SYNDONE







"La Bella E La Bestia"




イタリア出身のシアトリカル・ミュージカル系プログレッシヴロックバンドのアルバム。


89年に結成されるも93年には解散、そして2010年に再結成18年振りに
アルバムをリリースする
と言う、波乱万丈の(?)バンドヒストリーを歩むイタリア産の
キーボードトリオ
で、本作は復活作に続く2012年にリリースされた新譜となっており、
どうやら“美女と野獣”をコンセプトにしているようで、音楽的にはギターの無いシンセメインの
シンフォニック系プログレ・・・
と思わせておいて実際は相当にミュージカル色が強く、
ブロードウェイ的ムード
満点のシアトリカルで演劇的な大仰さ、華やかさが目立ち
ヴォーカルも母国語でいちいち大仰に演じるような歌い回しを見せておる!

1曲目はオルガンやシンセいかにもプログレなムードを醸し出しハモンドも登場、
2曲目はブロードウェイ風のムードを強烈に放つサックスが聴け、ミュージカル的な
ケレン味
をタップリに放ち、3曲目はこれまた実に演劇的で大仰さも見せ、4曲目はシンセと共に
今度は“ロッキー・ホラー・ショー”辺りを彷彿とさせるアメリカの下世話なショウビズ的
ミュージカルムードを演出、
ヴォーカルの歌い回しがまた相当に芝居がかっているなぁ・・・!
5曲目は怪しげなピアノに始まりダークな混沌ムードを醸し出す音作りになる短いインスト。
6曲目はピアノイタリア語ヴォーカルエモーショナルさを見せ、中盤の熱唱振りがやはり
ミュージカル的だな・・・!後半ではフルートの音色も聴けるぞ。7曲目はコミカル系の
雰囲気
を醸し出し、プログレ色濃いアンサンブルと共に女性Vo、男の低音語りが登場、
8曲目は淡々としたムードが続き、シンセが目立ちつつ男Voが大仰に歌い上げ、
9曲目は怪しげなシアトリカルさを演出するシンセ、チェロ、ティンパニに続き
オルガンやピアノも登場、ヴォーカルと共にやはりミュージカル的ムードが強烈に放たれ
10曲目はピアノメロウさを放ち、ストリングス、ドラム、ベースと共に
ミュージカル色濃い女性Vo
も聴けるぞ。11曲目はピアノソロに続きストリングスも登場、
後半はオーケストレーションシンフォニックに盛り上がりさらにシンセ、バンドサウンドも
大仰に飛び出すインストだ。12曲目は<これまたミュージカル的ムードを強烈に演出、
フルートやクラリネットの音色も顔を出し、まるでオペラのような雰囲気を放つが
短いアウトロ的な曲ですぐに終わってしまうのが惜しいのう・・・!


プログレと言うよりはもはやガチのミュージカルと呼んでしまったほうがしっくり来る
シアトリカルな事この上無い演劇的サウンドを披露しており、もはやバンドと言うよりも
劇団、プレイすると言うよりも演じる
と表現したほうが解り易いレベルにまで到達して
しまっておる!ギターソロのような音色を放つシンセソロも独特じゃのう・・・!かつての
GENESISQUEEN、RHAPSODY OF FIREMALICE MIZER、SOUND HORIZON
シアトリカルさを武器とするバンドは多々あれど、ここまでガチのミュージカルに接近した
バンド
は少ないだろうなぁ・・・!中盤でちょいとダレを覚えたりもするが、メタル要素の無い
DIABLO SWING ORCHESTRA
とも言えそうな変態性をも内包した面白バンドである!




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満足度 79% お気に入り曲 Il fiele e il limite  Rosa recisa  Bestia!
La ruota della fortuna  Canto della rosa







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