Alieson







"YUA〜贖罪の荒野へ誘われし少女〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックの5曲入りミニアルバム。


先日参加しアルバムを買いあさり俺の中でLOUD PARKと並んで重要な行事
化した(!?)音楽即売イベント“M3”で売られていたアルバムで内容的には
クラシック、シンフォサウンドとロックを融合させる試みで創られた
らしくコンセプト作となっている。どうやら今回のM3が初参加でそれ以前の活動は
知らんがAlieson名義でアルバム創るのも本作が初らしい。
しかし事前に提示された試聴音源がツボを突いたもので俺を含めて多くの耳が肥えた
リスナー
に目を付けられあっという間にアルバムは捌け俺が着いた時はすでに
ソールドアウト
と相成っておった・・・!それから一週間、ようやく店頭に
並ぶようになり
こうしてゲットする事に成功したのだ!

気になる楽曲のクオリティーはと言うとこれがまた高品質で新人としては高いレベル
持っている!!楽曲的にはメタル、プログレ色が濃くうちのサイト
見に来てくれているメタラー、プログレッシャーにかなり受けそうだな・・・!音質は悪く
ヴォーカルも弱め
だがそんな事気にならなくなるほどシンフォニックで
クラシカル!
どうやらギターは生っぽいな。テクニカルなソロは無いがそういうのを
求めるアルバムでは無いので気にするな!(笑)

1曲目はチェンバロかオルゴールのような音に導かれてシンフォニックでクサく
疾走
するイントロから勝負ありの名曲だ!ロック色濃くもストリングスが入り
プログレというかシンフォニックロック的な展開を見せる!
メロディーもかなりクラシカルクサメタラー、プログレッシャーなら
かなり満足できそうな1曲ではなかろうか!?ピアノとストリングスが絡む展開が
たまらん!ギターソロ後のヴァイオリンソロ等間奏がとにかく豪華すぎる!!

2曲目はさらに疾走感が上がりメタル色がさらに濃くなる!もはやメロスピ
呼んでも差し支えないイントロから変拍子が混じりそしてさらに疾走!!
メロディーも当然クサくバックのアレンジも良い!クサメタラー悶絶必至の
サビ
が強烈だぞ!途中ハードロック的なリフが聴けるパートがただの
疾走メロスピではない
と言う事を如実に表している!?

3曲目はリリカルなシンセが光を放つポップかつ哀愁を感じさせるロックバラード。
ヴォーカルの声質は霜月はるかを思わせるな・・・。こういう曲調のほうが
マッチしていると言えるだろう。後半登場するメロディーが非常に美しい!
その後のホーン系シンセ、それに続くフルート系シンセも良いな。

4曲目はストリングスとピアノによる美しいイントロの後ハードロック的な
リフ
キラキラしたシンセが乗り目まぐるしく展開していくプログレッシヴ
楽曲。メロディーはやはり良くブリッジではバックでヴァイオリンが
主旋律に絡み
サビはメロスピに通じる開けた雰囲気になるぞ!
その後の短いながら緊迫感触れる間奏も面白い。

5曲目アルバムのラストを締めくくるインストでチャーチオルガンが壮大かつ
重厚な雰囲気を醸し出しその後ストリングスとピアノ、ベルの音が物悲しさを
演出
し厳かに展開していく。やがて壮大になりSOUND HORIZONの如き
シンフォニックさ
が飛び出し途中女性ヴォーカルのスキャットとシンセが
間に挟まれ再び壮大シンフォになる!


前半に比べて後半ちょいと弱くなると感じたが総じて質は高くシンフォニックでクラシカルで
クサいHR/HM、プログレが好きな日本語詩、女性ヴォーカルがOKなリスナーなら
聴いて損は無いぞ!Asrielや六弦アリス、Ether、Queen of Wand辺りの
ファン
からALI PROJECT、MALICE MIZER、SOUND HORIZON等の
ファンにもオススメだ!
上記したようオフィシャルで試聴できるぞ!



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満足度 83% お気に入り曲 hierarchy、WIND SCALE







"エクエルド〜追憶の音色を奏でる綾糸〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックの2ndミニアルバム。


デビュー作である前作の時点でクオリティーの高いシンフォニックロック
提示しシーンにその名を轟かせた彼等Aliesonの2ndミニである!
前作はストリングス等のシンフォサウンドハードロックと融合させ
ある種のプログレッシヴロック的音作りを敢行していたわけだが
今回はクラシカルさを廃しその分パンク・・・エモコアの要素
取り入れ始めたようだ。個人的には最近エモ、スクリーモをよく聴く事もあって
この方向性も大アリだがシンフォさを好むクサメタラーの耳には
どう聴こえるだろうか!?
だが安心して欲しい!メロディーの
クサさは健在
である!

ピアノと効果音によるイントロに続く2曲目はどこかエモコア的な
バンドサウンド
で疾走しどこか醒めた感のある高音女性ヴォーカルが歌う曲で
サビのクサメロ、疾走感実にメロスピ的だがプロダクションやギターリフは
やはりエモっぽいな。3曲目もエモ的な雰囲気だがこっちはスローな
ロックバラード。
哀愁溢れる泣きのメロディーがやはり良い!ギターソロもメタリックではなく
パンク、エモ的でフレーズがやはり泣けるぞ!4曲目はメランコリックなピアノ
聴けるインスト。途中ストリングスやホーンも顔を出しシンフォニックになるぞ!
この曲は前作の流れを踏襲しているな。やはり後半壮大になる!やがてベースと
ドラム
が挿入されメカニカルなリズムと壮大なシンフォサウンドが融合する
プログレッシヴな曲調へと変化していくぞ!最後は再びピアノのみに戻る。
5曲目は笛のような音とデリデリいうパンク的ギターリフがイントロで聴ける
エモコアバラード。これも良いな。


シンフォプログレな1stとはうってかわってエモコアスタイルにシフトチェンジ
しつつもよくよく考えればギターの音色は前作もこんな感じだった
メロディーのクサさ、2曲目のメロスピ的疾走感は変わりないので
前作が気に入った人も本作を手にとって間違いは無い!質は高いぞ!



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満足度 83% お気に入り曲 WIND-LESS







"versus 〜紺碧に沈む哀婉の乙女〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックの3rdミニアルバム。


疾走するハードロッククラシカルなストリングスを組み合わせ
ハイトーン女性ヴォーカルドラマティックに歌い上げるという
スタイルにてデビューし早くも注目を集めた彼らAlieson
しかし2ndにて現代的なコンセプトに合わせたのかシンフォサウンドは
減退しどこかエモコアに近い音作りになったと個人的に感じた。
だが本作3rdにて再びシンフォ路線に戻りさらにパワーアップ!
より大仰さを増しクサメタラー、プログレッシャー共々気に入りそうな
アルバムに仕上がっているぞ!

フルートとストリングス、ピアノに始まりソプラノ系フィメールヴォーカルが
聴ける1曲目からシンフォニックな音作りを連想させてくれる。
その後ベースとドラムが入りどこかポストロック風とも呼べそうな音になるも
全体としてはバラード的な曲構成を持っているな。1曲目からバラードとはかなりの度胸だが
それはアルバムに自信を持っているという証拠!実際実に質の高い曲だぞ!
7分以上ありプログレッシャーにも十分ウケるだろう。フルートソロは
どこか民謡的といえそうだ。ラストにベースとドラムだけになりその後
ストリングスサウンドで終了するのも面白い。2曲目は軽快なドラムで始まり
大仰なストリングスを纏いメロスピ的な疾走を見せる!
メロスピ、シンフォメタル好きはガッツポーズモノだろう!その後のAメロはまったりになるがブリッジで
再びシンフォメタルと化しサビは爆走!たまらん!劇的だ!!アレンジもプロダクションも
クオリティーが上がっているな。サビ直前にフェードアウトしそうになるアレンジも
変わっている。3曲目はヴァイオリンが聴けるタンゴ風の3連リズム
展開するインスト曲。どこか妖しいメロディー使いが特徴だ。最後は早回し風に
テンポが上がりノイズで終了。4曲目もシンフォニックな音作りだがアップテンポで
どこかポップなAメロを歌うヴォーカルも歌い方を変えており今までに無い
雰囲気
を放っているな。メロディーはクサくキャッチーだ!バックで聴ける
ストリングス、シンセも曲のよさを引き立てているぞ。5曲目はピアノによる
小曲でそのまま6曲目に繋がっていく。ピアノ、ストリングス主体のメランコリックな
バラード
で1曲目のような大仰さは無くメロウさ、哀しさを重視したつくりとなっているな。
この曲も素晴らしいのう・・・!か弱いヴォーカルが曲のよさを引き出している。


AsrielもEtherも、そして彼らAliesonもアルバム重ねるたび順当に
クオリティーを上げてきている!
こういったミュージシャンがいれば
このシーンも安泰じゃのう・・・!質が高い音楽があるのはメタルや
プログレのシーンだけじゃないんだぜ!?(笑)日本語詩の女性ヴォーカルが
聴けるクサメタラー、シンフォプログレッシャーならばAsrielやEtherの
新譜と合わせて購入する事を強くオススメする!



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満足度 85% お気に入り曲 なみだ、WIND-BLEAK、
メノット、青の狭間







"hierarchy〜traitors〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックのシングル。


クラシカルでシンフォニックなプログレ疾走メロスピ、さらにエモをも
融合させ高音女性Voが歌い上げる独自のロックで人気を集める
彼らAlieson初のシングルである!とはいえ新曲が収められたシングルではなく
過去の楽曲のアレンジヴァージョンで1stの疾走チューン“hierarchy”
ネット上で公開されたバラード曲“未来へ”が共にアレンジされている。

1曲目“hierarchy”は原曲では疾走プログレシンフォロックではあったが本作ではなんと
テクノ系にアレンジされており実に新鮮である!まぁメロディーの
よさは当然変わっておらずギター、ヴァイオリンやチャーチオルガン
しかとあるので安心してくれい!また録り直したのかプロダクションも
良くなっている
な。2曲目の“未来へ”はネット上で公開された曲にコーラスを追加した
ヴァージョンで曲調はピアノが聴けるバラードだ。ピアノの音色こそ
もろ打ち込みってカンジなれど素朴なメロディーが涙腺を刺激する良質な曲で
コーラス、ストリングスが実に美しい!このメロディーは泣けるな!
ヴォーカルが曲のよさを引き出しているぞ!パッヘルベルのカノン
モチーフにした間奏の弦楽アンサンブルもたまらんわい!
ラストのホーリーなクワイアも素晴らしいぞ!


既存の楽曲とはいえこうして改めて聴くといかに彼らが優れた
ユニット
であるかが再確認できるであろう。どうやら次のアルバムは
ミニではなくフルレンスでリリースする事を計画しているらしいので
それも非常に楽しみである!壮大かつメランコリックな一大叙事詩
堪能できそうだな!



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満足度 80% お気に入り曲 全部







"WIZARD〜混沌を統べる魔術師と月虹の傀儡〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットのフルアルバム。


去年(2007年)のM3にてデビューを果たしこれまでにミニアルバムを
3枚、企画シングルを1枚
リリースし精力的に活動している
国産シンフォニックロックユニット、Aliesonが満を持して
フルレンスアルバムをここにリリースした!従来よりシンフォニックで
シアトリカルな音世界
を得意としてきた彼らだけにフルアルバムの出来には
実に期待がかかるわけだが、方向性としては従来どおりのメロスピあり
バラードあり壮麗シンフォあり
と何気に幅広い方向性を提示しつつも
一本芯の通った彼ららしい個性ある1枚と仕上がっているな。
プロダクションは相変わらず良いとはいえないがそれでも1stよりは
良くなっており
ヴォーカルの力量も向上している。独特のハイトーンは健在だ!

シンフォニックなシンセバスドラを踏むドラムによるイントロに続く
2曲目はピアノとヴァイオリンが絡み合いメロスピ的疾走を開始!
シンセに埋もれギターは目立たないがその分シンフォさは強烈だ!
メタルの影響下にありながらバンドサウンドよりもシンセを強調する
音作りがある意味新鮮だろう。Asrielとはまた違う壮麗な美旋律が堪能でき
サビのコーラスも美しいな!間奏のピアノソロも実に流麗でXを思わせる。
その後のシンセによるヴァイオリンソロも熱い!3曲目はピアノと
アコギ、ストリングスがメランコリックさを演出するバラード曲。
笛の音も登場し民謡的要素も僅かに感じさせるか!?4曲目はロック色
押し出されたイントロに始まりこれまたメロスピ疾走を開始!
軽いながらドラムが暴れておりギターはメタルというよりはパンク・・・
メロコアやエモ風
だと感じたな。間奏のピアノからギターに繋がるが
ここでもメタルではなくパンク的なプレイを披露しており面白いな。
5曲目はこれまでの彼らのアルバムでも強烈な存在感を魅せてきた
壮大なシンフォサウンドに始まりその後はピアノをバックに淡々と
ヴォーカルが歌いストリングスも挿入される。基本はバラード寄り
Sound Horizonっぽい雰囲気に満ちており壮大ファンタジック
民謡シンフォ
が好きなら確実に気に入りそうだな!途中のオルガン
いい味付けとなっている。6曲目はうってかわってパンク的なギター
おもちゃ箱をひっくり返したかのような音に始まりクサいシンフォさ
演出されるコミカルな雰囲気を持ったシャッフルリズムの曲。こういう曲を
やるとは思っていなかっただけに新鮮な驚きがあるな!面白い試みじゃわい!
ブリッジ、サビはシリアスになり本作でも特にクサいメロディーが聴けるぞ!
それでいてバッキングがスカ的とも言えそうなギターリフなのが奇妙である!
7曲目は珍しくテクノ、トランス系打ち込みリズムが聴け
ストリングスシンセがメロディーを奏でるインスト曲。8曲目は
メタル寄りのリードギターとシンフォサウンドが様式美的な雰囲気を放ちつつも
ミドル〜スローテンポで加工されたヴォーカルと彼らにしてはへヴィ系の
リフ
が聴けるモダン寄り(?)の曲。だがサビはやはりストリングスが舞い
キャッチーな叙情メロが聴けるぞ!9曲目はリリカルなシンセに始まり
飛翔系シンフォメタル風大仰シンセが登場し笛の音が民謡っぽさを
演出しつつもピコピコしたシンセプログレ的風情を醸し出し、ハードロック寄りの
リフ、ドラムがバックを固めヴォーカルは実にキャッチーなメロディー
歌い上げる!クサいな!基本はミドルテンポだが中盤のサビで疾走を開始!
ピアノ、笛による間奏も叙情的で実に良いな。ポップながらどこか捻くれた
雰囲気
が感じられるぞ。10曲目はメランコリックな叙情シンセ、ピアノ
悲しくも美しい泣きメロを聴かせる哀愁だだ濡れバラード。
11曲目は暗く悲しい単音ピアノ、鈴の音(?)によるアルバムの
終わりを告げるインストの小曲だ。


疾走メロスピ、大仰シンフォチューン、バラード、コミカルな曲、
テクノ風リズムのインスト
バラエティーに富んだ楽曲
構成されつつもやはり曲のクオリティーは高く捨て曲は無い!
思うにプログレ的とも言えそうなシンフォニックなシンセ、
民謡の要素
もかすかにあるメロディー、メロスピ疾走といった
クサメタラー仕様のアレンジとはある意味対極に位置するパンク・・・
メロコア、エモ的なギタープレイ
が他には無い彼ら独自の個性
なっているのではないだろうか!?メタル一筋のリスナーは
ギターをメタリックにせいと思うかも知れんがパンクも通過した
俺にしてみればこれも個性と感じられるわい!弱点はやはり
プロダクション・・・ギターやドラムが軽く奥に引っ込んで
しまっている事だろう。しかしプロダクションの良いつまらない
アルバム
よりプロダクションの悪い良曲がつまったアルバムのほうが
圧倒的に価値があるのだ!



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満足度 86% お気に入り曲 白の傀儡、WIND-FLOWER、
innocence_vert、El_Dorado、そして彼女の名とともに、
心のフラグメント







"籠女〜終ラヌ夜ノ呪縛〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの新たなミニアルバム。


Comic Marketにて新たにドロップされた新譜で5曲入りのミニアルバム
なっている。これまではゴシカル要素入りのクラシカルで煌びやかかつ
バンドサウンドはどこかエモ系に通じる音作りがなされていた彼等だが
本作はジャケを見れば判るとおり和の雰囲気を持った方向性となっており
有名な日本の童謡“かごめかごめ”のカヴァーも収録されているぞ!

イントロからアコギ、パーカッション、そして笛の音が和の雰囲気を放ち
それに続く2曲目はピアノ、ストリングスと共にメロスピ系の疾走
魅せるぞ!ギターリフもメロスピ的な刻みだが途中クワイアっぽい
シンセ
と共にリズムが変わったりとアレンジも面白い。ヴォーカルも
得意の高音ファルセットハイトーンのみならず中音域で魅力的な
歌唱
を披露、プロダクションも良くなった感があるな。3曲目はピアノが
叙情的なフレーズを放ちその後は日本の有名な童謡“かごめかごめ”
カヴァーだ!ドゥーミーな質感を持っているが間奏はかのSCORPIONS
カヴァーした“荒城の月”を思わせる慟哭の叙情フレーズが飛び出すぞ!
その後はオリジナルの展開となる。メロディーもクサめ
琴線に触れるわい!4曲目はパンク的というか昔のV系風とも
言えるリフで疾走するファストチューンだ!サビなんかヴォーカル以外は
昔のシンプルに疾走するV系ってな感じで面白いな。5曲目はピアノが
和の叙情性を演出するバラード系の曲。バックのストリングスも
メランコリックで良いな。上海アリス幻樂団を思わせる和風クサメロ
堪能できメロディーセンスの良さがはっきりと判るナイスな曲である!


イントロを入れて全5曲、全て違うスタイルの曲だがどれも質が高く
メランコリックで美しい音世界が堪能できる力作だと言えるだろう!
アレンジ、メロディーセンス、演奏スキル、共に以前よりも向上しているな。
プロダクションも軽さはあるが各楽器がバランスよくクリアで聴きやすく
感じられこれくらいなら十分だろう!煌びやかかつ物悲しい和の世界観
好きなメタラーにオススメの1枚だ!



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満足度 85% お気に入り曲 全部







"YUA 〜贖罪の荒野へ誘われし少女〜 adventus"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの1stをリメイクしたアルバム。


デビュー当時から耳聡いマニアックリスナーから注目を集めていた
彼等Alieson。シンフォニックさ、クラシカルさメタルやプログレの
質感
を融合させたバンド、ユニットはこのシーンに数多くいるが
彼等はそこにエモ等パンク的な要素も持ち込んでおりそこが
他のミュージシャン達との大きな違いだと感じる事が出来るのだが、
今回リリースされた本作は速攻(?)でソールドアウトした1stに
新曲を付け加えさらに全曲リレコーディングしたリメイク盤である!
元々良い出来の楽曲で構成されていたわけだがキャリアを重ねた
結果プロダクションも演奏面も向上しているのがよく判り
まぁまだ自主制作っぽい軽めのプロダクションではあるものの
1stの頃よりは全然良くなっているな。ファストチューンの
3曲目なんかどちらかといえばパンク的な要素が濃く
そこに乗るヴォーカルとの対比がまた面白いのう・・・!
ラスト9曲目のクワイアも重厚さを増し荘厳さがアップしているぞ!
今回新たに追加された新曲は6、7、8曲目で6曲目はピアノで
始まりストリングスも登場するメランコリックな雰囲気を放つ
短いインスト。7曲目は緊迫感あるピアノとシンセ、ドラムが聴け
疾走を開始!ストリングスのリフが面白くキーを下げてダークな
雰囲気
を放つヴォーカルも珍しい試みでゴシカルなクサさ
放たれるぞ!8曲目は打ち込みリズムとこれまたピアノが冷たさを
放ち
ストリングスシンセも聴ける暗めのメランコリックなバラード曲だ。


ファストな曲はよりパンキッシュに、クラシカルな曲はより美しく
生まれ変わっている
がアレンジ自体が大きく変わることはなく
1stを持っている身としては物足りなさも覚えるが新曲が
3曲あるのでちょいと割高かも知れんがシングルとして
割り切って楽しむ
事も出来るな。1stを未聴のリスナーに
とっては非常に有難いリリースであると言えるだろう!



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満足度 84% お気に入り曲 hierarchy、WIND-SCALE、
告げる時雨







"rabbit 〜冥府の果実/硝子の肖像〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの新たなシングル。


煌びやかでゴシカルなシンフォサウンドにメロスピの疾走感
融合させつつもバンドサウンドはパンク、エモの質感を
感じさせ個性を放つAliesonの新たなシングルはどうやら春に
リリースされる新譜
と連動したシングルとなっており一足早い
お披露目
といった立ち位置にあるものだと思われる。

1曲目からさっそくピアノがクラシカルに乱舞し疾走!ストリングスも
登場しチェンバロの音色と共にドラマティックなメロスピとなるぞ!
メロディーも非常にクサくアルバム、シングル重ねるたびに確実に
レベルアップしているのが見て取れるな。途中の煌びやかなシンセも
良いアクセントとなっておりその後のピアノとヴォーカルメロディーも
かなりクサく強烈じゃのう!2曲目はピアノ、打ち込みリズム、
ヴァイオリンで幕を開けギターリフも登場、ミドルテンポで進行していき
メランコリックゴシックの雰囲気が濃いな。ベースのスラップ、
大仰なストリングスも聴け面白い!3曲目はイングヴェイもよくプレイした
かの有名なクラシック“G線上のアリア”をモチーフにした(カヴァーした?)インストで
チェンバロ、ストリングス、ピアノが基本だが終始ノイジーなエフェクト
かけられこれまた退廃したゴシカルさが演出されているな。


これまでにあったパンク、エモコア要素が薄れ特に1曲目は純粋な
メロスピ
に接近した感がありメタラーにはさらに喜ばれるだろう!
曲展開もこれまで以上に凝っておりここに来てさらなる進化が伺える
力作である!本作に続くアルバムが非常に楽しみになってくるのう・・・!



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満足度 84% お気に入り曲 全部。特に“冥府の果実”







"BlackRibbon〜最愛を滅ぼす双の絆〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの7thアルバム。


ゴシカルさを湛えた流麗なストリングスやピアノが聴ける
シンフォ要素にメタルと言うよりはパンク、エモコアのような
ラフなバンドサウンドで爆走しヴォーカルはソフトな高音の
ハイトーン女性Voとゴシック系の流れを汲みつつもまた独自性を
持ったユニット
の久々のアルバムである!当初は以前出した
シングルの続編を予定していたが結局変更になり本コンセプト
アルバムの登場と相成ったわけだが、過去作よりもプロダクションが
かなり向上
しておりギターリフ等がタイトになりパンク系の
音作りからよりメタルに接近した印象があり
モダンへヴィネス系のゴリゴリしたダウンチューニングリフ
飛び出すようになりパンクからラウドロックへと進化、
アレンジ面もより洗練された印象があるな。

珍しくインダストリアル系のダークな電子音によるイントロに続く
2曲目はモダン寄りになったリフにクラシカルな速弾きピアノで
爆走する!過去作よりもあきらかにギターなどプロダクションが
良くなっている
のが判るだろう!説得力も増しているな!
ヴォーカルが入るとテンポが落ちるがサビは勿論爆走である!
3曲目は打ち込みリズムとピアノ、ストリングスが聴ける
退廃的な雰囲気を放つゴシカルなスロー曲。バラードに近いが
一概にそうとは言い切れない要素を持ち途中からバンドサウンドが
登場
するぞ!メロディーが良いな。4曲目は再びモダン系の
へヴィリフ
が聴け加工Voも登場、ラウドロック的な側面
強いがヴォーカルやメロディーラインは軸がぶれる事は無い。
シンセの音もピコピコした感じだ。5曲目はメランコリックな
ピアノとストリングスが聴けるもの悲しく叙情的なバラード。
打ち込みリズムにバンドサウンドも登場しロックバラード
言えるアレンジだな。6曲目は怪奇的なシンセの音が只ならぬ
雰囲気を放つ短い繋ぎのインスト。7曲目はオルガン音に
ピアノ、ストリングス、打ち込みリズムがダークで重厚な
空気
を演出しモダンではないギターも登場しスローテンポの
大仰なシンフォゴシックチューン
となるぞ!8曲目はピアノと
ストリングスが悲しくも壮大な雰囲気を放つシンフォニックな
バラード。笛の音も良いな。


壮麗爆走シンフォゴシックサウンドはそのままにギターサウンドが
ラフなパンクからモダンなへヴィリフに進化し音質の向上と
相まってラウドロックとしてもなかなかに楽しめる部分が
あるのでは無かろうか!?宅録、インディーズバンドの欠点は
音の軽さでモダン系だとそれでかなり損しているわけだが
本作ぐらいの音なら十分楽しめよう!まぁドラムとベースはまだ
打ち込み臭が濃く軽いのだがこの辺も良くなれば
さらに進化できるであろうな!



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満足度 85% お気に入り曲 Ghost、カルーセル・ドライヴ、
Vanitas







"rabbit〜冥王に仕えし繋囚の花嫁〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの8thアルバム。


ハイトーン系女性ヴォーカルを擁した手数多いドラミング
特徴の爆走メロスピ系スタイルを持つユニットによる新たな
アルバムである!メタルの影響を受けつつもかつてはパンク、
エモ的なルーズな質感
も持ち合わせていたが演奏技術の
向上
により音作りがタイトになり、パンク要素は薄れ今や
立派な(?)メタリックサウンドを出すユニットに成長している!
ちなみに本作は以前にリリースされたシングルの本編とも
言うべき内容で楽曲は一切重複していない。あくまでも
コンセプトが共通しているというだけである。

ストリングスシンセとピアノが壮大さを演出するイントロに続く
2曲目は早速クワイア、チャーチオルガンが登場しキラキラ舞う
ピアノ
と共に疾走開始!前作に続いてプロダクションが昔と
比べてかなり良くなっているので実に説得力ある音作り
なっているな!アコギ、ストリングスのソロもクサく
メランコリック
じゃのう・・・!3曲目はアコギとストリングス、
ピアノが叙情性を演出するリリカルなバラード。
後半でバンドサウンドも登場する。4曲目は再び疾走チューン
ストリングスが舞い流麗な印象を受けギターリフは
なかなかにキレの良いプレイだな。演奏がタイトになった分
かつてのエモ的な雰囲気は消滅しメタル、メロスピの
範疇
で十分語れるレベルの音に仕上がっているぞ!間奏では
疾走しつつも大仰なクワイアのシンセが登場しシンフォメタル要素
感じさせ例えるならヴォーカルがオペラティックではない、
疾走するNIGHTWISH
と言えそうか!?5曲目は再びもの悲しい
ピアノ
で幕を開けるバラード系の曲だ。そして6曲目は
前作でも聴けた新境地と言えるモダンなへヴィリフが登場する
ラウドなメタルチューンだ!だがデス声は無く従来と変わらぬ
女性Vo
のためどこかTommy heavenly6みたいなキャッチーな
ゴシック要素
も感じさせるな。そしてサビは一転して疾走を
開始
メロスピ、メロパワとなる!バックのピアノ、シンセは
やはり美しいのう!7曲目はストリングス、ピアノが聴ける
これまた登場のバラード曲だが他のどの曲よりもダークで
退廃的なゴシカルさ
が強く神秘的な雰囲気に満ちているぞ!
バラード曲ではこれが一番好みだな。途中で曲調が変わり
バンドサウンドがどこかプログレッシヴなアレンジで登場し
ただのスローバラードで終わらせない展開の妙が堪能できるぞ!


疾走メタル曲とバラードが交互に出てくるアルバムで、
プロダクションの向上もそうだがギタープレイやヴォーカルも
過去作と比べて明らかにレベルアップしており女性Voメロスピとして
確固たる説得力を持たせることに成功している!メロディー、
アレンジも良く煌びやかなシンフォニックさを出しつつも
実にタイトなバンドサウンドが聴き所だ!バラードの
出来もよくダレを覚えることは無いな。ここ最近でクオリティーが
一気に向上している
のでここいらで再びフルレンスアルバム
ぶちかまして欲しいものじゃ!



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満足度 86% お気に入り曲 饗宴〜死蝋の瞬き〜、
繋囚ノ棺ニ眠ル、Maria、少女標本







"WORLDS END 〜忘却され行く命の記憶〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの9thアルバム。


ファンタジックでゴシカルな音楽性を持ちつつもよくある
メタルからの影響ではなくエモ、パンク的なバンドサウンド、
爆走しまくりのドラムで個性を放ってきたAlieson
9作目のアルバムである!これまでは壮麗で煌びやかな
ファンタジックワールド
を形成してきたわけだが今回は
心境の変化かどうやらそういったポジティヴ系の要素
全て排除しダークな世界観を描く事にしたようでそういった
世界観を三度のメシより好む者も多かろう!退廃した
ダークさ、暗部は日本人の琴線に触れる要素だからな・・・!
日本人は人が死ぬシーンでしか感動できないモンね(爆)。

1曲目からシンセ、ストリングス、ピアノが聴ける従来どおりの
彼等のスタイルを踏襲しているがどこかほの暗く退廃的な
雰囲気
を持っているな。へヴィでは無いがバンドサウンド
登場し盛り上がりを見せる、一曲目からいきなりのバラードである!
戦争SEが聴ける辺りは初期ROYAL HUNTを思わせるか!?
2曲目はピアノ、アコギが絡み合い若干アップテンポ気味だが
ロックではなくポップスに近いが明るさは無く儚さが強いな。
ヴォーカルの声質の影響だろうか!?3曲目はピアノと
ストリングスがメロウさを演出するインスト。ゴシカルな退廃感が美を放ちかなり
雰囲気が出ておるのう・・・!4曲目はようやくモダン寄りのリフが出てくるが
どちらかといえばインダストリアル風でアコギも登場、若干だが
変態プログレ気味になりつつ無機質に展開していくがヴォーカルの
歌い方が曲調に合わせてそれなりにパワーを出そうとしているのも
特徴だな。ギターソロはメタルフレーズではなくパンク的な
コード弾きのソロ
である!メタラーには判らんだろうが
こういうソロもあるのだ!プロダクションが軽めなのが勿体無いな・・・。
5曲目はピアノと儚いヴォーカル、打ち込みリズムが聴ける
退廃的なスロー曲。途中バンドサウンドが登場しこれまた
インダストリアル風になるぞ。間奏はオルガンをバックに
アコギとピアノがクラシカルな旋律を奏で打ち込みデジタル
リズム、白玉ストリングスが登場!6曲目はノイジーなギター
これまた退廃系ゴシック要素を出すがその後ピアノが跳ねるリズムで
登場しヴォーカルが入りアコーディオンも聴けサビはバンドサウンドで
盛り上がりを演出する!これまたメロディアスで曲調はバラード
近いが練られた曲構成は決してダレを生む事は無く緊迫感を
放っているぞ!
2度目のサビ後のメロディーも良くメランコリックで
クサいヴァイオリンソロ
も聴き所だ!7曲目はピアノ、デジタルリズム、
ブルース・リー燃えよドラゴン鏡張りの
部屋で闘ってたあのシーン
を思わせる音が聴ける(爆)アンビエント
要素を感じさせる短いインスト。8曲目はアコギ、穏やかなウィスパーVoがダークな本作で
唯一の温かみを感じさせるポジティヴなバラード。
ヴァイオリンフレーズもドラム、ベースもピアノ、笛の音色のソロも明るいポップス
手法でラストは児童コーラスが如きコーラスも登場し平和的
幕を下ろす何ともニクい演出ではないか・・・!(笑)


最近モダンへヴィネス系ダウンチューニングリフを取り入れた
曲が出てきたため本作ではそういった曲で占め我々にモッシュを
強要
するのだろうかと思いきや実はそうではなくメランコリックな
バラード
ポップスの要素が濃くダークなメタリックさ、へヴィさ
ジャケ、コンセプトから期待すると肩透かしもいい所だろうが
コンセプト通りのダーティさ、ゴシカルさ、儚さの演出は十分すぎるほど
発散されておる!従来のような爆走チューンが一切無くバラード多め
傾向があるが曲が良くダレは無い辺りソングライティング力、
アレンジ力の確かな向上
が見て取れよう!




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満足度 86% お気に入り曲 少年と歯車、サイン、アストライアの天秤







"BORDER LINE〜閉鎖病棟監禁秘記〜"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの10thアルバム。


アルバムリリースのペースが恐ろしく早いこのシーン第一線で
活動している
ユニット故活動期間が滅茶苦茶長いと言うわけでは
ない
のだが気付けば大量の音源を世に放っており、本作は
彼等Alieson通産10作目の記念すべきアルバムである!
まぁミニアルバムではない、フルレンスアルバムとしては3枚目なのだが
普通のバンドならば結成10年以上の大ベテランクラスの枚数である!
初期の頃はシンフォニックなストリングスが聴けるゴシカルさ
持ちつつもバンドサウンドはHR/HMというよりはパンク、エモコア
雰囲気を放ち手数足数多いドラムと共に爆走しまくるスタイル
基本だったがアルバムを重ねるごとに表現方法が増していき
最近はモダンな要素も取り入れ始めバンドサウンドもルーズさが
薄れタイトさを増した
HR/HMに接近した感があるな・・・!

パーカッシヴなドラム、退廃的なギターのイントロに続く2曲目は
タイトさを増したバンドサウンドにストリングスが乗りピアノと共に
ヴォーカルが登場するキャッチーでノリの良いアップテンポチューンで
3曲目はストリングスリフにモダン系のへヴィリフが緊迫感を出す
スローチューンとなるもサビは盛り上がりを見せヴォーカルも高音で
歌い上げ、
中盤のバンドサウンドが消えピアノ、ストリングス、ヴォーカルのみに
なるパート
非常に美しくメロディーもクサいぞ!4曲目は軽快さ
出しつつも非常にクサいピアノ、ヴォーカルが聴けるシャッフルリズム
サビはいつものAliesonっぽいアレンジだな。5曲目はメランコリックで
アトモスフェリックなピアノ
が聴けるバラードでヴォーカルメロディーは
どこか和の雰囲気を持っており幽玄かつクサい空気があるのう・・・!
6曲目はポップな印象を放ちつつもリズムが結構複雑プログレ的な
質感
も感じさせるな。ピアノソロも聴き所だ!7曲目はクリーンギターが
不穏さを出し
ストリングス、メタリックなバンドサウンドが盛り上がる
ダークなスローチューン。アコギもバッキングで登場しサビの壮大さが
良いな!
その後の彼等には珍しいギターソロも妖しいフレーズを奏でつつ
タッピングも披露している。8曲目はオルガン音ホーリーかつ穏やかな
雰囲気
を放ち壮麗なクワイアも登場!教会音楽のような神秘的な壮大さ
持っており短い繋ぎながらツボに刺さる曲調で、続く9曲目は本作中唯一にして
ようやく登場の疾走チューンである!
ストリングス、ピアノと共にメランコリックさ
出しつつもアグレッシヴに爆走し今現在の彼等の技術でファストにプレイしておる!
ヴォーカルが入るとテンポダウンするもサビは再び疾走!メロディーもなかなかに
キャッチーで良いのう!
後半のストリングスがまた壮麗かつ大仰に盛り上がりを見せ
実にたまらんわい!10曲目はピアノが穏やかでメランコリックな空気を演出する
バラード曲。シンセストリングスも顔を出しサビはキャッチーに盛り上がるぞ。後半のピアノソロが
またクサいメロディーを奏でておりその後の泣きのギターソロも聴き所だ!
11曲目はインダストリアルな効果音的アレンジが聴けるアウトロ的な短い曲。


ここ近年のSONATA ARCTICA同様かつてのような爆走チューンは無くなり
せいぜいアップテンポくらいが関の山となっており疾走好きには微妙かも
知れんがメロディーの質やアレンジセンスは確かに向上しており
演奏、ヴォーカルもかつてのような荒さが失せているのはいい事じゃ!
今回はピアノが印象的な仕上がりになっており曲展開は複雑さを廃し
判りやすいシンプルさが重視され疾走感の消滅と共にどうにも物足りない
印象
もあるがダークで退廃した雰囲気が濃くメロスパーよりもゴサーに
より受けそうなアルバムになった
と言えるだろう!




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満足度 83% お気に入り曲 醜いもの、Somnium、My doue 〜instrumental〜、
Discipline、孤独なカンヴァス







"WIZARD〜混沌を統べる魔術師と月虹の傀儡〜 ANASTASIS"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの過去作をリメイクしたアルバム。


結成期間は長いとは言えないがこのシーンで活動する他のコンポーザー、ユニット同様
早いペース
で音源をリリースし続ける退廃系シンフォニック疾走ゴシックユニットの、
廃盤となった過去作・・・彼等にとって初のフルレンスアルバムとなった、ミニアルバム、
シングルも含めて数えて5作目の音源となった“WIZARD〜混沌を統べる魔術師と月虹の傀儡〜”
完全リメイクしさらに新曲も1曲追加しての再発である!以前も1stミニをリメイクした事があり
本作は2作目のリメイクアルバムと言った所だな。

とりあえずはリメイクアルバムという事で新曲が追加されているもののアルバム内容は
原盤と大差は無く
当然だがアレンジも変わっているような事は無い。プロダクションは
良くなり演奏、ヴォーカルもタイトになった印象があるな・・・!ギターも前に出てきており
ミックスも良く
聴きやすくなった感があるのう!原盤が廃盤となり再発の要望に応えて製作された
アルバム
なので俺みたいに前のアルバムを持っている身からすると新鮮味は無いが本作を知らない
リスナーならば今と変わらぬ壮大なシンフォニックさ、疾走感、退廃要素を持った世界観を
骨の髄まで楽しめよう!新曲は9曲目“Phantom_Amethyst”で、電子音シンセ、気だるい
ヴォーカル
に始まりピアノ、バンドサウンドが退廃した雰囲気を演出、ピアノをバックにヴォーカルが
中音域でキャッチーなメロディーをエモーショナルに歌いストリングスも挿入、サビはメタリックな
バンドサウンド
が盛り上がるゴシカルさを持ったHR/HMバラードと言えそうな曲調で派手さは無いが
質の高い良曲である!インストパートのストリングスも良いな。


レーベルを介さない完全自主制作が確立したシーン故に個人活動の限界か数々の名盤、良盤が
廃盤になる中でこういったリメイク、リレコーディングアルバムがバンバンでるのは
他のシーンからして見れば疑問符が付くのやも知れんが、もう聴けないと思っていたアルバムが
装いも新たに蘇るのは音源を手に入れられなかったリスナーからして見れば非常に
ありがたい話
だな・・・!音が良くなり新曲があるとはいえ新鮮味は無いので
アルバム持ってる人間が無理にゲットする必要は無いのかも知れんが本作を知らぬならば初期の時点で彼等が既に
高いクオリティーを有していた
事が判り近年のアルバムと比べて遜色無く聴けるだろう!




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満足度 86% お気に入り曲 白の傀儡、WIND-FLOWER、innocence_vert、
El_Dorado、そして彼女の名とともに、心のフラグメント







"銀の羽"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの3rdシングル。


HR/HMというよりはエモ的なラフさを持ったバンドサウンドにファンタジックな
シンフォさ
を塗しゴシカルさと疾走感を武器とするキャリアの長いユニットによるシングルとしては
通算3枚目にあたる1枚で、ここ最近はモダンへヴィネス要素をも取り入れ始めてきているが
本作は童話をコンセプトにしているようで、そのためかどうかは知らんが音楽性としてはシンセで
装飾
されたシンフォニックなアレンジは鳴りを潜め湿り気を持った叙情エモ的な
バンドサウンド
が主体となっておりシンセもある事はあるが最低限の使用であくまでも
ギター、ベース、ドラムが中心となった音作りになっているのう・・・!

1曲目はライトな質感のバンドサウンド軽快さを出すアップテンポ曲で普段の彼等と
異なりシンフォニックさ、ファンタジックさは無くエモ、オルタナ的なムードが漂っており
シンフォ好きからして見れば肩透かしに感じられるかも知れんがメロディーライン等は
やはり良く根底にあるものはブレてはおらん
のう・・・!2曲目はクリーントーンの
ギター
がこれまた湿った質感を演出しギターリフもメタリックではなくそういった
エモ系の雰囲気が強いバラード寄りのスローチューン。中盤でピアノによる間奏も聴け
サビは盛り上がりを見せるが基本シンセ類は最低限の使用である。3曲目はなぜか祭りの
太鼓によるソロ
が聴けるインスト。これもコンセプトを表しているのだろうか!?
4、5曲目はヴォーカル曲のカラオケヴァージョンである。


謎の(?)和太鼓インストを除いて実質2曲入りのシングルで、軽快なアップテンポ曲と
叙情的なバラードと異なるスタイルの曲が聴けるが共に方向性としては湿り気を帯びた
エモ、オルタナ系
に仕上がっているが決して歪み皆無のよくあるスカスカ系ではなく
ちゃんとロックしている音作りとなっており、プロダクションは良くは無いが逆に方向性に
マッチしている
ように感じられるのもこの手のエモ系の強みか!?そんなわけでこれまでとは
異なる仕上がりになったがメロディーや哀愁、劇的さは従来のシンフォニック曲と
差は無い
ので今までのファンも特に違和感を覚える事は無く楽しめよう・・・!




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満足度 79% お気に入り曲 銀の羽、不完全の青







"Need A reason?"




日本のクラシカルシンフォニックロックユニットの11thアルバム。


脇目も振らずオリジナル一本数多くのアルバム、シングルをリリースしてきた
爆走シンフォニックフィメールゴシックユニットAliesonの最新作である!
従来はストリングス等シンセが目立ちバンドサウンドはパンク、エモ的な荒々しさ
爆走し高音で歌う女性ヴォーカルが聴けるHM/HRとはニュアンスの異なるシンフォニックな
爆走バンドサウンド
を持ち味とし、ここ最近はプロダクション、演奏がタイトになり
モダンなへヴィリフを積極的に取り入れ始めてきた
わけだが本作でさらに方向性を
変化させた
ようで、これまでのAliesonに無いアレンジ、音作りに仕上がった曲が
チラホラ目立っているがまぁ急にただのポップスになり下がったとか、ヒップホップに
なっちまった
とかそんな事は無く疾走チューンやシンフォニックなストリングスシンセ
しっかり残っており本質自体は変わっていないな・・・!

1曲目はちょいモダン風のリフ、ピアノ、シンセに始まりダークながらもどこか軽快な
ノリ
を見せヴォーカルも低音でなおかつポップなムードを醸し出すこれまでとはイメージが
異なるスタイル
を持った曲である!ギターソロはメロディー重視のプレイだな。2曲目は早速の爆走だが
メロパワでもスラッシュでもない、カオティックコア系のアグレッシヴさがあり
スキャットコーラスも顔を出しつつもヴォーカルが入ると従来の彼等に近いスタイルになるな。
インストパートはやはりちょいプログレムードもありギターソロはこれまた速弾きをしない
メロディーをなぞるプレイ
だ。3曲目は優雅なストリングスが壮麗さを演出、ピアノ、穏やかな
ヴォーカル
も顔を出し2曲目とは全くイメージの異なる曲調である!途中バンドサウンド
盛り上がりを見せる王道(?)のHM/HRバラードだな。4曲目は不穏なムードを醸し出すピアノ、
リズム
何とも怪しい短い繋ぎで続く5曲目は暗くもどこか穏やかなバンドサウンドが聴ける
エモいムードを持ったミドル曲。ヴォーカルメロディーは若干のクサさがあるな・・・!
ギターソロ後はキレを増したリフが勢いを増し緊迫感を放ってくるがその後は穏やかな
シンセ、ピアノ
が聴けるメロウなパートになるぞ。6曲目はモダン寄りのリフ、バンドサウンド
アップテンポになりいつになくパワフルなムードを醸し出すラウドロックチューンだ!
ヴォーカルだけがこれまで通りのスタイルでバックがアグレッシヴなんでミスマッチさを
感じさせるのう・・・!
ギターソロ後はこれまたプログレ的な変拍子リズムになるぞ!
7曲目はガレージ系のラフなギターに始まりモダンなへヴィサウンドにこれまで通りの
線の細い高音女性Voが乗るダークで怪しいミドル曲。サビで雰囲気が変わり広がりを見せ
ギターソロはやはりメロディアスだな。8曲目は冷たいピアノ、ストリングスがダークながら
実にエモーショナルで叙情的なムード
を放つアウトロ的なインスト。


これまでにあったゴシック的な煌びやかさは勿論残っているがバンドサウンドのつくりが
若干変わってきており緊迫感を伴ったカオティックさすら感じさせるアグレッシヴな
バンドサウンド
が顔を出すパートが印象的でプログレメタル系の変拍子リズムも部分的に
見せるようになってきており雰囲気的にもダークで緊迫感を感じさせる箇所が目立ち始め
ジャンル自体が大きく変わったわけではなくここ最近のアルバムの延長線上にある感じだが
確かに初期の頃と比べると大分様変わりした印象があるのう・・・!バンドサウンドは
どんどんタイトに、へヴィになってきているがヴォーカルだけが変わらずメタラー的には
細さが不満
になるやも知れんがこういうサウンドにこういうヴォーカルを乗せるのが
狙い
やも知れんな・・・!昔と比べるとサウンドプロダクション、演奏のタイトさが
段違いで成長している
のが判り以前の荒さも味だったがやはりメタラーとしてはこの
綺麗に纏まった音作りが好みじゃのう!ちなみに本作は2枚同時リリースのうちの1枚
もう1枚はファンタジックなイージーリスニングポップスの方向性に向かったらしい・・・!




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満足度 82% お気に入り曲 WIND-AIDED、Need A Reason?







"OVER DOSE"




日本のクラシカルシンフォニックロック改めメロディックモダンへヴィネス/ラウドロックユニットの13thアルバム。


ありがち極まりないアキバ系感性を根底から否定するかの如きマリリン・マンソン彷彿の
ジャケ
がイカす元クラシカルシンフォニックロック、現モダンへヴィネス、
ラウドロックユニットユニット
の最新作である!昔はスカスカなプロダクション
パンク、エモ的な疾走感を武器としていたがここ最近は音質がかなり向上し曲によっては
モダンなへヴィさすら湛える様になりそしてさらにダークで病んだムードを出すように
なってきている!そして本作はさらにバンドサウンド主体となり良質なリフワークタイトに、
モダンに展開
シンセは最低限の使用で過去のような壮麗シンフォさはかなり減退したが
メタル、ラウドロックとして聴くとメロディーのクサさもあってかなり個性的かつ
クオリティーの高いアルバム
に仕上がっていると言えよう!

1曲目は早速インダストリアルとすら言えそうなモダンなバンドサウンドが顔を出し
ヴォーカルこそいつもの高音メインの女性シンガーだが曲調は非常にメタリックである!
サビはストリングスシンセに加えギターもノイジーな音色を垂れ流しエモというかニューメタル、
メタルコアライクな開放感を演出、
2度目のヴァースはピアノもバックで顔を出すぞ。
ギターソロは泣きのトーンでメロディーを聴かせるプレイだ。2曲目は淡々とした中に
これまたインダストリアルなモダンさを放つタイトなバンドサウンドが聴けミドルテンポで
展開、
だがそれでもサビメロは実にクサい辺り日本人らしいセンスじゃのう・・・!
サビ後半、さらにギターソロでも疾走しこれまたメロディー重視のプレイを披露するが
その後変拍子ビートダウンと言えそうなモダンなパートに突入するのも面白いな。
3曲目はメタリックかつエモい哀愁を漂わせ疾走!サビはつんのめるような
カオティックなリズム
キャッチーでクサいメロが乗りインストパートもリズムがテクニカル
ピアノも顔を出しメロディアスなギターソロに突入するぞ!4曲目はストリングス・・・チェロのリフ
聴ける短い繋ぎで5曲目はこれまたバンドサウンド、ギターリフ重視の音作りで軽快さを出し
ベースも目立ちサビはストリングス壮麗なムードを演出するキャッチーな要素も強いのう・・・!
ギターソロがまた哀愁を放つメロディーを聴かせており良いな!後半のミュートリフもまた
フックあるわい!ラストはチェロのリフだ。6曲目はドラム、クリーンギターソフトな
ヴォーカル
が聴けサビはシンフォニックで壮麗な盛り上がりを見せピアノも顔を出す
ダークで怪しげなバラード風(?)の淡々とした曲。7曲目はピアノが妙な軽快さを演出し
これまでとはうって変わってよくあるタイプ(?)童話的ムードを放つアウトロ曲。


やはり過去の壮麗なストリングスサウンドと共にゴシカルかつパンキッシュに疾走する
スタイルとはかなり違ってきておりミドルテンポインダストリアル系モダンへヴィネス
メインでシンフォニックさもかなり薄れているがヴォーカルだけが一貫して変わらず
曲によってはかなりのクサさを見せる事もあり今と初期とでファン層が分かれそうな
感じ
じゃのう・・・!個人的にはサンホラフォロワーシンフォゴシックメロスピ系
クオリティーの高いプロジェクトが増えている今だからこそこのタイトでモダンで
メタリックな音作りを評価したい
所じゃて・・・!多くのバンドはモダン化と共にメロディーも
クソつまらなくなってしまう
モンだが彼等はメロディーの良さはそのまま・・・いやむしろ昔よりも
キャッチーでフックあるメロ
すら顔を出すようになっておりこの辺はやはり日本人らしい所じゃ!
リフがおざなりなバンドが多い中シンセに頼らなくなった分リフがかなり良いのも特筆すべき美点である!
キャリアを重ねるうちにマンネリ化してしまうベテランがどこのシーンにも多い中ここに来て音楽性の変化と共に
クオリティーを確実に上げてくる
なんてまるでDIR EN GREYのようで最高じゃ!(爆)




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満足度 86% お気に入り曲 スカリフィケーション、終わらぬ憂鬱、WIND-BLAST、Over Dose、冷たい夜に







"XXphobia"




日本のクラシカルシンフォニックロック改めメロディックモダンへヴィネス/ラウドロックユニットの14thアルバム。


元々は美麗なストリングスシンセを主軸としつつもある意味パンキッシュとも言える
荒々しい疾走感を持った王道のフィメール同人ゴシックをプレイしていたがアルバムを
重ねていくうちに段々と方向性が変わりダークさに満ちた病んだモダンなヘヴィさを見せるようになるも
だからと言って今は亡き(爆)ムックやギルガメッシュのようにまったくの別物になって
しまうような事は無くゴシカルさ、キャッチーさは健在で単純に個性を出しクオリティーを
上げてきた感のあるプロジェクト
である!本作は過去作から数えて通算14作目
ボリューム的にはミニアルバムくらいの内容となっており音楽的にはここ最近の
流れを汲んだモダンでダークなスタイル
となっているがそこまで本格的なゴリゴリの
モダンヘヴィネス、メタルコア
デスコアではなくあくまでも女性Voモノのヘヴィロックや
一昔前のモダンV系っぽい要素
が目立っておるのう・・・!

1曲目はインダストリアルさのある足音のようなイントロで続く2曲目は醒めたような
冷たいピアノ
モダンさのあるバンドサウンドが聴け儚いムードを出しつつもヘヴィで
ダークな印象を放つスロー曲
だがサビはストリングスもバックで聴けキャッチーさもあるな。
3曲目は一昔前のヴィジュアル系っぽいムードを持った疾走曲でバンドサウンドはHM/HRの
要素
があるもやはり根底にあるのはV系シンセやピアノも顔を出すぞ。ギターソロ
登場しメロディー重視のプレイを披露しておるのう・・・!4曲目はクラシカルさのある
ピアノ
が聴け後半でマーチング調のドラムも登場する繋ぎのインスト。5曲目はノリの良い
ギターリフ
に始まりモダンさを見せつつも軽快なアップテンポとなりラウドロック云々以前に
HM/HRとしてなかなかに良いリフである!それでいてヴォーカルがウィスパー色濃い
女性Vo
というのがミスマッチで面白くサビはクサさを感じさせるぞ!ラストの
ストリングスシンセがまた退廃感を出しつつもクサめなメロディー
披露しており良いな・・・!6曲目は笛系のシンセ、ピアノにヴォーカルが聴けるバラード曲
短い印象があるが繋ぎとして十分に役目を果たしており7曲目はこれまたアップテンポで
ダークさを持ちつつもどこかノリの良さがあるラウドロックチューン。シンセは
シンフォニックで印象的だな・・・!サビはやはりキャッチーさがあるのう!
ギターソロがどこか和っぽく感じられるのは気のせいか!?8曲目はクリーンギターに
ピアノ
湿ったムードを醸し出すエモさの目立った叙情バラード曲。
やはりこの曲もヴォーカルメロディーが良くサビはバンドサウンドに加え
ストリングスシンセ壮麗な盛り上がりを見せるぞ!


とりあえずここ最近はこの方向性で安定してきた感があり本作もまたダークさに満ちた
モダンでシリアス
フィメールVoゴシックラウドロックを聴かせてくれるぞ!過去作も
そうだがこの手のサウンドはニューメタルの流れを汲んでいるからか得てして
雰囲気モノに陥りがちでメロディーがつまらないバンドが多いのだが
彼らは流石に同人ゴシック出身だけにそうはならずクサさのあるキャッチーな美メロを
持ったサビ
が多々見受けられクサメタラーでも十分に楽しめるであろう・・・!




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満足度 84% お気に入り曲 午前四時、僕は思う  Pyrotechnics







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