PATHFINDER







"Beyond The Space Beyond The Time"




ポーランド出身のシンフォニックメタルバンドによる1stアルバム。


クサメタラー、シンフォメタラーの間で救世主だ、メシアだと長らく
騒がれていた超期待の新人によるデビューアルバムである!
かつてのRHAPSODY、SONATA ARCTICA、DRAGONFORCEに続く1stから
超名盤
を出してきた名バンド達に匹敵する前評判も凄まじい彼ら、
その音楽性たるやまさにDRAGONFORCE meets パイレーツ・オブ・カリビアンとでも
言えそうな塩梅で、ピロピロ弾きまくるギター、シンセに爆走するドラム、
ホーン、ストリングス系の壮大なオーケストレーション
がいかにも
ハンス・ジマー的大仰さを演出しまくる、RHAPSODYともDARK MOORとも、
そしてSound HorizonともDragon Guardianともまた異なる壮麗大仰
シンフォニックメタル、フィルムスコアメタル
が展開しておる!
中心人物の一人が元々は映画音楽を手がけていたらしくそれも納得の
アレンジセンス
が全編で炸裂しており期待に十分以上に応える仕上がり
なっているのう・・・!ちなみにLabyrinthのRoberto Tiranti、Firewindの
Bob Katsionis、StratovariusのMatias Kupiainen等がゲスト参加
している。

ストリングス、神秘的なソプラノが聴けるオーケストレーションが
いかにもパイレーツ・オブ・カリビアン的で期待を煽るイントロに続く
2曲目はイントロから早速ピロピロギター、オーケストレーションと共に
爆走するシンフォメタル化したDRAGONFORCEと言えそうな曲調である!
ヴォーカルは低音から入り若干の線の細さを感じさせつつもハイトーン
披露し悪くは無いな。メロハー的なキャッチーさを持ったコーラス、
女性Voも聴けチェンバロがキラキラするクラシカルなパートも顔を出し
シンセソロ、ギターソロはDRAGONFORCEに通じるピロピロだ!3曲目は
早くも小曲のインストベートーベンの“月光”のフレーズが効果音と
共に聴け続く4曲目はこれまた流麗でクラシカルなピアノに始まり
オーケストレーション、バンドサウンドが乗っかる壮大なシンフォメタルとなり
ギターリフ、オブリも何気に練られておりネオクラ系の雰囲気もあるぞ!
大仰なホーンも熱くクワイア系コーラスも盛り上がりまくる!ソプラノ
登場しその後はピアノによるメロウなパートになり続いてギターソロだ!
インストパートの長さもメタラー的には嬉しくクラシカルなフレーズ
連発されたまらんわい!ラストはソロヴァイオリン、ピアノがこれまた
クラシック的なフレーズを披露し最後まで劇的さを保ったまま幕を下ろすぞ!
5曲目はオーケストラにピロピロギターが聴けピアノ、トランス系のシンセ
顔を出すシリアスなミドル曲。やはりストリングス等シンフォサウンドの
アレンジ
が良いのう・・・!ラストまで延々と続くギターソロが聴き所だな。
6曲目はこれまたクラシカルでシンフォニックなオーケストレーションが聴け
ヘナチョコ系だがギャウギャウいうデスVoも登場し曲調は勇壮さを感じさせるもので
サビはオーケストラが大仰に盛り上がりその後はいかにも映画のサントラ的な
アレンジ
になるぞ!ギターとシンセのソロバトルも王道だがそこにオーケストラを
取り入れ
劇的さを増しておるのう・・・!7曲目はメランコリックなピアノ
幕を上げオーケストラ、珍しくブルージーな泣きのギターも顔を出すバラード系だが
どちらかといえばやはりサントラ風だな。ソプラノと男VoのツインVoというのも
美味しいのう・・・!8曲目はピロピロギター、キラキラシンセで爆走し
ヴァイオリンフレーズも顔を出す壮麗シンフォメロスピだ!バラード後は
疾走キラーチューンと、古くからのメロスピマナーに則ったアルバム展開がまた
嬉しくなる
がこの曲もやはり過去の先人達に引けを取る事の無いキラーである!
サビのクワイア、オーケストラがやはりたまらんわい!中盤ではベースソロ
登場し緊迫感あるホーンに続きポジティヴなハモリギターソロ、シンセソロと
続きギターとシンセがクラシカルにユニゾンしさらにオーケストレーションも
負けてはいない!9曲目はピアノにギターが大仰に盛り上がるイントロに続き
ミドルテンポで淡々とした展開となるもやがてテンポが上がりストリングス、
コーラスもドラマティックに盛り上がりサビは壮大かつキャッチーな印象
あるのう・・・!ギターソロは弾きまくりのピロピロである。10曲目は
壮麗なオーケストラと共にギターが速弾きし爆走するもその後はシンフォサウンドが
映画的な展開を見せ本格的な雰囲気を放つフィルムスコアメタルとなり
大仰なクワイアが派手に盛り上がり疾走はせずとも実に劇的じゃのう・・・!
そして中盤で爆走しギター、シンセソロにオーケストラがアグレッシヴさを演出、
その後は再びメロウなパートで続いて泣きのギターソロになるもやはりピロピロせずには
いられない
のかタッピングも随所に放り込んでくるな。後半ではソプラノも聴け
オーケストラも実にドラマティックである!11曲目は珍しく民謡的な雰囲気を放つ
クサくも短いインストの小曲で続く12曲目はヴォーカルで始まりミドルテンポでパワフルな
オーケストラ
が聴ける勇壮なシンフォメタルだ!間奏ではシンフォサウンドの
バックでなぜかピコピコしたファミコン系の音色も顔を出し、そして民謡系のパートに突入し
ベースが自己主張を始めまったり気味のギターソロになり、その後はテンポが上がりシンセソロが
聴けるぞ。13曲目は10分を超える大作オーケストラ、ピロピロギターと共に疾走し
ハイトーンVoも炸裂、せわしないクワイアコーラスも登場しギターも
終始ソロを弾くかのようなオブリを見せ実に勇壮じゃのう・・・!
ギター、シンセのソロバトルはDRAGONFORCE的で疾走感もそんな感じだが終始爆走と
言うわけではない。ソプラノ、デスVoも動員しクワイア
バンバン聴けヴォーカルパートが実に忙しいな!ハイトーンのキーも
恐ろしく高く確かな実力はあるだろう・・・!後半ではギター、チェンバロ系シンセが
ユニゾン
プログレ的なアンサンブルも聴けるぞ!14曲目は
パイレーツ・オブ・カリビアン的なホーンが聴けるオーケストラによるアウトロのインスト。
日本盤ボーナスの15曲目はドイツのAlphavilleのカヴァー。原曲はムーディーな
バラード
だが軽快に疾走するメロスピにアレンジされておる!


長尺の曲が多いが矢継ぎ早に繰り出されるクサメロ、壮大なオーケストラ、
疾走感
によりダレる事は一切無い!付け焼刃ではない超本格的シンフォサウンド
RHAPSODYとはまた異なるサントラ的雰囲気を出しておりやはり
ハンス・ジマー要素が強いだろうな。所々で聴ける様式美系
クラシカルアレンジ
もネオクラ者としてはグッとくるものが多く過剰すぎる前評判
見事に応えてくれた2010年トップクラスの1枚だと言えるだろう!
今年はいつになくシンフォメタルの当たり年だと言われて久しく数多くの新人、中堅、
ベテラン
がアルバムをこぞって出しRHAPSODYも復活、そしてこういうバンドが
タイミングを見計らったかのように顔を出す!バキで言うところの
シンクロニティとでも言ったところだろうか!?




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 94% お気に入り曲 全部。特に“The Whisper Of Ancient Rocks”、
“Pathway To The Moon”、“The Lord Of The Wolves”、
“Beyond The Space, Beyond The Time”







"Fifth Element"




ポーランド出身のシンフォニックメタルバンドによる2ndアルバム。


クサメタラー、メロスパーの間で話題を呼びに呼びまくった超大型新人バンドによる
待望の2作目のアルバムである!DRAGONFORCEを彷彿とさせる疾走、爆走に加え
RHAPSODY直系の大仰で勇壮なオーケストレーションを融合させハンス・ジマー等の
映画音楽の巨匠等
からも影響を受けており前作はまるでパイレーツ・オブ・カリビアンを
そのままメタルにしたかのようなムードがあった・・・!
そして続く本作は基本的には
前作の流れを汲んだ大仰なオーケストラ入りの爆走メロスピ、クサメタルだが今回さらに
シアトリカルな要素が増しプログレッシヴになったという訳ではないがより大作志向に
なったような印象があるな・・・!


1曲目はお約束と言えるフィルムスコア色濃いオーケストレーション語りが聴ける
期待を煽るイントロで続く2曲目はいきなりの9分近くある大作オーケストラ、
バンドサウンド
が重厚さを放ちつつちょいヘナチョコな絶叫ハイトーンVoが聴け
DRAGONFORCEばりに疾走!だがその後はなぜかシアトリカルな声色使い分け歌唱を披露し
正直相当にヘロヘロで不安になるがその後は前作同様のシンフォニックメロスピとなるぞ!
サビ辺りではブラストも顔を出し勢いの良さを見せベースソロも登場、中盤は再び
シアトリカル歌唱を見せヘナチョコではあるがダニ・フィルスを思わせるホイッスル混じりの
呻き声を聴かせてくれるのう・・・!
後半付近ではクワイア系のコーラスも顔を出し
ピコピコした音色のシンセソロも聴けどこかプログレッシヴな展開も見せるぞ。
3曲目は勇壮なオーケストラに始まりRHAPSODYっぽいムードを放つも雰囲気的にはどこか海賊っぽい
空気があるか!?
ギターソロはテクニカルな速弾きを見せつつやはりどこかDRAGONFORCE風
所があるのう・・・!後半はソプラノフィメールVoヘナチョコ絶叫シャウト、クワイア
顔を出しこれまたシアトリカルな展開を見せるぞ!4曲目はクワイア、ホーンが実に大仰な
雰囲気を放ち勢い良く疾走するもその後は重厚なスローテンポシリアスなムードを放ち
そして再びテンポアップし中盤ではブラストも聴けるのう・・・!5曲目は神秘的なムードを
醸し出すオーケストラ
で幕を開けバンドサウンドも登場しやはり疾走!ギターフレーズが
いちいち細かく忙しなさを見せ中盤付近は中華っぽいフィメールVo胡弓の音、クワイアも登場するぞ!
6曲目はクワイア、オーケストラに始まり勇壮な男臭さを見せつけるも穏やかなストリングス、
フィメールスキャット
も顔を出しヴォーカルやアレンジ等相当にシアトリカルじゃのう・・・!
ギターソロ、インストパートがまた劇的である!7曲目はハープ、ピアノメロウなムード
醸し出しフィメールVo、男VoツインVo体制を見せる穏やかなバラード曲だが
バラードと言うよりはオペラ、ミュージカル的な大仰さがありやはりクサいぞ!8曲目は
出だしからポジティヴなファンタジックさのあるディズニーライクな疾走チューン
ギターリフは結構勢いがありアグレッシヴじゃのう・・・!ギターとシンセが
ユニゾンするソロ
初期SONATA ARCTICAライクだな。9曲目はオーケストラ
ファンタジックなムードを放ちその後はギター、シンセが暴れ疾走する勢いの良い
メロスピナンバー
でバックでストリングスも大仰さを見せているのう・・・!中盤の
クワイアと共に爆走するサビが実にポジティヴでキャッチーだ!
10曲目はフィメールスキャット、パーカッションで始まりやはりオーケストラが
バックで盛り上がるメロスピ
となりギターはどこかジャーマンメタル風だな。途中で
挿入されるギターフレーズがまた民謡系のクサさを見せておりその後のクワイアがまた
大仰じゃのう・・・!
11曲目は本作中最も大仰なホーン、クワイアで幕を開け尺八と言うか
パンフルート系の笛の音も登場するアウトロ的なインスト。日本盤ボーナストラックの12曲目は
何かのカヴァーらしく唸るギター、ホーンに始まりDRAGONFORCE色濃い明るいポジティヴな
疾走感
を見せるやけにポップでキャッチーなメロスピチューンである!ラストの
ギターソロ
がまた強烈なDRAGONFORCE臭を放っているのう・・・!


前作で聴けたサントラ的な大仰さを持ったオーケストレーション入りのDRAGONFORCE系
メロスピを主軸としつつも
今回更に展開が複雑になりプログレ化というわけではないが
そういった要素も取り入れ始めておりヴォーカルもブラックメタル的な高音絶叫呻き声
使いやけにシアトリカルさを見せるようになったが正直ヘナチョコで説得力は無くこの辺は
賛否両論あるだろうなぁ・・・!楽曲も複雑になった分取っ付き易さが薄れキャッチーさ、
クサさの減退
に繋がっておりストレートなメロスピ、クサメタルを好む層の評価は
軒並み下がりそうだがまぁより高度な事がやりたいという気持ちは伝わってくるし
一昔前のクサメタルバンドが洗練されると共にクサさが薄れプログレ化していったのとは
ケースが異なるんでまだ大丈夫だと言えるか!?何だかんだで疾走感、オーケストレーション、
クサメロ
は健在だしドラマティックさは増しているんでな!これと言ったキラーは無いが
捨て曲も無くどの曲も高品質なアルバムである!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 88% お気に入り曲 全部







もどる


inserted by FC2 system