TOMORROW'S OUTLOOK







"34613"




ノルウェー出身の正統派/パワーメタルプロジェクトによる1stアルバム。


ソングライターのTrond NicolaisenとAndreas Stensethによって2007年に結成された
ノルウェー出身のバンドと言うかプロジェクト的な立ち位置らしく、メンバーが
演奏をせず曲だけ書き、あとはゲスト任せというなかなかに適当な(爆)活動を
しているんだが、そのゲストにMICHAEL KISKE、Graham Bonnetが名を連ねており
半端に豪華な印象があるな・・・!音楽的にはとりあえずは正統派HM/HR、
パワーメタル路線
なんだが、曲によってはB級メロパワ風だったり勇壮な
様式美風
だったりとなかなかに幅広く、それでいて絶妙にB級な空気があり
プロダクションの軽さ、アレンジ、フレーズのダサさ等
全体的に
ツッコミ所の多い1枚に仕上がっていると言えるかもな・・・!

1曲目はいきなりの怪しさ、胡散臭さが醸し出されるスロー曲なんだが、
2曲目は急にメロスピ的明るくクサいリードギターが登場、疾走はしないが
ジャーマン風な雰囲気があり、チェンバロ系の音色も聴けダサいフレーズ
顔を出すB級メタルだな・・・!3曲目は勇壮なハモリギターで幕を開け
ノリの良さと共に勢いを放ち、Graham Bonnetが熱唱するアップテンポの
正統派
だ。4曲目はクリーンギター、泣きのリードギターコーラス
聴けるバラードで、途中から正統派HM/HRになるぞ。5曲目はダークで怪しく
胡散臭い
ミドル、スロー曲となり、6曲目はアコギ、ブルージーなギターが聴けるバラード。
7曲目は怪しげなツインギターがメインとなり、トラッド風のフレーズも顔を出す
インストで、8曲目はこれまたクリーンギターが聴けるマイルドなバラード系で、
9曲目は細かいギター、ハイトーンVoが聴けるミドルテンポでそこそこ勢いもある正統派だな。
10曲目もスローテンポでギター主体の正統派で、勢いあるシュレッドギターが顔を出すぞ。
11曲目も怪しいギターが目立ったスロー曲だな。12曲目はLIZZY BORDENの
“Red Rum”のカヴァー
で、原曲は知らないが軽快なアップテンポの正統派となっており、
これまたGraham Bonnetが熱唱しておる!13曲目は6曲目の別ヴァージョンだ。


参加メンバーの割には全体的にそこはかとないB級臭さが漂っており、
プロダクションの軽さ、
一部シンガーの弱さ、そして絶妙にダサいフレーズ、
アレンジ等
とても一流とは言えない雰囲気が全体を通して漂っており、
愛すべきB級メタルと言えそうなサウンドに仕上がっているな・・・!
基本は正統派だが、曲によってB級メロスピ風だったり半端に様式美だったり
怪しく胡散臭い雰囲気があったりとよく言えば幅広く、悪く言えば
統一感が無い
感じで、そういう所もB級らしい部分だな。特にアルバム後半で
スローテンポばっかになっちまい、ダレてしまうのがアカンな・・・!




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満足度 73% お気に入り曲 Glass Mountain  Red Rum







"A Voice Unheard"




ノルウェー出身の正統派/パワーメタルプロジェクトによる2ndアルバム。


中心人物が曲だけ作り演奏はゲストに丸投げという、HM/HRとしてそれはどうか
思わなくも無い(笑)、ノルウェー産プロジェクトによる通産2作目である!
前作はMICHAEL KISKE、Graham Bonnet参加という事でそれなりに
話題になったのかどうかは知らんが、実際の出来は何とも言えない
B級正統派
な感じで良くも悪くも愛すべきマニア向けな存在だった・・・!
それからおよそ6年振りにリリースされた本作だが、その方向性は前作の流れを踏襲した
オードソックスな正統派HM/HRとなっており、曲によっては様式美な要素を見せたり
IRON MAIDENっぽい要素があったり、70年代HRに接近したりするが、
総じて様式美路線に舵を切った仕上がりとなっており、イングヴェイのような完全な
ネオクラシカル
では無く、それ以前の様式美HM/HRが基本となっているだろうか!?
ちなみに今回はTony"Thunder"Johannessen、Ralf Scheepersらがゲスト参加している。

1曲目はアコギで幕を開け様式美的な劇的さを見せるギターが登場!
Ralf Scheepersの歌い回しが凄まじい早速のキラーチューンで、2曲目はマイルドかつ
叙情的なアコギ、リードギター
に始まり怪しげなムードを醸し出すミドル曲となり、
IRON MAIDENに近い雰囲気があるな・・・!3曲目は70年代HRに近い雰囲気があり、
その時代の様式美を感じさせるミドル、スロー曲と言えそうだな。4曲目も昔ながらの様式美
空気を漂わせた曲調で、5曲目は正統派HM/HRに接近したギターが聴けつつ淡々としており、
6曲目もIRON MAIDENが様式美化したようなミステリアスなムードがあり、
途中からアップテンポになりエキゾチックなギターも聴ける7分近くの長尺曲だ。
7曲目はメロウなアコギにRalf Scheepersの熱唱が乗る、ある意味暑苦しいバラード
泣きのギターソロも良いな。8曲目はこれまたIRON MAIDENに接近したような
ギターが聴ける正統派で、9曲目もまたIRON MAIDEN風な叙情ギターが顔を出す
オーソドックスな正統派となり、10曲目はスロー、ミドルテンポで淡々とした印象の
IRON MAIDEN風正統派HM/HR
だな。途中語りを交え、その後はギターソロ
アップテンポになるぞ。11曲目はBruce Dickinsonのソロ“Darkside of Aquarius”のカヴァーで、
12曲目はロシアの正統派HM/HRバンド、ARIA“Slave to the Evil Force”カヴァーである。
どっちも違和感無い好カヴァーに仕上がっているな。


基本的には上記したよう、前作の流れを汲んだ一流になり切れない正統派HM/HRだが、
流石にクオリティーは上がっており、路線的には前作と同一だが曲の質が向上、
相変わらず疾走感こそ無いものの様式美的なドラマティックさが随所で見られ、
数曲で歌っているRalf Scheepersがかなりいい仕事をしており、彼のVoの
おかげで曲のレベルがアップしている部分も大きいな・・・!前作で参加していた
Graham Bonnetは流石に衰えを隠せていなかったからな(爆)。ランニングタイムが長く
ダレる事は確かだが、昔ながらの70年代的様式美HM/HRが好きなら楽しめるだろう!




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満足度 79% お気に入り曲 Within The World Of Dreams  Descent
Times Of War  One Final Prayer  Slave to the Evil Force







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