THE AGONIST







"Once Only Imagined"




カナダ出身の女性Voメタルコアバンドの1stアルバム。


メタル後進国のような感じでありながら実は隠れた実力派
輩出して来ているカナダから新たに現れたクリーン、デスVo
両方
を使い分ける女性ヴォーカルを擁したメタルコアバンドで、
ヴォーカルの声質からか若干ゴシックの雰囲気を宿した部分が
持ち味となっており北欧メロデスライクなギターリフ、
ビートダウンモッシュパートはいかにもメタルコアなのだが
非常に美しく透き通ったクリーンなフィメールVoは確かにゴシックモノの
雰囲気が感じられるな。EVANESCENCEWITHIN TEMPTATION等に
通じるものがあるがデス声はアンジェラ・ゴソウを思わせる、女性のものと分かる
部分を残した感じでなかなかにアグレッシヴだがクリーンVoと
違ってそこまで魅力があるわけではなく無くてもいいかも知れんと
思ってしまうのう・・・!楽曲的には疾走チューンが少なく全体的に
ミドルテンポの曲が並び、またギターソロらしいソロも
無い
のが微妙である。6曲目は数少ない疾走パートを持った曲で
ギターも速弾きオブリを入れるぞ!サビなどはやはりスローになる
メタルコアというよりはフィメールゴシックの雰囲気が強く
この辺が彼らの個性となっているのう・・・!8曲目はメロディーに
フックがあり
サビのバックでバキバキ唸るベースも味を出しており
ゴシカルな雰囲気も強いな!ラストの下水道ガテラルも聴き所だ。


クリーンVoがかなり魅力的なのでデス声はあまり要らないん
じゃないかと思わせるし音質も軽く楽曲面でも悪くは無いが
まだ無難な印象があり、突き抜けた部分がクリーンVoくらいしか
無いのが気になるがまぁ新人バンドの1stだしこれから化ける
可能性
は充分あるだろう!



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満足度 78% お気に入り曲 Business Suits and Combat Boots、
Memento Mori







"Lullabies for the Dormant Mind"




カナダ出身の女性Voゴシックメタルコアバンドの2ndアルバム。


前作では普通のロック姉ちゃんってな感じのナリだった女性Voが
なぜかALI PROJECTみたいな姿になっての2ndである!それに伴い
良くも悪くも無難な部分が目立った1stと比べてかなり成長しており
それまでのゴシカルなフィメールVoを伴ったメタルコア部分は
キープしつつもさらにカオティックコア的な変態変拍子リフ、
シンフォニックな質感を感じさせるシンセ
が微かに使われたり
前作には無かった爆走パートがあったりと一皮も二皮も剥けた様な
印象があるな。ヴォーカルもデス声がパワーアップしており
まるでDir en greyの京のようなキチガイ染みた絶叫や
低音グロウル
を放ち表現力が増している!

今度は1曲目から早速疾走しておりカオティックコアの如き
変態的なリフにデスヴォイス、そしてゴシカルなクリーンVoが
重なり合いシンフォニックなシンセもバックで使われメタルコアと
カオティックコア、フィメールゴシックを混ぜ合わせたような
楽曲になっている!2曲目なんかブラストもいきなり飛び出し
シンフォブラックのような雰囲気も演出されるぞ!ピアノも
効果的に使われているな。3曲目はゴシック要素を感じさせる
部分が強いが途中ブラストも一瞬飛び出しカオティックなリフ
2ビートで疾走するパートもある!メロディアスな
ギターソロ
も登場しこれも前作にはなかった新機軸だな。4曲目は
カオティック要素が濃いアレンジだがクリーンなサビは実に
エキゾチックな雰囲気がありサビメロがつまらないバンドが多い
メタルコアにあってこのフックは異例だと言えよう・・・!
ラストのシンフォニックなアレンジもいい余韻を残しているな。
5曲目は非常に流麗でキャッチーなヴォーカルメロディーで始まる
ミドルテンポ曲でやはりリフがメタルコアではなくカオティック系だな。
6曲目はシンフォゴシックとカオティックコアを混ぜ合わせたかのような
雰囲気で変態的な爆走リフ壮大さを感じさせるクリーンなパートの
対比が印象的である。ベースソロも一瞬飛び出すぞ!後半これまた
シンフォニックなシンセのパートになりその後の盛り上がるクリーンVo、
泣きのギターソロも良いな。7曲目はメタルコア系のリフとクリーンVo、
デスVoが掛け合いその後は高音絶叫、低音ガテラルが登場し早くも
ギターソロに突入しそして疾走開始!途中モッシュパートも登場する辺りが
メタルコアたる所以だがピアノも聴けるサビはやはりフィメールゴシックだな。
8曲目は何とソプラノを披露しDARK MOORも最近やった“白鳥の湖”
フレーズを歌い上げるQUEEN的な重ね録りコーラスが非常に美しい曲だ!
9曲目はアグレッシヴなメタルコア要素とこれまたエキゾチックな
クリーンVo
が聴ける本作の中ではストレートな曲である。だがサビでは
壮大なホーンが登場しさらに爆走すると言う劇的な展開が待っているぞ!
10曲目は強烈なガテラルで始まりメタルコアのリフにシンセが乗り
美しいスキャットコーラスも聴けるゴシカルなメタルコアでやはりこの
サビメロのキャッチーさは彼らならではの大きな武器だな・・・!
11曲目はギターとストリングスシンセのユニゾンに始まり爆走するが
サビはやはりピアノも聴ける流麗な美旋律である。途中ヴァイオリンの
音色のシンセ
によるソロが登場しGALNERYUSを思い出すが何気にドラムが
複雑そうなプレイをしているな。


まるでフィメールシンフォゴシックが爆走を覚えたかのような
凄まじい楽曲が次から次へと登場し前作と比べてかなり化けたのう!
前作でもそうだったがクリーンになるサビがキャッチーなのは
非常に大きいのう!ホント、メタルコアバンドはニューメタル
流れを汲んだフックの無い面白くもなんとも無いサビが多いからなぁ・・・!
前作には皆無だったギターソロも登場するようになり、まぁ
テクニック的には足りない部分が多いがその分メロディアスなプレイが
主体となっており好印象である。明らかに前作よりもパワーアップしており
最初に彼らのアルバムを聴くなら間違いなく本作だろう!メタルコア、
カオティックコアファンからフィメールシンフォゴシックファンにまで幅広く
オススメできる
ナイスアルバムだ!伊達にALI PROJECTみたいな
ナリにはなってないのう!(笑)




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満足度 87% お気に入り曲 全部







"Prisoners"




カナダ出身の女性Voメタルコアバンドの3rdアルバム。


デビュー当時は女性Voをフロントに据えつつも特にこれと言った特筆箇所は見当たらない
ごく普通のメタルコア、スクリーモ系のサウンド
を出していたが前作の2ndで大きく化け
シンフォニックでドラマティックなシアトリカルさ
を大々的に導入、女性Voのパフォーマンスも
目を見張るような向上振りを見せておりクリーンVoから絶叫、デスVo、さらには女性Voならではの
ソプラノ歌唱等さまざなな声色を駆使しもはや変態の領域にまで足を突っ込んだ感があった・・・!
そして続く3作目の本作、またしてもイメチェンしておりそれに合わせてか音楽性も変化、
前作のシアトリカルなシンフォさは鳴りを潜めストレートなメタルコア、メロデス系
スタイルにシフトしておりさらにリフによっては叙情派ニュースクール系胸を焦がす激情まで
見せており大仰、ゴシカルさは消えつつもメロディーの良さは健在である!

1曲目はアコギメロウなムードを醸し出しメタルコアと言うよりはメロデスというか
ニュースクール然とした叙情的なリフと共に疾走しヴォーカルも強烈な絶叫シャウトを披露!
サビではクリーンVoも顔を出すが基本は勢いあるシャウトとなっておりプロダクション的には
そこまでゴリゴリにヘヴィという訳ではないが十分にエクストリームである!2度目のサビの
頭はクリーンではなく吐き捨てるようなシャウトで歌うのが面白いな・・・!2曲目はどこか
気だるさを感じさせるクリーンVoに退廃的な空気を纏ったリフが聴けそして疾走!勢いを
見せつつもキャッチーなメロディーを持っておりギターソロもメロディアスだが流麗さ
あるぞ!後半の吐き捨てシャウトが実に荒々しいのう・・・!3曲目はガキンチョのコーラス
幕を開けどこか正統派ライクなメカニカルさを持ったリフ、リズムが登場しヴォーカルは絶叫だが
ダミ声でメロディーを歌っている箇所もあるな。4曲目はスローテンポ相当にキャッチーな
普遍性を持ったメロディーを歌うクリーンVo
が印象に残るもやはりデスVoも登場、
ミドルテンポで展開しどこか淡々としつつもパワフルさも感じさせるな。5曲目は絶叫に加え
勢いあるリフ、リズムアグレッシヴに爆走するエクストリームな
メロデス、メタルコアだ!
サビはやはりクリーンVoになりバックでギターも
オブリを入れているぞ!
6曲目は退廃的なリフウィスパー系のコーラスが聴け
前作に近いゴシカルなムードを見せるもその後はメタルコア的なリフで疾走するストレートな
曲調
になりリフやオブリ、ソロ等ギターフレーズがいちいち良いな・・・!後半はクリーンギターが
顔を出し叙情的なムードを演出、フェードアウトしたかと見せかけまた展開する
何気に8分を越える長丁場の曲になっているぞ。7曲目はカオティックコアに接近した
変態的なリフ、リズムイカつさのあるデスVoが聴けるがクリーンVoも登場し
テクニカルながらメロディアスなキャッチーさもあるな・・・!8曲目は
モダン寄りのムードを醸し出すリフが聴け気だるいウィスパーも顔を出し
その後は野蛮なダミ声系のデスVoになり退廃的な空気を見せるもドラムはやけに
手数が多いな。
クリーンVoはエキゾチックさすら醸し出しやはりキャッチーで良いのう!
後半はムードが変わりカオティックというかプログレメタル的なリズムになり
テクニカルと言うかメカニカルな印象を出しつつ気だるいラウンジ要素も見せるぞ。
9曲目もまたモダン寄りのバンドサウンドだが軽快で妙に明るいポップさを見せ
デスVo、メタルコア系リフエクストリームメタル要素を放つも
サビのクリーンVoがまたキャッチーじゃわい!後半付近で顔を出す
ウィスパーコーラスもまた印象的だ。10曲目はアコギで幕を開けメカニカルな
タイトさを持ったバンドサウンド
が聴けるどこかMEGADETHっぽい曲だな。中盤以降は
口笛怪し気なベース、ドラムが混ざりさらに奇妙さを増しカオティックな
変態っぷり
も見せ始めるのう・・・!11曲目は台詞に始まりアコギが暗く淡々としつつも美しさを見せ
美麗なコーラスが聴けたかと思いきやヘヴィなバンドサウンドが登場!モダンな
ノリの良さ
を出しギターリフやオブリがまた印象的だな。中盤以降はまた
アコギが顔を出しメロウさを見せつつバンドサウンドも再び登場し焦燥感を放つぞ!
日本盤ボーナスの12曲目は淡々としたリフ、リズム気だるいムードを醸し出すも途中で
テンポアップし昔ながらのブルデスライクなトレモロリフが聴け無骨さを演出、
その後は勢い良く疾走するパートやテクニカルなノリの良さを見せるパートも顔を出すぞ!


2ndにあったフィメールシンフォニックゴシック的なクサさ、耽美性に加え変態的な
テクニカルさ
が鳴りを潜めストレートになった印象があるもののそれでもメタルコアとして
クオリティーは非常に高く
リフやソロ等ギターも良いがクリーンVoパートにおけるメロディーの
普遍性に満ちたキャッチーさ
が何よりも特筆すべき箇所であろう!バンドサウンドも
タイトな切れを増し
プロダクションも向上、ストレートなメタルコアを好むメタラーなら勿論、
前作のシアトリカル路線が好きなメタラーも一聴の価値はある高水準のアルバムである!




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満足度 86% お気に入り曲 You're Coming with Me  The Escape  Panophobia
Ideomotor  Lonely Solipsist







"Eye Of Providence"




カナダ出身の女性Voメタルコアバンドによる4thアルバム。


デスVo、クリーンVo共に達者な実力派女性シンガー、アリッサがARCH ENEMYに引き抜かれ
もはや終わったかに見えたTHE AGONISTだが、新たな女性シンガー、ヴィッキー・サラキスが
加入して復活した通産4作目のアルバムである!
誰もが気になる音楽性、パフォーマンスだが、
蓋を開けてみたら意外と過去作とそう大差無い女性Voメタルコアとなっており、方向性としては
前作の流れを汲んだストレートなメタルコア、エクストリームメタルで新任ヴォーカルも前任者と
比べてあまり違和感の無いクリーンVo、デスVo
を披露しており一安心だろうか!?

1曲目から早速グロウル入り疾走メタルコアとなり、サビは気だるいクリーンVoギターソロも
細かいプレイを披露しているぞ!
2曲目はミドルテンポでどこか退廃した空気を醸し出しており、
3曲目もミドルテンポでストロングな印象のあるリフ、リズムが聴け、ギターソロがなかなかに
メロディー重視のプレイ
を披露しているぞ。4曲目は細かいピロピロギターが目立ったアップテンポで
これまたパワフルな勢いも感じさせ、5曲目はメロデス直系の叙情性を演出するリフが登場するも、
疾走はせずミドルテンポで淡々と展開、途中からテンポアップもするぞ。6曲目は退廃的な憂い
醸し出しつつ遅めのブラストも登場し、その後はミドルテンポながら邪悪さ、禍々しさを感じさせ
ヴォーカルもどこか怪しげなムードを見せているな・・・!7曲目はエクストリームな空気を撒き散らし
アグレッシヴに疾走するも、クリーンVoはどこかエキゾチックさを醸し出しておりギターソロは
流麗さのあるシュレッドである!8曲目は淡々としつつも緩急ある激情ハードコア寄りの曲調だが、
キャッチーさもありギターソロもメロディアスだな。9曲目は待ってましたの疾走メタルコアとなり
メロデス直系のリフ、噛み付くようなデスVo細かいピロピロギターも聴けるぞ!
10曲目は暗く淡々としたマイルドな曲で、途中からテンポが上がりメロディー重視のギターソロも登場、
11曲目もまた穏やかでほの暗いアコギが聴けるバラード系で、12曲目はストレートかつドラマティックな
印象のあるギター
が目立ち、メロデス直系メタルコアらしい禍々しいリフも自己主張するぞ!
13曲目は穏やかなクリーンギターマイルドさを放つこれまた暗いミドル曲だが、
どこかポストロック的な怪しく細かい演奏も見られるのう・・・!日本盤ボーナス
14、15曲目は本作収録曲の別ヴァージョンである。


ARCH ENEMYのせいで死んだと思われた(爆)THE AGONISTだが、新任シンガーがまたデス、クリーン共
ちゃんと歌えており、
流石にデスVoはアリッサのほうが上手だろうがこっちも問題は無く、
特にクリーンのほうが上手いと思われるタイプだが、前任者と比べてもそう大差無いスタイルで
違和感をあまり感じさせない
のが良いな!楽曲面も主に前作を踏襲したストレートな
メタルコア
となっており、ややミドル曲が多い印象もあるが質は高くメンバーチェンジで
失敗しなかった好例
だと言えそうか!?




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満足度 84% お気に入り曲 Gates of Horn and Ivory  I Endeavor
A Necessary Evil  Disconnect Me  Follow the Crossed Line







"Five"




カナダ出身の女性Voメタルコアバンドによる5thアルバム。


遥か格上の大先輩バンド、ARCH ENEMYシンガーを奪われ死んだかと思われたが、
起死回生で新たに加入した女性シンガー良質のパフォーマンスを披露し
未だ死なずと強くアピールする事に成功し評価を高めた、カナダ出身の女性Vo
メタルコアバンド
による通産5作目である!すっかり形骸化し似たような音ばかりに
なってしまった
この手のメタルコア/ポストハードコアで、彼等も例に漏れず
最初期のようなメロデスっぽさは減退しているが、それでも他バンドには無い
疾走チューンや、チャラくないドラマティックさを見せるクリーンVo等
メタルコアの「メタル」の部分を大事にする姿勢が見え隠れしており好感が持てるな。

1曲目は意外にもメロウなムードを醸し出す淡々としたスローチューンで、
2曲目はピロピロギターも交え最近のこの手のバンドにしては珍しく疾走!
パンク的なシンガロング
も顔を出し、3曲目も焦燥感漂う細かいギターが聴ける
疾走曲で、4曲目も細かいギターが忙しなく、グロウル主体ながらコーラスは
女性Voらしい美麗さがあるな。5曲目はストロングかつ細かいギターが目立ち、
サビはチャラくないキャッチーさがあるか!?6曲目は気だるいコーラスが顔を出すも、
その後はストロングさ、ダーティーさを放つノリの良いアップテンポとなり、
7曲目はアコギ、アダルトなクリーンVoが場末のキャバレー的な寂れた空気を演出、
8曲目は何と壮麗なオーケストレーション本格的なサントラ風味を放つインストで、
9曲目はヘヴィな印象があるも、どことなく怪しげなノリの良さがありエキゾチックなメロも見られ、
10曲目はダウンチューニングのヘヴィさを放ちつつデスラッシュ的に疾走!
11曲目は気だるさを見せつつも軽快さがあり、12曲目はより気だるさ、
怪しさ
を増したアダルトなスロー曲。13曲目も怪しさ漂うスロー曲で、
ストリングスが目立っておりキャッチーなホラー感も見られるだろうか!?
14曲目は何か最近売れた曲のカヴァーらしく、原曲は知らんがユルめの
タル〜いポップス感
があり最近の曲らしくピンと来ないな(爆)。


近代メタルコアでありながらも同世代の同系統バンドとは異なり、
疾走曲がしかとありクリーンVoもありきたりな売れ線ポップス寄りにはならず、
さらにテクニカルなギターソロを導入していたりと、上記したよう
メタルコアではあるが「メタル」の部分を重要視している姿勢が見え
HM/HR者として有難いメタルコアを聴かせてくれるのう・・・!
篭り気味なプロダクション、一本調子なグロウル、アルバム後半でダレる等
改善点もあるが、
そこいらのチャラチャラしたしょうもない
ポストハードコア
よりかはずっと楽しめるな。




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満足度 82% お気に入り曲 The Chain  The Anchor and the Sail
The Villain







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