SABOTEN
"GREEN HOLE"
日本のメロコアバンドの最新アルバム。
結構多くのアルバムをリリースしているキャリアの長い有名バンドで、
音楽的には実にまっとうな奇をてらわないメロコアをやっており、時に
ミドル曲やスカ的なリズムを披露するもやはり基本は疾走感ある
メロコアを踏襲しており歌詞は日本語で、ヴォーカルの声質はキチンとメロディーを
歌うクリーンなスタイルで声量は無くちょいコミカルな味を感じさせるのが特徴である。
1曲1曲が短い分収録曲が多く何と19曲もありこの辺がいかにもパンク畑の
バンドらしい要素だが中には海外のバンドには無い日本人らしい情緒を見せる曲、
パートもあり4曲目のギターソロはクラシカルというかタンゴ、ポルカ的な
クサメロを持っており5曲目はミドルテンポだがほの暗い雰囲気に歌謡曲的な
湿ったクサメロを聴かせてくれるこの手のバンドらしからぬ曲で、7曲目はいかにも
メロコアな雰囲気を持ち青臭さも濃いが叙情的なエモさも感じさせ
ギターソロもメロディアスである!8曲目もクサめのサビを持ったパンクチューンで10曲目は
ミドルテンポで聴かせる叙情メロディーを持ったセンスを感じさせるエモい曲だな。
13曲目はよくある普通の疾走メロコアだが間奏でプログレ的な
キメのフレーズが顔を出す!
正直言って意外すぎる掘り出し物だったと言えよう!ミクスチャーでも
ラウド系でも、エモ、スクリーモでもない極めて王道の青臭いメロコアながら
随所で聴かれるクサめのメロディー!コミカルな部分も多いが複雑さ、
頭でっかち要素は無く判り易さ重視なのもいい方向に向いているな。
まぁまださほど特筆すべき要素の無い曲も目立っているが何せ収録曲が
多いのでまぁこの辺はダレる要因にはなってはいないか!?この手のバンドらしく
疾走曲も多いしな。メロディーのせいかファストチューンよりも
聴かせるミドル曲のほうが良く感じる辺りは皮肉だがこれが
非メロコアキッズの、クサメタラーの意見である!
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満足度 75% お気に入り曲 100LDK、juliet、耳をすませば、花束
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