PRIMAL FEAR







"Black Sun"




ドイツ出身の正統派/ジャーマンメロパワバンドの4thアルバム。


初期のGAMMA RAYで強靭極まるヴォーカルを披露しロブ・ハルフォード脱退後の
JUDAS PRIESTのオーディション
に参加しいい所までいった実力派ハイトーンシンガー、
ラルフ・シーパーズ
SINNERのマット・シナーが声をかけて結成されたバンドで、
音楽性はシーン屈指のパワフルなハイトーンを武器とするラルフ・シーパーズの
持ち味が存分に発揮されたジャーマン系正統派メタルを地で行っており
メロパワ要素も多少はあるがそれ以上に奇をてらわない王道を行く
正統派のパワーメタル
を追求しているぞ!疾走チューンのみならずミドル、
スローテンポ
の曲も勿論ありヴォーカルのパワフルさ、正統派メタルの
質実剛健なリフワークもあって速い曲のみ良くてそれ以外の遅い曲が
つまらないB級メロスピバンドと違いミドル曲も楽しめる仕上がりになっているな。

4曲目はいかにもジャーマンな疾走感、パワフルさを持ったメロパワチューンで
力強いリフ、タイトなドラム、コーラスワークはまさしく我々が愛してやまない
王道のジャーマンメタル
そのものである!ギターソロも聴き所だな!6曲目は叩きつけるような
パワフルなリフ、リズム
が実に力強くスラッシーさ、多少のモダンさも感じさせるが
やはり根底にあるのは正統派のパワーメタルである!7曲目は疾走しまくっていると
いうわけではないミドル〜アップテンポでドラマティックさのあるサビが熱いぞ!
9曲目はちょいとモダンな質感のあるヘヴィリフが聴けドラムはツーバスを連打、
ヴォーカルも早速高音でパワフルに歌い上げる重々しいミドル曲だ!
11曲目もこれまた実に力強い正統派メタルヘヴィさも備えつつどこか
JUDAS PRIESTっぽさがプンプンで何よりヴォーカルが凄まじいわい!
13曲目は実にアグレッシヴな疾走パワーメタルで音圧も分厚く迫力があるのう・・・!


特にこれといった個性は無くよくある正統派ジャーマンで収まっているが
やはりヴォーカルが強力な武器なんで王道を行くメタルが好きなら
十分楽しめるだろう!部分部分で顔を覗かせる哀愁も光っており
JUDAS PRIEST色が濃いのも個人的に好印象だ(笑)。




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満足度 80% お気に入り曲 Black Sun、Lightyears From Home、Fear、
We Go Down、Controlled







"Devil's Ground"




ドイツ出身の正統派/ジャーマンメロパワバンドの5thアルバム。


元GAMMA RAYの超絶シンガーにしてボディビルダー、プロレスラー並の
マッチョな肉体
を誇るラルフ・シーパーズとSINNERの中心人物にして
べーシスト、マット・シナーが組んだ王道を突き進む正統派
ジャーマンメタルバンド
による5作目のアルバムにして彼等の
最高傑作と名高い1枚
である!

本作もまた徹頭徹尾正統派メタルを潔いまでに追及した快作
疾走感、リフワーク、メロディー作り等ジャーマンメロパワ要素
感じられた前作と比べてより正統派のパワーメタルにシフトした感があり
テンポは下がりミドルチューンが増えたが熱さはさらに増している!
全体的にさらにJUDAS PRIESTに接近した雰囲気が強く疾走に頼らない
良質の楽曲
が詰め込まれておりメタルとは何ぞや!?熱さとは、
漢とは何ぞや!?
という問いに対しこの上ない模範解答を
叩きつけるかのような仕上がり
となっているぞ!ヴォーカルは勿論
演奏、プロダクションも良好でドラムが若干軽いのを除けば
アグレッション、音圧も凄まじくアルバムの質を上げているのう・・・!
1曲目からして早速熱い!熱すぎる!ヴォーカルなんかまさに
ロブ・ハルフォードにかなり近い声質で実に凄まじいわい!
2曲目も正統派メタルのお手本的な楽曲と言え、3曲目はシリアスさ
増しどこか80年代メタル風の雰囲気も感じられるな。クリーンな
ギターが叙情性を演出する5曲目は途中でパワフルなバンドサウンドが
挿入されるメタルバラードで6曲目は実にアグレッシヴなリフ
勢いを感じさせるアップテンポのパワーメタルだ!8曲目も叩きつけるような
リフ
が聴けるアップテンポの攻撃的なメタルだがAメロはメロウで
そこがまた面白いな。10曲目なんかいかにも“THE HELLION / ELECTRIC EYE”
思わせるイントロで始まるが曲調はスローテンポの哀愁漂う力強い
正統派メタル
だな。11曲目はイントロからしてパワフル極まる実に硬派な
アップテンポのパワーメタル
である!そして日本盤ボーナスの13曲目は
何とBLACK SABBATHの“Die Young”のカヴァーだ!様式美の名曲だが
しかしここまでパワフルにアレンジされるとはなぁ・・・!(笑)。


ジャーマンメロパワ要素は減退したんでクサメタラーの意見は
分かれるかも知れん
が正統派メタルとしては恐ろしく質が高く
パワー、アグレッション、熱さ、上手さ、
そしてキャッチーさ
メタルに必要なモノ高次の次元にて取り揃えられており
細分化されたニッチなメタル以前に“へヴィメタル”という
ジャンルそのものを愛する人間ならば本作の良さ、凄みは
よく理解できる
であろう!これぞまさにメタルの王道を行く音なのだ!




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満足度 86% お気に入り曲 Metal Is Forever、Suicide and Mania、
Visions of Fate、Sea of Flames、Sacred Illusion、Soul Chaser、Colony 13、
Heart of a Brave、Die Young







"Seven Seals"




ドイツ出身の正統派/ジャーマンメロパワバンドの6thアルバム。


徹頭徹尾男のド硬派正統派パワーメタルを追求する超絶メタリック
ハイトーンマッチョシンガー、ラルフ・シーパーズ
の、肉体同様
あまりにも強靭すぎる喉
をこれでもかというほど堪能できる
実力派メタルバンドの6作目のアルバムである!本作もやはり
王道の正統派メタル色が濃いがシンセ
これまでになく使用され曲によってはシンフォニックな要素があったり
メロパワ、メロスピに通じる雰囲気も感じさせるのう・・・!

何とも大仰なイントロで幕を開ける1曲目はやはりパワフルな事
この上ない正統派のパワーメタルでリフワークはジャーマン寄りだ!
ちょいとだがシンフォニックな要素もありこの辺はヨーロピアンメタルの
系譜
だろうか!?2曲目は力強いミドル〜アップテンポの正統派メタル
キャッチーさも濃いな。3曲目はストリングスシンセが聴ける
スローでメロウな哀愁メタルバラードで4曲目は泣きのエモーショナルな
ギター
で始まり疾走するメロパワチューンだ!リフはスラッシーと言うか
メタルコアに通じるハモリ系だがヘヴィではなくあくまでも正統派の
流れを汲んだ疾走曲
である!勢いに乗ったギターソロも熱いぞ!
5曲目は珍しくモダンな質感を持ったヘヴィなミドル曲でヴォーカルも
ダーティーな歌い回しを見せている。サビはシンガロングを誘う
キャッチーさ
がありいくらへヴィになろうともやはり根底には正統派メタルの
マインド
が流れているのう・・・!6曲目はフィメールVo(シンセ?)に始まり
大仰なシンセと共に重厚に展開する長めのスローチューン。シンフォニックな
色合いも濃いな。7曲目はクリーンギターが哀愁を誘うバラードと思わせておいて
ハイトーンと共にアップテンポのパワフルな正統派メタルと化すぞ!
ギターリフが実にカッコよくドラムもアグレッシヴな叩きっぷりである!
これもやっぱ長い曲じゃのう・・・。8曲目は重々しいリフが聴け重厚な
雰囲気
を放つミドルチューン。インダストリアル要素は皆無だがマシーナリーな
空気
が濃くまるでターミネーターみたいな世界観だな・・・!9曲目は
ピアノも聴けるイントロに続き叙情フレーズを紡ぐ泣きのツインリードが
メロディアスなアップテンポチューンだ!途中さらにアグレッシヴさ
増すがエモーショナルなパートも顔を出しチェンバロ風のシンセ
登場するぞ。10曲目はクリーンギターがまったりした空気を放つ彼等にしては
珍しいメタリックさの無い物静かなバラード曲。日本盤ボーナスの11曲目は
パワフルなリフ、メロディアスなリードギターが聴けるミドル、スローチューン。


これまでのアルバムで強烈な超高音ハイトーンを魅せてきたが
本作は意外と中音域での歌唱が多くそれもまたパワフルで味があり
高音に頼らない説得力ある歌い回し
が堪能できるぞ!疾走チューンも
然る事ながらミドル曲の出来も良く、むしろメロディーのキャッチーさなら
ミドル、スローチューンのほうが上なくらいである!まぁ全体的に
疾走感は希薄で長い曲も中盤目立ち疾走好きには受けないかも知れんが
それでも十分以上に良質の正統派メタルである!




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満足度 80% お気に入り曲 Demons and Angels、Evil Spell、
Carniwar、Question of Honour







"Delivering the Black"




ドイツ出身の正統派/ジャーマンメロパワバンドの10thアルバム。


元GAMMA RAYのシンガー、ラルフ・シーパースSINNERのリーダーであるマット・シナーによる
王道中の王道を行く正統派メタルバンドである!何気にキャリアも長くベストアルバム
ライヴアルバムを除けば本作で通算10作目キリの良い1枚になるが、その音楽性は
過去作と比べて一切変わる事の無い、モダンさも無ければデジタル要素も無い、
徹頭徹尾正統派HM/HR
これでもかと言う位に貫き通す潔さを見せ付けておる!

1曲目から早速のストレートな正統派メタルっぷりを見せつける心地良いアップテンポ曲で、
ヴォーカルも伸びやかな余裕ある歌い回しを披露しており演奏もやはりタイトである!
2曲目はちょいとシンフォニックなシンセが顔を出すも、その後は正統派丸出しの
パワフルで無骨なバンドサウンド
が登場し疾走!クワイア系のシンセ重厚なシリアスさを
演出しておるのう・・・!
3曲目はアコギで幕を開け淡々としつつも男らしい哀愁を放つ
スローチューン
で、ちょいと中東風のエキゾチックなフレーズも顔を出しシタールも聴けるぞ。
4曲目はアメリカンHMに接近した明るめのノリの良さを見せるミドル曲となりこういう曲調もまた
正統派HM/HR以外の何物でも無いのう・・・!ちょいと単調ではあるが中盤のリードギターは
ドラマティックである!
5曲目はストロングなノリを放つアップテンポの王道正統派メタルで、
6曲目もまたストロングで無骨な印象のある正統派HMである。この曲はギターソロが
なかなかにカッコよくドラマティック
だな。7曲目は何と9分を越える曲で、ピアノやシンセが
神秘的なムードを演出し
その後は鐘の音勇壮なギターも登場、基本はやはり正統派メタルなんだが
バックでシンセシアトリカルなシンフォニックさも多少見せているか!?中盤は淡々とした空気
放ち始めやはりシンフォニックさがあるな・・・!8曲目は勇壮さ漂うリードギターで幕を開け
軽快なノリを放つ硬派なミドル曲で、9曲目はアコギ、ストリングスシンセ
ヴォーカルが乗る哀愁漂うバラードとなり、サビは盛り上がりを見せつつ淡々とした感じだな。
10曲目は大仰なギターで幕を明けるもこれまた淡々としたアメリカンなミドル曲で、ギターソロが
なかなかに構築されており良いな。
11曲目は叙情的なツインリードで幕を開け久々に疾走!
正統派ミドル曲
が大半を占める中唯一と言えるメロパワチューンである!ギターソロのハモリもまた
相当にドラマティックでクサく、どうしてこういう曲をやらないのか普通に疑問である(笑)。
12曲目はリードギターで幕を明けるこれまた本作定番のアメリカンHM寄りミドルチューンで、
13曲目は3曲目の、14曲目は9曲目の別ヴァージョンである。


過去作同様本作も一切の奇をてらわない王道中の王道をひた走る正統派HM/HRで
実に頼もしい
んだが・・・メロディーにフックが無くギターソロにもあまり
面白味が無い感じ
に仕上がってしまっており、悪くは無いんだが特別良い訳でも無い
半端な印象がある
のは否めないなぁ・・・!カッコいい事はカッコいいんだが、
良くも悪くも平均以外の何物でも無い感じなのが惜しいわい!リフ、サビ、ソロ等
思わず口ずさみたくなってしまうフレーズ
が欲しいのじゃ!




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満足度 75% お気に入り曲 Rebel Favtion  Inseminoid







"Rulebreaker"




ドイツ出身の正統派HM/HRバンドによる11thアルバム。


イマドキ珍しい位に愚直な正統派/ジャーマンメタルを貫く、ド硬派極まりない
漢のジャーマンパワーメタルバンド
による通産11作目である!
どうやらオリジナルメンバーのTom Naumannが再加入したらしく、何とトリプルギター編成で
レコーディングされたようだが、
音楽的にはここ最近の作風を踏襲する
メロパワ要素の無い正統派HM/HRとなっており、ジャーマンメタル以上に
JUDAS PRIESTタイプのシンプルかつ無骨な音作りに仕上がっているな・・・!

1曲目から早速の硬派さ、力強さ溢れるミドルテンポの正統派HM/HRとなり、
2曲目もまたやけに力強く男臭い正統派だな・・・!ギターソロは相当にドラマティックで良いぞ!
3曲目はアメリカンHMに近い明るめのリフが聴け、コーラス等もそんな感じである。
4曲目もまた派手さは無いがワイルドさが見られ、リードギターがこれまた劇的だな。
5曲目はジャーマン的な勢いを感じさせ疾走!ラルフ・シーパーズのパワフルな
ハイトーンVoが熱く、
ギターソロもまたドラマティックな掛け合いである!
6曲目は11分ある大作で、シンフォニックな面も見られるがやはり基本は
正統派となっており、中盤アコギが顔を出しギターソロも構築美を感じさせてくれるのう・・・!
7曲目はアメリカンな明るさ、軽快さが見られる正統派HM/HRで、8曲目はミドル、スローテンポで
淡々とした中に力強いリズムが見られ無骨だな・・・!9曲目はジャーマンと言うよりも
正統派らしいパワフルなアップテンポチューンで、10曲目はクリーンギターがメロウな
バラード系の曲
となるぞ。11曲目はストロングさ漂うアップテンポの正統派で、
Voがまた切れ味の鋭さ、パワフルさを見せており熱いのう・・・!


かつて見られたジャーマンメタル、メロパワ的な疾走チューンはもはや存在せず、
アルバム全てを通して質実剛健、剛直極まり無い硬派な正統派HM/HR
徹底的に追求しており、派手さも無ければキャッチーさも薄く、疾走もしていないため
メロスピ、クサメタル好きメロディー派のメタラーにはあまり受けないだろうが、
これぞ漢の正統派メタル!と言いたくなる仕上がりで実に頼もしいのう・・・!
トリプルギター
ながら長々としたギターソロは無くコンパクトに纏まっており、
それでいてドラマティックなソロが多く、ラルフ・シーパーズの圧倒的に
パワフルなVo
は本作でも健在である!




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満足度 78% お気に入り曲 The End Is Near  Rulebreaker
In Metal We Trust  We Walk Without Fear  Constant Heart  Raving Mad







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