SIMON STEENSLAND







"A Farewell To Brains"




スウェーデン出身のチェンバーロック系マルチプレイヤーによる6thアルバム。


元は映画等のサントラを手掛けてきたコンポーザーらしく、一通りの楽器を
操れるマルチプレイヤーでもあるミュージシャンによるソロ名義で、90年代から
プログレ畑で活動しておりプログレッシャーの間では知名度があるようだ・・・!
本作は2015年にリリースされた通産6作目で、MATS/MORGANのモルガン・オーギュレン、
元UNIVERS ZEROのベーシスト、ギ・セジュール
がゲスト参加しており、音楽的には
ひたすらに怪しくダークで捻くれた変態的なチェンバーロックをプレイしているが、
変態的になり過ぎるあまりバンドサウンドが完全に存在しない、ロックと呼べるかどうか
怪しいバンド
が多い中にあってちゃんとギター、ベース、ドラムが存在しており、
ジャジーな空気も部分的に放ちつつシンセクラリネット等も多用し、終始不穏で
不気味なムード
を醸し出しておるのう・・・!

1曲目は早速17分ある大作で、ジャズ的なムードを漂わせつつもダークで
怪しい空気
に満ちており、変態的なギターも登場しかなりテクニカルでもあるな。
中盤以降はクラリネットがダークな浮遊感を延々と演出するぞ。2曲目は怪しく捻くれたリズム
ヴァイオリンが乗る繋ぎで、3曲目は呻き声のようなスキャットが相当に胡散臭く、
淡々とした音作りもあってどことなく日本の地獄を連想させる曲調か!?
中盤の捩れたヴァイオリン、シンセソロも実に怪しく変態的だな・・・!4曲目は呟きVo、
コーラス
70年代のサイケな幽玄さを演出、5曲目も相当に胡散臭い
呻き声のような呟きスキャット
に続いて捻くれたクラリネット等が聴けるが、
途中で意外にもヘヴィなギターリフも顔を出し、後半はアンビエント的な
怪しさ、胡散臭さ
が押し出される17分の大作だ。


時にジャジーなテクニカルさを放ったり、バンドサウンドが顔を出したりもするが
基本的にはクラリネット等が怪しく幽玄で暗いムードを強烈に発散する
変態的なチェンバーロックとなっており、大作3曲を小曲で挟むアルバム構成で
曲数は5曲と少ないが大作志向な部分がプログレらしい所だな。基本的には
雰囲気重視のチェンバーロックなんで、メロディアスさドラマティックさは
微塵も無く、
ただただ暗く怪しい不気味さを演出する事に終始しているんで、
この手のサウンドが好きじゃなければあまり楽しめないだろうが、上記したよう
バンドサウンドがちゃんと存在しているのは好印象だな。




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