴィでは無い(笑)。
ナイトメアの“the WORLD Ruler”みたいな表面的なへヴィさである。
曲調はインダストリアルの要素が濃くなり判りやすいメロスピパートは
前作に比べると減ってはいるがメロディーの質は向上している!
前作も非常に質は高かったものの途中ダレる箇所もあった・・・!
だが本作にそれは無い!前作と今回、どっちが良いと感じるかは人それぞれだろうが
個人的には本作のほうを気に入った!



Amazon.co.jpで見てみる



満足度 88% お気に入り曲 Afterlife、Unbound (The Wild Ride)、
Lost、Little Piece of Heaven







もどる