WATAIN







"Sworn to the Dark"




スウェーデン出身のブラックメタルバンドの3rdアルバム。


悪魔主義、反キリスト思想をルーツとしメタルとしては珍しい、パンク同様
精神性重視のスタイル
を貫きつつも時代を経て進化発展しシンフォニックになったり
メロディアスになったりさらにはポストロック、シューゲイザーをも貪欲に
取り込む一方でとことん原始的に立ち返り超ローファイで病んだ世界を演出する
プリミティヴブラックなんかも登場し世界中からネガティヴさに満ち満ちたバンドが
様々なスタイルを携え姿を現したが、ここに紹介するWATAINは近年のバンドながらも
飛び道具的な要素も無ければプリブラでもない、オールドスクールな昔ながらの
ブラックメタルを追求しそこにメロディアスな要素も取り込んでおり、DISSECTIONとよく比較される
極めて判り易い王道のスタイルを持っているぞ!

邪悪ながらも慟哭メロデスに通じるメロディアスさのあるトレモロリフ、
そこまで速くは無いブラスト
で疾走するもヴォーカルが入るとノリのよい
リズム
に変化、後半では泣きのギターも聴けるいきなり長めの1曲目、
アグレッシヴだがブラストではなく叩きつけるようなリズムが聴け後半で爆走する2曲目、
凶悪なブラスト、リフ、噛み付くようなデスVoが聴け疾走とスローパート、妙にノリの良いパート
メリハリが効いた4曲目、そこまで速いブラストではないが早速疾走、
どちらかといえばスラッシーなリズムと言えそうな雰囲気を持ち中盤で
スローになりちょいダレるもソロ等後半の展開がカッコいい6曲目、
叙情的なギターで始まりSLAYERみたいな雰囲気を持ったスラッシーな
爆走チューン
の7曲目、王道のブラックメタル路線を行くブラストを
聴かせつつもテンポダウンするパートも顔を覗かせトレモロリフが
やはりカッコよく
この手のメタルらしからぬベースラインの主張振り
嬉しくなる9曲目、何故かクワイア的なコーラスが登場し劇的さを演出、
トレモロから非ブラストで疾走しテンポチェンジ等リズム面の工夫が好印象な
8分超えの大作である11曲目と、王道ブラックメタル路線を突き進みつつも
リズムの細かい切り替え、泣きのトーンを発散するギターフレーズ
単純にメタルとして、音楽として優れた楽曲が多く取り揃えられているぞ!


シンセに頼らずギターでメロディアスさ、ドラマティックさを演出し派手さは
無い
かもしれないし王道と言えるかも知れないがここ最近のブラックメタル勢は
ある意味奇をてらった方向に進んでいるといえなくも無いので逆にこういった
シンプルな音作りは彼等の立派な個性になっていると言えなくはないだろうか!?
ブラックメタルらしい邪悪さ、禍々しさの演出が第一ながらリフやリードソロ等の
メロディーが非凡
で普段ブラックメタルを聴かないメタラーも楽しめるであろう
普遍的な曲の良さがある極めて優れた実力派バンドである!




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満足度 87% お気に入り曲 Legions of the Black Light、
Storm of the Antichrist、Sworn to the Dark、Underneath the Cenotaph、
Stellarvore







"Lawless Darkness"




スウェーデン出身のブラックメタルバンドの4thアルバム。


シンセに頼らないオールドスクールなブラックメタルながらメロディアスな
ギターソロ
を大胆に導入したメロディックブラック寄りのサウンドを披露する
スウェーデン出身のWATAINによる4作目のフルアルバムである!音楽的には
前作同様メロディアスなギターをフィーチャーし泣きのソロも頻繁に顔を出し
リズムはブラストで爆走するよりも緩急付けたテンポチェンジが目立ち、
曲によってはロックンロール系のノリの良さを見せるパートもありそこが
ダレを生まず最後まで通して聴きおおせるフックとして機能しておるのう・・・!
プロダクションもこの手のバンドとしては悪くなくKeep of Kalessinに通じる
純粋にメタルとして高いクオリティーを持った仕上がりになっているぞ!

ブラストで爆走しいかにもストレートでアグレッシヴな
ブラックメタル
を聴かせつつそれだけではないスローパートも印象的な1曲目、
泣きのギターソロが実にエモーショナルで印象的な2曲目、スローテンポで
聴かせるアレンジに仕上がっておりやはりギターが泣きのソロを披露、ノリの良い
突進力
を見せる疾走パート、速弾きソロもカッコいい3曲目、これまたノリの良い
ロックンロール系のリフ、リズム
が面白く野蛮なシンガロングパンク
ヴァイキングメタルを彷彿とさせる4曲目、ワイルドなノリの良さを出しつつも中盤以降で
スローになり叙情的な泣きのギターが堪能できる5曲目、どこか中東的なフレーズを弾く
退廃的なギターが印象的なインストの6曲目、ノイジーなギターで幕を開けノリの良い
アップテンポから疾走を開始するブラックメタルなのに爽快な7曲目、ブラスト
疾走しトレモロリフも登場、本作中特にブラックメタル要素の濃い8曲目、
邪悪で重苦しいへヴィサウンドにノリの良さを混ぜ合わせダークな
キャッチーさ
を感じさせる9曲目等質の高い曲が並んでいるが特に10曲目は何と14分の
大作
となっており基本はブラックメタルだが得意のメロディアスな泣きの
ギターソロ
が多くブラック云々以前に普通にメタルとして良質な楽曲に
仕上がっている
と言えるぞ!特にラストのソロが良いのう・・・!


Keep of Kalessin
同様良くも悪くも優等生的な雰囲気が目立ちブラックメタルに
ガチで精神性のヤバさを求める向きにはピンと来ないかも知れんが単純に
曲の良さを求めるメタラーには向こう同様楽しめるだろうな!終始ブラストで
爆走しているわけではなくリズムの緩急がしかとあるのも個人的に好印象だ。
ブラストばかりだとワンパターンでダレる上に疲れるからなぁ・・・(爆)。
曲展開、リズムも良いがギターソロこそ真髄と言えそうな1枚である!




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満足度 87% お気に入り曲 Death's Cold Dark、Reaping Death、
Wolves Curse、Total Funeral、Waters of Ain







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