NE OBLIVISCARIS







"Portal of I"




オーストラリア出身のプログレッシヴブラックメタルバンドによる1stアルバム。


ここ最近はデプレッシヴ系アトモスフェリック系が幅を利かせているブラックメタル界隈において
珍しくプログレッシヴなテクニカルさを導入し話題を集めているバンドである!本作は彼ら
NE OBLIVISCARISデビュー作となっており、音楽的にはブラックメタルが基盤なんだが、そこに
上記したようプログレ的なテクニカルさ、長尺の展開を導入しており、シンフォニックでは無いが
ヴァイオリンも大々的にフィーチャーしており叙情性を演出、ヴォーカルもグロウルのみならず
クリーンVoも目立っており、非アンビエントながらもそれに通じる浮遊感あるメロウさも見られ
1曲1曲がどれも長いのがまたプログレッシャー向けだろうか!?

1曲目は12分ある大作で、早速のブラスト、トレモロブラックメタルらしさを演出するも、
その後怪しさ漂うアコギやクリーンVo等も顔を出しプログレッシヴなアンサンブルを見せ始めるぞ!
さらにヴァイオリンも聴け中盤は叙情的なアコギパートとなり、後半はヴァイオリンが目立った
プログレブラックと言えそうな展開
である。2曲目はあまりブラックメタルらしくない空気を放ち
リードギターやヴァイオリンが自己主張、ブラストも聴けるがあまり禍々しさが無い辺りが彼らの
個性だろうか!?
中盤以降はヴァイオリン、クリーンギターによる物静かな叙情パートになるのう・・・!
3曲目は早速の穏やかな出だしからブラストで爆走!後半はアコギテクニカルなギターソロが聴けるぞ。
4曲目も12分の大作で、アコギで淡々と幕を開けヴァイオリンも登場、バンドサウンドも顔を出すが
ブラックメタル
では無くプログレメタル要素が強めで、中盤からクリーンVoも聴けるぞ。
後半でブラックメタルらしい疾走感を放つのう・・・!5曲目はクラシカルなヴァイオリンアコギが登場、
どこかスパニッシュ的なエキゾチックさがあるだろうか!?ギターソロもネオクラ風泣きも見せているぞ。
6曲目はフュージョン的な穏やかさを放ち、ヴォーカルもファルセットで爽やかさを感じさせ
もはや完全にプログレメタルである!7曲目もまたかなりプログレメタル要素の強い楽曲で、
ブラックメタル要素のほうがオマケに感じられる程だ(爆)。


ブラックメタルでありながらも禍々しさ、邪悪さが希薄でプログレメタル的な知的さを感じさせるが、
ヴァイオリン、クリーンギター等による穏やかな叙情パートもかなり目立っており、ヴォーカルも
この手のバンドらしからぬクリーンVoが多様されプログレメタルながらにテクニカルさ以上に
メロウさを重視
している印象があるな・・・!淡々としたパートが多くこれもある意味ポストブラック的だが、
シンセに頼らずよくあるアンビエント、シューゲイザー系とは一線を画している印象があるだろうか!?
この手のバンドの宿命か確かにちょいと冗長な面もあるが、型にはまらない個性的なブラックメタルを
聴いてみたいリスナー
にオススメ出来るバンドだろう!




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満足度 80% お気に入り曲 Tapestry Of The Starless Abstr
Of The Leper Butterflies  







"Citadel"




オーストラリア出身のプログレッシヴブラックメタルバンドによる2ndアルバム。


先日のFLESHGOD APOCALYPSE公演で観たライヴも記憶に新しく、レビューも実は大分前に
書いていたがアップするのを忘れて
本日に至っているのはここだけの話だ(爆)。
ブラックメタル
でありながらそれと同様・・・いやそれ以上にプログレメタル的な要素を
強く含んだ個性派バンド
による通産2作目のアルバムで、ブラックメタルながらに
ファルセット多用のクリーンVo生ヴァイオリンを大々的に導入し怪しげな世界観を
演出しマニアを喜ばせたが、
本作はさらにプログレ要素を増強しており何と組曲形式の
大作をメインとしたアルバム構成
で、70分程あった前作と比べ本作はトータル50分程で、
アルバム全体の尺は短くなったが濃密さは増しておる!

1曲目から3曲目までがまず組曲形式で、淡々としたピアノをバックに狂おしく掻き毟るような
ヴァイオリン
が登場し、続いてよりプログレメタル要素を増したバンドサウンドが登場!
もはやブラックメタルと言うよりもプログレッシヴなニュースクールハードコア系のような
空気すら放たれており、途中オーガニックなヴァイオリンパートになり穏やかなクリーンVoも登場、
ブラストビートも聴けるがブラックメタルらしさが全然無いのが特徴か!?中盤以降で顔を出す
ギターソロも構築美を感じさせるのう・・・!そして組曲ラストはまたヴァイオリン、そしてアコギ
どこかエキゾチックな叙情性を演出し幕となるぞ。4曲目はブラスト喚きデスVoも聴けるがこれまた
ブラックメタルらしさは無く、怪しげなヴァイオリンも聴けクリーンVoも美声っぷりを見せておる!
そして5、6曲目もまた組曲で、プログレメタルさながらな音作りで穏やかさも見られ
ブラストやデスVoもあるのに禍々しさは微塵も無いな。中盤はまた怪しさ満点の
ヴァイオリン
が聴けるぞ。そして怪しげなベースを挟みブラストで爆走、ラストはピアノ、
ヴァイオリンが神秘的なムードを醸し出すアウトロ
である。


前作がまだブラックメタルらしい禍々しさを残していたのに対し、本作はブラストこそあれど
最早そういった要素はほぼ無く、むしろBETWEEN THE BURIED AND ME
THE HUMAN ABSTRACT等のようなテクニカル/プログレッシヴメタルコアに
近い印象
すら感じさせてくれるのう・・・!暴虐さ、残虐さ、禍々しさを求めるブラックメタラーには
受けなくなっただろうが、それ以外の変態系プログレメタル、テクニカル系エクストリームメタル
好む層には大受けだろう!技巧より展開、ドラマ性重視なのも有難い話である!ランニングタイムが
減った分前作で見られた冗長さが減退している
のも好印象だな・・・!




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満足度 83% お気に入り曲 Painters of the Tempest (Part II): Triptych Lux
Pyrrhic







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