MYRKUR







"Mareridt"




デンマーク出身の女性ブラックメタルミュージシャンによる2ndアルバム。


ニューヨークを拠点に活動する、デンマーク出身の女性マルチプレイヤーによる
ソロ的なプロジェクトで、過去作が局地的に話題になったらしく、その音楽性は
「ENYAがブラックメタルをやったらこうなる」等と称される独特な世界観を持っており、
ノイジーでシャリシャリしたトレモロ、ブラストに絶叫はブラックメタルのそれだが、
女性クリーンVo
が大半を占めており、ソプラノでソフトに歌い上げるパートが多く
アトモスフェリック、アンビエント要素やケルティックな民謡、
民族ムード
も目立ち、ブラックメタルでありながらアグレッション以上に
穏やかな幻想的雰囲気が強く、かつて話題になった日本の夢中夢から
ナード臭さを払拭したような感じだろうか!?

1曲目はアンビエントなムード漂う中怪しげなソプラノスキャットが聴けるが、
2曲目はブラックメタルらしいノイジーなギター、ブラスト絶叫Voが乗りつつ
ソプラノも登場、空間的な叙情性があり、民謡風のヴァイオリンも顔を出すぞ。
3曲目は気だるく怪しいリフ、Voが聴け、4曲目は再びヴァイオリンが登場、
アンビエント感がかなり強く美しいムードを放っているな・・・!5曲目はノイジーなギターに
可憐なソプラノが乗り、疾走はしないがブラックメタル要素も見られ、それでいてやはり
幻想的な叙情性が漂っているぞ!6曲目はこれまた民謡的な牧歌性が強く、可憐な
女性Voにヴァイオリン
が登場、7曲目はノイジーな気だるさの強いスロー曲で、
8曲目はこれまたノイジーだが、民族的なコーラスワークも顔を出し絶叫も聴けるぞ。
9曲目もアンビエント色濃い穏やかな曲。10曲目は民謡丸出しなヴァイオリン
メインのインストで、11曲目は民謡コーラスに子供の語りが乗る雰囲気重視のアウトロだな。


アンビエント、アトモスフェリックかつ独特の幻想ムードがあり、
意識高い系の鼻に付く連中必要以上にヨイショしそうな感じではあるが、
民謡的なクサさもあり意識低いクサメタラー系でも楽しめそうな要素が
あるだろうか!?一応はブラックメタルではあるが、あまりそういう過激さは無く、
ここ最近認知度を上げて来たシューゲイザー、アトモスフェリックブラック
流れを汲んでいるものの、それらよりもブラックメタル要素は薄く、むしろ音の汚いメタルパートが
不要
に思える程民謡パート、アンビエント感が本格的で、そこにメタリックさとの
格差が生じており、
あまりブラックメタルとヒーリングの融合という
感じになっていない
のが惜しいだろうか!?




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