SYU







"CRYING STARS〜STAND PROUD!〜"




GALNERYUSのギタリスト、Syuのソロ名義によるカヴァーアルバム。


GALNERYUS、SPINALCORDでテクニカルなギタープレイを見せる若手・・・といってももう結構
長いキャリアになる
ギターヒーロー、Syuがソロ名義でリリースしたカヴァーアルバムである!
自身のルーツを探る選曲の様でRACER X、SYMPHONY X、ARCH ENEMY、STRATOVARIUS、
イングヴェイ、DREAM THEATER、IN FLAMES
SCORPIONS、M.S.G.、そして意外な所で
HEART、MUSE、SKID ROW海外のバンドオンリーで比較的我々好みの楽曲
セレクトされており、Museを除き基本的に原曲に忠実なアレンジでカヴァーされているがギターソロは
独自のアプローチが採られておりフレージングが一部異なっていたりしており時にちょっとした
肩透かし
を覚える事もあるが原曲を上回る泣きを見せる箇所も多く愛すべきカヴァーと言えなくもないだろう・・・!

1曲目はRACER Xの“Street Lethal”で早速原曲に忠実なアレンジを見せているがヴォーカルで
参加した坂本英三アニキのパフォーマンスがかなり熱くEIZO Japanではマイルドな歌唱を見せているが
ここではまさにメタルシンガーかくあるべしのパワフル極まりないシャウトをバンバン披露しており
いやがおうにも熱くなるわい!2曲目はSYMPHONY Xの初期のキラーチューン“The Damnation Game”
この曲をカヴァーするミュージシャンも少ないと思うが原曲の高度なスキルを見事に再現しており
ほぼ完コピと言い切ってしまえそうな出来でヴォーカルもNOV氏の激熱シャウトが炸裂しておりかなりカッコいい
仕上がりになっておるのう・・・!3曲目はARCH ENEMYの“Silverwing”でソロや一部オブリ、シンセの挿入等
部分的に異なるアレンジになっているがやはり原曲に近い仕上がりでデスVoはSyu自らがとっており
まぁどちらかといえば地声成分を多く残したしわがれ声で弱さはあるがいい声をしている
言えなくも無いか!?ギターソロのワウは見事にマイケル・アモットを再現しており驚かされるが
後半は異なるアレンジでツインリードが登場するぞ。4曲目はイングヴェイの“Never Die”
いきなりワウをかました原曲とは異なるギターソロで幕を開けるがその後はちょいとテンポが
速くなっている印象があるも見事に完コピである!5曲目はSCORPIONSの“We'll Burn The Sky”でこれまた
気持ちいいくらい完コピと言える仕上がりだが後半のソロは速弾き主体で弾きまくっており実に気持ちいい
プレイを披露しておるのう・・・!4曲目もそうだがヴォーカルは小野正利氏で非常に器用に歌いこなしておるな。
6曲目はHEARTの有名曲“Alone”でシンセに始まり盛り上がるサビでバンドサウンドが登場する典型的な
80年代HR/HMバラード
と言えるアレンジを見せヴォーカルもアカネ・リヴ嬢で原曲はあんま知らん
マッチしておるのう・・・。中盤、ラストではロックシンガーには不可能なソプラノハイトーンを披露し
持ち味を発揮しているな(笑)。ギターソロはやはり絶品の泣きを見せておるわい!7曲目はSTRATOVARIUS
疾走チューン“Against The Wind”だ!これまた原曲に忠実ながらヴォーカル前に早速ギターを弾き倒し
アピール、
サビはコーラス、シンセがシンフォニックとすら言えそうな盛り上がりを見せるぞ!
原曲には無いベースソロも聴けオリジナル以上の技巧派メンバーによる仕事振りをアピール!(爆)
8曲目はシンフォニックオルタナと名高いMUSEの“Thoughts Of A Dying Atheist”で原曲と異なり
かなりスラッシーでアグレッシヴな疾走メタルチューンになっておる!デスVo、デスシンガロング(?)も
顔を出し本作中唯一アレンジを思い切り変えている曲で、ヴォーカルはSyu自身によるものでSPINALCORDでの
経験によりヴォーカル技術も昔の、AUSHVITZ時代と比べるとかなり上手くなっているがやはりV系歌唱の
域は脱しておらず
本作の中だと浮いた印象があるな・・・!ギターソロはかなりドラマティックでカッコよく
後半の泣きっぷりもたまらんのう・・・!9曲目はM.S.G.の“Red Sky”現代のソリッドさを出しつつも
ノリの良さは古き良きオールドスクールなHR風味を醸し出しており英三アニキのヴォーカルも良いな。
ギターソロの泣きはやはりエモーショナル極まりなく最近の彼のワウ半開きプレイによくマッチしておるわい!
ブルージーな部分もよく表現できているな・・・。10曲目はSKID ROWのバラードナンバー“I Remember You”
小野氏のソフトなハイトーン歌唱が甘いムードを醸し出しあまりアメリカンな印象は無いな。ギターソロの泣きは
SKID ROWの曲なのになぜかウリ・ジョン・ロートばりの泣きを発散しており無駄に素晴らしいのう・・・(爆)。
11曲目はDREAM THEATERのこれまたバラード曲である“The Spirit Carries On”で、ピアノ、切々と歌う
ソフトな歌唱がメロウさを放ちアコギも登場、中盤でバンドサウンドが登場し泣きのソロを聴かせるも
DREAM THEATERの曲としてはそこまでテクニカルな感じではなく良くも悪くも普通な印象があるな・・・!まぁこういう曲調で
説得力を持たせるのが最も難しい
のだが・・・。12曲目はIN FLAMESの“Only For The Weak”
淡々としつつも退廃的な泣きを持ったスロー、ミドルチューンのこの曲をやはり忠実にカヴァーしているが
中盤でシンフォニックなシンセも顔を出しソロは長く続き強烈な泣きを発散、フレージングもモロに
日本人好みのクサさを持っておりやはりたまらんのう・・・!微かに挿入されるピアノも非常に
センスが良くこれは完全に原曲超えとるな(笑)。


原曲を下手に弄ることなくアップデートしており非常に好感が持てるカヴァーアルバムと言えるのでは
ないだろうか!?選曲がまたツボを押さえつつもちょいマニアックに逸れた感があり嬉しくなるな(笑)。
参加メンバーが全員一流所なので演奏も当然ながら問題無く単純にスキル、プロダクションで言えば
原曲を上回る部分も目立ちこれにケチつけるリスナーはそんなにはおらんじゃろうて・・・!
次は日本人バンドのカヴァーをやって頂きたいのう・・・!Xとか(笑)。




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満足度 86% お気に入り曲 Street Lethal、The Damnation Game、Silverwing、
Never Die、We'll Burn The Sky、Against The Wind、Only For The Weak







"You Play Hard"




GALNERYUSのギタリスト、SYUのソロ名義による2ndアルバム。


今や日本随一のテクニカルメロディックメタルバンドとして知られる大物となった
GALNERYUSの中心人物であるギタリスト、SYUによるソロ名義としては通産2作目で、
前作は海外の有名HM/HRチューンを自分なりに解釈したカヴァーアルバムで、
日本人らしい選曲の妙に加えアレンジも原曲の良さを生かした感じで
カヴァーアルバムとしてなかなかの良作であった・・・!続く本作は
カヴァーでは無くオリジナルで、わざわざソロでやる位だからGALNERYUSでは
出来ない事を
という事なのか、全曲完全インストとなっておりテクニカルな
プレイ
が存分に詰まっており、楽器陣もGALNERYUSの新旧メンバーが揃った他、
SABER TIGER、GARGOYLEのメンバーも参加しているぞ。

1曲目はシンセによるメルヘンチックな出だしからGALNERYUSを髣髴とさせる
鋭いリフ
が登場、リードギターはあくまでもメロディアスだが2曲目はかなり
メカニカルなテクニカルさ
が見られ、シンセソロも目立っておりギターと熱い
バトル
を披露、3曲目もかなりテクニカルなプログレメタル風のインストで、
ベース、ドラムソロも顔を出し4曲目もまたテクニカルだが、メロディアスな
ギター
も一応聴けるぞ。5曲目も相当にソリッドでテクニカルなアンサンブル
自己主張しまくり、ギターとシンセのユニゾンプログレメタルの領域だが
クサめのフレーズも聴けるぞ。6曲目はフュージョンメタル風と言えなくも無い
完全テクニック重視の曲で、7曲目はヘヴィな印象を見せつつ疾走し、
エクストリームメタル風ではあるがやはりテクニカルさが前面に押し出されており、
一応はメロディアスなフレーズも顔を出すぞ。8曲目はGALNERYUSの楽曲を
インストでリメイクしており、シンセがメロディーを奏で泣きまくりの
ギター
も登場、やはりバンド曲のほうがメロディー重視で良いな。9曲目もシンセによる
ストリングス
で幕を開け、本隊GALNERYUSを思わせるクサいメロディーと共に疾走!
ミドルパートも多いがサビに当たる部分ではこれまたクサく疾走してくれるぞ!
10曲目もインストリメイクされたGALNERYUSの楽曲で、こっちは勢い良く疾走
泣きのリードギターも目立ち実にドラマティックである!


GALNERYUSと変わらぬ音作りでGALNERYUSがインストになったかのような、
超テクニカルでありつつ部分的にメロディアスさ、クサさをしかと
感じさせてくれるが、どうにも「巧い人にありがちなインスト曲」の域を
脱し切れておらず、どの曲もヤングギターの教則ビデオでありがちな
感じになっておりギターをやらない一般リスナーが楽しめるかどうかと
聞かれると微妙な感じになってしまっているやも知れぬ・・・!
リードメロディーもHM/HRと言うよりはフュージョン風なのも技巧重視ミュージシャンに
よくある部分で、GALNERYUSも最近はどんどんテクニック重視になって来ているし、
その悪い影響が出ている感があるかもな・・・!とは言えそれだけに
技巧は日本トップクラス、世界レベルなんで楽器やる人間にとっては
興味深い1枚だろうな。





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満足度 76% お気に入り曲 SPEARHEAD  MY ANOTHER WHISPERING
ENDLESS STORY







"VORVADOS"




GALNERYUSのギタリスト、SYUのソロ名義による3rdアルバム。


テクニカルギタリストでありつつエモーション作曲センスの高さ
併せ持つ、GALNERYUSの中心人物でもある実力派ミュージシャン、SYUによる
ソロ名義の通産3作目のフルアルバムである!ソロ1作目はカヴァー作
いかにも日本人らしいチョイスで楽しませてくれたが、2作目はオリジナルのインスト
音楽的にも技巧重視ヤングギター読者しか興味を持たなさそうな仕上がりに
なっており、リスナーとしてはそこは残念だった・・・!続く3作目の本作も
オリジナルで半数がインストなんだが、前作の反省もあってか本作では
数曲ゲストシンガーが参加しており、小野正利に加え女性HM/HRシンガーでは
近代最高
と称されるFuki女氏、そして国産グロウラーの頂点である道元氏も
名を連ねており、ギターキッズのみならず楽器やらないリスナーへの
配慮
も感じさせてくれるな・・・!

1曲目はヘヴィな刻みシンセが聴け、モダンな空気を醸し出すが
続く2曲目は壮大なシンフォニックさを放ち疾走!テクニカルギターが
オブリを放り込みつつFuki女史のVoがアニソン的勇壮さを演出するのう・・・!
3曲目は摩天楼オペラのVoがV系臭さを発散しており、曲調も摩天楼オペラに
近い印象があり4曲目はややソリッドめなプログレメタル風の曲調に
TEARS OF TRAGEDYの女性Voが参加、全然HM/HRっぽさが感じられず、
むしろお城系プログレな匂いがするだろうか!?5曲目はNoGoDの団長がゲスト参加しており、
コーラスに始まりデジタルシンセ細かいギターが乗る、男Voアニソンな雰囲気が
かなり強いミドル曲だ。6曲目はモダンかつ細かいギターが聴け、道元氏による
ストロングなグロウルとAKANE LIVのオペラティックなソプラノによる
ツインVoが登場、曲自体は結構半端で、プログレデスにもゴシックメタルにも
なり切れていない感じでギターの音作りもあんま出来ておらず、エクストリームメタルの
経験不足さ
が浮き彫りになっているだろうか!?7曲目はSYU自身のVoが聴けるテクニカルで
ヘヴィな疾走曲
なんだが、どうして道元氏のVoの直後に自身のグロウルを
放り込む
等と言う自虐を犯すのだろうか(爆)。クリーンVoはまんまV系だな。
8曲目はHRに近い硬質なギターが聴けるテクニカルな疾走曲。Fuki女史のVoがやはり
小野正利を除けば本作では最も説得力があるだろうか!?9曲目は小野正利Voによる
ソフトでポップなバラード。10曲目はパワフルな疾走感を放つものの、
Voラインはこれまたかなりポップ路線だな・・・!11曲目はクリーン寄りの泣きのギター
メインの穏やかなインストである。


上記したよう、技巧重視ギターキッズしか楽しめなかった
前作の反省
が確かに伺える仕上がりとなっており、十分以上にテクニカルながら
楽器やらないリスナーでも問題無く楽しめる、楽曲重視の仕上がりとなっており
ゲストシンガーの参加も功を奏した印象があるんだが、参加シンガーの面子は
手放しではあんま評価出来ず、事務所の意向が感じられる人材もチラホラと
並んでいるのが気になるなぁ・・・!巧いっちゃあ巧いんだが、V系畑のシンガーの参加を
喜ぶメタラーが果たして何人いるのだろうか!?
やはり
「ガチのHM/HRシンガー」のみを揃えて欲しかったなぁ・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 REASON  AndroiDedication







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