MINIMUM VITAL







"Pavanes"




フランス出身のシンフォニックプログレバンドによる7thアルバム。


マルチプレイヤーであるJean-Luc、ThierryのPayssan兄弟によって80年代
結成されたベテランの古株で、フレンチプログレを代表するバンドの
一つとされているらしい・・・!
活動途中に別名義であるVITAL DUOを名乗り
異なる音楽性を模索した経歴もあり、最初期はシンフォニックロックだったが
次第にトラッド、チェンバーロック要素を取り込むようになったようで、本作は
2015年リリースの通産7作目のアルバムである。2枚組の大作となっており
プログレと言えばプログレなんだが、70年代ハードロック風の軽快さがあったり
カントリー、フォーク要素があったり、ミニマル的なシンセがあったりと
ノリの良さを見せつつも緻密なアレンジ知的さを感じさせる、
独創的でクオリティーの高いサウンドを聴かせてくれるな・・・!

1曲目は意外にも70年代ハードロック的なシンセ、バンドサウンド
軽快なノリの良さを見せるアップテンポで、かなり賑やかな印象がありつつも
叙情的なアコギ(ガットギター?)が登場、カントリーフォーク、民族音楽
要素も強く、2曲目は牧歌的な空気を漂わせたマイルドなフォークロックだな。
3曲目はアコギが軽快なフォーク感を演出、民族的なVoも顔を出し4曲目は中世的な
ファンタジー牧歌ムード
を醸し出すオルガン主体のクサい曲だ。5曲目はそこそこ
ハードな印象がありつつやはり軽快で明るく、6曲目はマーチング調のリズムに牧歌的で
コミカルなシンセ
が乗り、ある意味ダサい(爆)感じで戦場SEも登場、途中で唐突に
怪しくなり戦争を皮肉っているのだろうか!?7曲目は中東風味漂うエキゾチックな
叙情性
が見られ、8曲目はストリングスクラシカルさを演出、後半はシンセが
スペイシーさを放つぞ。9曲目は民族的なフィーリングを内包したアコギが軽快さを見せており、
後半はギターソロ、オルガン民族コーラス、フルートも登場する
8分の長尺だな。10曲目もマイルドかつ軽快な民族音楽風である。

2枚目の1曲目はアコギ、ムーグで幕を開け、ハードなギターもなかなかに目立ち
エキゾチックさも見られるな・・・!2曲目はアコギ主体で民族的な明るさがあり、
3曲目はパーカッシヴな曲調で、民族系でもラテン、南国な印象が強いだろうか!?
後半はサックスソロアダルト感を演出、泣きのギターソロ
コーラスも聴けるぞ。4曲目はアコギ、ハモンドクラシカルに絡む
穏やかな8分の曲。5曲目はクリーントーンの細かいギターシンセが聴ける、
プログレ要素がなかなかに感じられるテクニカル路線の曲調となり、途中で
パーカッションも登場、6曲目もそのままパーカッションが聴けつつギターやシンセ、
トランペット
も顔を出し、7曲目はオルガン、細かいギターコーラスが目立った
これまたマイルドで牧歌的なプログレだな。8曲目もパーカッション、アコギが
南国ムードを漂わせており、9曲目はスパニッシュ系のアコギが聴けるぞ。


フォーク、トラッドからハードロック、クラシック、中世音楽等の
要素をごちゃ混ぜにしつつ軽快なノリ、緻密なアレンジで一気に聴かせる
センスあるバンドで、稀にVoも顔を出すが基本的にはインストとなっており
プログレと言えばプログレだが、似ているバンドがあまり思い付かない
個性あるサウンドを聴かせてくれるな・・・!とは言えやはり2枚組は
曲多過ぎ
な印象があり、ロック要素の強い1枚目はまだ聴き通せるんだが、
2枚目はアコースティック寄りで、後半はパーカッシヴなラテン、
南国風のマイルドな曲
ばかりになってしまい激しくダレるなぁ・・・!
1枚目だけだったらそれなりに高評価になっていたやも知れぬ・・・!




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満足度 75% お気に入り曲 Javary & Montago  La Pavane  Maria Flies
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