Moi dix Mois







"Dix infernal"




伝説のヴィジュアル系バンド、マリスミゼルを率いていたManaの新たなバンド。


いわゆるヴィジュアル系というカテゴリーに属するスタイルなので
メタラーの多くは受け付けないと思うが、それで聴かないってのはあまりにも
勿体無さ過ぎる逸品。
というのも彼らの出す音はヴォーカルこそV系なものの、
それ以外は超ハイクオリティーなメタルサウンドだからだ!

Gackt似の日本語ヴォーカルがメタラーにはネックかも知れないが音的には様式美の香り漂う
シンフォニックブラック
といった感じで、クレイドル・オブ・フィルスをクラシカルに
した感じ
だといえるだろう。クサメタラーの大好物であるチェンバロ、
ストリングス、チャーチオルガン
がクサいメロディーを奏で、
ブラストビートで爆走するサウンドはまさに絶品!!

まさに捨て曲無し!!全編にわたって悶絶チューンのオンパレード!!
とはいえ実際は似たり寄ったりの曲調が多く、それが気になる人はいるだろうな・・・。
個人的には聴きこんでいくうちに各曲の差が分かるようになっていき十分満足できたがな!
それと音質が悪いってのが欠点といえるが、個人的にはあまり気にならないレベル。


とにかくヴィジュアル系だからって聴かないのは損!思いっきりメタラー向けの音だ!
ちなみに巷ではドラムは打ち込みとか言われてるが、実際は人間が叩いてるらしい。



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満足度 95% お気に入り曲 全部






"NOCTURNAL OPERA"




1stで一部のメタラーの心を掴んだ様式美シンフォニック・ヴィジュアルメタルの2nd。


1stで聴くことの出来たハイクオリティーなサウンドはそのままに、さらにフィメールVoや
生のヴァイオリン
を取り入れ、曲調も疾走一辺倒ではなく、ミドルテンポ曲や
バラード
などを入れ、より幅広い音になったが、かといって散漫になることは無く、
一貫したカラーを保つことに成功。


当然のように捨て曲無しだが、特に気に入った曲は8曲目“The Prophet”だ。
壮大なイントロからデス声が厳かさを演出し、次の瞬間男女ツインVoが
これ以上無いほどにドラマティックな旋律を歌い上げる!!
もう全身の血液が逆流するかのような悶絶感を味わえたぞ!!
他にも絶品な楽曲がこれでもかというほど聴ける!いやぁ最高だ!!

今回とりあえずドラマーの姿が公開され、人間が叩いてると認識できるが
音質的には前作とほとんど変わらない・・・というか音質悪くなってるだろ!(笑)
前作もそうだがオーケストレーションの音色がMIDI丸出しの
チープ極まる音
なのもいただけ無い。同時期にBRIDE ADORNEDやSOUND HORIZONを
聴いていたので余計にそう感じる。マリスミゼルの4作目は生の弦楽隊や
合唱団を使っていた
し、次回作は生オーケストラを起用してもらいたいものだ。
そうするだけの価値はある音なので・・・

新たにモヒカンのギタリストをはじめ新メンバーが数人加わった模様だが、
ヴォーカリストが脱退してしまったようだ。いっそのこと次はヴォーカル全部
合唱団にしてみたら?セリオンみたいにさぁ。



最後に、値段3500円は高すぎ!!安くして!!



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満足度 96% お気に入り曲 全部。
特にNocturnal Romance、The Prophet、Shadows Tempie-X







"Beyond the Gate"




日本のヴィジュアル系様式美シンフォニックブラックメタルバンドのミニアルバム。


Gackt似の声質を持つシンガーJukaを始めメンバーが脱退し、オリジナルメンバーは
リーダーのManaのみという状況になり、前作から2年の間隔をあけてのリリースとなった。

新たに加わったシンガー、Sethは前任者と大きく変わることは無く、音楽性に合ったタイプで実力的にも
特に問題は無い。ところでこのシンガーの正体はAMADEUSのヴォーカルだった
SEIJIだという噂があった
のだが本当だろうか?声質は
もろにSEIJIっぽい
のだが・・・?音楽的にもMoi dix Moisと
AMADEUSは似たタイプ
だと言えるのでなおさら違和感はないのだろうな・・・。

本作のトラック数は7だが1曲目はインストだし収録時間はかなり短い。
最初はフルアルバムかと思っていたが実際はミニアルバムという扱いのようだ。
初回盤にはヴォーカル入りの曲がインストヴァージョンという触れ込みで入っているが
実際はただのカラオケヴァージョンだ。そして初回盤はミニアルバムのくせに
3000円
と相変わらず高い(笑)。

個人的に良かった点としては今回新機軸としてギターリフが多彩になったという事だ。
一部を除きパワーコードをかき鳴らしてるだけだった1st、部分的にリードプレイを聴かせるようになった2ndと、
回を重ねるごとにギターの出番が増えているわけだが、今作はメロデス張りの印象的な
リフ
が随所で聴け、メタルの持つ普遍的な魅力であるリフの良さというものを
再確認させてくれる。
6曲目がとくにいい例だといえるな。

ベース、ドラムが脱退した事によりそれらのパートは打ち込みになってしまっているのだが
なぜか前作より音質が良くなっている(笑)。まぁ打ち込みクサさはまだあるが・・・!
オーケストレーションも現代にあって異例の
ショボさ
だったこれまでに比べると幾分かマシに感じたな(笑)。

特に気に入ったのはこれまでどおりの方向性の曲である2、4、6だな。3曲目はインダストリアル色が
濃くて個人的にはいまいちだ。しかしフールズメイトのインタビューで読んだのだが
もしかしたら本作は全部3曲目のような感じになるかもしれなかった
らしい
な!危なかったぜ!もしそうなったら世間的にはどういう評価になるのか
知らんが少なくとも俺らクサメタラーにとっては大問題作になってただろうな!
ハロウィンのカメレオンみたいに・・・!それだけは勘弁してくれ(笑)。

しかしジャケがまたダサくなってしまったもんだ・・・!(笑)
以前はカッコよかったのになぁ・・・。


彼らのファンなら買ってみてもいいアルバムだが、初めてMoi dix Moisに触れる人には
以前のアルバムをオススメする。



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満足度 83% お気に入り曲 Eternally Beyond、Vain、unmoved







"Lamentful Miss"




日本のヴィジュアル系様式美シンフォニックブラックメタルバンドのシングル。


メンバーチェンジ後にリリースされた前作にあたるミニアルバムはまだベースと
ドラムがおらず打ち込みだった
がその後ライヴで追加メンバーが御披露目され、
本作はベース、ドラムも全て人間がプレイする生の音になった。

本作のタイトルチューンは俺が以前観たライヴで披露された新曲の内の1曲で、
あとは既存曲のアレンジヴァージョン、そしてヴォーカル無しの
カラオケヴァージョンが収録されている。

新曲“Lamentful Miss”はここ最近の、ギターリフにこだわるManaの方向性が
前面に打ち出された楽曲でシンフォサウンドはかなり押さえられ、そのかわり
メロデスに通じる雰囲気のリフが聴けるメタルチューンだ!
こういうスタイルで曲書いても様になるManaのセンスはやはり凄い。
メロディーも当然良いぞ!Sethのヴォーカルが前作よりもさらにGacktっぽく
なっている
のが笑える。

2曲目“Perish”は2nd収録のインダストリアル風チューンの再録だ。
意図的であろう、かなり篭ったプロダクションが沈み込むような
雰囲気を醸し出している。唸るベース、ドラムのタム回しが聴いてて心地よいな・・・。
ドラマーはライヴで観たが前任者よりも上手いぞ!

3曲目“foebidden”はアルバム未収録曲。たぶんシングル辺りに納められて
いたのだろう。この曲はチャーチオルガン、チェンバロが前面にわたって聴ける
Mana本来のスタイルを持つクサクサシンフォクラシカルチューンだ!
プロダクションが向上しかつてのようなチープさは無い!やはりこういう曲を
Manaにはもっと多くやって欲しいと思えるのは俺がクサメタラーだからだろう(笑)。
というか今のプロダクション、演奏で1st、2ndをリレコーディングして欲しいぞ!


本作を聴いて来年出るフルアルバムの期待が一気に高まったな・・・!どうやら以前のような
シンフォクラシカル主体に戻るらしいので非常に楽しみだ!!
ちなみに本シングルの値段は1500円と、ようやくまともな価格になったな(笑)。



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満足度 84% お気に入り曲 Lamentful Miss、foebidden







"DIXANADU"




日本のヴィジュアル系様式美シンフォニックブラックメタルバンドの3rdフルアルバム。


3作目のアルバムだと思われていた“Beyond the Gate”は実はミニアルバム
本作がとりあえず3作目のフルアルバムという事になる。
シングル“Lamentful Miss”でバンド体制になり第2期Moi dix Moisの
お披露目
となったわけだがそれに続く本作の方向性は事前に告知されていたとおり
原点回帰とでも言うか、1st、2ndの頃を思わせるクラシカル&シンフォニック路線
戻りつつも最近の彼らの特徴である80年代正統派メタル然とした
ギターリフに対するこだわりが感じられるアルバムに仕上がっている。

相変わらず音質は悪めでオーケストレーションもチープな打ち込みなのだが
楽曲の質は相変わらず高くMoi dix Moisらしいゴシカルさを持ったダークかつ
クラシカルでクサいメロディー
がバンバン聴ける!だが今回ギターリフに
こだわった反動なのか全体的に疾走感が落ちたように感じられたな・・・!
1stの頃はブラックメタル的な16分のトレモロリフとブラストビートが
主体
でこれでもかというほど爆走してたなぁ・・・。まぁバラエティー豊かになった
2nd
よりやや疾走曲が減ったって程度なのだがけっこう意見が分かれそうな部分だ。
2、3、11曲目は従来どおりの疾走チューンだぞ!

ちなみに今回シングルの“Lamentful Miss”以外にも過去の曲のアレンジ版
収録されており5曲目の“Last Temptation”と7曲目“neo pessimist”
それにあたる。前者は去年11月のライヴでも披露されており元々疾走曲だったのを
ミドルテンポに変えている。この事からも本作の方向性が窺えるだろう・・・!
後者は去年5月のライヴですでに披露されていたヴォーカルメロディーが違うヴァージョン。
やはりとっつき辛いな・・・!ギターが前面に出ているのは良い。
共に原曲のほうが良いが元々名曲なのでこのヴァージョンもまぁ悪くは無い。
8曲目“Xanadu”も5月、そして11月にも披露されていた曲で間奏でチャーチオルガン
フィーチャーされた大仰なバラード。11曲目“Lilac of Damnation”も11月にプレイされた
新曲でこれが本作中最も疾走しているキラーチューンだろう!


個人的には本作も捨て曲無しだが疾走感の減退、そして過去曲のアレンジが
微妙だったので1st、2ndには劣るな・・・!とはいえ以前のミニよりは格段に
よくなっている
のでアレで失望したクサメタラーも聴く価値はある!
値段は税込み3150円とようやく普通の価格になった(それでも洋楽と比べると高い)が
何故か今のところ本作、アマゾンで扱われておらん・・・!






満足度 90% お気に入り曲 全部。特に“Angelica”、
“Metaphysical”、“Lilac of Damnation”







"Europe Tour 2005 Invite to Immorality"




日本のヴィジュアル系シンフォニックブラックメタルバンドのヨーロッパツアーを収めたDVD。


フランスのシンフォニックブラックメタラー、ANOREXIA NERVOSAが
観に来ていた
と評判になったライヴだろう!彼らは日本のヴィジュアル系が好きらしいし、
Moi dix Moisとは音楽的にも共通点があるだけにな・・・!
そんなわけで本作はヨーロッパツアーの映像を収めたDVDで、マリスミゼル時代の雰囲気を微妙に残しつつも
一味違う、メタルスタイルにシフトチェンジしたManaを見ることが出来る。

さすがに音楽的にブラックメタルの影響が強いだけに、マリス時代のようにステージ上で
楽器を持たずに踊ったりするような事は無く
純粋に演奏を聴かせてくれる。
“Pessimiste”やシングル曲“Night breed”のようなデジタル音が中心のインダストリアル系の
曲でもギター等ちゃんと弾いていていいぞ。
今はすでに脱退したGackt声ヴォーカルのJuka、ギターの片割れでデス声も
担当するモヒカンが特徴のK、縁の下で安定したベースを聴かせる初期Xや
BUCK-TICKばりに髪を逆立てた
Kazuno、場末のゲイバーの
ママの如きルックス
とは裏腹にツーバス連打、ブラスト、タム回し等
高いテクを持つ
ドラマー、Tohruと個性的なメンバーが揃っている。
観客のノリも良く、終始ヘドバン、メロイックサインの連発メタルのライヴと
なんら変わらないノリ
なので観てて安心できる(笑)。

オーケストレーションにはテープを使っているものの爆走するドラム、時にツインリードで奏でられるフレージング、
激しい音像にあってきちんと聴き取れるベース等普通にメタルのノリで楽しめるので
彼らのファンなら満足できるだろうな!演奏面は問題無し。JukaのヴォーカルはさすがにGacktと
比べると弱く、安定感も無い
がまぁまぁ歌えてると思う。
ファルセットはやはり難しいのか失敗してたなぁ・・・。

収録曲は1st、2ndの曲からで2ndの曲は全てプレイしている。あとはシングル曲、この時点では未発表の
新曲などだ。新曲は3rd“Beyond the Gate”に収録されるメロデス風の
リフが印象的な“unmoved”だ。
曲は当然最高なので文句なしに楽しめた。
しかし客のノリも凄いなぁ・・・。バリバリのどヨーロッパ人
みんな「マナ様ーーーー!!」「マナサマーーーー!」
「Mana samaーーーーー!!」
叫ぶ様はまさに圧巻!(笑)

V系のライヴだがさすがに日本のように女ばっかりではなく、6:4くらいで男もそれなりにいるぞ!
おそらく普段はラプソなどのシンフォメタルを聴いている
メタラー
なのだろうな・・・!ただラストの“Pageant”のノリだけは
ついていけん・・・!
おそらくシングル曲だと思うが曲自体が彼らにしては珍しい
ポップな雰囲気、メロディーを持った曲だからだろうが、手を上に上げてリズムに
合わせて横に振る
のはどう見てもフツーのヴィジュアル系の
ノリ
で恥ずかしい(笑)。曲自体はやはりいいメロディーを持った良曲なんだがねぇ・・・。
もし俺がライヴに行ったとしてもこの振り付けだけはしたくねぇ〜!
やらなかったらバンギャに蹴られそうだが(笑)。

他にツアーのドキュメント映像も見れる。開演を待つファン達、カメラを向けられたら
メロイックで返してくれ、メタラーとしては好感が持てるな(笑)。
ただゴツイ欧州人がゴスロリファッションをするのは
なんだか違和感が・・・!(笑)
バンドメンバーも特にKがいい味を出してて
面白い
なぁ・・・。Manaはカメラが回ってると決してキャラを崩さず無表情、
無口を保ち続けている。
プロやね。

あとはツアーファイナルとなった渋谷AXの映像が見れる。金髪になったJuka、
珍しく白いレースを部分部分で纏ったメンバーの衣装が新鮮だな。



彼らのファンなら必ず楽しめるだろうし、彼らを知らない人も楽しめるであろう好ライブDVDだといえる!
ただ問題は値段が6500円とやや高めな事だろう・・・。どうして国産のDVDは
高いんだちくしょう!(怒)




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満足度 96% お気に入り曲 全部







"D+SECT"




日本のヴィジュアル系様式美シンフォニックブラックメタルバンドの4thフルアルバム。


前作“DIXANADU”よりおよそ3年以上待たされてようやくのリリースと相成った
元祖ヴィジュアル系シンフォニッククサメタルバンドの通算4作目のアルバムである!
ライヴこそちょくちょくやっていたため解散の心配は無かったが音源リリースの音沙汰が
一切無いこの間にシーンではVERSAILLES摩天楼オペラのような、さらなるメタルのスキル
携えた本格派のV系メタルバンドが台頭してきており元祖である彼等はすっかりお株を
奪われた感
があるも果たして本作で巻き返しが出来るだろうか!?

1曲目は大仰なオーケストレーションにこれまで無かったクワイアも登場し得意の
オルガン、語りが聴けるイントロで続く2曲目はこれまたこれまで無かったホーンが
大仰に飛び出し
そしてメタリックなリードギター、チェンバロ、ソプラノからブラストで
爆走!
VERSAILLES等には無いシンフォブラの質感を放ちやはり他のV系メロスピ勢とは
異なるチェンバロキラキラのシンフォニックブラックスタイルがいかにもMoi dix Moisらしい
独特の個性
を放っているな・・・!サビはキャッチーでクサくギターソロも登場!微かながら
スケール上昇系の速弾きも披露しギターソロ皆無の過去とは異なる姿勢を打ち出すぞ!
3曲目は雰囲気重視の重厚なイントロからチェンバロが舞いうねる電子音にクワイア、
ノリの良いバンドサウンド、加工されたヴォーカル、アグレッシヴな
シンガロング
インダストリアルメタル的な空気を出しつつもサビはやはりエレガントで
キャッチーなクサいメロディー
が顔を出し電子音とチェンバロ、さらにリードギターも聴けるぞ!
4曲目はヴォーカルで始まり大仰なバンドサウンド、シンセが盛り上がりギターが叙情的な
ハモリ
を披露しそして絶叫と共にブラストで疾走!ヴォーカルが入るとテンポは落ちるが
ツーバスは変わらず連打されシンガロングも登場しサビが例によってキャッチーだ!後半では
ソプラノも登場しドラマティックに盛り上がるのう・・・!5曲目はこれまたソプラノに
重厚なチャーチオルガン、クワイア系シンセがゴシカルなダークさを演出、チェンバロも登場し
重々しい雰囲気を放つスローなシンフォパワーバラード。部分的にテンポが上がりリードギターが
聴けそしてサビが例によって大仰なドラマティックさを持っておりキャッチーでクサいが
安っぽさが無いのが良いな・・・!ギターソロも聴け泣きのトーン重視で過去作では見せなかった
意外なテクも披露されるぞ!6曲目は大仰なチャーチオルガン、ヴォーカル、アトモスフェリックな
シンセで始まりバンドサウンド、オーケストレーションも登場、クサく泣くハモリギター
ベースが目立ちこれまたスローで大仰かつ淡々と展開する曲だ。1stの頃はただひたすらに
疾走する曲ばかりだったのが懐かしく感じられるな(笑)。7曲目はオーケストラ、クワイアが
重厚かつ大仰な盛り上がりを見せホーンも登場、まだチープさは濃いが昔と比べるとマシになったか!?
ダンスビートも登場しつつオペラVoも顔を出す繋ぎの曲で続く8曲目は過去曲の
リメイク
となっておりこれまたオルガン、クワイアで始まりチェンバロ、ヴォーカルが聴けトレモロと共に
疾走開始!
以前のリメイクと比べるとテンポもメロも同じで大きく変わった印象は無いがバックのアレンジは
さらに劇的さを増しておるな・・・!9曲目は大仰なイントロとはうって変わってヴォーカルが入ると
どこかライトでマイルドなロマンティックさを打ち出すメロディアスな曲で並のV系バンドだと
ただのセルアウトポップスになっちまいそうだが流石にそこはMoi dix Mois、ヨーロピアンな様式美の
感性
を失う事は決して無い!10曲目は重々しいオーケストレーション、バンドサウンドがダークな
重厚さ
を演出しクワイアというかシンガロングが儀式的なムードを醸し出す曲だ。11曲目はドラム、
ベースがいつになく目立ちギターリフもHR/HMのワイルドさを演出するノリの良いアップテンポチューン。
一部で微かに電子音も顔を出すがオーケストレーションに頼らないバンドサウンドで勝負しに来た
感のある曲でシンガロングも含めライヴで盛り上がりそうだな・・・!サビはやはりキャッチーで
ベースソロも聴けギターソロは完全にメタルのプレイでこれまで無かった意外な
テクを見せるぞ!
こういうプレイも出来たんだな彼等は・・・!12曲目はクワイアに始まりバンドサウンドも登場、
ギターが印象的なフレーズを弾き疾走、やはりリフが目立っておりサビは非常にドラマティックでクサいのう・・・!
13曲目はSE、語りにオルガン、クワイアがダークな教会音楽の雰囲気を醸し出すアウトロ的終曲。


これまでのようなシンセオーケストレーションにブラストビートがシンフォニックブラック
様相を醸し出しキラキラ舞うチェンバロ、チャーチオルガンといった得意の様式美楽器
多用するスタイルに加えさらにホーン、クワイア、ギターフレーズの充実といい意味での
新機軸を多数加え高品質の後続勢を迎え撃つ体制に入ったかのようなムードを醸し出し
結果元祖の矜持は十分以上に示す事が出来たと言える仕上がりになったと言えるのではなかろうか!?
各曲に個性があり違う方向を向きつつもヨーロピアン様式美スタイルを根底に携え軸がぶれる事は決して無い!
ブラックメタル要素はVERSAILLES摩天楼オペラにはないMoi dix Moisならではの持ち味だな。
奇しくも同時期にリリースされたSound Horizonの新譜と比べると圧倒的にこっちのほうがエクストリームで
メタリック
な内容に仕上がっており、かつてまだ非メタル畑でこういったクサいシンフォメタル要素
持ったバンドが今ほどいなかった頃一部のマニアッククサメタラーの間でこの両者が半ばキワモノ的な
扱いながらも話題になった
頃があったが今じゃ下手なメタルバンドよりも日本の非メタル畑の
バンドのほうがクサいメロディー聴かせる時代になった
もんなぁ・・・!彼等の功績かどうかは
知らんがクサメタラー、メロスパーにメタル以外のジャンルの存在を知らしめたバンドの一つとして
Sound Horizon、HAWAIIAN 6と並んでもっとリスペクトされてもいいだろう!




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