ARCH ENEMY






"BLACK EARTH"




スウェーデン出身の叙情派ギタリスト、マイケル・アモット率いるメロデスバンドの1st。


トリビアの泉で紹介された事でお茶の間に知名度が無駄に広がったグラインドコア界の
重鎮ナパームデスから派生した猟奇的かつ茶目っ気のある歌詞で人気のカーカス。
初期2作はナパームデス直系のグログログラインドコアでマニアの間で受ける程度だったが
3作目においてスウェーデンからぶらりとやってきたギタリスト、マイケル・アモットが加入した事により
音楽性は劇的に変化。泣きのギターをフィーチャーしたメロディックデスに
なり
その結果多くの新たなファンが増え、そして言わずと知れたメタル史に
その名を刻む神のアルバムである4作目、“HEARTWORK”
を生み出すが
マイケルはその後脱退。70年代の音に影響を受けたバンド、
スピリチュアル・ベガーズを組み、そしてその後新たなデスメタルバンドを
結成するのである!それがここに紹介するアークエネミーなのだ!!


音楽性は3rd以降のカーカススタイルを継承するメロデススタイルではあるが
どちらかというとデス、スラッシュ的なブルータルサウンドに激泣きの
ツインギターを導入した彼ら独特のデスメタルサウンド
であると言ったほうが
よさそうな音作りをしている。個人的にかなり好みの音だ。
そしてそんなツインリードの片割れはマイケルの実の弟であるクリストファー・アモットが
担当しているのだが彼のレベルも物凄く高く、自己流でギター、音楽を見に付けたマイケルとは
対照的に音楽学校出身で理論にも精通しているらしい・・・!

この2人が奏でる慟哭のギターサウンドはまさに3rd以降のカーカスを愛していた者にとっては
御馳走以外の何物でもなく、全編に渡って聴ける劇的ギターの洪水に身も心も
とろけてしまいそうになるな・・・!(笑)

特に凄まじいのは9曲目“FIELD OF DESOLATION”で、特にラストで延々と聴けるツインギターの
壮絶なプレイはまさに神懸りとしか言いようが無く、デスメタルが苦手だという正統派好きの
メタラーをも黙らせる程のクオリティーを持っているぞ!


3rd以降のカーカスが好きだった人なら気に入るだろう!この慟哭のギターは
まさにメタル界の宝だ!!



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満足度 86% お気に入り曲 FIELD OF DESOLATION







"STIGMATA"




叙情派ギターコンビ、アモット兄弟率いるバンドの2ndアルバム。


1stアルバム“BLACK EARTH”において3rd以降のカーカスの流れを汲む独特の
激泣き慟哭ツインギター
をフィーチャーした暴虐デスサウンドで我々を悶えさせた
アークエネミーの2作目だ!

本来彼らはバンドではなくプロジェクトであり、1作で活動を終了する予定だった
はずだがやはりナパームデス派生バンド、カテドラルの前座として来日した際
日本にアークエネミーの熱狂的なファンが多くいることを知りその結果
継続していく事になるという経歴があるのだ!素晴らしい!
日本のファンは誇りに思っていいぞ(笑)。
偉そうでスマン・・・。

そんなわけでリリースされた本作だが、音楽的には前作と変わらないもののドラマーが
変わったようでテクニカルなものの前作のようなファストなプレイが少なくなり、
全体的に疾走感が減退したと言えるだろう。しかしその後オリジナルドラマーが復帰し、
新たに疾走チューン2曲が追加され叩いている。


相変わらずアモット兄弟の奏でる慟哭のフレーズはたまらないし、ヴォーカルのヨハン・リーヴァも
感情表現豊かなデスヴォイスを聴かせてくれ、バックのプレイもタイトで素晴らしい。
しかし最後の曲“BRIDGE OF DESTINY”のラストのギターはどう聴いてもサンタナの
超有名曲“哀愁のヨーロッパ”のパクリ
だよなぁ・・・(笑)。
ロック好きのオッサンに聴かせてみてぇ(笑)。




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満足度 79% お気に入り曲 BEAST OF MAN、DIVA SATANICA、BRIDGE OF DESTINY







"BURNING BRIDGES"




叙情派ギターコンビ、アモット兄弟率いるバンドの3rdアルバム。


前作ドラマーの交代があったものの結局元鞘におさまり激しさ、ブルータリティを
取り戻した彼らの勝負作にあたる3作目はメタル史にその名を刻む神盤となった!

1stのような激しさを取り戻しその上を縦横無尽に駆け巡るアモット兄弟のギタープレイが
泣きを愛するメタラーの琴線を撫で回しまくり、そしてその上曲そのものの出来が半端でなく、
ただでさえ捨て曲皆無のキラー揃いだというのに本作にはさらにその中でも
飛びぬけた神の曲が収められているのだ!それが言わずと知れた彼らを
代表する“SILVERWING”である!
本来ダーティであるはずのデスメタルに
何とメジャーキーを大胆に取り入れ、それが暴虐なブルータルパート、
デス声と奇跡的に融合!本来ありえない組み合わせを天才的なセンスで
見事にマッチさせたこの曲はイントロのリフからすでに名曲の予感を感じさせ、Aメロは
ブルータルに爆走するもサビ直前で転調しメジャーキーになりもはやポップとさえ
形容したくなる泣きメロをギターが奏で、ソロではそれに飽き足らずペンタトニック風フレーズまで
導入、そしてメジャーキーでキャッチーに展開し、後半さらに転調し今度は
これ以上無いほどに泣きまくる!
曲の締めくくりもスローに泣きまくる!
まさに名曲!これぞ名演!!

さらに日本盤ボーナスに何とヨーロッパのカヴァー“SCREAM OF ANGER”、そして
1stに収められた名曲“FIELD OF DESOLATION”のギターソロが拡張された
新録ヴァージョンが収められている!ボーナスに至るまで本作は
マジで隙無しだなぁ・・・!



彼らを知りたければまず本作を聴くべし!と言い切れる名盤だ!デスメタル初心者にも
おすすめできるといえるな!



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満足度 97% お気に入り曲 全部。特に“SILVERWING”







"WAGES OF SIN"




叙情派ギターコンビ、アモット兄弟率いるバンドの4作目。


前作で究極の完成度を誇る名盤を生み出し多くのメタラーを悶絶させてきた
彼らの新たなアルバムがリリースされるにあたって再びメンバーチェンジがあったのだが
これまで3作で慟哭のヴォーカルを披露してきたヨハン・リーヴァが脱退し、
新たに加わったシンガーはアンジェラ・ゴソウという女性だ!

デスヴォイスを聴かせる女性シンガーというのは確かにかなり珍しいが前例が無かったわけではない。
日本にも同時期にSHADOWという女性シンガー擁するメロデスバンドが
アルバムをリリースしていたしな・・・。
しかしこの大胆なメンバーチェンジにより
彼らに対する注目は一気に増し、知名度が飛躍的に上がったといえるだろう。
まぁ俺は繊細な感情を表現する技術に長けた前任者のほうが好みではあるが
アンジェラのヴォーカルは女とは思えない迫力があり、本作を聴いた当時はもし俺に
子供が出来てそれが女だったらアンジェラって命名する!などと
一瞬思わせたほどのインパクトがあった(笑)。

まぁ俺は結婚なんてする気は一切無いがな・・・!セックスよりメタルだ!!(爆)

そんなわけで本作の出来はというと音楽的には変わった部分は特に無いが
音質が向上し、各楽器のパートが鮮明に聴こえるのは良いな!しかし曲の出来は
前作ほどではない・・・。前半の畳み掛けはたまらんが中盤ダレると思う・・・!


とはいえクオリティーは流石に一流バンドだけに高いので初心者に十分オススメできる
アルバムと言えるだろう・・・。しかしやはり俺は前作をすすめるがな!



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満足度 84% お気に入り曲 ENEMY WITHIN、BURNING ANGEL、RAVENOUS







"ANTHEMS OF REBELLION"




スウェーデン出身の超有名メロデスバンドの5作目のアルバム。


彼らの5作目にしてシーンを騒がせた女性デスシンガー、アンジェラ・ゴソウ
加入しての2作目にあたるアルバムだ。

しかしここにきて音楽的な方向性が微妙に変化したようだ。アメリカでこの手の
北欧メロデスが認知され始めた時期
で彼らもアメリカツアーを行ったのだがそれが
影響してか以前のような劇的な曲展開や独特の強烈な泣きのギターがかなり減退し、
それに変わってノリのいいリフが前面に渡ってフィーチャーされた、一言で言えば
単純なのが好きなアメリカ人に受けるスタイルになってしまった・・・!
この方向性の変化は由々しき事態だといえる!俺たち日本のファンは彼らに
アメリカナイズドなんかされて欲しくない!叙情的なギターや
ドラマティックなアレンジを彼らに求めているのだ!


まぁそれでも2、4、13曲目はかろうじて従来のギタープレイが聴けるがそれでも
かなり物足りないのもまた事実・・・!まぁ2曲目のサビなんかかなりカッコいいとは思うが・・・。


ただへヴィさを演出する音質は最高級で問答無用で頭を振れるアルバムだとは
言えるのだがな・・・!ライヴ受けすることを狙ってつくられたようだがその目論見は当たってるかもな・・・!



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満足度 76% お気に入り曲 SILENT WARS、DEAD EYES SEE NO FUTURE、SAINTS AND SINNERS







"DOOMSDAY MACHINE"




スウェーデン出身の超有名メロデスバンドの6作目。


前作でアメリカナイズドされてしまい己の本質を見失なってしまったアークエネミー。
そんな彼らが起死回生の新譜をリリースしたが本作でどうやら己の進むべき道を
再び見出した
ようでかつてのような劇的展開、激泣きエモーショナルギター
これでもかというほど聴ける会心作に仕上がったぞ!

まさにアークエネミー節、アモット節と呼べる慟哭のギター
耳にするたび俺は彼らにこういう音を求めているのだァァ!
思わずガッツポーズ
してしまう(笑)。また感情表現が前任者に比べて甘いと言われてきた
アンジェラのヴォーカルが上達しているのも見逃せないポイントだろう。

ガス・Gがゲストで参加した昔のメガデスっぽい2曲目、彼らの十八番である慟哭のギターが
聴ける3曲目、途中ブラストビートが出てくるも正統派の雰囲気が濃い6曲目、
RUSHのライヴを見てインスパイアされたというインストの8などいい曲が揃っている。
ミドル、スローの曲もへヴィさ、グルーヴ感が心地よくリフに身を委ねて
どっぷりと浸ることが出来るのが良いな。

しかし本作を最後にツインリードの片割れだったクリストファーが脱退してしまう・・・。
テク、泣きのセンス共に超一流だっただけにかなり惜しいな・・・!いい後任は果たして
見つかるのだろうか!?ガス・Gくらいのレベルじゃないと務まらんだろうな・・・!


前作が気に入らなかった人におすすめする。やはり彼らの曲はこうでなければな!



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満足度 87% お気に入り曲 TAKING BACK MY SOUL、NEMESIS、
I AM LEGEND/OUT FOR BLOOD







"RISE OF THE TYRANT"




スウェーデン出身の超有名メロデスバンドの7thアルバム。


前作の完成と共にバンドを脱退しメタルシーンからも姿を消す宣言をした
ギターの片割れにして中心人物マイケル・アモットの実弟クリストファー。
バンドはガス・Gを助っ人に据えツアーを凌ぎその後は後任にTALISMAN等で
活動していた凄腕ギタリスト、フレドリック・オーケンソンを加入させるが
結局クリストファーが再びバンド活動に意欲を燃やし元鞘に納まることに。
そして製作されたのが本作である!ちなみに去年LOUD PARKに参戦したのだが
今年も再び参加が決まっている。

アグレッシヴなデスラッシュ叙情的な泣きのツインリードを導入した
デスメタルをプレイし同時期にいた他のどのメロデスバンドよりも
激しさを出していたバンドではあるが5作目がグルーヴ重視のシンプルな、
アメリカナイズドされたスタイルになりいまいち面白みに欠けてしまっていた。
その反省があるのか続く6作目では過去の作風にいくばくか戻り我々を満足させて
くれたのだが本作ではさらに過去の叙情性とアグレッシヴな疾走感を取り戻し
これまでの彼らのアルバムの中でも特に充実した仕上がりとなっている!
リフやリズムがグルーヴィーさを意図的に廃しただただアグレッシヴに、
畳み掛けるかのような暴虐さを追求
しているのが功を奏したようだな。
プロダクションも機械的だった前2作とは違い非常に生々しい音作りになっていると
言えるだろう。以前のマシーナリーな音も俺は好きだが本作のプロダクションは
まさにデスメタルってな感じが出ているな!

1曲目はけたたましいサイレンの音から切れのいいリフが切り込みアグレッシヴに
疾走!ブルータリティがさらに増したアンジェラの咆哮が凄まじく、
ギターもリフに若干ワウを咬ましておりアモット兄弟の個性が滲み出ているな。
ソロは強烈な泣きを発散しメタルコアの原点であるスウェディッシュメロデス
底力を見せ付けるかのようだ・・・!2曲目はアグレッシヴさと大仰さが
同居
したかのようなイントロに始まる非常にブルータリティーに満ちた曲だ!
リードギターは当然非常にエモーショナルであるが激しさがさらに増したような
印象があるな!ソロはネオクラシカルだ!ハモリもたまらん!
3曲目はミドル曲でやはりワウを効かせたギターが効果的だな・・・!
泣きのソロはやはり素晴らしい。4曲目は再び噛み付くようなリフ、デス声が
聴ける爆走メロデスだ!メロディアスではあるがメロウになりすぎずアグレッシヴさ、
凶悪さ
を残した音作りは実にたまらんのう・・・!極悪さと慟哭を同時に
発揮
するリフ作りのセンスに驚嘆である!泣きのソロだけがアモット兄弟の
ギタープレイではないのだ!5曲目は叙情性を前面に出した曲で
ミドルテンポのリズムだが激しさの少ないこういう曲でも彼らの
持ち味は存分に発揮されているな。ギターが泣ける!サビも意外なまでに
キャッチー
でギターが効果的である!ソロの良さは言うまでもなかろう!
後半のシンガロングも面白い。演説で始まる6曲目はストレートなメロデス
やはり噛み付くようなヴォーカルとヴォーカルが印象的だ。サビはテンポダウンするが
フォロワー勢のメタルコアがやるビートダウンではなく叙情性を引き出すための
アレンジ
である。ソロでは爆走を開始し悶絶モノのギターが堪能できるぞ!
ズモモモいうリフから始まる7曲目は特に泣きの印象が強いギターが聴け
シンセも効果的に使われたミドルチューン。8曲目は泣きまくりのギターが聴ける
インスト。どこか和っぽい雰囲気があるように感じられるのはやはり
マイケルがウリ・ジョン・ロートの影響を受けているからだろうか!?
この曲もメロディーが非常に美しいぞ!9曲目はシンプルなリフで始まるミドル曲。
ギターソロはクラシックフレーズが使われ滅茶苦茶クサい!
過去にもSILVERWINGみたいな激クサチューンはあったが改めてこのへヴィさに乗る
クサメロを聴くとちょいと違和感を感じなくも無いがやはり俺はこういうのに弱い(笑)。
10曲目は前にダイアリーで記したヴォーカルシンセによるクワイアがイントロで
使われ直後鋭いリフが切り込む劇的な曲だ!途中にもクワイアが入り
思わずハッとさせられるな。後半急に切り込む速弾きも良いアクセントとなっている。
その後のアレンジも面白い。11曲目はもろネオクラシカルなクサクサイントロ
始まるARCH ENEMYらしくない曲(笑)。だがその後クサくもアグレッシヴに
疾走
する!妖しい旋律を紡ぐリードギターにへヴィなリフ!最後にこれまた強烈なキラーが
待っていたってカンジである!ラストに再びネオクラクサクサフレーズが登場し
その後ピアノでメランコリックに締めるのもまたオツではないか・・・!
日本盤ボーナスはKISSのカヴァーなのだが見事にARCH ENEMY色に
染まっているのが面白い(笑)。KISSっぽさが微塵もねぇ!

ちなみに初回盤だとライヴやツアーの映像が観れるDVDがついてくるが
値段は変わらず2500円である!これは良心的だな!シングルにDVDつけて
アルバム並の値段で売りやがるヴィジュアル系連中に
見習ってもらいたい
ものだ(爆)。アイツらアルバムになると
平気で4000円とか取るからなぁ・・・!(笑)


非常にクオリティーが高く捨て曲は無い!アンジェラ加入後最高傑作だと
個人的には思っているがどうやら世間の評価は意外と渋いようだ・・・!
まぁたしかにアンジェラのデス声は弱い部分もあるが今回いろいろ声色使い分けたとか
インタビューで言っていたしまぁこんなモンだろう。メロディーの充実振りは
流石の一言
なのでメロディー重視派のリスナーは世論に惑わされず自分の耳で確認してくれ!
LOUD PARKで再び彼らの勇姿が観れるのを楽しみにしている!



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満足度 95% お気に入り曲 全部







"The Root Of All Evil"




スウェーデン出身の超有名メロデスバンドの過去曲をリメイクしたアルバム。


2010年のLOUD PARKへの参戦は無かったが変わりに(?)Spiritual Beggarsが参戦を果たし
2008年のCARCASSも含めれば相変わらずアモット兄貴は皆勤賞だが本作は
実力派ライヴバンドでもある彼らがライヴで過去曲をやる際最近ついたファンを
置いてけぼりにしないために(?)
今現在のラインナップでアンジェラ加入前・・・
1stから3rdからしぼった代表曲をリレコーディングしたセルフカヴァーアルバムである!

そんなわけで全てが過去曲で構成された本作、アレンジ自体に変化は無い
演奏のタイトさやプロダクションは当然向上しておりアモット兄弟の泣きのギターはさらに
説得力を増し
アンジェラのデスVoもヒステリックさすら感じさせる高音絶叫に噛み付くような
咆哮、
さらにガテラル系の唸る低音など賛否分かれるのが不思議な位見事なシャウトを
披露しておる!
ただやはり前任者のヨハン・リーヴァとはタイプの異なるシンガーだけに
ニュアンスが違う曲も多々ありこの辺はオリジナル派とリメイク派で好みが分かれそうな感じになっておるな・・・!


収録曲も代表的な楽曲は一通り納められておりバンド初期のキラーチューン“SILVERWING”なんかも
押さえられている!
個人的にはギターソロが最高過ぎる“FIELDS OF DESOLATION”も
聴きたかったが
この曲は3rdでもギターソロ拡張ヴァージョンが収録されとるし一体何回
リメイクすりゃええんじゃい
的なムードになっちまうんで没になったのだろうか・・・!?
一通りのアルバム全てを持っているリスナーとしてはやはり新鮮味は感じられない熱心なファンもしくは
過去作を知らず手っ取り早くライヴの予習がしたい最近のファンにオススメだ。
まぁクオリティーは上がっているオリジナルのほうも十分に
完成度が高い
んで初期3枚もゲットするのが一番のオススメなんだが・・・(笑)。




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満足度 80% お気に入り曲 THE IMMORTAL、DIVA SATANICA、PILGRIM、SILVERWING







"Khaos Legions"




スウェーデン出身の超有名メロデスバンドの8thアルバム。


ここに来て日本語表記におけるバンド名が“アーク・エネミー”からようやく正式な発音である
“アーチ・エネミー”に変更され(ちなみに本当に正しいのは“アーチ・エナミー”らしいが)
また今年(2011年)も当たり前のようにLOUD PARKへの参戦が決定しているスウェーデン産の
大物ベテランメロデスバンド
ライヴ盤、リメイク盤等を除けば通算8作目に当るフルアルバムだ!
前評判ではアルバム前半で疾走チューンが減りミドル曲が増えたとの事だが果たしてどうなっているのだろうか!?

1曲目は早速煌びやかなギターが闇を引き裂くように輝きそしてズンズンと迫り来るような
バンドサウンド
が登場、サイレンの音焦燥感を煽るイントロで2曲目は疾走はせず
ミドル〜アップテンポパワフルなムードを出しギターがピロピロ鳴り
得意の泣きのリードギターを聴かせつつ基本はストロングさ重視だな。ギターソロはやはり強烈な
泣きを発散しており
実に見事である!3曲目はアンジェラの強烈な絶叫と共に爆走とまでは
いかないがアップテンポアグレッシヴに突き進みギターも唸りを上げるがその後重厚さを放つ
スローテンポ
になり泣きまくり慟哭しまくりのギターも顔を出すぞ!中盤のメロウな
ギター
だけになるパートはもはやクサさすら感じさせるほどでその後の泣きも含めてここまで強烈な
エモーションを放てるギタリスト
はそうはおらんじゃろう・・・!かなりの慟哭である!4曲目は
ベースに始まりスローテンポで重々しさを演出するへヴィチューンで5曲目もスロー、ミドル曲だが
こっちはクリーンギターのバッキングや泣きのリードギターをフィーチャーしたメロディアスな曲だ。
ギターソロもやはり良いのう・・・!6曲目はアップテンポでギターもピロピロ自己主張する
その後はやはりテンポダウンへヴィなスローテンポになるのう・・・!7曲目も重々しい
スローテンポのモダンなへヴィチューン
だがデスメタル然としたトレモロリフ
顔を出しその後はちょいとテンポが上がりミュートリフが印象に残るタイトなミドル曲となる。
ギターソロはやはり引っ張りまくりの泣きのフレーズでまるで演歌のようじゃ・・・!
後半でアップテンポになりその後はアコギの叙情プレイで締めである。8曲目はギターが
怪しいムードを演出しこれまたパワフルなミドルテンポでズンズン進むかと思いきや
部分部分でテンポアップし何とブラストビート、トレモロリフも顔を出すぞ!その後は
ストリングス系のシンセリフも聴ける本作としては珍しいアグレッシヴなファストチューンだ!
後半のギターソロはワウをかましたりちょいとテクニカルな所も見せつつキチンとした
構築美
を感じさせるな。9曲目はダークでメランコリックなムード漂うギターが聴け
泣き、慟哭も披露される重苦しい繋ぎの短いインストで続く10曲目は
待ってましたの疾走チューンでギターも弾きまくりアンジェラの絶叫デスVoも勢いを感じさせるのう!
ブラストビートも登場し実にアグレッシヴだがその後はまるでビートダウンでもするかのように
スローになるパートもあるな。ギターは実にメロディアスである!後半は完全に
へヴィ&スローだ。11曲目はいきなりのギターソロと共にアップテンポでパワフルに展開
高音絶叫デスVoも実に凶暴でハモリギター、泣きまくりの哀愁漂いまくりリードギターがたまらんのう・・・!
本当にギターがいいプレイを披露しておるわい!12曲目はクリーンギター泣きのリードギター
これまた強烈な叙情性を演出する短いインストで続く13曲目はこれまたアグレッシヴな爆走を披露する
パワフルなファストチューンでギターソロも2本が激しい掛け合いを披露しテクニカルな面
見せておるのう・・・!14曲目はもうクサメロの領域にまで足を突っ込んだポジティヴな泣きのギター
始まりアップテンポで展開しリードギターが終始泣きの叙情メロディーを披露する
エモーショナルな曲だ。ギターソロも珍しいクラシカルさがありこれはもうクサメタルと
呼んでも良さそうな仕上がり
である!(爆)後半はちょいとノリが変わりへヴィなビートダウン
ブルージーかつ切れの良い速弾きを披露しその後再びポジティヴクサギターになるぞ!


前評判通りアルバム前半は疾走曲がほぼ皆無でミドル、スロー曲が多く速い曲もせいぜいアップテンポ止まり
後半こそファストチューンが増えるもこの辺で賛否分かれそうだし、リフに関してもあまりメロデス的な
慟哭フレーズ
は無く良くも悪くもモダンなムードがあり渋い評価を下すリスナーも
多そう
だがその代わりリードギター、ソロに関しては過去作以上の慟哭、泣きを見せ付けており
ベテランでありながらここに来てさらに進化している姿が拝めよう・・・!演奏もタイト極まりないぞ!
アンジェラのヴォーカルも実にアグレッシヴで個人的に賛否出ているのがピンと来ない良き仕事をしていると言えるのう!




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満足度 80% お気に入り曲 Bloodstained Cross、Cruelty Without Beauty、Cult of Chaos、
Thorns In My Flesh、Revenge Is Mine、Secrets







"War Eternal"




スウェーデン出身の超有名メロデスバンドの9thアルバム。


ほぼ毎年LOUD PARKに参戦する安定のベテランメロデスバンドである!例によって例の如く
今年(2014年)も参戦が決まっているのだが、本作で何とヴォーカルが変わっており
THE AGONISTのアリッサが加入しシーンを激震させた
のは記憶に新しい所である!
前任者のアンジェラ
と異なりデスVoのみならずクリーンVoも達者なアリッサだが、
果たしてARCH ENEMYでどんなパフォーマンスを披露してくれるのであろうか!?

1曲目はのっけから新機軸のストリングス、チェンバロ、クワイア等のオーケストラが聴ける
シンフォニックで緊迫感漂うイントロで、続く2曲目はいきなりのブラストビート、絶叫で
爆走
しつつもギターは叙情性漂うツインリードを披露!途中なかなかにピロピロ振りを見せる
ギター
が聴け、ソロも流麗さがあるのう・・・!3曲目はワイルドな印象を放ちつつも
ノリの良さを放つリズムが聴けるミドル〜アップテンポ曲で、リードギターもマイルドだが
やはり叙情性も強く放たれているな。
ギターソロもしかとした構築美を感じさせてくれるぞ!
4曲目は緊迫感ある疾走感を見せるファストチューンで、リフにはデスメタルらしい禍々しさ
感じられるだろうか!?慟哭するリードギターも顔を出しこの辺のセンスはやはり確かだな・・・!
5曲目は泣きのギターを披露しつつ軽快なノリを見せるアップテンポチューンで、
やけにピロピロしたギターが聴けつつクサめなドラマティックさも見られツボを突いてくれるのう!
6曲目は淡々とした出だしストリングスが登場、新機軸のオーケストラを導入しているが
全体的に使われている訳では無く基本的には無骨さのある退廃的なミドルチューンである。
泣きのギターストリングスの絡みがかなりドラマティックで良いな・・・!
7曲目はクリーンギター泣きまくりのリードギター叙情性を放つメロウさ満点の短い繋ぎで、
続く8曲目は細かい刻みで幕を開け無骨なダーティーさを放つミドル〜アップテンポになり
叙情的かつキャッチーなギターフレーズも目立っているぞ!ラストで聴けるギターソロがまた相当に
メロディアスで良いのう・・・!9曲目は木琴、チェンバロストリングスクサめのフレーズを披露するも、
その後はへヴィで無骨な印象のあるバンドサウンドが聴けワイルドなノリを見せるぞ!盛り上がるサビ付近では
ストリングスセクションも絡みシンフォニックメタルとして聴いても楽しめるぞ!
ギターソロもまた泣きまくりで良く、オーケストラがまるでNEW TROLLSの“Concerto Grosso”みたいな
歌謡曲風味が感じられるのもまたツボである!(爆)10曲目は退廃ムードを放つギターが聴けつつ
軽快なノリも見られ、多少はキャッチーな部分もあるか!?ギターソロはネオクラシカルなフレーズも顔を出し
唐突に疾走!その後はビートダウン風味のへヴィさを放つぞ。11曲目はクラシカルさ漂う
ギター、ストリングス
で幕を開けその後はアップテンポで無骨に展開、部分部分で叙情的なメロディーが顔を出し
シンガロング部分で本作唯一のクリーンVoも一瞬聴けアリッサの持ち味を僅かに見せているか!?
12曲目は叙情的なギターに始まり久々に爆走ブルータルな面も見せるファストチューンだ!
それでもやはりギターは慟哭しまくりで、ソロも流麗さ溢れるプレイを披露しつつ部分的にブルージーなのも
特徴だろうか!?13曲目は叙情的な退廃ムードを強烈に発散する禍々しいスローテンポで、クサさすら漂う
泣きまくりのハモリギター
ARCH ENEMYらしいインパクトを放つインストのアウトロ的な曲である。
日本盤ボーナスの14曲目は何とJUDAS PRIEST“Breaking The Law”のカヴァーで、イントロからリフのキーを
思い切り下げており、
ヴォーカルもデスVoオンリーメロデス化しておるのう・・・!


前作が基本的なムードを保ちつつも疾走感が著しく減退ミドルチューンが思い切り増え、
幾分マイルドになった印象があったんだが、本作では再び勢いのあるファストチューン
戻って来ておりブルータルなアグレッシヴさも見られ、さらに新機軸でオーケストラを
導入した部分
もあるんだが、決してシンフォニックメタルにはならずあくまでも味付け程度
使用頻度なので大きく方向性が変わったような印象は無いな。気になるアリッサのデスVoだが、
アンジェラと比べていかにも女性がやってるデスVoってムードが強いものの、基本的なスタイル面は
大して変わらない
ので違和感は無く聴けるだろう・・・!前評判通りクリーンVoは使われず殆ど
デスVo一本に絞っている
のが惜しい気がしつつも、ARCH ENEMYにクリーンVoは合わんのでこれで良いだろうな。
ただ全体的に音が軽めなのが気になるだろうか!?初期の頃のほうがもっと邪悪で重苦しかっただけに
本作のプロダクションはどちらかと言ったらスラッシュメタル寄りかも知れんなぁ・・・!
とは言え前作より明らかに良くなっているし、何だかんだで基本ラインは変わらず本作もまた
慟哭しまくりの叙情ギターが泣きまくる高品質メロデスである事に違いは無い!




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満足度 89% お気に入り曲 Never Forgive, Never Forget  As The Pages Burn  No More Regrets
You Will Know My Name  Time Is Black  Avalanche  Down To Nothing







"Will to Power"




スウェーデン出身の超有名メロディックデスメタルバンドによる10thアルバム。


言わずと知れたシーンの超大御所で、前まではLOUD PARK連続出場も記録しており
メタラーの間ではある意味国民的(?)バンドだと言えなくも無い大物である!
前作においてまさかのシンガー交代で衝撃を与え、メタラーとは言え醒めた感覚の
世代が増えた現代
において、メンバーチェンジが今も話題になるという例を
示したわけだが、音楽的にはさほど変化はせず、むしろ部分的に取り入れられた
ストリングスアレンジ
という新機軸もARCH ENEMYのドラマ性にマッチしており
概ね好意的に受け入れられた・・・!
そして続く本作、アリッサ加入後2作目にして
ジェフ・ルーミスが本格参加した初の1枚だが、事前公開されたMVがやけにダサい曲で
賛否を巻き起こした
流れに続いて全体的に派手さに欠ける、悪くは無いがかなり
こじんまりした
印象があり、ギターリフ一つ取ってもメロデスと言うよりは普通に
地味な正統派って感じ
になってしまっており、かつての叙情、慟哭が大分薄れているが、
それでも部分的にかなりクサいギターが顔を出しそこは楽しめるだろうか!?
ちなみに日本盤はTrooper代表のゴリ押し何故か曲順が変わっており、
よりちぐはぐな印象になっちまっているようだ・・・!アホか!

1曲目は叙情ギターが聴けるイントロで、2曲目は早速の突進力を感じさせる
スラッシーなファストチューンだ!
トリッキーなソロで終わるシンプルな曲で、
3曲目は意外と正統派っぽい雰囲気があるミドル曲。ギターはクサい泣きが見られ
ベタだが良いな(笑)。4曲目はダサい曲だと良くも悪くも話題になったMVの曲で、
ストロングな勢いがありつつ確かにギターフレーズが相当にダサい!中盤以降で
顔を出す電子音もまたダサく、マイケル・アモットのセンスの劣化を感じさせ
不安になるなぁ・・・!5曲目は再び淡々としたメロウなミドル、スロー曲で、
ついにというかやはりと言うかアリッサのクリーンVoが導入され、賛否分かれるだろうが
ギターのフレーズは悪くないな。6曲目はさらにクリーンVoが目立ったバンド初のバラードで、
曲としては良いかも知れんがARCH ENEMYにこういうのは求めておらんわい!
7曲目は勢いを感じさせる疾走曲で、なかなかに劇的なギターも聴け8曲目はヘヴィなスローテンポで
怪しさを演出しつつノリの良さも見られるぞ。9曲目は泣きのギターが叙情的な繋ぎで、
10曲目は素晴らしくエモーショナルでメロディアスなギターに始まり劇的に疾走!随所で
クサさも見られ、様式美的なチェンバロ系シンセまで顔を出し、聴き覚えある
クラシックフレーズを奏でるギターソロも聴ける終始劇的な展開の長尺曲だ!所謂メロデス、
エクストリームメタルの叙情とは異なるが、クサメタラー的には大歓迎の楽曲だろう!
11曲目は無骨な疾走感を放つファストチューンで、メロウなギターも顔を出し12曲目はシンセ、
ギターがエモーショナルな泣きを見せ、淡々としているが後半でストリングスが登場、
前作と違ってあまり効果的では無いなぁ・・・!13曲目はマイケル・アモットの個人的趣味
チョイスされた、GBHのカヴァーシンプルなパンクナンバーとなっており、
お遊びとしてはアリだがメタラーは嬉しくないだろうな(笑)。


ARCH ENEMYらしい叙情的でクサいギターを随所に配しつつも、事前にダサさで
話題になった4曲目
を始めどうにも不完全燃焼感漂う地味で盛り上がり切れない
もどかしさを覚える仕上がりになっちまったなぁ・・・!日本盤で曲順が異なる
書いたが、実際にはイントロの1曲目がラストに回っているだけでそれ以外は
同じらしいんで、気になるならシャッフル再生やら何やらで曲順変えれば良いだろう。
CDが売れない時代だ!ダウンロード購入は悪だ!CDを買え!という
考えが多いメタルシーンではあるが、輸入盤と比べて法外なボッタクリ価格に加え
本作みたいなアホなゴリ押しで曲順が変わると言う愚行が公然と行われるなら
国内盤なんざ買う必要無し!安く良心的な輸入盤をゲットするべし!




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満足度 74% お気に入り曲 Dreams Of Retribution







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