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"Saturday Morning Apocalypse"




マサチューセッツ州出身のビデオゲームメタルバンドの3rdアルバム。


アメリカからビデオゲームメタル登場!何と彼らはジャパニーズゲームに
ドップリと浸かり過ぎる
あまりゲーム曲をインストのメタルにアレンジして
カヴァーする
と言う、一昔前なら驚きと賞賛の声を持って迎えられただろうが
今現在だと大して驚くに値しない試み(爆)を行っているのだ!過去に2作ほど
音源をリリースしている
がこれらは全てダウンロード販売となっており、内容は
まさに日本の有名ゲーム・・・マリオだとか、FFだとかその他モロモロをメタルに
アレンジしている
ようでまぁぶっちゃけアメリカン同人メタルといった塩梅なんだが
初のCDリリースとなった本作はアメリカのアニメや映画の楽曲を中心にカヴァーしており
日本人にはピンと来ない曲も目立つが個人的には超ドストライクな題材がチラホラ目立っておる!(笑)
曲調もモダン寄りの正統派メタルからシンフォニックメタル、スラッシュメタル等
様々なメタルスタイル
を見せており音質は若干篭っているが個人的に気になるほどではない。
演奏技術、アレンジセンスは凄まじく高く変に技巧に走ってプログレメタル化
する事無く
あくまでも正統派メタルである事を根底に据えてのアレンジを見せておる!

1曲目はX-MENの曲でデジタルサウンドに始まりモダンなへヴィリフがズンズンと
迫りギターがテクニカルなフレーズを奏でツーバスも連打されシンセも登場、
勇壮なギターフレーズが顔を出し普通にカッコイイインストの
メタルに仕上がっている
のう・・・!後半のアコギもまた渋いな。2曲目は何と日本の
有名な発作起こすアニメ(爆)、チンポコモン・・・もとい
ポケモンの曲
のようで明るめのフレーズと共にアグレッシヴに疾走し
ブラストも聴けるスラッシーさに満ちた爆走パワーメタルになっておる!
途中テンポダウンしギターが高速タッピングで切り込みテクニカルなソロを披露、
実にハイスキルじゃな・・・!後半の怒涛のインストパートも聴き所である!
3曲目はシンフォニックなシンセをバックにギターが絡みシリアスなムード
醸し出すドラマティックなミドル曲。テンポアップしてのギターソロがまた
メロディアスで良いな。4曲目はNightmare Before Christmasの曲でピアノ、
ストリングスがゴシカルなムードを演出しギターがクサいフレーズを披露!
スウィープテクニカルなリズムチェンジ、シンフォニックアレンジ、お馴染みの
メロディー
ドラマティックに繰り広げられ先日レビューした駄盤、V系ディズニー
サディがやったヴァージョンとはセンスが雲泥の差じゃ!5曲目はこれまた
ティム・バートンというかダニー・エルフマン繋がりで有名なバットマンの曲で
イントロから劇的なオーケストレーションが期待を煽りホーンにミドルテンポの
パワフルなバンドサウンド
が絡みお馴染みのバットマン世界を構築!複雑な展開、
リズムチェンジに難なく追いつくアンサンブル
も見事じゃのう・・・!後半は
まるでシンフォニックブラックのような疾走を見せスラッシーなリフも
いちいちカッコイイぞ!
6曲目は今は映画で有名なトランスフォーマーの曲で
メロウなアコギに始まりエレクトロニカ系シンセモダン寄りのタイトな
バンドサウンド
が聴け勇壮に盛り上がりテクニカルなリズムがまたクールだ!7曲目は
怪しげなムード漂うイントロに始まり有名クラシック“HALL OF THE MOUNTAIN KING”のような
フレーズが顔を出しその後はシンフォニックさを演出、ギターも高速タッピング
放り込みテクニカルさを見せつつ曲展開も凄まじいのう・・・!後半のベースソロ、
そこに乗るギターソロ
かなりのテクだな。8曲目はへヴィなトレモロスラッシーさ
演出するも爆走はせずピチカート音、ホーンを携え怪しく展開、シンフォニックな
アレンジ
を見せつつメロディーがコミカルかつクサいのが印象的だ。中盤はオーケストレーションが
鳴り響き
後半は疾走し矢継ぎ早の展開で飽きさせないのも凄いな・・・!9曲目は
個人的に大好きな超有名アメリカンアニメザ・シンプソンズのテーマ曲で、お馴染みの
「ザ〜、シ〜ンプソ〜ンズ♪」コーラスからアグレッシヴに疾走!ギターがやはりお馴染みの
あのメロ
を奏で黒板ジョーク、カウチギャグがメタリックになって脳裏を駆け抜ける!(爆)テクニカルな
アレンジ
も披露されプログレッシヴかつマシーナリーなムードもあるな。後半はクワイアも登場!
そういやこの曲もダニー・エルフマンだな(笑)。10曲目はフリントストーンの曲で
明るいイントロからテクニカルさを纏いつつ疾走!リフがどこかXの“BLUE BLOOD”風
有名なメロも顔を出すのう・・・!後半で一度終わったかと見せかけ再び疾走する展開は
意味不明だが・・・!(爆)11曲目は2曲目のポケモン曲を何とトニー・カッコが歌う
英語詩ヴォーカル入りヴァージョンだ!(爆)
もはやアニメタルだがトニーの声質の
せいで北欧メタルライクなのが面白いな(笑)。


演奏技術も然る事ながらアレンジのレベルも高く原曲を知らずとも良質のインスト
メタルとして十分に楽しめる仕上がり
になっておる!異ジャンルのカヴァー、
アレンジとはこういう事なのだよ!
捨て曲皆無でどの曲も原曲の美味しさ
保ちつつメタルとしての旨みも引き出し高度な演奏、アレンジで見事に調理しておる!
日本の同人メタル界隈もうかうかしてる場合じゃないぞ!アメリカンアニメ(映画)なら
他にもタートルズスパイダーマン、シンプソンズのイッチー&スクラッチーとか、あとは
サウスパークの映画版のミュージカル曲とか、他にはやはりアタック・オブ・ザ・
キラートマト
とかマジでやってもらいたいんだがどうだろうか!?あとは彼らが
東方という概念の存在に気付かぬ事を祈るばかりじゃて・・・!(爆)




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