MAGMA







"LIVE"




フランス出身のプログレ/ジャズロックバンドのライヴアルバム。


ユーロロックファンの間では定番とも言うべき存在のバンドの一つで、
ヴァイオリン、キーボードはあるもシンフォニックではなく
テクニカルでフリーキーなジャズロックのスタイルを持っており、
流石にそういうバンドだけあってインプロヴィゼーション
発展させた作風を存分に発揮できるライヴこそ真の持ち味を
発揮できるのか本作は75年に収録されたライヴアルバムにして
他の音源を差し置いて彼等の代表作とされているのだ!

音楽的にはKING CRIMSONを引き合いに出されるスタイルで
シンセ、メロトロンメインでポップさ、メロディアスさ
意外と目立つ当時のプログレバンドとは違い荒々しく凶暴で
狂った部分を垣間見せるヘヴィなジャズロック
を基調とし、
暴れ倒すドラム、フリーキーでイカれたフレーズを繰り出すヴァイオリン、
ブリブリと唸る速弾きを見せるベース、粗暴で荒っぽいギター、
オペラティックさ
もあるやけに朗々としたヴォーカル、コーラス
渾然一体となり、音だけ聴くと埃っぽい70年代ハードロック要素も感じられるが
フレージング、曲展開はまさしくインプロ主体のジャズロック
他ならない!スペイシーなシンセやアトモスフェリックなパートも
顔を出しジャンル問わず先進的なサウンドを出すバンド、ミュージシャンに
多大な影響を与えていそうな音を聴かせてくれるぞ!歌詞も非常に
狂っており
何とコバイア語と称される彼等が独自に編み出した
言語
によって歌われている!のちに志方あきこも取り入れる技法じゃのう(笑)。


もし今の時代に出てきたバンドだったらデスコアカオティックコア
エクストリームメタルの方向に進んでいそうな重い雰囲気があるが
やはり時代を感じさせる70年代特有の荒っぽさ、野暮ったさが
マッチしている
と言えるのう・・・!大作志向で1曲目は31分もあり
5曲目も18分以上ある!一応はライヴアルバムなんだが歓声とか
盛り上がりがまったく無い辺りはいかにもプログレバンドじゃのう・・・!
みんな座って静かに聴いとるんだろな(笑)。古い音ではあるが現代
カオティック/エクストリームメタル
あるいはポストロック、マスロック
通じる部分があり一歩先に進みたい、ニュータイプになりたいサマソニ系キッズ
意外と楽しめるかも知れんな!ただメロディーは殆ど無いに等しいので
美メロ、クサメロを求めるリスナーにはとてもオススメ出来んが・・・。




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満足度 74% お気に入り曲 Kohntahk,Pts.1-2、Hhai、Mekanik Zain







"Felicite Thosz"




フランス出身のプログレ/ジャズロックバンドによる11thアルバム。


独自に編み出した言語であるコバイア語の歌詞で歌われる、フランスを代表する
大御所バンドで、70年代から活動する大ベテランであり今も現役、
近年も精力的に活動しており、2010年には何とこの手の芸術音楽とは無縁も甚だしい
チャラ系夏フェスの代表各、フジロックにも出演、クスリセックスしか頭にない
ウェイでアゲアゲなパリピどもワル気取りがイケてると勘違いする
ラウド系イキリ小僧どもに彼等の高度な世界観が理解出来たのかのだろうか!?
それはともかく本作は2012年にリリースされたおそらく11作目で、
ライヴ盤等を含めればもっと多くの音源が存在している。音楽的には怪しく
胡散臭くも高度な技巧
を見せるジャズロックが基本で、それでいてクワイア等が
クラシカルなメロウさ、叙情性も演出し怪しくも穏やかな面があるな・・・!

1曲目から10曲目までが1つの組曲形式による大作で、怪しい混声クワイア、
ピアノ
で幕を開け、数トラックこの流れが続くが次第に胡散臭さを増していき
それでいて優しい雰囲気もあるな・・・!6曲目はピアノがメインとなり美麗さが見られ、
その後はこれまたクワイアが目立ち、怪しくも神秘的な空気を醸し出すぞ。
9曲目はシアトリカルで胡散臭い男Voが軽快なリズムの上で歌い上げており、
ファルセットがまた相当に怪しいのう・・・!11曲目は独立した
一つの曲で、フィメールコーラス、笛がメルヘンチックなファンタジックさ
演出しつつもやはり怪しいな。


MAGMAと言えばもっとダークで胡散臭くも複雑で難解なイメージがあるが、
本作は大半のパートが混声クワイアフィメールVoで構成された、穏やかな
雰囲気
すら漂わせるメロウな叙情派プログレ要素が前面に押し出されており、
メロディー重視のプログレッシャーは勿論、MAGMAを初めて聴く
初心者
にも優しく判り易い1枚だろうか!?その分激しさや
変態性
は薄く、コアなマニアには物足りないかも知れんが・・・!




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満足度 77% お気に入り曲 Ekmah  Elss  Dzoi  Tsai!
Les Hommes Sont Venus







"Slag Tanz"




フランス出身のプログレ/ジャズロックバンドによる13thアルバム。


架空言語で怪しく歌い上げられる、複雑で難解、怪しく胡散臭くも
同時にクラシカルでファンタジックな叙情性も併せ持ったフランスの
大ベテラン、大御所バンド
による2015年リリースのアルバムで、
通産12作目と思われる前作はどうやら過去のアルバムの楽曲を
リレコーディング
したリメイクアルバムという立ち位置のようで、
本作は純粋に新曲で構成されているんだが、30分に満たない組曲
1曲のみ収録された、フルアルバムと言うよりはミニアルバム、EPに
近いポジション
だな・・・!


メルヘンチックファンタジックだった前々作“Felicite Thosz”とは大きく異なり、
怪しさ重視のバンドサウンド、男Voが主体のジャズロック寄りなサウンドで
展開しており、それでいて“Felicite Thosz”で見られた混声クワイアもしかとあり
フランスらしい高貴な優雅さも感じられ、ただ怪しく胡散臭いだけでは無い個性があり、
そこがベテラン、大御所たる所以だろうか!?“Felicite Thosz”と比べると
ジャズロック寄りになった分テクニカルさも増強され、怪しく胡散臭く個性的ながら
よりプログレらしい音に仕上がっていると言えなくも無いな。




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満足度 76% お気に入り曲 Slag  Vers La Nuit  Slag Tanz







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