TRIDDANA







"Ripe For Rebellion"




アルゼンチン出身のフォーク/正統派パワーメタルバンドによる1stアルバム。


SKILTRONの元メンバーによって新たに結成された新進気鋭のバンドで、本作は彼らの
デビュー作となっており、音楽的にはフォークメタルではあるがヴァイキングメタルのような
デス要素は無く、どちらかと言ったら正統派メタルに近いムードを醸し出しており、
そこにバグパイプやらやら民族楽器を導入、エクストリームメタルが苦手な
リスナーにも親切な姿勢を見せているな。
だが彼らの大きな持ち味は何と言っても
Voであろう!グロウルでは無くクリーンVoなんだがその声質、歌唱法はまさに
ロニー・ジェイムズ・ディオそっくり!マルコ・ヒエタラヨルン・ランデ、
ニルス・パトリック・ヨハンソン
等がこの手の歌唱スタイルの大御所だが彼らに
決して引けを取らない、情念出しまくりの説得力ある見事な歌い回しを披露しており
ぶっちゃけこんな一介の辺境バンドには勿体無い逸材である!(爆)

1曲目は正統派寄りのバンドサウンドバグパイプ勇壮さを演出、アップテンポで
軽快に展開しVoが滅茶苦茶巧いぞ!2曲目は笛が舞い牧歌的なノリを演出、アコギも聴け
3曲目はこれまたバグパイクが舞いフォーキッシュさを見せるが、バンドサウンド自体は
淡々とした感じだな。4曲目もまたフォーク要素を演出するミドル曲。5曲目は笛の音色に
重厚なパーカッション
が聴け、その後はアップテンポパワフルさを見せ正統派メタルと
フォークメタル双方の勇壮さ
が上手い事融合しているな。6曲目は儀式的なムード漂う
イントロ
で幕を開けるスロー曲。7曲目は軽快なノリを放つアップテンポ曲で、全体的にクサさもしかとあり
8曲目はバグパイプHR的なバンドサウンドが混ざり、アイリッシュ的な
フォーク要素
を見せるインスト。9曲目は哀愁漂うアコギが聴ける穏やかかつメロウな
フォーク的バラード曲。10曲目はバグパイプやけに軽快なドラムが顔を出し、
民謡ライクなノリの良さを見せるある意味ダンサブルな曲で、11曲目は本作中
最速を誇る疾走感
を見せるファストチューンとなり、やはりバグパイプが目立つが
サビは正統派パワーメタル的な勇壮さを見せるぞ!12曲目は民謡、民族音楽色濃いアウトロ的なインスト。


楽曲的には奇をてらわない、王道を行く正統派HM/HRにそのまんま民族楽器を放り込み
フォークメタル要素無理矢理融合させた感じで、フォーク的なクサさも薄けりゃ
疾走感も無く、正統派パワーメタルとしてもリフやギターソロにあまり魅力は無く
曲としては正直凡庸もいい所なんだが、やはりこのバンドはVoが全てだろう!
まんまロニーな声質
で、本家のような気合の入ったパワフルかつエモーショナルさ満点の
情念に満ちた大仰な歌い回し
を堂々と披露しており、音楽性に合っているのかどうかはともかく、
上記したようにこのバンドにはあまりにも勿体無い実力者である!(爆)



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満足度 77% お気に入り曲 The Beginning  Spoke the Firefly (Fate Called)
Gone With the River  Faking a War







"The Power & the Will"




アルゼンチン出身のフォーク/正統派パワーメタルバンドによる2ndアルバム。


SKILTRON内部分裂した事によって新たに誕生したバンドで、
エクストリームメタルでは無く正統派HM/HRにバグパイプ等の民族要素を乗せた
牧歌的なサウンドが特徴である!本作は通産2作目で、前作は滅茶苦茶巧い
ロニー・ジェイムズ・ディオタイプのVo
が全てを持っていった感があるが、
残念ながら本作で脱退しており、本作ではギタリストがVoを兼任する形になり、
決して下手では無く、声質的には劣化ブルース・ディッキンソンな感じなんだが
流石に聴き劣りが否めず、全体的にスケールダウンしてしまったなぁ・・・!

1曲目はアコギに続き正統派らしいストロングなバンドサウンドに
牧歌的なアコーディオンが乗り、2曲目は軽快なキャッチーさが見られるな。
3曲目は民族楽器が聴けつつかなり正統派パワーメタルなアップテンポだ。
4曲目はアコギが淡々としつつ軽快さもある民謡とオーソドックスなHM/HRを混ぜた曲で、
5曲目も淡々としつつリフが無骨なミドル曲。6曲目は笛とギターがユニゾンする、地味ながらも
軽快なミドル〜アップテンポで、7曲目はバグパイプに始まり軽快な疾走感が見られるな。
サビにジャーマン風のクサさがあり、ツインリード美味しい部分である!
8曲目は民謡色濃いインストで、9曲目はバグパイプ牧歌性を放ちつつギター等
バンドサウンドは正統派らしいアップテンポだな。10曲目もまた牧歌的だが、多少は憂いがあるだろうか!?
11曲目はバグパイプが哀愁を漂わせるインストで、12曲目はなかなかに劇的なサビが聴ける疾走曲だ!


音楽的には前作と大差無い、オーソドックスな正統派HM/HRバグパイプ等の
民族楽器を乗せた感じで、
部分的にクサさがありつつ全体的にはそこまで
派手だったりほのぼのだったりする訳では無く、
あくまでも正統派の範疇に
収まっているサウンドで良くも悪くも地味ではあるな。前作はそこをVoが
圧倒的な力量で支配し、
バンドのレベルを格段に上げていたんだが、本作では
そこが凡庸な平均レベルのVoになってしまい、結果的にスケールダウンが
否めない1枚になっちまっただろうか!?
やはりVoは大事だと言う事を
改めて教えてくれるアルバムだな。




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満足度 74% お気に入り曲 Death Blow  The Might in My Blood
The Power & the Will







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