THE PINEAPPLE THIEF







"All The Wars"




イギリス出身のプログレッシヴオルタナバンドの9thアルバム。


ブリティッシュプログレの畑で語られているバンドではあるがその実音作りは
プログレッシヴロックと言うよりもむしろオルタナ、UKロックに近く、陰りを帯びつつも
気だるくルーズな退廃感が漂っておりリズム面では確かに変拍子も使われてはいるし
演奏自体も下手糞オルタナ共とは異なりちゃんとタイトに纏まっているがやはり
プログレッシャーよりもオルタナ者のほうが喜びそうなサウンドを披露しておる!

1曲目はジャズっぽい出だしからプログレと言うよりはオルタナライクな
気だるさを感じさせるバンドサウンド
が登場、ヴォーカルもそんな感じの
ウィスパー系
サビ付近の盛り上がりもやはりオルタナ臭さ満点でギターソロは
引っ張る感じのプレイである。2曲目も気だるいムードを放ちいかにもオルタナな
薄暗いムード
を演出、バンドサウンドもルーズな感じだな・・・。3曲目は大人しめな
雰囲気の強い曲
で盛り上がるパートもあるが勿論薄暗さが目立っており中盤以降は
ストリングスに加えクワイアも顔を出しシンフォニックさも見せるが基本は
淡々としたほの暗さがメインである。4曲目はアコギに始まりクリーンギターや
ストリングス
暗めの哀愁を醸し出す実にメロウな英国情緒ある曲。後半の
ストリングスの使い方がまた良いのう・・・!5曲目はまた美麗なストリングスで幕を開けるも
その後は淡々としたノイジーさのあるバンドサウンドが気だるいルーズさを演出、
終始バックで聴けるピアノも印象的でこの曲も雰囲気が良いな・・・!
6曲目はデジタルっぽい音作りを見せノイジーなギター、ベースも登場、
リズムは変拍子だが同時にダンサブルさもありつつやはり暗い曲だ。
中盤はこれまたストリングスも顔を出すのう・・・。7曲目はこれまたマイルドで
淡々としたメロウでムーディーなスロー曲。
クリーンギターやアコギ等が
次第に盛り上がりを見せストリングスも顔を出しリズムは何気に変拍子なのも面白いな。
8曲目は穏やかなアコギ、美麗なストリングスが聴けるバラードで曲としては
まぁそれ程では無いストリングスのおかげで大分良くなっているな。
9曲目もほの暗いムード漂う叙情バラードでアコギ、ストリングスがやはり良いのう・・・!
10分近くある大作で中盤はポストロック的な淡々とした部分を見せつつクワイア
顔を出しシンフォニックな印象も強く後半はバンドサウンドが盛り上がり
ギターもアグレッシヴに暴れておる!



確かに所々でプログレの要素はあるがそれ以上にオルタナ要素が目立っており
英国らしい陰り、ほの暗さ
が全編を支配しているのは良いがやはりどうにも
ルーズな感じ
で長々と続くテクニカルなインストパートも無ければメロディーにも
フックが無く、
ある意味雰囲気モノとも取れそうだがこの暗いムードが良く
本作に何を求めるかで評価が変わりそう
なバンドだな。何気にストリングス等の
アレンジが良く
もしこれが無ければただのオルタナで終わっていただろう・・・!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 70% お気に入り曲 All The Wars  Build A World  Reaching Out







もどる


inserted by FC2 system