Al di Meola







"Elegant Gypsy"




アメリカ出身の超大物フュージョンギタリストの2ndアルバム。


アル・ディメオラ・・・!70年代から活動しているベテランの
フュージョン系ミュージシャンでありながらヤングギター系
ギターキッズ
ならずともHR/HMを志すリスナーならば誰もが一度は
その名を耳にしている
ことだろう・・・!そう、イングヴェイを始め
のちのテクニカルギタリストプログレバンド勢絶大な影響
今も与え続けている伝説的なギタリストとして名を馳せ今も現役で
活動している超大物なのである!

本作はアル・ディメオラのソロ名義による2作目のアルバムで
これが彼の最高傑作と称され数多くのギタリスト、ミュージシャンが
本作の楽曲をコピーしてきたようで、フュージョン畑のアルバムながら
現代のメタルに通じる要素がたんまりと封じ込められた、
まさに未来を向いたアルバムなのだ!

1曲目はウニョウニョしたシンセカオスさを演出するイントロに
始まりベースとパーカッションがフェードインしハモンドと
ギターがプログレ的なユニゾンを魅せる!そしてけっこうHR/HM寄りの
ギター
がこれまたそれっぽい速弾きを披露するぞ!この辺が
メタルギタリストに大きな影響を与えていたのだろう・・・!
70年代にして近代メタルのスキルが備わっているあたりは
さすが技巧派、フュージョンギタリストだと言ったところだろうか!?
キーボードとギターがピロピロとバトルしそのフレージングも
何気にイングヴェイ以降のハーモニックマイナー系なのが面白いな。
2曲目は穏やかな出だしがたしかにジャズをルーツとする
フュージョン要素を感じさせる曲。途中展開が変化し軽い歪みながら
メタルの速弾きが聴けその後フラメンコ的なアコギも登場する!
それに続くピアノも良いな。テクのみならずメロディーセンス
しかとあるぞ!そしてさらに曲調は変化しラテンのフレイバー
感じさせるパーカッションが登場しフェードアウトで幕を閉じる。
3曲目は実に流麗なアコギ(ガットギター?)で始まるフラメンコ系の曲。
途中でパコ・デ・ルシアとのソロバトルが聴けるぞ!
4曲目はアル・ディメオラを代表するキラーチューンとして知られており
LIQUID TENSION EXPERIMENTがパクりRIOTがカヴァーした事でも
有名な曲だ!不穏な空気を纏いパーカッションに始まりいきなりプログレッシヴな
速弾き
が登場!いい意味で無機質なテクニカルさを魅せその後は
穏やかなラテン系フュージョンとなるがギター、ベース、ドラムが
徐々に暴れだしDEEP PURPLEの“PICTURES OF HOME”みたいなリフ
聴けそして完全メタルスタイルのフラッシーな速弾きが切り込む!ここら辺は
もうプログレハードだと言い切ってしまっていいだろう!そして
無伴奏で正確無比な速弾きが炸裂!その後も泣きと速さを兼ね備えた
メタルギターが聴けフェードアウトで曲は終わる。5曲目は叙情的な
アコギ
が聴ける泣きの小曲。6曲目はまたフュージョン的な穏やかさ
醸し出しつつパーカッションがかすかにラテンっぽさを演出、
途中のワウなどで加工され変態的フレーズを弾きまくるギターが凄まじいのう・・・!


これが本当に70年代の技巧なのか・・・!現代メタルに慣れた耳でも
感心を覚える超絶技巧が炸裂するプログレアルバムだと言ってしまっても
いいかもしれんほどである!まぁもちろん基本は穏やかなフュージョンで
時折ラテン、フラメンコのフレイバーが曲に彩りを与えるスタイルなのだが
このイングヴェイ登場以前にして既に確立されしハーモニックマイナー多様
速弾きスタイル、そしてメタリックに歪んだギタートーン・・・完全に
こちら側(つまりHR/HM)寄りだろう!メタラー、プログレッシャーが
フュージョンに最初に触れるこれ以上適したプレイヤーが
はたしているであろうか!?




Amazon.co.jpで見てみる

タワーレコードで見てみる



満足度 83% お気に入り曲 Race With Devil On Spanish Highway







"Casino"




アメリカ出身の超大物フュージョンギタリストの3rdアルバム。


イングヴェイを始めシュラプネル系など数多くの速弾きギタリスト
テクニックを売りとするプログレバンドに絶大な影響を与えた
フュージョンギタリスト、アル・ディメオラのソロ名義による
3作目のアルバムである!フュージョンをベースにラテンの
パーカッシヴな要素
エキゾチックでドラマティックな哀愁の
メロディー、
プログレ然としたタイト極まるテクニカルなプレイ
技巧とエモーションを兼ね備えた流石のスキルでギターの歪みの軽さは
たしかにラテン、フュージョン系だがハモンドではないが歪んだオルガン
かなり目立っており変拍子と相まってかなりプログレ色が濃いぞ!ちなみに全曲インストだ。

1曲目はさっそく歪んだチャーチオルガンで始まりかなり
プログレッシヴな演奏叙情的なメロディーが乗るテクニカルかつ
ドラマティック
な楽曲である!ギターの歪みは軽いもののけっこう
ロック色が濃くフュージョン系のリスナーのみならずプログレッシャーでも
普通に楽しめる
だろう!そして技巧のみならずエキゾチックかつ劇的な
フレージング
はメロディー派のリスナーでも十分楽しめそうだ!
フュージョンではあるが完全にプログレだと言い切ってしまっていいな!
2曲目はラテン系のパーカッションで始まりオルガンとハードロック寄りの
ギター
が現れるがその後は軽い歪みのギターがトレモロを聴かせやはり
変拍子主体のプログレとなる!3曲目はサンタナを思わせるラテン色濃い
泣きのギター
が堪能できるスローチューン。こういう曲はたしかに
フュージョン系だな。4曲目はチック・コリアのカヴァー
ラテン色濃い曲だがどこか聴き覚えのあるフレーズが飛び出し
プログレ的雰囲気も感じさせる。中盤のギターはHR/HMに通じるものがあるだろう!
大作ではないが組曲形式となっている5曲目はラテン系の空気を
纏ったアコギが高度なスキルでプレイされるぞ!
6曲目は再び軽い歪みのギターがプログレッシヴかつラテン色濃い
フレーズ
を聴かせてくれる!後半のシンセは完全に80年代ネオプログレ、
ポンプロック、プログレハード系
である!


本作はアル・ディメオラのアルバムの中でも特にラテン色が濃い1枚だと
されておりフレージングやパーカッション等全体的にそれっぽいオーラが
プンプンと放たれており曲によってはサンタナを思わせる要素があるな。
2ndの“Elegant Gypsy”と比べるとさほど速弾きをしているわけではない
複雑な変拍子に余裕で対応するそのスキルは本作でも凄く
本作のリリースされた時期が70年代だと言う事を考えれば
かなり高度なテクニックを持っていたということがうかがい知れよう・・・!
今聴いても色褪せてはいないほどだからな!テクニックのみならず
楽曲自体もフュージョンと謳ってはいるがその実かなりプログレ色が
濃く
メロディーもなかなかに日本人の琴線に触れる独特のものがあるため
プログレッシャー、メタラーにも十分オススメできるぞ!
現代メタルギターの源流がここにあるといっても過言ではない!



Amazon.co.jpで見てみる

タワーレコードで見てみる



満足度 83% お気に入り曲 Egyptian Danza







"The Infinite Desire"




アメリカ出身の超大物フュージョンギタリストの98年発表のアルバム。


70年代から今に至るまでずっと活動を続けている孤高のテクニカル
フュージョンギタリスト、アル・ディメオラ
の何作目かは忘れたが
98年にリリースされたアルバムである!他のフュージョン系
ギタリストとはまた違ったギタープレイはHR/HMに通じる要素
濃く数多くの速弾きギタリストプログレバンド絶大な影響を
与え続けており
そんな彼の技巧と泣きを兼ね備えたプレイは
本作でも遺憾なく発揮されているぞ!また本作には多くのゲストが
参加
しておりジャズ、フュージョン系の大物達に混じって
スティーヴ・ヴァイも参加していたりする。

1曲目はストリングス系のシンセに始まり打ち込みのリズムが聴けるあたり
たしかに現代風だな。エレキヴァイオリンと言うか二胡のような
音色も飛び出しその後は泣きのギターが聴ける。この泣きのトーンは
フュージョン系でありながらたしかにメタルに通じるフレージングがあるな。
2曲目はなぜか志方あきこ風の民族的スキャット、笛の音に始まり
ギター、ピアノが叙情性を演出するぞ。リズムはこれまた打ち込み系だが
クリーントーンのギターがやはり泣いておるわい!3曲目も穏やかな
雰囲気
に満ちており笛の音も聴けたりする。シタール風の音も飛び出すぞ!
この辺はギターシンセによるものだろうか!?6曲目はドラム等ジャズの
要素
が強い曲。10曲目はSEに始まり壮大なシンフォニックサウンドが登場するも
その後の曲調は渋めのプログレ系である。スキャット系のヴォーカル
ちょいと顔を出しどこかアダルトな、ブルージーなプログレ(?)と言えそうな雰囲気が
漂っているな。ギターの音色はハードロック系だ。タッピングも飛び出すぞ!
12曲目は5曲目のヴォーカル入りヴァージョンスペイン語
どうかは判らんがそんな感じの歌詞をメロウに歌いあげるぞ。


上でレビューした、ラテン要素を取り入れた“Casino”とは違い
今度はワールドミュージック、ヒーリングの要素を取り入れたようで
曲の随所からそれらしき雰囲気が漂っているのが特徴である。
ロック色が減退し良くも悪くもフュージョン寄りになっているのは
メタラー、プログレッシャーには賛否あるだろうが技巧を見せ付ける
プレイよりも泣きを重視したスタイルになっておりこれはこれで
評価されるであろう。歪んだ音色ではない、素朴なアコギの音が好きな
リスナーなら楽しめるのではなかろうか!?



Amazon.co.jpで見てみる

タワーレコードで見てみる



満足度 75% お気に入り曲 Beyond the Mirage、
Race With Devil on Turkish Highway







もどる


inserted by FC2 system