SEVENTH WONDER







"The Great Escape"




スウェーデン出身のメロディアスプログレメタルバンドの4thアルバム。


CIRCUS MAXIMUS同様テクニックのひけらかしではなく完全メロディー重視、楽曲重視の
叙情派プログレメタル
として高い評価を受け評判になったバンドである!
本作は4作目にあたるアルバムで以前からその名は知れており、テクニックを見せ付けようと
するあまり肝心の楽曲がおろそかになってしまっているDREAM THEATERフォロワーの三流バンドとは
明らかに一線を画す上質のクオリティーが備わっているのう・・・!

1曲目はシンフォニックさのあるストリングスとバンドサウンドがドラマティック
音作りを展開、プログレ然とした変拍子もあるがテクニック以上に楽曲を重視している事が
手に取るように判る良質のメロディアスプログレハードでそこまでメタリックという
わけではなく80年代のポンプロック的なフワフワした質感もありコーラスも実に
美しくどこかSYMPHONY Xに通じる雰囲気もあるな・・・!後半はピアノも聴けQUEEN的な
ムード
も感じさせるのう!2曲目はタイトかつミステリアスなムードを持ったミドル曲。
所々で切り込むギターのオブリが鋭く後半でテンポアップし緊迫感と共にテクニカルな
アンサンブル
も聴けるがその後のピアノ、コーラスパートがかなり美しくA.C.Tっぽさを
感じさせるのう・・・!3曲目は実にエモーショナルな泣きのギター、ベースで幕を開け
シンセも登場、哀愁を感じさせるメロウな雰囲気からちょいとモダン風のへヴィリフ
顔を出すがアグレッシヴにはならずやはりメロディアスさが最優先である!ハモンドも聴け
シンセが若干目立った感じか!?中盤のインストパートはやはりプログレメタルらしい
タイトでテクニカルなプレイ
が披露されるがその後は例によってピアノ、ヴォーカルが
美しい叙情ドラマティックパート
になるぞ!4曲目は美しいピアノに始まりシンフォニックさ
演出するシンセ、メロディアスな湿り気を帯びたバンドサウンドが聴ける淡々としつつも
劇的なアレンジ
が施されたミドル曲。途中テンポアップするパートもありテクニカルな
部分
も勿論あるがやはり終始ドラマ性が重視されとるのう・・・!ギターソロもプログレ的技巧の中に
メロディーがしかと息づきその後のシンフォ系シンセワークもまた劇的じゃのう!
ストリングス系の音色も登場しロマンティックなムードが強くやはりピアノも聴けるぞ!
5曲目はこれまたピアノが叙情的なムードを放ちヴォーカルも切々と歌い歌唱力、表現力の高さを
感じさせるメロウなバラード。
アコギも登場しコーラス、シンセ、バンドサウンドも顔を出しプログレ的
ムードの薄いまっとうなバラード曲
になっているのう!アコギソロも聴けるぞ。後半でズンズンと
刻まれるへヴィ寄りのリフが顔を出しギターソロは泣きのプレイで実にメロディアス、後半は女性Voも登場し
男女ツインVoが曲を盛り上げまくりどこかR&B的なムードも感じさせるのう・・・!6曲目は穏やかかつ
技巧的なベースソロ
から始まりギターソロもいきなり聴けるプログレハードで複雑さの中に
しかとメロディアスさ、ドラマティックさを感じさせるコーラスワークがやはり達者である!
後半でもベースソロが顔を出し淡々としつつも印象的だな・・・!7曲目は何と30分に及ぶ大作
早速アコギ、ヴォーカルが哀愁を放ちそしてストリングス、ホーン、笛など今まで無かった
壮麗なオーケストレーションが盛り上がりを見せシンフォニックさを存分に演出、そしてバンドサウンドが登場し
いかにもプログレメタルな淡々とした中に緊迫感を感じさせるアンサンブルが続き5分半でようやく
ヴォーカルが顔を出しシンセはなかなかにキャッチーなフレーズを弾きテクニカルな部分
顔を出してくるのう・・・!そして8分あたりでドラマティックに疾走し始めシンセ、ギターソロパートも技巧以上に
メロディー、ドラマ性が重視され
ヴォーカル、コーラスも良質のフレーズを歌っているぞ!
ソロ後はピアノ、泣きのギターが実にエモーショナルで美しいパートに入りそしていかにも
プログレメタルなミステリアスさ
の強いヴォーカル、ベースが聴けやがてリフが硬質さを増していき
ベースソロ、シンセソロ
が顔を出し一旦音が途切れ、そして改めてアコギが叙情的なムードを演出しメロウな
哀愁パート
に突入、ピアノ、ベースも目立ち泣きのギターソロが聴けるバラード的な音になり
そして再びミステリアスなプログレメタル化するぞ!シンセの音色が妙に怪しく印象的だな。
バリバリにテクニカルな変拍子も登場しシンセがオブリ的に短いソロを挿入し一瞬ベースが唸り
そしてモダンなへヴィリフとピアノの後はヴォーカルが哀愁漂うキャッチーなメロを歌い女性Vo
顔を出し非常に美しいシンフォニックなピアノ、コーラスパートも僅かに聴けインパクトを残すぞ!
そしてヴォーカルが熱く歌い上げその後はピアノ変拍子メタルサウンド
プログレッシヴかつエモーショナルなムードを放つパートに移り一瞬疾走、立体的な
コーラスワーク
QUEENというかSYMPHONY X、A.C.Tっぽさを感じさせ非常に劇的である!
シンセソロの後はさらにエモさを増した叙情ヴォーカルが切々と歌いつつもベースが高音フレーズを弾き
バンドサウンドはプログレでメロディアスさの裏に技巧を秘めたアレンジとなっているな・・・!
そしてピアノ、ヴォーカルがこれまたメロウなムードを放ちバンドサウンド、シンセはシンフォプログレ的な
盛り上がり
を見せ大仰さと共に幕を下ろし、ラストはアコギでエモく締められる実に壮大な大作である!


メロディー重視のプログレメタルとして話題になるのも頷ける実に質の高い1枚である!
そこまでゴリゴリのメタルというわけではなくどちらかといったらプログレハード
表現したほうがしっくり来る様な音作りで、ヴォーカルも味のある声で上手くコーラスも
非常にドラマティックで全体的にA.C.Tに通じるムードも強くラストの30分の大作
1曲1曲は長いが冗長さは無くテクひけらかしのプログレメタルに
辟易しているリスナー
にこそオススメしたい上質のアルバムと言えよう!




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満足度 84% お気に入り曲 Wiseman、The Angelmaker、King of Whitewater、The Great Escape







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