SABATON







"The Art Of War"




スウェーデン出身の漢メタルバンドによる4thアルバム。


元祖北欧メタルの国スウェーデンからやってきたむさ苦しい野郎共である!
北欧メタルと聞いてイメージする音と言えば普通は煌びやかかつ冷たい叙情性に
満ち溢れた繊細なHM/HR
だろう・・・!あるいは慟哭の叙情リフを纏い血の涙を
流さんが如き激情を放つメロディックデス系
か・・・!だが彼らSABATONの持つ
世界観
は極めて無骨で男臭いマッチョなもので、MANOWARを彷彿とさせる肉食系の
漢パワーメタル
となっておりメロパワ、メロスピのような疾走感も少なく基本は
ミドルテンポで、ヴォーカルも実に暑苦しく音楽性にマッチしておるのう・・・!

1曲目はSE、ナレーションによるイントロで続く2曲目はシンフォニック系の
シンセ
を取り入れつつも無骨な男臭さを醸し出すパワフルなミドル曲。中盤の
シンセソロが北欧的だろうか!?3曲目はまたナレーション、SEに始まりシンセ
使用しつつもやはり男らしい重厚なスロー曲で、クワイア系のコーラスも
雄度満点である!
4曲目はクワイアで幕を開けここに来てようやく疾走開始!
無骨さ
を残しながら勢いを見せておりサビはなかなかにキャッチーである!
ギターソロはメロディー重視だがぶっちゃけあまり上手くは無いのう・・・!(爆)
その後はクワイアコーラスフィメールVoも顔を出すぞ!5曲目はスローテンポ
力強さと共に漢の哀愁を醸し出しておるな・・・!途中からテンポアップするぞ!
6曲目はナレーションチープさのあるストリングスシンセによる繋ぎで
7曲目はピアノが顔を出しつつもやはり硬派なミドル曲厳かさを見せつつクワイアも登場、
どこかQUEENを彷彿とさせるヴォーカルが音程的に怪しくそこが惜しいのう・・・!
ギターソロはメロディアス技量は無いのにちょいプログレメタルの真似事も
披露するぞ(爆)。
8曲目はクワイア系シンガロングで幕を開け再び疾走!低音で
荒々しくも朗々と歌うヴォーカルが印象的でギターソロはメロパワ、メロスピ系だ。
9曲目も実に男臭いがどこかヴァイキング的なノリも見せるクサめのコーラス
インパクトあるスロー曲。ギターソロになるとテンポアップするぞ!10曲目はシンセミュートギター、
ナレーション
で幕を開けどこかケルティックなフレーズを披露するミドル曲。
サビのコーラスが民謡ライクなクサさを見せメロディー重視のギターソロも聴けるぞ。
11曲目は淡々としたギターシンフォニックなシンセが聴けるスローチューン
シンセが醸し出す雰囲気は北欧的だな。サビはクワイア系コーラスも聴けるぞ!
12曲目はシンセを塗しつつストロングに疾走するファストチューンだ!ギターソロは
エキゾチックなフレーズを奏でているのう・・・!13曲目はナレーションによるアウトロ
これ以降はボーナストラックとなっており、14曲目はヴァイキング的漢シンガロングに始まり
男臭い酔いどれムードを醸し出す野蛮かつノリの良いミドルチューン。
15曲目は無骨な重々しさを放つ重厚なスローチューン中東ライクなムードがあり、
ギターソロもそんな感じのメロディーを弾いているぞ。16曲目は3曲目のデモヴァージョンで、
17曲目はスウェーデン国歌(?)のライヴテイクとなっている。


ストレートなド硬派漢パワーメタルかと思ったが意外にもシンセが多用されており
クワイア系のコーラスやフィメールVo
も導入、シンフォニックな側面も見せこの辺が
アメリカのMANOWARとは異なる北欧、スウェーデンらしい部分だろうか!?またMANOWARと
比べて演奏やヴォーカルはまだまだなんだがテクニックを必要とするジャンルでは無いので
これくらいでも問題は無いか!?殆どの曲がミドル、スローテンポで疾走曲は少なく、
疾走好きには不向きだが男臭さ満点の硬派な正統派パワーメタルが好きなら楽しめよう・・・!




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満足度 75% お気に入り曲 40:1  Talvisota  Panzerkampf  Union (Slopes of St. Benedict)
Firestorm  Swedish Pagans







"Coat of Arms"




スウェーデン出身の漢パワーメタルバンドによる5thアルバム。


MANOWARフォロワーと呼べそうな無骨さ満点の硬派な漢パワーメタルをプレイしつつも
北欧らしいシンフォニック系のシンセを大々的に導入した正統派メタルバンドの
通算5作目のフルアルバムである!
本作もまたミドル〜スローテンポ主体で
無骨さ
を出しつつもシンセが目立ったパワーメタルをプレイしているが、今回全体的に
メロディーが強化された印象があり北欧スウェーデンらしい民謡、民族音楽的な
トラッド系クサメロ
を随所で披露しておりクサメタラー的に高評価である!

1曲目は早速勇壮さ溢れるシンセで幕を開け重厚なタフさを見せるバンドサウンドも登場、
ミドルテンポヨーロピアンなムードを醸し出しておりメロディーが良いのう・・・!
2曲目は彼らとしては軽快なリズムで展開するミドル〜アップテンポチューン
3曲目はスペイシーなシンセが目立ちつつ淡々としたミドル〜スロー曲。サビが
民謡系のフックを持たせておりクサさも漂っておるな。後半では得意のフィメールVoや
クワイアも顔を出すぞ!
4曲目はアグレッシヴなノリの良さを見せるファストチューン
ギターソロも勢いのあるプレイを披露しておる!5曲目は淡々としたリズムのミドル曲で
中盤のシンセフレーズ
北欧的じゃわい!6曲目は早速クッサクサなコーラスワーク
幕を開けストロングに突き進んで行くミドル〜アップテンポ曲。サビがまたトラッド的な
クサさを見せておるのう・・・!
7曲目もノリの良さを放っているがどこか淡々とした
印象
もあるな。サビはやはり勇壮である!8曲目は重厚さを醸し出すミドル曲でシンセも
シンフォニックさを放ちギターフレーズは中東ライクだな。9曲目はギターがやけに
キャッチーなフレーズを奏で
まるで80年代HM/HR的な雰囲気を醸し出しておりサビも
実にキャッチー
じゃのう!10曲目は何故かJUDAS PRIESTの“THE RIPPER”のフレーズ
幕を開けるがその後は淡々としたミドルテンポで展開、サビはこれまた80年代メタルの
ような強烈なキャッチーさ
を放っておりヴォーカル以外に男臭さが無い!(爆)
11、12曲目はボーナストラックで1、10曲目のカラオケヴァージョンだ。


前作と比べてメロディーにヴァイキング、ペイガン系に通じる北欧トラッドライクな
クサさ
が出始めておりクサメタラー的には好印象である!漢メタルでありつつ
シンフォニックなシンセやクワイア、フィメールVoを取り入れている点も面白いが
アルバム後半で持ち味の硬派さが無くなりまんま80年代メロハー化してしまう所が
賛否分かれるだろうな・・・!こういう曲調やるならもっとヴォーカルが上手くないと
アカンし、声質的にもマッチしておらんのでな・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 Coat Of Arms  Screaming Eagles  Aces In Exile  White Death







"Carolus Rex"




スウェーデン出身の漢パワーメタルバンドによる6thアルバム。


男臭さ満点の硬派漢メタルバンドでありつつ煌びやかなシンセを取り入れ
北欧らしさも忘れないスウェーデンのマッチョ野郎共による6作目である!
スウェーデン王国の繁栄時代をコンセプトとしているようで、音楽的にはこれまでと
そう大差無いシンフォニックな壮麗さを見せつつも硬派に攻めるストロングな
パワーメタル
で、ただ硬派なだけでは無くフィメールVoも随所に取り入れシンセや
クワイア系コーラス
に加え、コンセプトに合わせたのか前作で聴けたスウェーデンの民謡等を
彷彿とさせるフォーキーなフレーズをさらに強化、曲によってはフォーク、
民謡メタル的な側面
を前面に押し出しておる!

1曲目はシンセによるイントロで続く2曲目はそのままシンセを導入した疾走チューン
やはり男臭い硬派な無骨さを残しているもののシンセが煌びやかなスペイシーさ
放っており、ただの漢メタルでは無い北欧らしさを感じさせてくれるのう・・・!
サビはクワイア系のコーラスワークも聴けるぞ!中盤ではフィメールVo、クワイアも登場し
ギターソロはツインリードで展開しシンセソロも顔を出すぞ!3曲目は民謡ライクなメロ
取り入れたミドル曲でスウェーデン人のアイデンティティーを体現しているかのようだ・・・!
4曲目は穏やかな中に雄大な空気も内包したスロー曲。ストリングス系のシンセも
北欧の大自然を思わせ男臭くも素朴なヴォーカル、分厚いクワイアの緩急が印象的で
メロディー重視のギターソロも良いな。5曲目は正統派らしさを見せるアップテンポチューンで
ヴォーカル等はやはり無骨だがシンセは北欧らしさが滲み出てくるのう・・・!
サビもフックがあり中盤の無骨な漢クワイアも印象的である。6曲目は厳かさ満点の
チャーチオルガン
で幕を開けやはりミドルテンポで淡々と展開、シンセワークがどこか
80年代HM/HRライクだがリズムにはやはり無骨さがあるな。クワイアも印象的だ。
7曲目は力強いドラム、ギターリフ壮麗なシンセ、暑苦しいヴォーカル、クワイア
聴ける無骨なミドル曲。サビがヨーロピアンなムードを強烈に放っており良いのう・・・!
8曲目は正統派ライクな勇壮さを醸し出すギターが聴けるミドル曲でやはり全体的に
硬派で無骨な感じじゃわい!中盤はフォーキッシュなメロディーが顔を出すぞ!
9曲目も正統派寄りのアップテンポ曲無骨さもあるがシンセの音色や音作りは
やはり80年代メタル風な所があるだろうか!?10曲目はノイジーなギターに始まり
スローで淡々としているがシンセやギターの奏でるフレーズ実にクサい北欧らしい
叙情メロディー
である。分厚いクワイアも顔を出すサビがまたクサいのう!
11曲目はシンセが目立ちつつもやはり淡々としたスローチューンで
サビが男臭い
フィメールVoも顔を出すぞ。


ミドル、スローテンポメインの硬派な正統派メタルにシンフォニックさを放つシンセ、
分厚いクワイア系コーラス
が被さり、さらに北欧トラッド、民謡系のメロディー
強化しておりもはや漢メタルでありながらシンフォニックメタルとして語る事も可能な
音楽性を見せておる!本作も例によって例の如くファストチューンは少ないが前作以上に
メロディーにフォーク要素が強く見られクサさに繋がっており好印象である!




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満足度 82% お気に入り曲 The Lion From the North  Gott Mit Uns  1648
Killing Ground  Long Live the King







"Heroes"




スウェーデン出身の漢パワーメタルバンドによる7thアルバム。


これまでは知る人ぞ知るマニア向けのバンドという印象だったが、LOUD PARK15での
熱くもファニーなパフォーマンス
で一気にリスナーの心を掴み、人気バンドへと
のし上がったスウェーデン産の漢メタルバンドによる最新アルバムである!
チャラめの近代エクストリームメタル、ラウド系がウケるのは判るが、この手の
男臭さ満点の正統派がウケるのは嬉しい限りじゃわい!本作はそんな彼等の
通産7作目で、方向性は過去作を踏襲した極めてキャッチーかつ勇壮でクサい、
エピック
ながらもある意味メロハー、メロディックメタル然とした
芳醇なフックを内包した漢メタルとなっておる!

1曲目は早速のクワイアで幕を開けパワフルで勇壮なムードを演出、
2曲目は憂いあるVoラインが聴けつつもやはり勇壮さのあるミドル〜アップテンポ曲で、
3曲目はより勇壮かつよりキャッチーなアップテンポチューンとなるぞ!
4曲目は淡々としつつもメルヘンチックな(?)フレーズが顔を出す重厚なスロー曲。
後半のストリングスがかなり叙情的で美麗だな・・・!5曲目はアイリッシュな
民謡フレーズ
が導入されたミドル曲で、6曲目はピアノ等が物悲しさを放つバラードだ。
Voの声質が無骨なままなのがまたMANOWARっぽいな(笑)。7曲目はかなりキャッチーかつ
勇壮劇的さもあるミドル曲。8曲目は正統派らしいドラマティックさを
持ったリフ
が聴ける軽快なアップテンポで、9曲目は無骨でありつつノリの良さも見られる
男臭いミドル曲だな。10曲目は穏やかで淡々とした曲調だが、Voは男臭いまま
コーラスがまた異様にキャッチーじゃのう・・・!ギターソロは“G線上のアリア”
フレーズをなぞっており、ベタなんだがやはり良いな(笑)。これ以降はボーナス扱いで、
11曲目は過去曲リメイクらしく勇壮なシンセが聴けるストロングなミドル〜アップテンポとなり、
12曲目は“Man Of War”という曲名が示す通り、かなりMANOWARムードの強い
暑苦しさ満点のミドル曲
だが、サビは向こうより遥かにキャッチーだな。
13曲目はMETALLICAの“For Whom the Bell Tolls”のカヴァーで、
14曲目はBATTLE BEAST“Out Of Control”のカヴァーだ。


基本的には過去作と変わらぬ、勇壮で男臭くも相当にキャッチーでフックある
良質の漢メロディックメタル
を踏襲しており、ヴォーカルの声質等かなり無骨で
エピック的
ではあるが、シンセやメロディーライン等は時にメロハー的ですらあり、
この辺のセンスがやはり北欧、スウェーデンらしい持ち味なのだろう・・・!
ミドル、スロー曲多めで疾走曲好きには物足りないかも知れんが、どの曲も非常に
芳醇なフック、キャッチーさがありクサさも十分である!




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満足度 83% お気に入り曲 Smoking Snakes  Soldier Of 3 Armies
Hearts Of Iron  Man Of War







"The Last Stand"




スウェーデン出身の漢パワーメタルバンドによる8thアルバム。


LOUD PARK15で一気に人気バンドとなった、スウェーデンが生んだ愛すべき
漢メロディックメタルバンド
による、2016年リリースの最新アルバムである!
基本的に過去から現在まで一貫して同じ方向性を貫き通すバンドで、最新作の本作も
過去作と違わぬ、硬派で勇壮かつシンフォニックドラマティック、
キャッチーさ
もしかと内包したハイクオリティーな漢メロディックメタルを踏襲しているぞ!
楽曲コンセプトも世界各国の戦争をテーマとしており、よくあるファンタジーに走らず
リアルな世界観を題材にしているのがまた好印象である!(インタビューでアメコミを
軽くディスった発言
したのにはちょいと首を傾げたが・・・!)

1曲目はホーン系シンセ、男臭さしか無いシンガロングに始まりスローテンポで意外にも
淡々と展開、サビはエピック系の分厚いコーラス勇壮なクサさを放つのう・・・!
2曲目は勇壮でありつつもキャッチーな印象のあるシンセが目立ち、漢メタルでありつつ
メロハー的ですらある!3曲目はハモンドも聴け軽快さが見られ、
4曲目はナレーションによる繋ぎとなり、5曲目はリズムセクションが銃声等のSEで構成された
話題の曲だ!雰囲気自体は淡々とした感じだが、フォーキッシュで
分厚いコーラス
がまたかなりクサくキャッチーである!6曲目は細かいリフと共に
珍しくアップテンポになるメロパワ色濃い曲で、7曲目はこれまた勇壮でありつつも
サビ等相当にフックがあり、メロハーとエピックメタルの融合とすら言えそうな曲だ。
8曲目は再び疾走感が見られ、シリアスな印象もありつつギターソロは
ネオクラシカル寄りか!?9曲目はさらにメロハーに接近したような空気があり、
この辺が北欧、スウェーデン出身らしい部分だろう。10曲目はスローテンポだが
分厚いコーラスがフックを放ち、エピック的なシンセも顔を出すぞ。
11曲目もまた軽快でキャッチーかつ男臭い、奇跡のバランスを見せる漢メロハー(?)だ!
これ以降はボーナスで、12曲目はStan Ridgwayのカヴァーらしいんだが見事なまでに
SABATON色に染まったクサくキャッチーな仕上がりで、13曲目はJUDAS PRIESTの
“All Guns Blazing”
をカヴァーしており、なかなかに忠実な仕上がりだが
ギターソロは拡張されておりメロディアスで劇的である!


上記したよう過去作の流れをしかと踏襲した、男臭く勇壮でありながらもシンセ等
キャッチーさ
が見られる、ポピュラリティーを内包した漢パワーメタルを楽しめる
良質のアルバムである!エピックメタルはチープな割りに大仰になりがちで、
個人的にはそういう硬派さは好きなんだが、どうにもリスナーを選ぶ傾向があり
一見さんお断りな印象があるが、彼等のサウンドはメロハーにも通じる判り易い
キャッチーさが強く、ただ面白パフォーマンスのみで人気が出ただけの
一発屋では無い下地を感じさせるな・・・!もうちょい疾走曲が欲しいとも思うが、
ミドルテンポでもいい曲を書けるのは圧倒的な強みである!




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満足度 84% お気に入り曲 全部







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