MEGADETH







"The System Has Failed"




デイヴ・ムスティン率いる超有名スラッシュメタルバンドの10thアルバム。


スラッシュメタルを代表する四天王と呼ばれるバンドの中でも
特に知的最も異質な、疾走感、攻撃性
よりもテクニカルさ、タイトさ、リフとリズムのコンビネーション、
シリアスさ
を重視したインテレクチュアルスラッシュMEGADETH
復活を告げるターニングポイントとなった1枚だ!
本作を制作している時点でMEGADETHは解散状態にあり
ムステインのソロ名義で出す予定だったという曰くつきの
アルバムだが本作で往年のファンが求めていた方向性にかなり
立ち戻り、皆大好きだったあのMEGADETHが帰ってきたと喝采を上げた
非常に重要なアルバムでもある!

スラッシュメタルの畑で語られる大物ながら音楽的には
複雑で機械的なリズム、テクニカルなプレイがそこかしこで
聴けプログレッシヴではないのだがそれに通じる知的な
素養
を感じさせつつもどちらかと言えば正統派メタルに
近い雰囲気が濃く、
疾走チューンもあるがよくあるスラッシュメタルの
ような極端な2ビートではなくあくまでも王道のメタルの
範囲内でのアップテンポ
である!パワフルな押しで攻める
リフ、リズムからは若干のへヴィさを保ちつつもやはり
全体的に正統派に近いノリだな。攻撃性や疾走感を求める
リズナーには不向きだろうが変化球を投げるタイプの
捻くれ加減を魅せつつも正統派を貫くクレバーなメタルである!


スラッシュメタルというとまさにヤスリでザクザク刻むような
リフで爆走しまくりヴォーカルはパンクの流れを汲む稚拙さを隠す(爆)
吐き捨てスタイル
が王道なのだがスラッシュ四天王と呼ばれた
バンドをそれぞれ比較しても各々が異なる方向性を向いており
スラッシュメタルという一見狭そうなサブジャンルの中でも
実に多用な試みが行われているのだ!生粋のスラッシャーよりも
正統派メタルを愛する王道のメタラー向けであろうな!




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満足度 81% お気に入り曲 Blackmail The Univers、
Kick The Chair、Back In The Day







"United Abominations"




デイヴ・ムスティン率いる超有名スラッシュメタルバンドの11thアルバム。


スラッシュ四天王としてスラッシュメタルを代表する
大物バンドでありながら疾走感、アグレッションよりも
複雑な曲展開ギターリフ、リズムに重きを置いた他のバンドには無い
インテレクチュアルなスタイルを持ち味としておりスラッシュと
いうよりは正統派メタルの括りで語られてもいいバンドかも
知れんのう・・・!途中方向性が半端に変わりファンを落胆させた時期も
あったがここ最近は程よくパワフルになりつつ再び知的な
アレンジ
を聴かせてくれるようになり決してメロディアス
言えるわけでは無いがリフやリードギター等にフックを持たせており
疾走感やメロディーの良さよりトリッキーな展開、練られたリフ、
リズム面での巧みさ
を求めるメタラーにアピールする作風に
なっているな!かつてマーティー・フリードマンが在籍していた頃の
ような泣きのソロは無いが非常にタイトで複雑なリズムを一糸乱れず
キープし続けるバンドの高度な技術が聴き所である!上手くは無いが
あまり吐き捨てるタイプではないムステインの
ヴォーカルも味があって良いな(笑)。3曲目では泣きのギター
聴け5曲目のイントロは実にドラマティックでまるでJUDAS PRIESTみたいだ(爆)。
7曲目のギターソロによるバトルもテクニカルプログレ化しすぎず
それでいて知的さがプンプン溢れ出ておりリズムもまたメカニカルだな。
10曲目はドラマティックかつ重々しい曲調だがギターソロパートは
本作中最も疾走しておりスラッシュメタルの名残を感じさせてくれるか!?
11曲目も非常に劇的で大仰なギターが聴け疾走感もありソロも
テクニカルで迫り来るリズムの迫力も聴き所だ!


上記したよう決してメロディアスではないのだがギターリフや
ベース、ドラム等リズムの練りこみがやはり凄まじくギターソロも
テクニカルかつ構築されたフレーズを弾いており
メロスピのクサさ、疾走感だったりデスメタル等の
攻撃性、へヴィさ
を求めるリスナーには不向きだろうが
リフとリズムでグイグイ押す正統派メタルの魅力
理解できる人間ほど本作を楽しむ事が出来るだろう!




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満足度 80% お気に入り曲 Washington Is Next!、
Never Walk Alone...A Call To Arms、Play For Blood、
You're Dead、Burnt Ice







"Endgame"




デイヴ・ムスティン率いる超有名スラッシュメタルバンドの12thアルバム。


かつてLOUD PARK06にヘッドライナーとして出演し
そして今年(2009年)再びLOUD PARKに参戦する事が
決定している超大物インテレクチュアルスラッシュ
新作アルバムである!一時はムステインの腕の故障を理由に
活動停止(解散)していたが再び活動再開しここ最近は
コンスタントにアルバムをリリース、本作は再始動MEGADETHとして
最高傑作を出してきたと早くも評判の高いアルバムだが
それも頷ける充実のアルバムに仕上がっているぞ!
最古参スラッシュバンドとしてもはやベテラン中の
ベテラン
でムステインももう若くは無いのだが若いバンドに
引けをとらないアグレッシブさを持ちつつもそれと同時に
円熟したベテランの凄み、風格をも持ち合わせた稀有な1枚と
言えるだろう!相変わらずリフが充実しておるわい!

1曲目からいきなりのインストでギターソロが縦横無尽に
駆け巡り
2曲目はスラッシュメタルらしい疾走感を持った
MEGADETHにしては珍しいかなりファストな曲調だ!
ギターソロは勿論、リフやドラム等リズムのカッコよさも
折り紙付き
である!3曲目はベースがかなり唸りまくり
緊張感に満ちたシリアスなミドルテンポの曲調で
ギターフレーズは正統派メタル色が濃いな。ノイジーな
イントロで始まる4曲目はノリの良さを感じさせつつも
ギターリフの切れ味が凄まじい疾走チューンだ!
ギターソロバトルも熱く聴き所である!6曲目のギターソロは
泣きメロ重視のフレーズを見せておりテクニカルな本作の中で
アクセントとなっているな。前半はミドルテンポだが後半で
疾走を開始
しソロも速弾き主体となるぞ!8曲目はアコギ、
シンセ
で始まり相変わらずのふてぶてしさを持つ
昔よりは上手くなったムステインの淡々としたヴォーカルが
聴けバンドサウンドが登場、意外な事にシンセがシンフォニックな
アレンジ
で使われており珍しいのう!9曲目は出だしから
ギターソロが聴けスラッシーに疾走するアグレッシヴな曲だ!


再結成バンドの多くが黄金期を越えることが出来ず
悪くは無く良くも無いアルバムしか出せないケースが大半を占めるのに対し
MEGADETHは決してそうはならず成長した所を見せつつも
己の本分を見失うこと無く質の高いアルバムを出してくれる!
MEGADETHのMEGADETHたる所以であるリフ、リズムの巧みさ、
テクニカルなギターソロ
等ツボを見事に押さえておるわい!
前2作でスラッシーさの無さが気になったスラッシャーも
本作は楽しめるんじゃなかろうか!?




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満足度 84% お気に入り曲 This Day We Fight!、1,320、
Head Crusher







"Th1rt3en"




デイヴ・ムスティン率いる超有名スラッシュメタルバンドの13thアルバム。


長い活動の中で何気に今が最も安定した感のあるベテランバンドによる通算13作目
フルアルバムである!知的なスラッシュという事でスラッシュメタルらしからぬ
ミドルテンポ曲がメイン
だがここ最近やけにクオリティーを上げてきており前作
“Endgame”過去最高峰のスキルとセンスを持ったギターの相棒を得た事もあり
過去の名盤を越えられないベテランバンドが当たり前な中ここに来てバンド最高傑作との
評価も高かった・・・!
続く本作も高い評価を得られるのだろうか!?

1曲目は早速のシリアスなムード漂う出だしでギターがテクニカルに弾き倒し
緊迫感漂うリズム
が聴けミドルテンポで展開、ムステインのヴォーカルは相変わらず
ふてぶてしい独自性を見せ
バッキングがなかなかにドラマティックじゃのう・・・!
ギターソロも聴き所だ!2曲目はギターが目立ちつつノリの良さも見せるアップテンポ曲で
やはりギターソロがエモーショナルかつテクニカルで見事な構築を見せておる!3曲目も
ワイルドなムードを醸し出すアップテンポ曲で全体的にギターが目立っているな。
4曲目はミドル〜スローテンポロックンロール的なノリを醸し出しリフはどこか
ブルージーなムードも感じさせるか!?ギターソロはエキゾチックなフレーズ
弾いておりエモーショナルに泣かせるタッチも流石だな。5曲目もどこかワイルドな
ロックンロール的ダーティーさ
を見せつつもバンドサウンドは機械的なタイトさを放つ
ミドル曲。
6曲目は淡々とした静けさの中に緊迫感を放ちモダンさのあるズンズンした
ギターが登場、
そして切れのある16分刻みがフェードインし爆走こそしないものの
アップテンポでアグレッシヴなノリを放つぞ!リフがワイルドかつ変態的でギターソロも
切れのあるフラッシーさを見せておる!7曲目はミドルテンポで正統派の雰囲気を醸し出すも
ヴォーカルが入るとリズムは奇妙になりバッキングもクリーンにリードギターが
怪しい雰囲気
を見せるのう・・・!そして後半はいきなり疾走!リズムのキレ、強引なまでの変態性は
まさしくMEGADETH!
そのまま続くギターソロも熱いぞ!8曲目はタイトさを見せギターが
アーミングで唸るアップテンポチューン
でノリの良さがあるな。後半は強引なリズムチェンジ
スローになりへヴィな印象を見せるがその後は疾走だ!9曲目はピロピロギターで幕を開けつつ
リズムは淡々とした感じアメリカンな明るさもありサビはキャッチーだな。10曲目は
ノリの良いアップテンポでリフはワイルドさを見せ全体的に判り易い曲調
なっているな。11曲目はクリーンギターの上でエモーショナルな泣きのギター
メロディアスさを見せる哀愁漂うバラードと思わせておいて途中からへヴィリフ
ズンズンと顔を出しスローでモダンなムードも醸し出すのう・・・!12曲目はミドルテンポ無愛想な
へヴィさ
を見せどこかMETALLICAに通じる空気を放ちムステインの歌い回しも
気持ちそんな感じ
だな・・・!サビなんか特に近いのう!13曲目はエモーショナルな
リードギター
で幕を開けクリーンギターというかアコギが聴けるメロウなバラード系の曲。
バンドサウンドも退廃的な哀愁を帯びており無骨ながら叙情性を感じさせるのう・・・!


どうやら本作の収録曲は純粋な新曲ではなく過去のデモ曲を録り直したりネット配信された曲を
寄せ集めたもの
らしいがそれでも楽曲の粒は揃っておりスラッシュメタル然とした疾走感
薄いがノリの良いテクニカルな正統派メタルと思って聴いたほうが楽しめるだろうな・・・!
本作は特にギターが目立っている印象があり2本のギターがテクニカルでありつつ
エモーショナルに絡み合うソロ
は勿論、リフよりもバックのリードギターや弾き倒される
オブリ等がインパクトを放つアレンジ
になっておりギターアルバムと言ってしまっても
良さそうな勢い
を見せておる!かといって勿論イングヴェイのように必要以上に自己主張し
クドくなってしまっている
訳ではなくギターキッズが学べる1枚になっていると言えよう!




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満足度 80% お気に入り曲 Public Enemy No. 1  Whose Life (Is It Anyways?)
Never Dead  New World Order







"Super Collider"




デイヴ・ムスティン率いる超有名スラッシュメタルバンドの14thアルバム。


長く活動すればする程マンネリ化したり衰えてきたりするベテランバンドが多い中、
近年も変わらず高い評価を受ける数少ない大御所である!前々作でバンド史上最高の
テクニックを持ったギタリスト、クリス・ブロデリック
が加入しそれを受けてか
アルバムのクオリティーも全盛期並に戻ったと評判になった・・・!そして本作、
前評判だと何やらポップになったとか騒がれておりアルバム出る前から賛否両論
真っ二つに分かれておる!
果たしてどんな出来になったのであろうか・・・!?

1曲目はノリの良さ切れ味の双方を見せるワイルドなリフ、リズムが聴ける
アップテンポチューン
で、どこかBLACK SABBATHの曲でありそうなムード
放ちつつもギターソロは細かくテクニカルじゃのう・・・!2曲目は淡々とした
テンポ
でどこかブルージーと言えそうなアーシーさを醸し出す気だるいスロー曲。
ギターソロは短いながらもバリバリに弾き倒しておるわい!3曲目はいきなりの
流麗なギターソロ
に始まり緊迫感あるムードを放つもブリッジ以降はブルージーな
ロックンロール風のワイルドさ
を見せておるな。4曲目もまたワイルドなノリを
見せ付ける豪快なロックンロール風スラッシュ
で、リフがやたらと好戦的である!
中盤の怪しげな低音コーラスが面白いのう・・・!5曲目は淡々としつつもやはり
シリアスさのあるミドル曲
で、テクニカルさ満点のギターソロがやはり大きな
聴き所だな。
6曲目はチェロの音色で幕を開け淡々としたリフ、語りのような
ヴォーカル
が聴ける怪しげなミドル曲になるが途中でテンポアップするパートも
あるぞ!
後半はテクニカルさ満点のリフが顔を出し曲展開の変態っ振りは
本作中1番か!?
7曲目はベースで幕を開け怪しげな淡々としたムードを醸し出す
スロー曲で、8曲目はバンジョーの音色怪しいヴァイオリンが顔を出し
MEGADETHらしからぬ胡散臭さを演出、これまた気だるいアーシーなブルージーさを
見せつつもバンジョーの影響かカントリーライクなメタルになっておるのう・・・!
9曲目も淡々としたミドル曲だが相当にアメリカンなポップさが目立っており
サビなんかLAメタルと言うかアリーナロック風である!10曲目はやけに枯れ果てた
場末のブルース的な出だし
から攻撃的なリフ、リズムが聴ける重厚でパワフルな曲になるぞ!
サビはこれまたキャッチーさがあるな・・・!11曲目はTHIN LIZZYのカヴァーで、本編の曲と比べて
違和感を感じさせないノリの良いワイルドな仕上がりを見せておる!以降はボーナストラックで、12曲目はこれまた
キャッチーなノリの良さを感じさせるアメリカンロック風の曲で、13曲目は哀愁を放つ
サックス
の音色が夕日を脳裏に浮かばせるリフ、リズムは退廃的なスローチューンだが
途中からテンポアップするぞ!14曲目は過去曲“Countdown To Extinction”ライヴテイクである。


全体的にポップになったと言うよりはどこかロックンロール的なワイルドな
ノリの良さ
を見せるようになった感があり、賛否分かれているようだがやはり
MEGADETHらしさはしかと残されておる!まぁムステインが憎憎しい声で
歌っていればどう足掻いてもMEGADETHになる
だろうし、テクニカルで知的な
リフやソロ
もやはりMEGADETHらしさを感じさせてくれるな・・・!ただ今回
全体的にシンプルと言うか、小粒に纏まっている印象はありギターソロもそこまで
長々と弾きまくっている
訳では無く疾走感や変態的な要素も薄いんで
そこで好みが分かれるかも知れんなぁ・・・!




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満足度 77% お気に入り曲 Kingmaker  Burn!  Built for War
Dance in the Rain  Don't Turn Your Back...







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