VEKTOR







"Black Future"




アメリカ出身のスラッシュメタルバンドの1stアルバム。


王道を踏襲しつつも独特の個性的なムードを見せスラッシュ界隈で話題となった
バンドである!
音楽的には80年代の古き良きB級スラッシュメタルを基本に
猪突猛進な突進振りを見せるが、それだけには留まらずANNIHILATORに通じる知的かつ変態的なリフや
オブリ、リードギター
を随所に放り込み異様なテンションを見せつつも終止怪しげな不穏さを漂わせており、
さらにヴォーカルはよくある吐き捨てを通り越してDESTRUCTIONのシュミーアというかもはや
ダニ・フィルスの領域に足を突っ込んだかのようなホイッスル交じりの金切り絶叫となっておる!

1曲目は淡々と刻まれるリズム無愛想さを放ちつつもどこか胡散臭さを漂わせ
そして疾走開始!
さらにハイテンションブチ切れ噛み切りシャウトも顔を出し
この頃から既に完成されたスタイルを見せ付けておる!ただ中盤はちょいとダレる
部分もあるだろうか・・・!?
2曲目はまた実に怪しげなムードを醸し出すギター
顔を出しそのまま疾走!例によっての噛み切りシャウトもバンバン顔を出し
16分刻みのリフ
叩きまくるドラム等どこか危なっかしくテンションの
高さ
を見せ付けているな・・・!ギターソロが意外と構築されたメロディアスさを
感じさせる
のも面白いのう!3曲目は怪しげかつ淡々としたクリーンギターで幕を開け
正統派寄りのバンドサウンドも登場、怪しげに加工された悲鳴(?)が聴けその後は
スラッシュメタルらしく疾走するぞ!中盤以降のギターフレーズは変態的
実に胡散臭く、クリーンギターによる叙情的なパートも顔を出すが怪しさは変わらん!(爆)
後半はギターによるクラシカル系のシーケンスフレーズと共に疾走するぞ!
4曲目は何と10分程ある大作で、これまた怪しげなクリーンギターで幕を開け
淡々としつつも変態的なバンドサウンド、ブチ切れ高音シャウトが登場!ギターのメロディーは
なかなかに叙情的正統派メタルに通じる部分もあるがやはり怪しさも強く、
途中から勢い良く爆走するぞ!曲展開とかなかなかに強引なんだが、ギターの
メロディーはなかなかに良くベースとの絡みも印象的
である。後半は叙情性満点の
アコギ
まで顔を出しドラマティックに展開するぞ!5曲目はノイジーな音で幕を開け
これまた怪しさ満点の雰囲気を放ち、暴れるベースの後にスラッシュメタルらしく疾走!
中盤の展開はまた変態的じゃのう・・・!ギターソロがまた凄まじい勢いで爆走し
速弾きを披露するぞ!
6曲目は何故か様式美的とすら言えなくも無さそうな
劇的ギター
で幕を明けるもその後は淡々と展開、次第にテンポが上がっていき
ギターソロは変態的かつドラマティックである!
7曲目は正統派ライクなリフ、リズムで
ストロングさ
を見せその後はスラッシーに疾走!8曲目はまた10分の大作で、イントロから
怪しげなギター
が顔を出し淡々と展開、その後は疾走し中盤はデジタル気味の怪しさを放つ
ピコピコしたパートになりB級SF映画風のSEっぽくなるのう・・・!後半もまた怪しいが
妙にエモーショナルでメロディアスなリードギター
も聴けるぞ。9曲目はさらに長い、13分もある大作となり
淡々とした重厚な出だしからテンポアップし、緊迫感を放ちそのまま疾走!
ヴォーカルも悲鳴のようなハイトーンを交え胡散臭さを演出しまくるぞ!ギターソロが
無駄にドラマティックなのも印象的で、中盤はクリーンギターによる穏やかかつ怪しい
叙情性
が醸し出されさらにリズムが走り気味のプログレッシヴなパートに突入、その後は
アンビエントなデジタル系のサウンドも顔を出しSF的世界観を演出しておる!


次作が彼らの出世作となった感があるも、この頃から既に2ndで見せたような個性的な
スラッシュメタルサウンド
が確立されておりあっちが気に入ったリスナーであれば
本作も同じように楽しめよう・・・!
まぁプロダクションや演奏のタイトさ等は
2ndのほうが向上しており、本作の時点ではまだ冗長な部分もあったりするんだが
この辺はB級スラッシュの味として捉えたい所か!?(爆)




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満足度 80% お気に入り曲 Oblivion  Destroying the Cosmos







"Outer Isolation"




アメリカ出身のスラッシュメタルバンドの2ndアルバム。


VOIVODタイプとも言える知的SF、サイエンス要素をコンセプトに掲げ変態的側面を
見せつつも
同時に正統派ライクなキャッチーさも漂わせ、そこに全盛期の
ダニ・フィルスのブチ切れ絶叫が乗っかった
かのような個性的スラッシュメタル
プレイし一躍話題を呼んだ若手スラッシャーによる2作目のフルアルバムである!
音楽的には前作の流れを汲みつつも冗長さが減退、より洗練されつつも持ち味は
前作以上に増量
された、理想の進化を遂げておる!

1曲目はスペイシーなシンセ、鼓動音に始まり怪しげなクリーンギターのアルペジオが
不穏を煽りバンドサウンドが登場、スタスタと疾走ANNIHILATORを彷彿とさせる
ギターフレーズ
が聴けそしていきなりのホイッスル絶叫と共に爆走開始!ブラストも
顔を出しヴォーカルの絶叫はスラッシュメタルと言うよりはまるでダニ・フィルスのようで
相当に強靭な喉をしている事を伺わせるブチ切れっぷりを見せ非常に熱いが、曲はいきなりの
10分越え
で後半は少々ダレるか!?2曲目はどこかハードコアっぽいミドルテンポ
ノリの良さを見せつつもギターがやはり怪しげな変態要素を含み中盤はヴォーカルが
どんどんテンションを上げていきギターソロはハモリで正統派的かつ変態的なフレーズを
弾いており
インパクトあるのう・・・!3曲目はタイトな中にやはり怪しさを含んだ
リズム、フレーズ
を見せておりミドルテンポだがANNIHILATOR同様の知的な変態っぷり
見せているな。中盤から疾走しテンションの高い絶叫奇妙かつ締まりのあるアンサンブル
披露するぞ!4曲目はドラムに始まりなかなかにドラマティックなギターが聴けベースも
顔を出し疾走、高音ホイッスルヴォイスも切り込みやはり変態なんだがその一方でバッキングは
正統派に通じるストレートさも感じさせいい意味で古臭いメタルサウンドだと言えよう・・・!
後半は急に怪しげなクリーンギターにこれまた何とも如何わしいメロディーを奏でる
リードギターが聴け泣きの要素すらも変態と仕立て上げてしまう!(爆)5曲目も実に怪しい
クリーンギター
がバリバリと弾き倒され異様なノリを見せつつ疾走!中盤は再びクリーンギターが
顔を出し怪しいムードを演出、その後は再び爆走し後半はプログレッシヴともカオティックとも
取れるテクニカルで奇妙な展開を見せるぞ。6曲目はこれまた不穏ながらもどこか穏やかな
ムード漂うイントロ
に始まり胡散臭く疾走!ギターソロはテクニカルな流麗さがあるな。
7曲目はノリの良い軽快なイントロからホイッスルVoと共にやはり疾走しギターフレーズは
怪しくもテクニカルさがあるのう・・・!中盤はいかにもアメリカンホラーコメディー的な
パートが顔を出しB級映画好きにも訴えかけるぞ(爆)。その後のシュレッドソロは流麗で
ただの変態ではない上手さも見せ付けているな。8曲目は非常に胡散臭い怪しげなバンドサウンド
いかにもB級スラッシュなムードを演出、その後はノリの良さを持った爆走パートになり
中盤以降はこれまた怪しげな展開を見せさらにはエモーショナルな泣きも見せ何気に
懐の広さを感じさせてくれるのう・・・!


基本はB級風味漂うオールドスクールなスラッシュメタルだがそこに知的な変態的ムード
放り込み実に怪しく如何わしい、いい意味で胡散臭さ満点の変態サウンドを展開しており
これは確かにスラッシュ界隈で話題になるのも頷けるクレイジー振りを見せておる!
前作ではまだ目立っていた冗長さ、纏め切れていない印象も一層され
捨て曲も無く全曲が変態にしてハイテンションな愛すべき変態メタルだ!




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満足度 86% お気に入り曲 全部







"Terminal Redux"




アメリカ出身の変態テクニカルスラッシュメタルバンドによる3rdアルバム。


いかにもアメリカのギーク達が好みそうな(爆)SF的世界観を圧倒的な
演奏テクニックでプログレッシヴに、変態的にプレイしつつスラッシュメタルらしい
ハイテンションな疾走感を忘れず、そしてあまり語られる事が無いんだが異常な声質の
ホイッスル交じりのブチ切れ金切りシャウト
で捲し立てる個性的なサウンドが話題を呼び、
近代スラッシュメタル勢の中では頭一つ抜きん出た感のある若手実力派バンドによる
待望の3作目である!どうやら2015年に既に完成していたらしいが、ミックスが
気に入らなかったようで作り直し2016年リリースとなった他、元のレーベル
Heavy Artilleryが消滅したようで、イギリスの古株Earacheからリリースされたりと
一筋縄ではいかない経歴を辿った1枚のようだ・・・!音楽的には本作もテクニカルかつ
勢いに満ちた知的な変態スラッシュ
となっているが、曲によっては女性Vo
クリーンVoが導入されたりと、過去作には無かったメロディアスさも見られるだろうか!?

1曲目は早速9分ある大作で、テクニカルかつテンションの高い演奏で疾走し
独特の禍々しい金切りVoも登場!中盤のリードギターはフュージョン風味があり、
その後の女性Vo、コーラスが相当に怪しく胡散臭いのう・・・!2曲目は淡々とした不穏さが見られ、
不協和音交じりの荒々しくもテクニカルなバンドサウンドが登場、退廃的な空気もあり
3曲目はタッピングによるピロピロギターに始まりスラッシーに爆走するぞ!
中盤はまた怪しさ満点でブラスト、トレモロブラックメタル風味を演出、4曲目はクリーンギターが
聴ける短い繋ぎで5曲目はそのままテクニカルなアンサンブルで疾走
ギターソロにドラマティックさがあり良いな・・・!6曲目はこれまたハイテンションかつ
テクニカルに爆走
し、7曲目もまた怪しさ、胡散臭さが漂いつつ淡々とした
ミドルテンポ
だが、中盤から疾走しギターとベースのソロバトルが聴けるぞ!
8曲目はテンションの高いテクニカルな演奏で疾走しブラストも登場、それでいて
ギター等劇的な印象があるのも嬉しい所だな・・・!9曲目はクリーンギター、クリーンVo
これまでに無い穏やかなムードを演出、中盤からバンドサウンド、絶叫Voが聴け
テクニカルさを放ち、
後半は疾走したりとプログレメタルに近い曲構成か!?
10曲目は1曲目と対を成す組曲となっており、13分超えと本作最長で不穏さを放ち
ブラストで爆走!
途中穏やかになり女性VoクリーンVoも顔を出すぞ。


基本的に過去作を踏襲したテクニカルで変態的かつハイテンションな
爆走スラッシュメタル
となっており、女性VoやクリーンVoの導入
メロウになった、ヤワになったかと思ったらそうでは無く、むしろ独特の
怪しさ、胡散臭さにより磨きがかかった
だろうか!?メタルコアでよくあるサビで
クソつまらん在り来たりの売れ線メロ
で茶を濁すようなダサいマネをせず、
あくまでも一部の味付け程度で済ませているのが好印象だな。テクニカルさも
過去2作以上
で相当に極まった個性的な変態スラッシュメタルとなっておる!
ただ長尺曲主体でややダレがあるのが気になるが、それでも十分に
ハイレベルな1枚で、今の時代生き残るにはこれ位の個性とクオリティーが
両立してないとアカン
のだろうな・・・!




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満足度 84% お気に入り曲 Charging the Void  LCD (Liquid Crystal Disease)
Ultimate Artificer  Pteropticon  Pillars of Sand  Recharging the Void







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