AS I LAY DYING
"Frail Words Collapse"
サンディエゴ出身のメロデス/メタルコアバンドの2ndアルバム。
北欧メロデスの叙情リフ、泣きのソロにハードコア的なモッシュパート、
ニューメタル、スクリーモ的なクリーンVoを融合させたスタイルは
メタルコアと称されいまやアメリカのメタルシーンを席巻した感があるが
彼等AS I LAY DYINGはそんなシーンを代表する若手バンドの1つといっていいだろう!
メロデス的なギター、そしてハードコアの流れを汲むへヴィな極悪ビートダウン
モッシュパートをふんだんに取り入れた典型的メタルコアを聴かせてくれるぞ!
1曲目から叙情リフで爆走しブラストも出てくるまんまメロデスだが
すぐにリズム落ちしモッシュパートになるのがハードコアの流れだろう。
メロデス愛好家やクサメタラーにはこの落ちパート、何の価値があるのか
さっぱり判らんだろうがこれの真価はライヴにある!皆リズムが落ちると
大喜びで暴れ狂うのだ!(笑)2曲目もイントロから早くも爆走するがやはり
すぐにテンポダウンするぞ。4曲目はアップテンポで初期のIN FLAMESや
SOILWORKを思わせる曲だ。この曲が一番メロデス寄りだと言えるだろう。5曲目はなぜか
カオティックコア風の変態的アレンジが施されておりノイジーな高音ギター、
変拍子等THE DILLINGER ESCAPE PLANを思わせるな。しかし途中から急に
開けたような雰囲気になりクリーンヴォイスが聴ける。7曲目は叙情トレモロリフで
疾走する本作中最も疾走している曲だ!モッシュパートも勿論あるが
その後はブラストも飛び出す!!ラストの12曲目は非常にIN FLAMES寄りな
叙情慟哭リフ、リードギターが聴けるアップテンポ主体の曲だ!正直個性は無いが
本場の北欧メロデスがCHILDREN OF BODOMの流れを汲むキラキラクサクサ
疾走スタイルにシフトチェンジした今こういう慟哭系イエテボリスタイルは
メタルコアが主流になってきているのではなかろうか!?
この頃はハードコア色が強くメタリックな速弾きギターソロは無く
残虐リズム落ちモッシュパートがやけに多い!北欧メロデスを期待すると
その点で肩透かしかもしれないな。またクリーンヴォイスも非常に少なく
殆どがデス声で歌われているのも特徴である。ただリフやリードギターは
北欧メロデススタイルを忠実に再現し非常にメロディアスである!
最新作(4th)はリズム落ちが少なくメロデス寄りなのでそういう音を求めるメタラーには
そっちをオススメするぞ!だが本作も質は高い!
Amazon.co.jpで見てみる
満足度 82% お気に入り曲 Collision、Undefined
"Shadows Are Security"
サンディエゴ出身のメロデス/メタルコアバンドの3rdアルバム。
メタルコアシーンでその存在を激しくアピールし気を吐く彼等AS I LAY DYINGの
3作目のアルバムで音楽的にはメロデス色が濃くなり疾走曲も前作はせいぜい
アップテンポが関の山でスローなモッシュパートもやけに多かったが今回は
素直に爆走する曲が増え一部でメタリックなギターソロも登場!
よりメタラー受けする方向性になったのではなかろうか!?モッシュパートもただ単音のへヴィリフを
刻むのではなくそれまでの流れを引き継ぐ叙情リフを取り入れている。
またプロダクションも向上し説得力がさらに増した印象があるな。
1曲目は叙情性に満ちた北欧メロデスリフが聴けるアップテンポチューンで
ビートダウンしてからも慟哭リフは続く!前作と比べて音に厚みが出た感があるな。
ラスト前ツインリードが登場するぞ!そのまま続く2曲目はパワフルなリフと
地鳴りのようなドラムが現れその後爆走!そしてリズム落ちし非常にへヴィな
印象を聴き手に与えるぞ!リフがカッコいいな。クリーンヴォイスも登場するぞ。
そしてブラストも登場し非常にアグレッシヴである!4曲目はこれまでとは違う雰囲気で
始まりどこかニューウェイヴ系の気だるさを感じさせるリフが面白いな。
まぁこういう曲もかつてIN FLAMESがやっていたような気がするな(笑)。クリーンVoが
どこかポップな雰囲気を演出している異色の楽曲である!そして5曲目は元の
雰囲気に戻り荒々しいへヴィリフ、極悪モッシュパートが堪能できる硬派な曲だ!
ツーバス連打が熱い!そしてようやく本格的なメタルギターソロが登場!
ピロピロと速弾きをカマしてくれるぞ!6曲目もメロデススタイルを踏襲した曲で
うねるようなリフに始まり疾走!アグレッションと叙情性を持ち合わせたリフが
非常にカッコいいな!9曲目もイントロからかなり飛ばしており爆走しまくりである!
ギターソロも聴けるぞ!10曲目もイントロから爆走しているぞ!
スローダウンもするが当然叙情性は忘れない!そして12曲目は
ノイジーな高音不協和音リフがカオティックな雰囲気を演出する
スローチューンでCONVERGEの“JANE DOE”を思い出すな。
モッシュパート多用の前作と比べて疾走チューンが増えよりメロデスに
近づいた印象があるな。これくらいのアレンジならば本場の北欧メロデスを
愛聴していたメタラーにも受けが良いだろう!基本メロデスで適度にハードコアと、
非常にバランスよく聴かせてくれる1枚である!ちなみに本作はDVD付きだが
値段は変わらず2300円と非常に良心的である!シングル1曲に同曲のPV1つだけ
付けてフルアルバムと変わらん値段ぼったくる
3流V系バンド共に見習わせたいのう(爆)。
Amazon.co.jpで見てみる
満足度 84% お気に入り曲 Confined、Empty Hearts、
Reflection、The Truth Of My Perception
"A Long March: The First Recordings"
サンディエゴ出身のメロデス/メタルコアバンドの企画アルバム。
メタルコアシーンで今や飛ぶ鳥を落とす勢いらしい彼等AS I LAY DYING。
ギターソロ少なめでブレイクダウン(モッシュパート)も多いがその音楽性は
限りなく叙情メロデスに近いメタルコアバンドである!
本作はそんな彼らの企画盤であり幻の1stアルバム、そしてスプリット盤などに
収録された曲で構成されている。スプリット盤には2nd、3rdで発表された
曲もあるので既に知っている曲もあるな。ちなみにスプリット盤の曲はリメイク版と
オリジナル版の2種類が収録されているぞ!
メタルコアなどと一口に言っても彼らのような王道をいく北欧叙情メロデスに
モッシュパート、クリーンVoを取り入れたスタイルもあればLAMB OF GOD、HATEBREEDの
ようなへヴィさ、グルーヴを重視したものもありTRIVIUMのような
スラッシュメタル色濃いもの、MASTODONのようなカオティックなものも
存在している!まぁそんな中でAS I LAY DYINGみたいなスタイルのバンドは
アルバム重ねる事で演奏やソングライティング能力が成長する事は
あっても音楽性が大きく変化すると言うような事はあまり無いのだが
本作の6曲目から始まる1stの曲は今の彼等とは方向性が異なり叙情性よりもどこか邪悪さ、
混沌とした雰囲気が演出されており普通の叙情メロデスとは明らかに違う雰囲気を
醸し出しているといえるだろう!2ndで一気に叙情性を出し始めたのか!?
ともあれプログレッシヴな要素があるわけではないがカオティックハードコアに通じる
不穏さ、混沌さに満ちた1stの楽曲は叙情性に惹かれた
ファンはやや面食らうんじゃなかろうか!?
まぁ既存の曲もあるしスプリット盤の曲が2パターン収録されていると言う事もあって
ファン向けのアルバムだろう。初めて彼らに触れるリスナーには3rd、4thをオススメする!
Amazon.co.jpで見てみる
満足度 75% お気に入り曲 Reinvention、
Beneath the Encasing of Ashes
"An Ocean Between Us"
サンディエゴ出身のメロデス/メタルコアバンドの4thアルバム。
LOUD PARKに2年連続で出場が決まったメタルコアバンドの4作目である!
楽曲的にはメロデス寄りになった3rdの方向性をさらに煮詰め、
前作においてクリーンVoをとれるベースを加入させた影響が今回さらに
出たのかクリーンヴォイスをこれまでに無く多用、モッシュパートも減り
もはやクリーンVo入りの北欧メロデスと呼んでしまっていいほどである!
ツインリードが叙情的なリードフレーズを聴かせるイントロに続く2曲目は
ツーバス連打にへヴィかつドラマティックなギターがイントロで聴け
メロデスというか正統派メタルにも近いリフにデス声が乗るアップテンポ曲だ。
ツインリードがやはり良いな!ダミ声のコーラスも熱いぞ!
アルバムタイトルチューンの3曲目はアグレッシヴに疾走するメロデスチューンだ!
サビがクリーンVoなのがあくまでもメタルコアである事を主張している。
リフも叙情的で良いな。4曲目はスラッシーなリフで爆走するデスラッシュである!
出自を思わせる荒々しいハードコアなシンガロングも共に歌いたい衝動に駆られるな・・・!
5曲目もメロディック・デスラッシュ的な疾走感、ドラム、そして叙情メロデスリフが
堪能できる曲。サビはやはりクリーンVoでメロディーもエモーショナルだ!
6曲目はいきなりブラストで爆走と、北欧メロデス黎明期を思わせるスタイルを
聴かせる!ギターソロもピロピロと始まりリードフレーズを紡ぎ出すぞ!
ソロ後のボドムの効いたドラムもグルーヴィーで聴き応えあるな。
8曲目もへヴィに爆走する慟哭の北欧メロディック・デスラッシュだ!
熱き漢シンガロングがハードコア的だがそこがまた良い!ギターソロのメロディーも
実にそそるわい・・・!9曲目はスロー曲だがイントロのリードギター、キレのあるリフ、
クリーンVoのメロディーなど実にセンスが良いな!叙情的なギターがまたメタル者の
心を揺さぶるのう・・・!10曲目はタッピングが印象的なインスト。
煌きを放つ旋律は80年代のテクニカルギター全盛期を思い起こさせるな・・・!
11曲目はうってかわってカオティックさすら感じさせる破壊的なイントロに始まり
へヴィさが滲み出たハードコアの要素が強い曲だ。しかし中盤の寒々しさは
さすが北欧メロデスの流れを受け継ぐバンドよ!12曲目も疾走する北欧メロデスだ!
朗々と歌うサビは聴き手を圧倒するような威厳があるな・・・!
ラストはピアノでメランコリックに占めるのもまたメタル的ではないか・・・!
全体的に速い曲が多く畳み掛けるように聴かせてくれるのが長所である!
数少ないスロー曲も北欧メロデス直系の慟哭を受け継いでおり
捨て曲は無い!こういう音が今のアメリカで流行っているのは
実に信じがたい事である・・・!スカッと爽やかアメリカンロック、LAメタルが
横行していた80年代とは違いアメリカ人も叙情性を感じ取れるようになったとは・・・!
これも環境ホルモンの変化のせいか!?(違う)
Amazon.co.jpで見てみる
満足度 87% お気に入り曲 An Ocean Between Us、
Within Destruction、Forsaken、Comfort Betrays、
Bury Us All、Warth Upon Ourselves、This Is Who We Are
もどる