AMBERIAN DAWN







"River of Tuoni"




フィンランド出身の様式美シンフォニックメタルバンドの1stアルバム。


かつて様式美色濃い北欧メタルバンドVIRTUOCITYで活動していた
トゥオマス・セッパラ率いる女性ヴォーカルを擁した
シンフォニックメタルバンドのデビューアルバムである!
音楽的にはかつてのNIGHTWISHの流れを汲むソプラノVo入りの
シンフォニックメタル
で多少のゴシック風味を塗しつつも
ネオクラシカルなギターが前面に押し出され、そして最大の
持ち味といえるのがメロディーのクサさである!ギターや
ヴォーカルによる主旋律とそれに絡むオブリやバックの
シンフォアレンジ
の放つクサメロはそれこそ全盛期のDARK MOOR
日本が誇る六弦アリスのそれを想起させるほど!メロスピの
ような疾走はあまりしておらず基本はミドルテンポ主体でその辺は
ゴシックメタルの流れを汲んでいるのだろうが、速さに頼らずとも
いい曲を書ける
というのは彼らの実力が本物である証であろう!

1曲目のイントロからクラシカルでクサいギターが登場し
シンセもシンフォニックさを演出、女性ヴォーカルは
ゴシックメタル的な質感を持ったソプラノ系だが音楽的に
ゴシック色は薄いな。様式美メタルの雰囲気があるだろう!
そしてNIGHTWISHにはないクラシカルなギターソロをはじめ
リフやオブリなどギターが目立っている点が彼らの持ち味だ!
2曲目もミドルテンポながら叙情的なギターが登場し
劇的でクサい旋律を紡ぎだす!3曲目ではデス声も登場し
そしてアップテンポになるパートもある!4曲目もかなり強烈な
クサみ
を放つツインリードに始まりシンセもシンフォさを出すぞ!
メロディーが実に良いのう!5曲目はスリリングなイントロに始まり
そして珍しい疾走パートが登場!まぁそのパートは短いのだが
曲の良さは速さのみにあらずという事を教えてくれるかのような
アレンジである!やはりメロディーが良いのだ!ギターソロでは再び
疾走しネオクラシカルな速弾きを聴かせてくれるぞ!6曲目は
泣きのツインリードで始まるバラード。ゴシックというよりはやはり
北欧メタル的な冷たさ、透明感を湛えているのが特徴だな。
悲壮感漂う間奏のツインリードも良いな。7曲目は珍しくちょいと
アグレッシヴなイントロに始まりメロスピっぽい疾走を魅せる!
もちろんメロディーは素晴らしくアレンジもたまらんわい!
メロスパー、クサメタラーが泣いて喜ぶキラーチューンだと言えよう!
バッキングもメロスピにありがちな単調な16分刻みに陥らず随所で
様式美系のリフを聴かせてくれる所が良い!ソロもギターとキーボードの
バトル
で熱くさせてくれるわい!8曲目はティンパニで始まり重厚かつ
ゴシカル
なシンフォサウンドを聴かせてくれる彼らにしてはへヴィな
スローテンポ曲
だが勿論メロディーやアレンジは良くスローでやる
必然性
が感じられる楽曲に仕上がっているぞ!男性ヴォーカル
クワイアも使われTHERIONに通じる重厚さを感じさせるな。
この曲が最もゴシックメタル寄りだろう。9曲目はキャッチーな
シンセ
が聴けるイントロが産業ロックに通じる普遍的魅力を放つも
ヴォーカルが入るとやはり神秘的なシンフォニックメタルと化す!
ミドルとアップテンポを繰り返すような展開だ。ギターソロも
メロディー重視の叙情極まりないものでキーボードソロも顔を出すぞ!
10曲目はチャーチオルガンに始まり様式美的なリフが聴けるも
ヴォーカルが入るとやはりゴシカルな色合いが放たれるな。
メロディーはもうALI PROJECTの領域に足を踏み入れんが如き
早口系のクラシカルクサメロである!たまらんのう!!
日本盤ボーナスの11曲目はネオクラシカルなタッピング
始まり疾走する様式美の雰囲気を携えたインストでこの曲も
他の曲に負けず劣らず良質である!こういうボートラなら歓迎だ!
ギターテクもなかなかに巧者ながらあくまでもメロディー重視の
姿勢
を貫いているのは好感が持てるな。


実に有望な新人(?)が出てきたものだな!このシンフォニックかつ
クラシカルな様式美マインドは実に高品質で何よりメロディーの
良さが耳を引くわい!日本人の琴線に触れる叙情クサメロが随所で
炸裂しクサメタラーからゴサーまで幅広く対応できる懐の広さがあるな!
NIGHTWISH、EPICA、AFTER FOREVER辺りのファンから
初期DARK MOOR、ANGRA、BRIDE ADORNED、
RHAPSODY、Dragon Guardian
等といったシンフォ系クサメタル、
Moi dix Mois、VERSAILLES、摩天楼オペラ、Lacroix Despheres
等の
ようなクサV系、はてはALI PROJECT、Asriel、Ether、LOVE SOLFEGE、
Queen of Wand、SOUND HORIZON、妖精帝國、六弦アリス
等といった
女性ヴォーカル系クサシンフォが好きな人にも全力で
オススメできるナイスバンドだ!欠点は1曲1曲の短さだろうか!?
5〜6分くらいのボリュームが欲しかったのう・・・!



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満足度 88% お気に入り曲 全部。特に“THE CURSE”







"The Clouds of Northland Thunder"




フィンランド出身の様式美シンフォニックメタルバンドの2ndアルバム。


デビュー作となった前作の時点でいきなり質が高く
ゴシック系のフィメールVo好き及びクサメタラー、
シンフォメタラー
喜ばせたことも記憶に新しいが
早くも登場した2ndの本作も方向性は前作同様
北欧らしい透明感を湛えゴシカルな雰囲気とメロスピ、
シンフォニックメタルのクサさ
を併せ持った非常に良質な
楽曲
を数多く収録している!

1曲目からさっそく冷ややかなストリングスシンセ
ホーンも登場しアップテンポで展開、ソプラノ系の女性Voが
ゴシカルな質感を感じさせつつもシンフォ系メロパワ要素が
基調でメロディー、アレンジもクサくて良いのう!ギターソロも
クサいツインリードを披露する!2曲目は明るいメロスピ
接近した疾走チューンだ!線の細い男Voも登場しクサさにさらに
磨きがかかりソプラノスキャットも美しいな。4曲目のような
シンフォニックでスケールの大きなバラード
ヴォーカルの声質のおかげでゴシカルさに満ちておりその他大勢の
メロスピバンド
との差をつけることに成功している。
5曲目は待ってましたの疾走北欧メロスピだ!まぁ
ヴォーカルが入ると例によってテンポダウンしこの辺りは
最近のバンドっぽいのだがその後はやはり爆走する!
ギターソロ前でダークなプログレ要素を出してくるのも
味のうちか!?短いのでダレないのは良いな。勇壮な
ツインリード
で始まる7曲目は北欧的なフィメールゴシック
要素が濃いがサビはかなりキャッチーだ!8曲目は
ゲイリー・ムーアを思わせるギターフレーズで幕を開け
やはりキャッチーなヴォーカルが聴けるゴシックな
メロハー
と言えそうな雰囲気の曲である。9曲目はスローテンポの
本格的な北欧フィメールゴシックでこういう楽曲をこなせる部分が
彼らの大きな武器になっていると言えよう・・・!
10曲目は緊迫感を感じさせるシンフォニックな疾走チューンで
やはりかなりクサくバックの細かいシンセワークがいい仕事しており
サビはメロスピとなるぞ!


プロダクションの軽さも逆に一昔前のメロスピバンド
髣髴とさせ心地よく聴けるのう!この手のバンドも最近は
へヴィさを追い求め始め自分を見失うことが多い中
クサメタルの良心とも言うべき音作りが嬉しいな(笑)。
ミドル曲の充実振りも相変わらずで捨て曲もやはり無い!
まぁ前作同様1曲1曲が短く、せっかく質の高いメタルを
やっているのだからもっと壮大な大作とかもバンバンやって欲しいと思えるな・・・!




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満足度 88% お気に入り曲 He Sleeps In A Grove、Incubus、
Shallow Waters、Lionheart







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