TOTALFAT







"FOR WHOM THE ROCK ROLLS"




日本の爆走シュレッドメロコアバンドのアルバム。


彼等の事をまだ知らないうちにPUNKSPRINGでお目にかかり
メロコアながらジャーマンメタルライクなギタープレイを
披露するギタリストの姿が印象に残ったわけだが、
音楽的には爆走系の王道メロコアだがメロディーラインは
哀愁があり、そしてギターがこの手のバンドとしては
中々に達者押弦に多少の甘さを残しつつも
メタル的な速弾きを連発しておりさらに他のメンバーも
タイトな演奏を聴かせてくれるぞ!ヴォーカルはクリーンな高音
どちらかといったらエモ寄りのスタイルで
これまたちゃんと歌えておりメロコアとしてはメンバー全員
かなりの実力派だと言えるだろう!どうやら以前
ハードロックのカヴァーアルバムをリリースした事も
あるようで根底にはHR/HMのマインドがあるのだろう・・・。
歌詞も全て英語で海外のバンドにひけをとってはいないが
この哀愁溢れるキャッチーメロは日本人ならではのものだろう。

どの曲もファストな叙情メロコアでギターソロは
速弾きしまくりだが4曲目はリズムも複雑で特に
テクニカルなプレイだ!5曲目もいきなりフラッシーな
速弾きギターソロで幕を開け青臭く疾走する!
8曲目は若干モダンな要素を交えたリフが聴けるも
サビは明るくも哀愁を含んだキャッチーメロで
ホーンの音色も聴けるぞ!9曲目は哀愁に満ちたメロコアで
アコギやストリングスシンセも使われアレンジも凝っているな。
11曲目もメタリックなリフで始まり日本人好みの
クッサイ哀愁
を撒き散らしながら軽快に疾走するぞ!


シンセが多用されつつも楽曲的にはどれも似たり寄ったり
青臭さに叙情をふりかけた爆走メロコアですぐに飽きそうではあるが
このシュレッドギターは大きな武器だろう!PAINTBOX
今は亡きCHELSEA氏のようにエモーショナルな泣き
披露するまでには至らんがパンクとは思えぬ速弾き振りである!
ヤングギターには出ないのか!?ヴィジュアル系の高速ギターが
VERSAILLESならばパンクの高速ギターは彼等TOTALFATだ!




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満足度 85% お気に入り曲 Good Fight & Promise You、
Just for What、The Kidnap Show、Dear My Empire、
Highway Part2、Anthem of The Bedroom、Over







"OVER DRIVE"




日本の爆走シュレッドメロコアバンドのメジャー1stアルバム。


疾走感溢れるキャッチーなファストメロコアに本格的なメタルの素養
感じさせるシュレッドギターソロを取り入れThe Offspringのデクスター
認められた国産速弾きメロコアバンドの最新アルバムである!同系統の
テクニカルメタルギター入りメロコアだとポール・ギルバートの弟子なのに
なぜかパンクをやってるMR.ORANGEとかがいるもあっちがアメリカンHR色濃い
スタイル
に接近しているのに対しこっちはあくまでも非HR/HM、メロコアの音作りに
速弾きソロを取り入れており
あくまでもパンクである事を主張しているかのようだが
最近ヤングギターにも登場しパンクス、メロコアキッズのみならずメタラーや
ギターキッズにもアピールできる
立ち位置におり実に興味深いな・・・!だが気になる本作の
方向性はというとどうにも普通のメロコアに接近しちまった感がありメロウな曲も
ある事はあるがメロディーやアレンジ等やはりごくノーマルなメロコアになっており
キャッチーさを保ちつつもやはりどうにも青臭い部分が目立ちメタラー視点だと
微妙に感じるのう・・・!ギタープレイも速弾きを聴かせてくれる曲は多いが
全曲でバリバリテクニカルに弾き倒しているというわけではなく主張の無い曲もあり
前作と比べるとそのインパクトは薄れてしまっているなぁ・・・!

ハードコア色濃い疾走感にタッピングやツインリードなどを交えた実に
メタル寄りなギターソロが聴ける男らしい曲調の5曲目、いかにもメロコア然とした
明るさ
を持ちつつもこれまた疾走感に満ちた6曲目、タッピングが印象的な
ミドル曲の7曲目、本作中最もメタル寄りのリフが聴け絶叫シャウトもメタル
イントロが熱くツインリードのソロは完全にメタルと化した疾走チューンの9曲目、
速弾きで幕を開けタッピングソロも聴き所の疾走チューンである
11曲目等など聴き所のある曲は残っているがやはりどうにもごくごく普通の、
そこら辺にいくらでも転がっているようなノーマル極まるメロコアが大半で
メロディーもまぁキャッチーではあるがそれほどフックがあるわけではなく
良くも悪くも無難な印象が強いのう・・・!前作はもうちょいエモ寄りな
部分
もあって明るくなり切れない所が好きだったんだが本作は明るめで
ライヴでピョンピョン飛び跳ねたい子供達向けになった感があるな。
本作でメジャーデビューらしいので例に漏れずセルアウトしたと言った所だろうか・・・!
パンクでここまで弾けるギタリストは珍しいんでな・・・実に惜しいのう・・・!




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満足度 74% お気に入り曲 Ain’t Gonna Kill、Predator







"DAMN HERO"




日本の爆走シュレッドメロコアバンドのメジャー2ndアルバム。


メロコア、ポップパンクのカテゴリーに属していながらギターメタルの影響を
色濃く受けまくったシュレッドな速弾きソロ
をこれでもかというほど連発、
パンク枠というよりメタル枠として(?)ヤングギターのインタビューを受けるほどで
音楽的には上記の“FOR WHOM THE ROCK ROLLS”メロコアスタイルでありながら
そのメロディーは明るくなり切れない愁いを帯びた叙情性がありエモにも近かった・・・!
だがメジャーアルバムとなった前作“OVER DRIVE”ではメタリックな良曲もあったが全体的に
よくある明るいメロコア、ポップパンクに接近してしまいガッカリじゃったのう・・・!
さて本作は果たしてどうなったのであろうか!?

1曲目は軽快なカッティングに愁いを帯びたヴォーカルが乗り明るくポップな
印象
を持たせつつもメロディーはどこか哀愁があり良いな・・・!サビはさらに
明るめ
ダンサブルさもあるぞ!ギターソロは速弾きは最小限メロディー重視の
プレイ
となっている。2曲目は疾走感を感じさせるストレートなメロコアチューン
コーラスワークが明るめだな。3曲目は鐘の音シンセメロコアでありながら
というかクリスマスシーズンを思わせるムードを演出、その後はノーマルな
メロコア
に近くもアコギ、ストリングスがバックで使われたりしておりサビは
再びクリスマスムードに満ちた雰囲気がプンプン放たれ良いのう・・・!
ギターソロもメロディアスだが後半はレガートな速弾きフレーズも披露するぞ。
4曲目はミドル寄りノリの良いリズムで軽快に展開するダンサブルなポップパンク
サビは疾走しギターソロはタッピングで切り込みテクニカルなシュレッドを見せ
その後はなぜかラップ風のヴォーカルが顔を出すぞ。5曲目はどこか壮大なコーラス
幕を開けるもその後はありがちなポップパンクでヴォーカルは気持ち低音で歌い
サビはタッピングをバックにイントロで聴けたコーラスになる!ギターソロも
ハモリでテクニカルな速弾きを見せておるな。6曲目はベースに始まりハードロック然とした
リフ
早速の速弾きソロが顔を出す疾走チューンだがそこまでメタリックではなく
やはりメロコアスタイルだ。
サビのコーラスはキャッチーギターのハモリも
メタリックで良いのう・・・!
途中ドラムソロが聴けベースも唸り勿論ギターも
手数多い速弾きソロを披露、全楽器に見せ場があるな。7曲目は珍しいデジタルリズム
どこかインダストリアルなムードを放ちピコピコした電子音、加工ヴォーカルも登場、
サビは普通のメロコアだがそれ以外は全体的に風変わりな曲調でギターソロは
構築されたプレイを見せその後さらにハードさを増したリフが聴けるぞ!8曲目は
軽快かつテクニカルなギターソロで幕を開ける疾走メロコアチューンで実に勢いがあるのう!
9曲目はベースで始まりミドルテンポ淡々としたムードを出しサビは明るく
キャッチーなコーラス
だな。ギターソロはメロディー重視でなかなかにエモーショナルな
ビブラート
を効かせておるな・・・!10曲目はダンサブルなノリの良さを持った明るい
メロコア、ポップパンク
でコーラスはライヴで盛り上がりそうだ。ギターソロは例によって
ピロピロと速弾きを披露、11曲目はベースが高音で唸り憂いあるメロディーと共に
疾走する待望の哀愁高速メロコアチューンである!ギターソロもテクニカルな速弾きで実に
勢いを感じさせるのう!12曲目は昔っぽいロカビリーというかそんな感じのムードを持った
珍しい曲調ペンペンした歪みの軽いギターカントリー的なプレイを披露し
テクニックがあれば何でも出来るという事を主張しているかのようだ・・・!ギターソロも
クリーンでロカビリーと言うかカントリーライクなプレイを見せておる!13曲目は
愁いを帯びたクサめのツインリードで幕を開けメタリックさを期待するもやはり音作りは
メロコア系でガラの悪い(?)シンガロング多少はメタル風か!?そしてギターソロは
何とハーモニックマイナーネオクラシカルに切り込みまるでGALNERYUSのような
シーケンスフレーズ
も披露、プレイ、フレーズ等完全にメロスピ、クサメタルで間違いなく
メタラーはガッツポーズするであろう!14曲目はアコギ、穏やかなヴォーカルが聴ける
短いバラード。
15曲目は軽快なノリを持ったメロコアと見せかけてヴォーカルは
憂いを帯びており
サビは明るくなるがそれでもどこか哀愁を感じさせてくれるぞ!
ギターソロもメロディー重視ツインリードのハモリもあるのう・・・!


やはり本作もメロディーラインは明るいメロコアに接近しており曲調もダンサブルな
ポップパンク風味漂うスタイル
のものが多いがそれでも以前のような明るくなりたくとも
なり切れない憂いを帯びた叙情味
がそれなりには戻ってきているか!?それとどうしてもギターに
耳が行きがち
だがヴォーカルもメロコアとしては何気に上手くなかなかに
太さ、張りのある朗々とした声で歌い上げており好印象である!まぁやはり個人的には
“FOR WHOM THE ROCK ROLLS”のような哀愁高速シュレッドメロコアに戻ってもらいたいのう・・・!




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満足度 75% お気に入り曲 Across The Chance、World of Glory with JOE INOUE (DAMN HERO Ver.) 、
Carry On、Highway 3、Longest Dreamer、Revelation







"Wicked and Naked"




日本の爆走シュレッドメロコアバンドのメジャー3rdアルバム。


明るさ満点で爆走する青臭いファストメロコアシュラプネル直系高速速弾き
シュレッドギターソロ
を導入し、稚拙なバンドが多い中テクニック面ではズバ抜けて
パンク、メロコアシーンのトップを行く技巧派バンド
によるメジャーデビュー後
通算3作目のフルアルバムである!
まぁギターだけではなくヴォーカルやベース、
ドラム
この手のバンドとしてはハイレベルなのだが音楽的にはストレートな
明るいメロコアが多く、
インディーズの頃はもっとエモ寄りで個人的には昔のほうが
やはり好みであった・・・!
そして気になる本作だが方向性としてはやはり
メジャー以降のスタイルを打ち出しており明るく軽快に疾走するメロコア
メインとなっておりそこに完全メタルスタイルのギターソロを惜しげも無く
ブチ込んでおりドラマティックなツインリードも顔を出すぞ!

1曲目は早速細かいギターが聴け明るく疾走するメロコアナンバー
ギターがピロピロやっている以外はストレートな王道のメロコア
ギターソロは無くすぐに終わるが続く2曲目は正統派メタルライクな
ツインリードで幕を開けるぞ!
まぁその後は淡々とした展開になり
サビはメロコア然とした疾走になりさらに中盤付近でスローながらも
キャッチーなヴォーカルを披露、
ギターソロは待ってましたの劇的な
ツインリード&シュレッド
でここだけ完全にHM/HRじゃのう・・・!3曲目は軽快な
ノリ
チャラさすら見せる曲調となっており好みからは完全に外れるがまぁ
キャッチーではあるな。ギターソロはやはり完全メタルで良いぞ!
4曲目もまたチャラい軽薄さが前面に押し出された明るいパーティーチューンで
相当にアホっぽく
どこかTHE OFFSPRINGに通じるノリがあるな・・・!
こんな曲調でもギターソロだけはツインリードのハモリタイトなフレーズを
プレイしておる!
5曲目はアップテンポ軽快なノリを放ちとりあえずは
エモさを出そうとしている
ようだがやはり何だかんだで明るいメロコアから
脱しきれておらず
全体的に微妙な仕上がりになっちまっているな・・・!
ギターソロはやはり良いぞ!6曲目はモダンと言うよりはまだ
ハードロック寄りのへヴィリフ
に始まりメロコアと言うよりもメロスピ、ジャーマンメタルに
通じる疾走感
を見せるファストチューンだがヴォーカルメロだけはやはり青臭い
青春メロコア
でそこが残念じゃのう・・・!7曲目はクサめのクリーンギターで幕を開け
エモさを期待させるもその後はやはりメロコア然とした疾走を見せるぞ。メロは
大してフックは無い明るくも哀愁寄りで悪くは無いな。8曲目は
パンクバンドなのにQUEEN的なオーバーダブのハモリギターで幕を開ける
スローテンポのバラード曲でまぁ青さは強いがこれも哀愁寄りである!
ギターソロは何と対位法で2本が絡み合いクラシカルな様相を醸し出しており
こういう部分でもパンク、メロコアを超えたクオリティーを見せているな・・・!
9曲目はアコギツインVoパンク的な能天気さを見せ異様に
ほのぼのしたムード
を放つが途中からバンドサウンドも登場し唐突に疾走開始!
ハードコア的なノリ
を見せるもヴォーカルメロは変わらず間の抜けたメロコアらしさを
存分に見せ付けておるわい!
後半は何とウクレレにシンガロングが聴けるぞ(爆)。
10曲目はB級メタル然とした胡散臭い語りメタリックなリフが乗り怪しいムードを演出、
そのまま疾走しヴォーカルやリフやけにスラッシーなノリを見せており
まさにB級スラッシュと化すぞ!(爆)ギターソロもそんな感じのシュレッド
彼等のメタル愛を感じさせる仕上がりになっておるな・・・!11曲目はギターの
ピロピロ
を除けば相当に青臭いミドルテンポの青春パンク虫唾が走る
リスナーも多かろう・・・!(爆)
ギターソロはまさかのボスハンドタッピングだろうか!?
12曲目は淡々としたムードサビは明るくキャッチーになるミドル曲。


ただでさえメジャー進出明るさが増しエモさが減退したと言うのに本作は
よりバカで明るいパーティー系のナンバーも目立ち始めガッカリさせられたが
何だかんだで全体的に見ると結構幅広いスタイルを見せておりバラード系の曲に加え
スラッシュメタル然としたファストチューンもしかとあり青臭さが
濃いもののセンスは感じさせる楽曲
が多いのう!まぁ捨て曲もまだ目立つのだが・・・。
ギターソロはどの曲も良くここまでガチでHM/HRが好きならTOTALFATとは
別にメタルバンドもやればいいのになぁ・・・!





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満足度 72% お気に入り曲 Place to Try  Highway Mark4  We Rise Again  Fat or Die







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