WINTERSUN







"Wintersun"




フィンランド出身のシンフォニックヴァイキングメタルバンドによる1stアルバム。


元ENSIFERUMのヤリ・マーエンパーによって結成されたバンドと言うかプロジェクト
ネオクラシカル要素を導入した勇壮な事この上無いシンフォニックな
ヴァイキングメタル
はリリース当時クサメタラーの間で大分話題になっておったのう・・・!
音楽的にはENSIFERUMの流れをそのまま汲んだシンフォニックに疾走する勇壮な
ヴァイキングメタル
だが上記のように様式美要素を部分的に導入しておりクサメタラーの間で
話題を巻き起こしたのも納得のハイレベルな仕上がりを見せておる!ドラムだけは外部のプレイヤーを招き
それ以外は全てヤリ本人によってプレイされておりマルチプレイヤー振りを見せ付けているが
達者なのはギタープレイのみならずヴォーカルもそうで、呻きタイプのデスVoに留まらず
クリーンVoメタルコア系ではない正統派の欧州HM/HR的声質で普通に上手いのう・・・!

1曲目はギターの鋭い刻みで幕を開けネオクラシカルなフレーズも顔を出し疾走!
ヴァイキングどころかデスメタル要素も薄くまるでメロパワ、メロスピに近い
曲調だがヴォーカルだけは呻きタイプのデスVoだ!中盤はちょいとムードが変わるぞ。
2曲目でようやくヴァイキング、フォーク的な雰囲気を醸し出しこれまた勢い良く
疾走し
ギターフレーズが民謡ライクで良いな・・・!シンセはシンフォニックさを演出し
クリーンVoコーラスも顔を出すぞ!中盤でまた雰囲気が変わりどこか
穏やかかつプログレッシヴさも見せておりネオクラシカル系のギターソロ
また流麗でテクニカルである!キラキラしたシンセともユニゾンギターソロだけ
見事に様式美
じゃのう・・・!3曲目はうって変わって重厚なムードを醸し出すスローテンポ
勇壮なストリングスシンセも聴けいかにもヴァイキングメタルな空気を放つのう・・・!
トレモロリフ、コーラスがまたクサさを醸し出しており良いな・・・!4曲目は再びイントロから
思い切り爆走し
ギターも印象的なリフを刻み雄々しいコーラスも登場!
デスVoの早口振りも熱くこれまた文句無しのキラーチューンである!ギターソロも
ネオクラ系のシュレッドスウィープも華麗にこなしており実に上手いのう・・・!
5曲目は北欧らしい哀愁を放つフレーズが聴けるスロー曲朗々としたクリーンVoで
普通に歌うヴォーカルも印象的だな。
途中のアコギがまた叙情的その後の
リードギター
も良いな・・・!中盤はギターがやけにテクニカル変態的なアーミングも見せ
ネオクラ系のシュレッドもやはり上手いのう!6曲目は再び疾走チューン
民謡ライクなフレーズと共に爆走!デスVoのみならず正統派メタル色濃いハイトーンVoまで
披露しておりギターのみならずヴォーカルも実に上手い男である!サビの民謡色濃い
ケルティックなフレーズ
が印象的で疾走感と相まってBLIND GUARDIANライクじゃのう!
その後の民謡パート、朗々としたクリーンVoもまたクサいぞ。7曲目は重々しさのある重厚な
スロー、ミドル曲
シンセストリングスソプラノスキャットも顔を出し
ヴァイキングメタルらしいフォーキッシュかつ男臭いムードを醸し出すが
その後はブラストで疾走するパートも顔を出し緩急ついた展開を見せある意味
プログレメタルに通じる要素
もあるか!?スウィープを連発するギターソロが相変わらずの
テクニカルネオクラ振りを見せまくっておるわい!ラストのクリーンギター、シンセもまた
北欧らしい叙情性が漂っているのう・・・!8曲目はそのまま怪し気な低音クリーンギター、
ベース
で幕を開け重厚なバンドサウンドも顔を出し叙情フレーズを披露、
民謡クサさの強いメロディーが多用されたミドル、スロー曲クリーンVoのコーラス
またヴァイキングメタル要素が濃いな。日本盤ボーナスの9、10、11曲目は本作収録曲の
デモヴァージョン
でまぁ正直有難いボートラとは言い難いか!?(爆)


ミドル、スロー曲もあるが終始爆走しまくり雄々しいヴァイキングメタル
メロデス的な叙情性を湛えたリフ、シンフォニックさ満点のシンセ、そしてテクニカルな事
この上無いネオクラシカル系のギターソロ
を贅沢にブチ込んだ極めて高品質なアルバムである!
リリース当時話題になりまくったのも頷ける強烈極まりない名盤なれど
唯一の難点はやはりペラッペラな音質の軽さだろうな・・・!まぁこれでモダン寄りのヘヴィさ
見せるようになればまた雰囲気がガラッと変わってきてしまうだろうし、
北欧らしい寒々しいムードを放つのはこれくらいの音作りが程良いのかも
知れんのう・・・!初期チルボドヴァイキング、フォーク寄りにしてさらに
ブラストを大量にブチ込んだかのような音楽性はまさにクサメタラーのツボである!




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満足度 89% お気に入り曲 全部







"Time I"




フィンランド出身のシンフォニックヴァイキングメタルバンドによる2ndアルバム。


元ENSIFERUMのヤリ・マーエンパーによるバンドで、1stの前作がクサメタラーの間でかなり話題に
なっており
次作が今か今かと待たれていたが、何と前作から数えて8年振りにリリースされた
待望の2作目である!
正式にはバンドではなくプロジェクトのようなモンでドラムだけ
外部のゲストプレイヤー
が起用されているもののそれ以外は全てのパートをヤリ・マーエンパーが一人で
こなしておりギタープレイのテクニカルさ前作の大きな話題だったが本作は何と
コンセプトアルバムとなっており基本的なシンフォ系ヴァイキングメタル要素はキープしつつ
プログレメタル的手法を導入したのかより大作志向になった感があるな・・・!

1曲目は壮麗さのあるオーケストレーション和のムードを醸し出すイントロだが
4分ほどあり、
続く2曲目は4パートからなる組曲形式となっておりそのまま
オーケストラを纏ったまま疾走開始!
ドラムが高速でブラストを叩きギターも
しなやかに舞いクワイアも顔を出しつつデスVoが登場、シンフォニックデスの
色合いを放ち
2パート目は勇壮なクリーンVoも聴けシンフォニックさを残しつつ
リズム
はなかなかにプログレッシヴなテクニカルさを見せ始めるのう・・・!
3パート目はアコギのストロークストリングス、クリーンVoヴァイキングと言うか
フォーク的な雰囲気
を醸し出しENSIFERUMに通じるムードを放つぞ。複雑に絡み合う
コーラス
も印象的でヴォーカルも上手いな・・・!4パート目は再び勇壮なサウンドになり
盛り上がりを見せヴァイキング的なメロディーツボを付いており実にクサいぞ!
その後の民謡ライクなギターとストリングスの掛け合いもまた良いな。3曲目は淡々とした
ギターリフ
で幕を開けるもその後壮麗なストリングスやピアノ、メロウなリードギター
顔を出し泣きの要素を見せつけシンフォニックなムードを演出、そしてアコギも顔を出し
ヴァイキング的な男の哀愁を放つミドル曲になるぞ。4曲目はテープ逆回転のような
デジタルサウンド(?)
アコギが聴け淡々としたムードを演出、やはり民謡っぽさがあり
デジタルシンセも聴ける微妙な(爆)インストで続く5曲目は11分を超える大作勇壮な
オーケストレーション
が再び登場し前曲のムードを引き継ぎつつヴァイキング、
フォークらしさ
も放たれておるな・・・!暫くしてから絶叫シャウトが登場、勇壮さと
ドラマティックさ
が内包されたシンフォニックなミドル曲になりクリーンVoも
朗々と歌い上げておるのう・・・!その後はテンポアップ劇的な空気を放つぞ。
ギターソロはテクニカルかつメロディアスネオクラシカル系のプレイを見せ
これがまた実に上手いな・・・!ラストは1曲目のようなというか中華ライクな
ストリングスや笛
が聴け叙情的かつ神秘的な空気を放つぞ。その後シークレット
男臭さ満点の野郎シンガロングが顔を出しオーケストレーションも登場、
まるで映画のようなムードを見せるのう・・・!


前作が疾走しまくりの勇壮でクッサイヴァイキングメタルだったのに対し、本作は
コンセプトアルバムという事もあってか全体的に疾走感がかなり抑えられており
曲数が少ない分大作も目立ち、クサメタラーが期待する方向からは随分
離れてしまった印象があるのう・・・!
まぁヴァイキング、フォークメタルらしい
勇壮さ、民謡フレーズ、クサメロ
はしかとあるし壮麗なオーケストレーション
流石だがやはり物足りんなぁ・・・!




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満足度 73% お気に入り曲 Sons of Winter and Stars  Time







"The Forest Seasons"




フィンランド出身のシンフォニックヴァイキングメタルプロジェクトによる3rdアルバム。


ENSIFERUMの元メンバーにして天才的なマルチプレイヤー/コンポーザー、
ヤリ・マーエンパー
によるプロジェクトで、今や伝説となった1stアルバム
メロディックデスの叙情性、シンフォニックメタルの大仰さ、ペイガンメタル
勇壮さを高いレベルで融合させ、デビュー当初からクサメタラーはおろか
それ以外のマトモなメタラーからも賞賛を集める超絶プロジェクトである!
それと同時に活動ペースが圧倒的に遅い事でも有名で、2003年にスタートしてから
今日までにリリースしたアルバムは僅か2枚、本作は2017年にようやくリリースされた
待望の3作目
である!前作がパート1的なコンセプトアルバムだったため、
次作はその続編だと思われたが本作はそれとは一切関係無いようで、タイトルが
示すように四季がコンセプトらしく1曲1曲がかなり長くそれぞれ12〜14分あり、
緻密なアレンジの完成度は高いが残念ながら多くのメタラーが求める、1stの頃のような
疾走感、クサさ、劇的さ
は微塵も無く、期待外れと酷評された2ndの流れを汲んだ
冗長な仕上がりになってしまっているなぁ・・・!

1曲目は怪しげかつ北欧らしい冷たさが見られ、シンセやアコギが美麗ながら
淡々としたムードがあり、シンフォニックなアレンジも見られるが終始同じような
ミドルテンポ
で、後半分厚いクワイアが聴けるぞ。2曲目はノイジーなギターが目立った
これまた単調なミドルテンポで、勇壮なクリーンVoが乗り途中アコギフォーク的な
叙情性
を放つのう・・・!これまた後半でクワイアが顔を出すぞ。3曲目はブラックメタル的な
ブラスト
が顔を出し、重厚な禍々しさを演出するがシンフォニックさもしかとあり、
かつてのような勇壮でクサいギターも登場するぞ!組曲形式で途中スローパートが
長々と続いてしまうが、様々なフレーズを取り込んだギターソロは良いな。4曲目は淡々としつつ
雄大な穏やかさ
が見られるバラード系だが、やはり無駄に長く冗長でダレるなぁ・・・!
5曲目はボーナス扱いで4曲目のアコースティックアレンジである。


数多くのメタラーに賞賛された生きた伝説みたいな存在なんだが、ぶっちゃけそれは
1stが奇跡的な完成度だっただけに過ぎず、8年振りの2ndで大コケし、続く本作も
1stのような疾走感、ドラマティックさ、クサさは見られずただただ冗長なだけの
自己満足大作
で、ボロクソに叩かれているのも致し方無い1枚だな・・・!
アーティストが金儲け、売れ線に走らず我が道を行くのは素晴らしい事ではあるが、
それも時にファンを無視したただの自己満足に陥ってしまう可能性があり
実に難しい所だな・・・!




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満足度 70% お気に入り曲 Eternal Darkness (Autumn)







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