RIOT







"Immortal Soul"




アメリカ出身のベテラン正統派/メロディック・パワーメタルバンドによる14thアルバム。


1970年代後半から活動している言わずとしてた超大物ベテランバンドである!
最初期は垢抜けなさを残しつつもアメリカ出身でありながら日本人好みの歌謡曲的な
湿った情緒を内包したハードロックサウンド
で人気を博すも活動は波に乗らず
一時期は解散もした
が80年代後半に超絶シンガー、トニー・ムーアを迎え
メタル史に残る名盤、キラーチューンである“Thundersteel”をリリースしこの頃を
バンド最強時代とするファンも(俺を含めて)数多い!その後またメンバーチェンジし
停滞する
も最近になってこの黄金期のラインナップで活動を始め09年には来日公演も敢行、
そして2011年になりようやくリリースされたのが本作である!本作リリース後に
中心人物であるギターのマーク・リアリが逝去してしまい彼にとって最後のアルバムと
なってしまった
のがつくづく残念である・・・!R.I.P

そんなわけでThundersteel期のラインナップで製作された本作、音楽的には勿論
Thundersteelの流れを汲んだ正統派のメロディック・パワーメタルを貫き通しており
1曲目は早速の勇壮かつ愁いあるリードギターで幕を開けそして手数多いせわしない
リフ
で疾走開始!Thundersteelの再来と言えそうな曲調でトニーのハイトーンヴォーカルも
当然のように健在、これぞメロディック・パワーメタルと言えそうなかなりのキラーチューン
仕上がっているぞ!シンガロングも熱くギターソロも勢いがあるのう・・・!2曲目は
ベースやドラムも激しく暴れギターとユニゾンしテクニカルな部分を見せつつ正統派の
要素が色濃い感じ
メロディーは結構哀愁があるな。3曲目はダークさのある出だしから
どこか怪しくエキゾチックなギターが顔を出すスロー曲。雰囲気重視の曲調でこういう曲
昔の正統派メタルバンドは何気によくやっていたよなぁ・・・と感慨深くなってしまうのう(笑)。
4曲目はボビー・ジャーゾンベクのドラム変態的な技巧を発揮し勢い良く疾走!
これまた正統派の熱さ、ストレート感を持ったメロパワチューンになるぞ!中盤の
インストパートはプログレメタルに通じるテクニカルな展開を見せそしてギターソロに突入だ!
5曲目はスローテンポ正統派メタルでありつつも退廃的なムードを醸し出しリフは
へヴィという程ではないが90年代以降のモダンなバンドに近いフィーリングがあり
どこかブルージーとも言えそうか!?6曲目はこれまた勢いあるイントロで幕を開け
ベースも唸り疾走!リフ、リズムが手数多くこの細かいアンサンブルも聴き所である!
ギターソロはいかにもメロパワ、メロスピなピロピロハモリジャーマン的なノリ
あるのう・・・!7曲目はドラマティックなツインリードに始まりポジティヴかつ
エモーショナルな雰囲気
を演出する短い繋ぎで8曲目は無骨なストイックさ
醸し出しつつもヴォーカルがワイルドさを見せるミドル曲。ギターソロがまた
エモーショナルなメロディー重視のプレイを聴かせてくれるのう・・・!9曲目は
ヴォーカルで幕を開けどこかIRON MAIDENに通じるムードを放ち疾走、勢いの良さ無骨さ
混ぜ合わせ全体的に軽快なノリがあるな・・・!メロパワではなく正統派の疾走チューン
言えそうな曲調でギターソロがまたIRON MAIDENライクドラマ性のあるハモリを聴かせてくれるぞ!
10曲目もまたIRON MAIDENに通じるリフが聴けつつヴォーカルが入るとクリーンギターも登場、
ワイルドでノリの良さを感じさせるミドル曲となり正統派のカッコよさがあるぞ!
11曲目もまた正統派メタルのカッコよさを見せ付けるかのようなギターで幕を開け
ドラムは手数多い変態プレイを披露、ヴォーカルは哀愁を感じさせる歌唱を聴かせ
王道のムードを醸し出すミドル〜アップテンポ曲で12曲目もリードギターが
印象的なミドルテンポの正統派メタル
で流石にベテランらしくクオリティーの高い
ストレートなサウンド
を聴かせてくれるのう・・・!


Thundersteelの流れを見事に汲んだ爆走キラーチューンからミドル曲、
テクニカルチューン
スロー曲メロパワだけではない正統派メタルの真髄を見せる楽曲が
バランスよく収録されており「疾走曲オンリーじゃなきゃヤダ!」という今風の意見
ありそうだがこれこそが正統派の良さなのだ!ミドル、スロー曲も上手いバンドがやれば
捨て曲にはならない
という事である!まぁ俺も何だかんだで疾走チューンが一番好きなのだが・・・!(爆)
BURRN!のインタビューで読んだがトニーのハイトーンヴォーカルはThundersteelを
歌うために鍛えた成果だった
という話も実に凄まじいのう・・・!人間努力次第で
何でも出来る
という好例だな。キャリアの長いもういい年のオッサン達が
若者バンドを遥かに凌駕する熱気
をこれでもかと言う位叩きつけて来るナイスアルバムだ!
まったくもって惜しいミュージシャンを亡くしたものだ・・・!重ね重ね残念でならんわい!




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満足度 84% お気に入り曲 Riot  Wings Are For Angels  Sins Of The Father  Insanity







"Unleash The Fire"




アメリカ出身のベテラン正統派/メロディック・パワーメタルバンドによる15thアルバム。


バンドの中心人物であったギタリスト、マーク・リアリの死に立ち止まる事無く活動を続ける
ベテランバンドによる最新アルバムで、マーク・リアリの功績を湛えRIOT V名義に改名したらしいが
何故か日本ではそのままRIOT名義となっているようだ・・・。クリマンの粋な計らい(ただのミスとも言う)により
LOUD PARK14への参戦が発表前に割れており(爆)好バンドの参戦に嬉しくなるんだが、
逝去したマーク・リアリに代わってニック・リーが参加した他ドラムもボビー・ジャーゾンベクから
フランク・ギルクライストに代わり、
さらにヴォーカルもトニー・ムーアが健康上の問題で脱退し
トッド・マイケル・ホールが新たに加入、
音楽的にはドラム、ヴォーカルの交代の影響か前作のような
パワーメタル要素は減退軽快な正統派HM/HRに接近した感じがあり、疾走曲は無いがノリの良い
アップテンポ曲
が目立っており細かいオブリをそこかしこで放り込むギター等も印象的だな・・・!

1曲目は叙情的ながら若干B級臭い(爆)ツインリードで幕を開け細かいアンサンブルを披露、
そのままアップテンポで展開し線の細いハイトーンVoも登場、やっぱトニー・ムーアじゃないと
物足りない
んだが高音が容易に出ている印象があり、ギターソロ等構築美を見せメロディアスさも
強いぞ!
2曲目も細かいギターのオブリフレーズが目立った軽快なアップテンポチューンで、
3曲目はより細かいギターが自己主張しシンガロングも顔を出すアップテンポ曲になるぞ!ギターソロは
強烈な泣き、哀愁を放っておりたまらんなぁ・・・!4曲目はシリアスさを感じさせるギター
聴ける力強いミドルチューンで、5曲目はパワフルさを増したタイトなキレを見せる軽快かつ
ワイルドなアップテンポ曲
となり、6曲目はちょい明るめなリードギターが聴ける淡々とした
アメリカンな正統派HM寄り
だがコーラスは哀愁を感じさせるのう・・・!ギターソロも叙情的で良いな!
7曲目は非モダンなヘヴィさを感じさせるリフが印象的なワイルドな正統派メタルで、サビのコーラスが
一転してかなりの哀愁、クサさを放っておりたまらんなぁ・・・!こういうセンスはアメリカのバンドらしくない所で
実に俺等好みである!
ギターソロのツインリードもまた相当にメロディアスだな・・・!
8曲目はマイルドなクリーンギター、リードギターに始まり淡々とした印象のあるミドルテンポの
アメリカンな正統派HM/HR
になるぞ。9曲目は哀愁を放つツインリードに始まる昔ながらのHMバラードで、
ギターソロは微かにブルージーさを入れつつ叙情的な泣きを聴かせてくれるのう・・・!10曲目は再び細かいギターが
自己主張
しつつも正統派らしい憂いを感じさせる淡々としたミドル曲。ヴォーカルラインもメロウなフック
見られる辺りがベテランの味だろうか!?11曲目は明るくも憂いのあるギターに始まりここに来て
本作初となる本格的な疾走感を見せるパワーメタル寄りのファストチューンとなるぞ!
シンガロングが若干ダサくライヴでの盛り上がりを期待させ、ギターソロもしかと構築されており聴き所だな・・・!
12曲目はエピックメタル的な雄々しいクワイア勇壮さを放つも、その後は泣きのギター、アコギの
アルペジオ
エモーショナルなヴォーカルが聴ける哀愁バラードとなるぞ。これまたギターソロが
泣いており
後半のコーラスも男泣きの哀愁バリバリで良いなぁ・・・!日本盤ボーナスの13曲目は“Thundersteel”の
ライヴ音源
で、普通こういうボートラは蛇足なんだがThundersteelというだけで許せるわい!(爆)


Thundersteelの流れを汲んだ爆走パワーメタルは廃され軽快なノリの正統派HM/HRが主体で、
前作のような強烈なキラーチューンは無いが佳曲揃いのアルバムに仕上がっていると言えるだろうか!?
ソロは勿論オブリやリフにおいても細かい構築美を感じさせるツインギターが印象的で、
メカニカルなタイトさを見せつつも泣きもちゃんと披露しておりギターキッズにとって
聴き所の多いアルバムかも知れんな・・・!
ヴォーカルは流石にパワーもあるトニー・ムーア
比べると線の細さが目立つも高音がよく出ており、ボートラ聴けば判る通りThundersteelもキチンと
歌いこなせておる
のう・・・!LOUD PARKでお目にかかるのが楽しみである!




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満足度 83% お気に入り曲 Ride Hard Live Free  Metal Warrior  Fall From The Sky
Land Of The Rising Sun  Kill To Survive  Fight Fight Fight







"Armor of Light"




アメリカ出身のベテラン正統派/メロディック・パワーメタルバンドによる16thアルバム。


中心人物であったオリジナルメンバー、マーク・リアリ亡き後も精力的に活動し、
ライヴにおいて実はトニー・ムーア以上の実力がある事を見せ付けたシンガー、
トッド・マイケル・ホールの健闘もあり、
評価を落とす事無く今日に至る大御所である!
本作は復活作となった前作から4年振りにリリースされた通産16作目のアルバムで、
相変わらずの圧倒的なダサさを誇るジャケがファンを歓喜させたが、気になる中身も
アメリカのバンドでありながらヨーロピアンな劇的さ、憂いを内包したドラマティックで
勇壮な正統派HM/HR、メロディックパワーメタル路線
をしかとキープしており、それでいて
微妙に残る歌謡曲的なクサさも実にらしい美点だろうか!?

1曲目は勇壮なギター、コーラスに始まるエピック風味ある劇的な正統派HM/HRで、
2曲目もまた勇壮さ、ドラマティックさを見せつつ、どことなく歌謡曲っぽさもある
軽快なアップテンポ
となり、ギターソロの構築美がまた大きな聴き所だな・・・!
3曲目は思い切り“Thundersteel”なリフで疾走するメロパワチューンとなり、
サビもそんな感じの確信犯的セルフパクリだな。4曲目はベースが唸りを上げるシャッフルリズムの
軽快なアップテンポ
で、構築されたギターソロが実に凄まじいのう・・・!5曲目は70年代的な
昔ながらのHR要素
を持った初期のRIOTを思わせる楽曲で、やはりギターソロの構築振り
最大の聴き所だな。6曲目は正統派HM/HR的なノリを見せる疾走曲となり、サビのコーラス、
ギターソロ
が実に良く、7曲目はクサく劇的なツインリードが聴けるメロパワ的疾走曲だ!
8曲目はキャッチーな憂いを漂わせたミドル曲。9曲目は再び軽快なアップテンポ曲となり、
10曲目はホーン入りの70年代HR的なミドル、スロー曲。やはりギターソロが良いな・・・!
11曲目は淡々としたミドルテンポの中に快活なキャッチーさを感じさせ、12曲目は無骨な
ストロングさ
のある疾走チューンとなり、ダーティーでワイルドな中にメロディアスさも光っているぞ。
13、14曲目はボーナスで、前者は怪しげなムードを漂わせるスロー曲で、
ギターソロがやはり凄まじい劇的さを放っており、後者は何と“Thundersteel”のリメイクだ!
原曲に忠実なプレイだが、ソロパートでドラムが少し追加されており
トッド・マイケル・ホールが見事に歌いこなしているな・・・!


復活作となった前作の流れを汲んだ、ヨーロピアンメタルの劇的さ、憂い
存分に発散するドラマティックな正統派/パワーメタルとなっており、
“Thundersteel”確信犯的に拝借した疾走チューンも見られつつ圧倒的な
構築美
を誇るメロディアス極まりないギターソロ、そしてハイトーンで
見事に歌い上げるVo
の力量が凄まじい、実にハイレベルなHM/HRを聴かせてくれるぞ!
アルバム後半でやや失速するものの、前半の畳み掛けが凄まじくメロパワ、メロスピ、
クサメタル
と言うよりは正統派HM/HRの旨みが凝縮された力作だな・・・!




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満足度 86% お気に入り曲 Victory  End of the World  Messiah
Angel's Thunder, Devil's Reign  Burn The Daylight  Heart of a Lion
Armor of Light  San Antonio  Raining Fire  Thundersteel (2018 Version)







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