LUCA TURILLI'S RHAPSODY







"Ascending To Infinity"




元RHAPSODY OF FIREの中心人物ルカ・トゥリッリによる1stアルバム。


OF FIREが付いてからは微妙になりつつもかつてRHAPSODYにおいて数多くの名曲、
名盤
を世に放ってきたシンフォニックメタルのパイオニア、ルカ・トゥリッリ
バンドを脱退してからリリースした初のフルアルバムである!バンド在籍中にも
ソロ名義でアルバムを何枚かリリース、1st、2ndの方向性はRHAPSODYとほぼ同一
我々を楽しませてくれたが3rdはオーケストラがメインとなり疾走感、メタル要素が
著しく減退してしまった・・・!
だが本作ではまるでルーツに回帰するかのような
クラシカルでドラマティックなシンフォニックメタルスタイル
となっておりRHAPSODYと
大差無い仕上がり
を見せておる!ヴォーカルはコピバン上がりの初期HELLOWEENフォロワー
TRICK OR TREATのアレッサンドロ・コンティ
B級バンドのフロントマンと侮る無かれ、
これがかなりの頑張りを見せておりファビオと比べると流石に線は細い高音
健闘しておりオペラティックな朗々とした歌い回しも部分的に披露、違和感が
あまり無い
のは大したものである!

1曲目はエキゾチックなムード漂う出だしからデジタルサウンドが登場!いつもの
RHAPSODY的なイントロとは遠くかけ離れておりイヤな予感がするもその後は語りに
クワイア、ホーン系オーケストレーション
が顔を出しシンフォニックに盛り上がるぞ!
続く2曲目はクラシカルさのあるギターにオーケストレーションが絡みテクニカルな
側面
を見せつついかにもRHAPSODYらしいムードを演出、ヴォーカルにクワイアも登場し
劇的なクサさを放っておるのう・・・!ピアノによるロマンティックなパートも印象的で
中盤はオーケストラとクワイアが複雑かつドラマティックさを見せギターソロ、シンセソロに
突入し疾走するぞ!3曲目は緊迫感あるストリングスリフが聴け冷たいピアノにちょいと
モダンな質感のある無機質なリフ、デジタル音も顔を出しあまりRHAPSODYらしからぬ
曲調
になるがクワイアやギターソロはやはりルカらしいのう!4曲目は8分くらいある
長い曲
アコギ、笛にパーカッション民謡ムードを強烈に放つイントロから唐突に
緊迫感ある音作り
になりストリングスリフが重厚さを見せるのう・・・!サビは明るい
飛翔系のメロディー
でいかにもクサメタルなポジティヴさがあるな。ギターソロも
クラシカルなピロピロを細かく重ねシンセも顔を出し中盤は再び民謡パートが聴けるぞ!
後半のクワイアがまた重厚でクサくヴォーカルもラストでハイトーンを披露する!
5曲目はもの悲しいピアノに始まりクラシカルな速弾きピアノにギターが絡みヴォーカルも
ソプラノとツインVo体制で朗々とした歌唱を披露しオペラ的なムードを演出、
普通に上手いではないか・・・!
ギターとピアノ、ストリングスがクラシカルに絡み合う
中盤のソロパート
も良いな。6曲目は先行公開されていた曲で怪し気な祈祷ムード
始まりギターがクラシカルな高速リフを披露し疾走!ヴォーカルはどこか優雅さがあり
フックが無い
とか言われていたが個人的にはクワイアパートは悪くないと思うぞ。
ギターソロもクサさがありさらに疾走も見せテクニカルな側面もあるな。7曲目は
妙にムーディーな気だるさを見せる女性Vo、ピアノが聴けオシャレ感があるがクサさは無い
オッサン向けのAORバラード風
ルカにこういう楽曲は求めていないなぁ・・・!(爆)
ただヴォーカルは朗々とした歌い回しハイレベルな歌唱力を見せつけているぞ!
8曲目は現代風のSEに始まり怪し気なヴォーカル、リズムが聴けミステリアスな空気を演出、
その後はいかにもRHAPSODYらしいコーラスが聴けさらに疾走!ベース、ギター、
シンセが細かく絡みソロはテクニカルだな・・・!ラストは唐突に民謡アレンジを見せるぞ。
9曲目は何と16分の大作でピアノで幕を開け妙に淡々としたクリーンギター、ベースが聴け
語りも登場、そして劇的なリフが切り込むも疾走はせずエキゾチックなムード漂うアレンジ
顔を出しヴォーカルパートのリズムチェンジ唐突な印象があるな・・・!
クワイアが大仰に盛り上がるパートやらオペラVoが舞うパートやらも目立ち
シアトリカルな要素が強く曲展開はドラマティックで目まぐるしい印象があるも
全体的にはあまりクサさ、キャッチーさは無くプログレッシヴなアレンジに溺れた
印象
があるなぁ・・・!日本盤ボーナスの10曲目はHELLOWEENの“March of Time”のカヴァー
11曲目はLOUDNESSの“In The Mirror”のカヴァーとなっておる!共にシンフォニック
なってはいるが基本的に大きくアレンジが変わっているような事は無いな。


原点回帰を見せつつも部分的にあまりRHAPSODYらしからぬパートやアレンジも交えているが
気になる程ではなくいかにもルカらしい要素はしかと健在で大仰なオーケストレーション、
クワイア
ドラマティックに盛り上がりクサさもバッチリである!ヴォーカルも少なくとも
オラフ・ヘイヤーよりはルカの音楽性にマッチしていると思うがどうだろうか!?
プロダクション的にはどうもバンドサウンドとオーケストラの分離が悪かったりドラムが
引っ込み気味
な印象があったりと良好とは言い難い部分があるもこの大仰さは流石である!
実はあまり疾走しておらずミドルテンポが多かったりするんだがRHAPSODY時代も
爆走とは無縁だった
し特に問題は無かろう!




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満足度 84% お気に入り曲 Ascending To Infinity  Excalibur  Tormento E Passione
Clash Of The Titans







"Prometheus, Symphonia Ignis Divinus"




元RHAPSODY OF FIREの中心人物ルカ・トゥリッリによる2ndアルバム。


元々ソロ名義で何枚かアルバムをリリースしていたが、RHAPSODY OF FIREを脱退してからは
本腰を入れたバンド
として本格的に始動、前作は改名前のRHAPSODYを思わせるクサさ漂う
シンフォニックメタル
として良質のサウンドを聴かせてくれた・・・!シンガーを務める
TRICK OR TREATのアレッサンドロ・コンティもかなり器用かつ伸びやかでオペラティックな
歌唱
を披露しており違和感は無く、ぶっちゃけ今のRHAPSODY OF FIREよりも遥かに面白い
楽曲が聴ける
んだが(爆)、通産2作目となる本作は基本ラインこそ前作通りだが、
バンドサウンドが滅茶苦茶軽くチープになった代わりにクサさは前作を超えておる!
民謡歌謡曲では無い、クラシック的なクサさがありそこが俺のツボじゃのう・・・!(笑)

1曲目はオーケストラ、クワイア、語りデジタル音が聴けるイントロで、2曲目はピアノ
続いてポジティヴながらやけに軽いバンドサウンドが登場!クワイアやオーケストラも聴け
巻き舌Voも自己主張しておりオペラやミュージカルのようなシンフォニックメタルとなるぞ。
3曲目はクサさ満点のVo、クワイアデジタルシンセ、オーケストレーションが目立ち
バンドサウンドはチープなんだが(爆)、楽曲自体は改名前のRHAPSODYのようにクサいぞ!
ギターソロもまたクサさ満点だな・・・!4曲目は壮麗かつポジティヴなファンタジー感
演出するも、ヴォーカルパートはオペラティックな格調高さがあり中盤は怪しげな呪詛的要素
見られるぞ。5曲目も壮麗なオーケストラ、クワイアクサく盛り上がり音はスカスカだが
クサさは保障済みである!中盤のピアノソロがまたクラシカルで良いな・・・!
6曲目もまた相当にクサいフレーズが惜しげ無く登場、ヴォーカルは高音が苦しそうだが
クワイアも聴けミュージカル的な印象もあるぞ。中盤は壮麗さ満点のオーケストラに
メルヘンチックなフィメールVo
も登場、ディズニー映画のような雰囲気が放たれるのう・・・!
その後のシンセソロも民謡的なクサさがあるな。7曲目はピアノと共にオペラ的な空気を発散する
ベルカント風Voソプラノが聴けるディズニー風バラードとなるぞ。アコギソロが
スパニッシュ風でまたクサいのう!8曲目は大仰なファンタジー的空気を発散する
オーケストラに始まりアップテンポで展開、クワイアオーケストレーション
クサくも相当複雑に絡み合っておりルカの作曲、アレンジ能力の高さが伺えるな・・・!
9曲目はエキゾチックな怪しさを放ちつつ荘厳なクワイア、オーケストラが登場、
バンドサウンドの軽さが悔やまれるわい!10曲目も壮麗なストリングス系の
オーケストラやギター
クサさを放ち、疾走はしないがクラシカルな優雅さも見られ
格調高い雰囲気があるな・・・!中盤で唐突に民謡ライクなアレンジになるぞ。
11曲目は何と18分もある大作で、淡々としたムードで始まるが大仰さもあり、ヴォーカルパートは
軽快さも見られつつ重厚なクワイアも登場!オーケストレーションはホーン系が目立っている
印象があるな・・・!後半は映画のサントラ的な盛り上がりを見せつつ美麗さもあるぞ。
12曲目は何とRIOTの名曲“Thundersteel”のカヴァーである!シンフォニックになっており
違和感が無いと言えば嘘になるがカッコ良さもしかとある好アレンジだな・・・!


基本ラインは前作通りのオーケストラ、クワイアオペラティックで伸びやかなVoが目立った
シンフォニックメタルだが、バンドサウンドがやけに軽くかつてRHAPSODY OF FIREで見られた
映画音楽のような大仰さ、重厚さが薄れた代わりに優雅さ、上品さを増したと言えるだろうか!?
ギターが全然目立っておらず、ドラムもスカスカHM/HRとしてはアカンかも知れんが、
オーケストレーションクワイアがその分目立っておりメタルとしてのアグレッション
求めなければクッサイシンフォニックサウンドを堪能出来よう・・・!ファンタジー感よりも
クラシック的な格調高さが押し出されているのが個人的に好みだな。今やすっかりつまらなくなった
直系のフォロワーであるサンホラ同人ゴシック勢爪の垢を煎じて
飲ませたい1枚
である!まぁCDに爪の垢なんて無いんだが(爆)。

ちなみにまったくもってどうでもいい話するが、シンガーのアレッサンドロ・コンティ
シンガーの傍ら画家
としても活動しており、滅茶苦茶クールなディズニーキャラや
ピカチュウの絵
をアップしているので、映画秘宝読者は
是非チェックして頂きたい(爆)。





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満足度 89% お気に入り曲 全部







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