SOULENGINE
"Mind Colours"
イタリア出身のプログレッシヴロックバンドによる1stアルバム。
THE WATCHに在籍していたメンバーを2人擁するバンドで、音楽的にはイタリア出身で
ありつつもイタリア特有の濃厚極まりない哀愁、泣きは無く意外とサッパリした
質感でどこかフュージョン的な落ち着きすら見せており、しかもゲストシンガーが
歌う2曲以外はオールインストでこういった部分もまたイタリアンらしさを
薄れさせている要因かも知れんのう・・・!
1曲目はアコギのストロークにハモンドで幕を開け穏やかな泣きを見せつつも
フレーズはどこかエキゾチックなリードギターも登場、その後はシンセや
ベース、ドラムも顔を出しプログレ然としたムードになるのう・・・!
2曲目はメロウさ満点のピアノで幕を開け漂うような泣きの
リードギターも登場、この辺のメロディーはやはりイタリア産ならではの哀愁、
クサさが漂っておるわい!3曲目はハモンド入りの70年代ハードロック的な
側面も見られるぞ。4曲目はアダルトな落ち着きを見せており、フュージョン的な要素があるな・・・!
5曲目はハードさのあるバンドサウンド、ハモンドが緊迫感を演出、6曲目はジャズ的な
怪しさを見せプリミティヴなムードがあり、7曲目はこれまた淡々とした怪しげなムードを
演出しておりメロトロンも登場、8曲目はヴォーカル入りで、穏やかなアルペジオに
ハモンド、あまり上手くは無いがエモーショナルな男Voに加えフルートも登場し、
これまでのジャズ、フュージョン曲とはうって変わってメロウなシンフォプログレ的ムードを
強烈に発散するぞ!やっぱこういう曲のほうがいいな(笑)。9曲目は10分ある大作で、
スペイシーなシンセ、ベースで幕を開け淡々としたリズムにフルート、メロトロンも登場、
穏やかで淡々としつつも叙情的なムードを醸し出すのう・・・!
良くも悪くもイタリアンプログレっぽさの無いアッサリ風味の仕上がりで、この辺は
賛否分かれるかも知れんがそれでもギターの泣きメロはイタリアらしい叙情的な
クサさを見せており楽しめるのう・・・!テクニックもしかとあるがやはり個人的にはメロディアスな
泣きの部分がツボだったんでフュージョン系の曲よりもメロディー重視の曲を
もっとプレイして頂きたいモンじゃて・・・!
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満足度 77% お気に入り曲 Third In Line Down The Street Asleep
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