WOLFSPRING







"Wolfspring"




フランス出身のプログレッシヴメタルバンドによる1stアルバム。


フランスのシンフォニックプログレバンド、NEMOのメンバーが同郷の
シンフォニックメタルバンド、AEKETYPEのメンバーと共に組んだ別バンドで、
本作は2010年にリリースされたデビュー作となっており、音楽的には
叙情プログレのメロウさ、泣きをキープしつつ薄暗いメタリックさのある
プログレメタル路線なのだが、完全なるプログレメタルと呼ぶには
やや叙情プログレのマイルドさ、穏やかさが強く、かと言ってプログレと
呼ぶにはハードさ、メタリックさが強く、ある意味半端な立ち位置かも知れんが、
どっちにも寄り過ぎない絶妙なバランスハードさと叙情性の融合
図られており、Voの巧さ、表現力の高さもあって極めてハイクオリティーな
仕上がり
を見せているな・・・!

1曲目は叙情的なアコギ、Voが聴けつつメタリックなバンドサウンドに
ヴァイオリンの音色も登場、路線的にはプログレメタルだが
同時に暗さ、メロウさがかなり強く、2曲目はハードなギター
スペイシーなシンセが乗り、クリーンギターによる穏やかなパートも登場、
3曲目はハードかつ細かいギターが聴け、エキゾチックなリードギターも
顔を出し劇的なメランコリックさを見せるインスト。4曲目はアコギ、ピアノ、Voが
メロウな憂いを醸し出すバラード。Voの巧さが光るな・・・!後半は疾走し
タッピングヴァイオリンが顔を出すぞ!5曲目はアコギが穏やかな
マッタリムード
を演出、気だるいブルージーさもあり6曲目はデジタルな
印象
もありつつ気だるくマイルドな印象のプログレハードだな。7曲目はハモリギターが
マイルドさを演出する穏やかなインスト。8曲目はここに来て一気にポストロック
接近したアンビエント、アトモスフェリック感があるが、バンドサウンド、Voも
顔を出す12分の大作だ。


プログレメタルの硬質さ叙情プログレのメロウさ、マイルドさ
適度なバランスで共存しており、プログレメタルにも叙情性のある
バンドはいるが、彼等はそれらと比べてより叙情プログレの要素が強く、
雰囲気モノ
に陥りそうな所をメタリックなバンドサウンドが救っており
よくある薄暗系ポストプログレにもならず、プログレッシャーにも
メタラーにもアピール出来そうなバンドだな・・・!とは言えアルバム中盤以降で
失速しマッタリ気味の曲が続いてしまい、最初の緊迫感、劇的さが
消滅してしまう
のが難点だろう・・・!




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