Madina Lake







"From Them Through Us to You"




アメリカ、イリノイ州シカゴ出身のエモコアバンドの1stアルバム。


双子であるヴォーカルのネイサン・レオンとベースのマシュー・レオンが中心となって結成され
ロードランナーより期待の新人として世に出てきたバンドで当時いささかハイプ気味の宣伝
目立っていたがそんじょそこらの売れ線バンドとは異なりしかとしたクオリティーが伴っている
言えよう・・・!音楽的には一切の奇をてらわないストレートな王道を行くスクリーモに近い
タイトなエモ
アップテンポで軽快なノリを見せつつもエモらしい湿った哀愁をしかと携え
メロディーはキャッチーさが強く部分部分で顔を出すピアノやアトモスフェリック風の
叙情パート
もセンスを感じさせ新人離れしたクオリティーを持っているぞ!

1曲目はピアノ、ストリングスが早速メロウでロマンティックな音を出したかと思いきや
すぐにエモ系のサウンドに突入し軽快でキャッチーなバンドサウンドが聴けるアップテンポ曲。
2曲目はどこか初期のMY CHEMICAL ROMANCEに通じる軽快で忙しなくも怪しいムードを持った
エモチューン
シャウト気味のシンガロングも聴けつつサビはテンポダウンし美メロ系の
展開
を見せピアノも中盤で顔を出すぞ。何気にギターソロもありメロディーをなぞるプレイを
披露しているな。3曲目も憂いを帯びつつアップテンポになるストレートな音作り
メロウなピアノパートの使い方も上手くセンスを感じさせるな・・・!4曲目はタイトな
ドラム
で展開しハモンド系の音色も登場し淡々としつつもやはり軽快さのある曲。後半で
絶叫シャウトも顔を出しその後はデジタルリズムも聴け怪しいムードが放たれるな。
5曲目はシンセ、電子音によるアトモスフェリックサウンドを上手い事混ぜ合わせた
特にキャッチーさの強い曲調エモらしい叙情性の発散も見事である!6曲目は軽快な中に
怪しく退廃したムードを感じさせる曲調で7曲目も怪しさを持っておりストリングスの
音色
もバックで登場し淡々とした暗さがあるもサビでバンドサウンドも顔を出し一気に
盛り上がりを見せるぞ!
8曲目はピアノ、ルーズなギター暗いムードを放ちベースラインはどこか
ニューウェイヴ風の要素も感じさせる淡々とした曲だがヴォーカルはキャッチーさがあるな。
ラストのピアノ、シンセも良いのう・・・!9曲目は本作中特にモダン寄りのへヴィなギターリフが聴け
打ち込みデジタルリズムも登場、全体的にやはりエモい叙情性重視のミドル曲でサビがこれまた良いな。
10曲目はハードなバンドサウンド、リフピアノが乗りヴォーカルと共に電子音リズム、
シンセ
が顔を出し静と動のメリハリがついたキャッチーな曲だ!11曲目はアコギ、ヴォーカル
聴けるバラード系の曲でバンドサウンドも登場、スローテンポで淡々とした曲調だな。
12曲目は怪しいミュートギター、ベースライン淡々としたヴォーカルが乗りモダン寄りの
へヴィな盛り上がり
を見せヴォーカルメロディーはキャッチーさを放ちつつスクリーモ然とした
絶叫シャウト
も顔を出しピアノもバックで聴けるぞ。


キャッチーな美メロ、軽快な中に湿った叙情性を携えたいかにもエモな哀愁、
スクリーモに近いタイトでハードロッキンなバンドサウンド
アトモスフェリック寄りの
シンセワーク
ツボを押さえた音作りで実にクオリティーは高くこの手の叙情エモ
求めるリスナーならばかなり気に入りそうだがこの時点ではまだこれといった個性は無くよくあるエモとして
埋没してしまいそうな危険性
も孕んでいるのう・・・!エモい中に軽快さを持った
アップテンポチューン、怪しさを携えたミドル曲、アトモスフェリック寄りの
メロウなスロー曲
等各曲の質は高く捨て曲が無いのも好印象なんで今後の課題は
やはりオリジナリティーの確立か!?




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満足度 80% お気に入り曲 In Another Life  Adalia  







"Attics of Eden"




アメリカ、イリノイ州シカゴ出身のエモコアバンドの2ndアルバム。


鳴り物入りでデビューしいささかハイプ気味の宣伝なれどそれに伴うクオリティー
評判となったエモバンドの2作目のアルバムである!音楽的には前作と比べて結構変わっており
前作がこれといった個性は無いものの憂い、湿った哀愁、叙情性をふんだんに含んだ
キャッチーでメロウな良質の美エモだったのに対し本作はダンサブルなノリの良さ、軽快さが
強くなっており
曲調も明るさを増しバンドサウンドはハードロック寄りのタイトさ、
音圧
を残しつつデジタルサウンドもより目立つようになってきているのが特徴である!

1曲目は早速ダンサブルでノリの良いバンドサウンド、シンセで幕を開け軽快に展開する
アップテンポ曲
で前作と異なり明るいムードが強いな。2曲目はなかなかにハードな
タイトさを持ったバンドサウンド
が聴けつつもデジタル系のシンセもバックで顔を
出しておりラップ風の早口パートもあり前作とは明らかにムードが異なるコーラスは
エモさが残っている
のう・・・!3曲目は前作に通じるちょいと怪しい陰りのある曲調でキャッチーさもあり
シンセ、ピアノもバックで聴けるがバンドサウンドはハードさがあるぞ。4曲目はもろに
ダンサブルなリズム
に加えラップ的な早口Voがまくしたてるがサビはスローになりちょいと
怪しげなムード
が出てくるか!?後半は前作に通じるアレンジラストのピアノが良いな。
5曲目はクリーンギター、デジタルリズムに始まり淡々としたムードを放つストレートな
エモチューン。
やはりこういう曲調のほうが個人的には好みだな・・・!6曲目は軽快なドラムに始まり明るい
ポップさ
を持ったヴォーカルも登場、その後はエモらしい憂いも感じさせる曲調になるがちょいと地味か!?
7曲目はエモい出だしとはうって変わって怪しいダンサブルさのあるヴォーカルが顔を出すも
その後はアップテンポになり軽快さが演出されるぞ!ラストは前作であったような
アトモスフェリック系のアレンジ申し訳程度に出てくるな。8曲目はストレートなロックサウンド
これまた軽快さを出し非常にキャッチーなムードが強いな。サビがダンサブルなのがどうにも
マッチしとらんか・・・!?9曲目はモダン寄りのラウドなギターリフが聴けその後は
アップテンポで軽快さを放ち明るさの目立つ曲調になるのう・・・!10曲目は
どこか怪しげなガレージ的ムードを感じさせるガチャガチャしたギターが聴けこれまた
ノリの良さがありヴォーカルは明るめのキャッチーさを出しているな。11曲目はパーカッシヴな
ドラム
にどこか暗さのあるムードが漂いシリアスさも強く他の曲とは明らかに
異なる空気
が漂っているぞ!シンセ、ストリングスも印象的だな・・・。12曲目は冷たいピアノで幕を開け
ノイジーなシンセが顔を出し怪しいムードが演出されるインスト。


デビュー作となった前作であれほど聴けた胸を締め付ける叙情、湿った憂いに満ちた
エモーショナルな曲調、アトモスフェリックなシンセ、ピアノ
が鳴りを潜めその代わりダンサブルな
ノリ
が強くなりシンセもそんな感じのデジタル音が目立つようになりリズムもダンス的な
軽快さ
がありメロディーもキャッチーさは残っているもののやはり前作のような哀愁ではなく
ポップなムードに方向転換しており個人的な好みからは外れてしまった感があるな・・・!
没個性だった前作を踏まえて個性を出そうと足掻いたはいいがそれによって
持ち味が無くなってしまったと言えるかも知れんのう・・・!




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満足度 70% お気に入り曲 Through The Pain  Never Walk Alone  Friends & Lovers







"World War V"




アメリカ、イリノイ州シカゴ出身のエモコアバンドの3rdアルバム。


ロードランナーより期待の新人としてハイプ気味の宣伝で一躍のし上がった若手エモバンド
ベーシストのマシュー・レオンが脳挫傷になり一時は非常に危険な状態にあったようだが
見事カムバックに成功、危機を乗り越えて作られたのが通算3作目のフルアルバムとなった本作で
デビュー作となった1st“From Them Through Us to You”は特にこれといった個性は無いものの
エモとして高水準湿り気、愁いを帯びた音作りに哀愁漂うキャッチーな美メロ
顔を出し冷たいピアノとシンセが適度にアトモスフェリックなムードを演出、新人とは思えぬ
ハイクオリティーなサウンドを聴かせてくれていたが続く2nd“Attics of Eden”は1stに
あれほどあった愁い、叙情性が減退ダンサブルで明るいノリが全体を支配しており少なくとも
個人的にはガッカリな1枚であった・・・!そして続く3作目の本作は方向性としては前作の
ダンサブルなムード
を踏襲した感じでバンドサウンドすらないモロにダンス系の打ち込み曲
収録されておりどうやら脱エモしこの方向性に活路を見出したようだ・・・!

1曲目はどこか怪しくもノリの良いバンドサウンド、うねるデジタルシンセが聴けリズムも
ダンサブルさを持っており前作を踏襲した感じだな。後半でコーラスやピアノが顔を出し
叙情的なアトモスフェリックパートも登場、1stの頃のムードも忘れてはいないか!?
2曲目はノイズ系のサウンドノリの良さを放ちつつも軽快なキャッチーさも持ち合わせた
デジタルエモになっているのう・・・!3曲目は打ち込みのように聴こえるスネアアコギ、
ルーズなギターが入り混じり
どこか気だるいムードを醸し出しつつサビはコーラスが
キャッチーさを放つ
ミドル曲。4曲目はミュート気味のギターエモさを放ちリズムは
軽快
だが曲調はしかとしたエモに仕上がっているぞ!5曲目はリズムからしてもろに
ダンス系
バンドサウンドではなくデジタルサウンドが前面に押し出されておりもはや
ロックですらない曲調になっちまっているな・・・!6曲目も打ち込みデジタルリズム
ダンス的ムードをプンプンに放ちサビはキャッチーさが強いぞ。7曲目はピコピコした
シンセ
がバックで目立ちつつも淡々としたムードが漂うミドル曲。8曲目はエモさが戻り
ギターフレーズ、ヴォーカルラインに湿ったピアノ、アトモスフェリック系のシンセが
バックを彩り
サビはキャッチーさがあり派手さは無い浮遊感があるな・・・!
9曲目はモロにトランスなシンセが登場しヴォーカルは間の抜けたようなポップさを
放っており
まるでアメリカの児童番組でありそうなムードが漂っておる!(爆)
10曲目はへヴィというわけではないが荒々しいギターで始まるもその後は明るいポップさが出てくるな。
バックのコーラス等一応はエモさも残っているか!?11曲目はアコギのストロークやシンセ
穏やかさを漂わせるポップな曲。後半でラップも顔を出すぞ。12曲目はアトモスフェリックな
浮遊感漂う雰囲気系シンセ、加工ドラム
にヴォーカルが乗りギターが盛り上がりを見せる曲。
その後シークレットトラックが収録されており怪しげなベースライン、ドラム、ギターが聴け
そしてモダンなノリを見せへヴィリフも登場、あくまでもおまけだがメタラー視点での印象は
本作で一番良かったりする(爆)。



前作で聴けた明るめのエモコアダンサブルなデジタルサウンドを取り入れたスタイルを
踏襲した仕上がりで湿った憂いを感じさせる叙情エモチューンや1stであったような
美麗アトモスフェリック要素も一部残ってはいるが完全にデジタル音で構成された
ダンスナンバー
もありすっかりダンサブルなデジタルロックになった感があるな・・・!
曲調がなかなかに幅広くダンス系からストレートなエモ、穏やかなポップ曲様々なスタイルの
アレンジが顔を出し
メロディーがキャッチーで取っ付き易さ抜群なのは良いがそれも
哀愁系ではなく明るいポップ系の方向を向いており1stが好きだったリスナー
とってはもうジャンルは全く異なるがBLOOD STAIN CHILDと同様のバンドだろう・・・!




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満足度 72% お気に入り曲 Hey Superstar  What it is to Wonder







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