Studio Lepus







"Malice in Underland"




日本のファンタジックインダストリアル/アンビエントプロジェクトによる2ndアルバム。


楽曲のコンポーズとイラストレーションを担当する三滝航氏によるプロジェクトで、
他にも複数のプロジェクトやコラボレーションを行っているようだ・・・。本作は
Studio Lepus名義では通産2作目となっており複数のゲストミュージシャンを
迎えてレコーディングされた大作アルバム
で、基本はファンタジーを
下敷きにしたコンセプトアルバム
なのだが、その音楽性はよくあるシンフォニックメタルでも
ヴィジュアル系でもアニソンメタルでもサンホラフォロワーでも同人ゴシックでも無い、
民謡要素を内包しつつもアレンジはアンビエント、アトモスフェリックインダストリアル
なっており、ピアノやアコギ、笛やストリングス等を使う一方でデジタルリズム、シンセ等も
多用しておりさながら退廃的になった志方あきこと言えそうな面もあるか!?

1曲目は早速の7分ある長丁場の曲で、ピアノ叙情的なムードを醸し出しストリングス
民謡ムードを演出する女性Vo、コーラスも登場、シンセはどこかアトモスフェリック、
アンビエントなムード
を演出しておりリズムはインダストリアル系だが、同時に志方あきこ辺りに
通じるファンタジック民謡ムードも見せておるのう・・・!2曲目は穏やかな空気を醸し出す
民謡ライクなインスト
で、アコギストリングスに続き笛の音も顔を出すぞ。
3曲目もまた民謡ライクな音作りだが気だるい女性Voも登場、民族音楽ムードを強烈に放っており
よくある媚びが一切無いのが好印象だな・・・!4曲目はピアノ怪しげなムードを醸し出し
インダストリアル色濃いダークなデジタルサウンド
が登場、メタルでは無いそれに通じる
ヘヴィでシリアスな空気
を醸し出すぞ!5曲目はアコギ、フルート穏やかな中にプログレ的な要素
醸し出しておりヴァイオリンも顔を出すのう・・・!6曲目は早速のオーバーダブされたフィメールコーラス
志方あきこ的な民謡、民族音楽ムードを演出、軽快なヴァイオリンも顔を出しどこか
中東ライクなエキゾチックさも醸し出されるのう・・・!中盤以降の怪しげな喉歌は個人的には
インド映画、ボリウッドを思い出してしまうなぁ(爆)。7曲目はフルート、アコギがこれまた民謡ライクな
空気
を放ちフィメールコーラスも登場、その後ベースやパーカッションも顔を出すぞ。
8曲目は穏やかさの中に細かい変拍子が聴けるプログレッシヴな楽曲で、フルートやピアノ
目立っており途中からヴァイオリンも登場するぞ。9曲目はメロウなピアノに始まり変拍子の中
ストリングスやデジタルサウンド怪しげなプログレっぽさを演出、10曲目はリリカルな
オルゴール風シンセ
アニソン色濃い女性Voが乗りインダストリアル系のデジタルサウンドも登場、
スローテンポで淡々としつつダークな空気を演出するぞ。11曲目はよりインダストリアルな
ダークさ
を放ちピアノも聴けるインストで、12曲目はフィメールコーラス民謡ムードを演出、
基本は神秘的な空気を醸し出すアトモスフェリック系の曲調である。13曲目は打ち込みリズムに
ヴァイオリン
が乗りマイルドさを放ちピアノも登場、ノイジーなサウンドいかにも
インダストリアル
じゃのう・・・!14曲目はフィメールコーラス、デジタルシンセ、ピアノ神秘的な
空気
を放つが女性Voの声質はアニソン系である。15曲目はインダストリアルな音作りの中
女性Voが勢いを放ち緊迫感もあるな。16曲目は後半ノイズの入るほぼ無音の繋ぎで、
17曲目はメランコリックなピアノ女性Voが聴けるバラード系の楽曲で、
サビはデジタルサウンドで盛り上がりを見せるのう・・・。


ファンタジック民謡サウンドではあるが、HM/HR要素は無いのが逆に新鮮
よくある同人クサメタル勢と一線を画している・・・と言いたい所だが、元々このシーンは
こういうファンタジック民謡プログレが大多数を占めておりメタルは異端だったのだよ(爆)。
この手のファンタジックプログレは今も昔も廃れずシーンに根付いているが、ここ最近俺等が
聴くのは圧倒的にHM/HRがメイン
だったからメタラー的には逆に新鮮に感じられるかも知れんか!?
俺が同人音楽シーンを知った頃こういうアルバムもよく聴いとったからなぁ・・・!
流石に長い上に雰囲気モノの要素が強く、メロディーがクサいとかキャッチーだとか
そういう要素は無い
んでダレる箇所もあるのが惜しい部分じゃて・・・。まぁメタラーより
プログレッシャーが好む音楽性だろうな。




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満足度 70% お気に入り曲 Kuu-月蝕に舞う-  Whirlpool-流れと淀み-
Psychopomp-ひび割れた終焉の卵-







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