LORDS OF BLACK







"Lords of Black"




スペイン出身の正統派HM/HRバンドによる1stアルバム。


オッサンメタラーに留まらず世界中のHM/HRファンを驚かせた、まさかの
RAINBOW再結成ツアーに伴い、リッチー・ブラックモアが新たに発掘した
無名の実力派若手シンガー、ロニー・ロメロ
が在籍しているという事で
一気に脚光を浴びたバンドによるデビューアルバムである!バンドを率いる
中心人物はギタリストのトニー・ヘルナンドで、音楽的にはダーティーさ、
ヘヴィさ
を見せつつも実にドラマティックな正統派HM/HRとなっており
オーソドックスでメロパワ、メロスピネオクラ様式美のような派手さは
無い
んだが劇的さがあり、古臭さが見られずロニーのVoもあのリッチーが
認めた
だけあってかなりロニー・ジェイムズ・ディオっぽい声質、歌い回し
歌唱力も相当に高いぞ!ちなみに本作はローランド・グラポウがプロデュースしており、
歌詞も英語詩なんでスペインのバンドではあるがスパニッシュメタル的な
コッテコテさ
は見られず、普通にワールドワイドな音を出しているな・・・!

1曲目はデジタル系シンセ、ストリングスシンセ等による緊迫感あるイントロで、
2曲目はヘヴィなストロングさを見せつつもドラマティックなリードギターが登場、
ダーティーながらも正統派HM/HRらしい感じで、ディオそっくりなロニー・ロメロの
歌い回しが実に熱いのう・・・!3曲目もまたヘヴィかつドラマティックな
アップテンポ
で、4曲目はヘヴィかつピアノがメロウさを演出、5曲目はさらに
ヘヴィな印象が見られつつシンセも登場、特にモダンな感じだがあくまでも
根底にあるのは正統派HM/HRだな。6曲目は叙情的なギターに始まりメロハー寄りの
雰囲気
があるだろうか!?エモーショナルな泣きのギターソロも良いな・・・!
7曲目はモダンなシンセ、ギターが目立ちつつ軽快さがあり、8曲目はスローテンポ
ヘヴィかつメロウな情緒が滲み出ているな。9曲目はメロディアスな泣きの
ツインリード
熱唱Voエモーショナルで劇的なメロハー風のミドル曲だ。
10曲目はヘヴィかつエキゾチックなドラマティックさが見られ、11曲目はシンプルな中に
ヘヴィな力強さがあるミドル〜スロー曲。12曲目はピアノに始まりシンセ
ちょいプログレハード風味を醸し出すが、基本は正統派HM/HRな感じだ。
13曲目は本作最長の10分ある大作で、ピアノが流麗さを放ちヘヴィリフも登場、
これも多少のプログレハード感があり、淡々とした中にタイトさが見られ
中盤から正統派らしいノリの良いアップテンポになるぞ。


ロニー・ジェイムズ・ディオタイプの歌い回しが出来るシンガーと言うのは
決して多くは無いんだが需要は大アリで、これまでにもそこそこの数の
シンガーが世に出てきたんだが、
ロニー・ロメロもまたそういったタイプの
ディオ系シンガー
としてこれからのし上がっていくであろう・・・!
イングヴェイ
も自分でヘタクソな歌収録した駄作アルバムなんざ出さず、
RAINBOW再結成ツアーが終わったらロニー・ロメロに声をかけたらいいのに(笑)。
コテコテでは無い
んだが、Voやギターから滲み出る憂い、哀愁はやはり
スペインのバンドらしい美点だろうか!?もうちょい疾走曲が多かったら
さらに俺好みになっていただろうな・・・!




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満足度 82% お気に入り曲 Lords of Black  Nothing Left to Fear
Too Close to the Edge  Out of the Dark  The Grand Design







"Lords Of Black II"




スペイン出身の正統派HM/HRバンドによる2ndアルバム。


まずこの帯タタキはどうにかならなかったんだろうか(爆)。
これがモダンヘヴィロックってありえんだろ!こんなんじゃ
そういうラウド系を好むキッズ達が手を出して「YOメーンマジ
ダセェオッサンメタルだメーン」
とか言い出してそっぽを向いちまうだろうし、
本作の本来のターゲット層であるオッサンメタラー達は「モダンだと!
汚らわしい!」
と、前情報が無ければ間違い無くスルーしてしまうだろう・・・!

そんなわけでまさかの再結成RAINBOWフロントマンとして抜擢され、
一躍時の人となった実力派シンガー、ロニー・ロメロを擁する様式美系の
ドラマティックな正統派HM/HRバンド
による通産2作目である!RAINBOW云々以前に
普通にハイレベルなバンドで、クサメタラー的には一時期DARK MOORでプレイしていた
経験のあるドラマー、アンディ・Cが在籍している
という点が美味しいだろうか!?
本作も前作同様ローランド・グラポウがプロデュースしており、音楽的にも前作の
流れを汲んだ、ちょいヘヴィなフィーリングこそあれど決してモダンでは無い、
ドラマティックな様式美要素
を感じさせる正統派HM/HRとなっており、前作以上に
ギターフレーズ、ヴォーカルラインが冴え渡りクオリティーが向上!
ロニー・ロメロのVoも相変わらずのディオ系熱く巧いのう・・・!

1曲目は早速のドラマティックなツインリードによるイントロで、続く2曲目もまた
劇的さを放ち疾走!ヴォーカルラインもドラマティックならギターソロも構築美を
感じさせ
たまらんのう・・・!3曲目もまた劇的なメロディアスさを誇るギターで
幕を開け、Voの熱い歌い上げがまた良いな!4曲目はピアノが聴けるメロウさ満点の
出だし
からシリアスさを感じさせるミドルテンポとなり、5曲目はシンセ、ピアノがまるで
北欧のバンドのような冷たさを演出、楽曲自体もミステリアスなミドル〜アップテンポで
派手さは無いがヨーロピアンメタルの良さを感じさせてくれるわい!6曲目は細かいギター
印象的なミドル曲で、シュレッドで弾きまくるギターソロも聴き所だな。7曲目は再び
冷たいピアノがメロウさを放つ穏やかで叙情的なメロハー寄りの曲。
8曲目はミステリアスな叙情性が漂うバラード寄りのスローチューンで、
Voが巧いので曲が見事に引き立つわい!9曲目はドラマティックさを感じさせる
疾走チューンだが、同時にモダン寄りのギターも聴けヘヴィさがあるな・・・!
10曲目はスパニッシュ風味漂うアコギスペインという出自を感じさせ、ツインギターが
壮大なドラマティックさを演出するエキゾチックな大作スロー曲。
サビ等メロディーラインがまた良いのう・・・!11曲目はパワフルかつドラマティックさのある
アップテンポ曲で、12曲目はモダン寄りのヘヴィなギターが目立った
ストロングな曲調となるぞ。13曲目はRAINBOWの“Lady Of The Lake”のカヴァーで、
王道から外れた結構マニアックなチョイスだが原曲のニュアンスに近いのう・・・!
14曲目は何とQUEENの“Innuendo”のカヴァーだ!QUEEN流シンフォニックメタルとも
言えなくも無い隠れ名曲、なかなかに原曲通りな仕上がりとなっておりディオ風Vo
聴くのもなかなかに乙なモンじゃて・・・!15曲目は8曲目のピアノヴァージョンである。
ヴォーカルの巧さを存分に楽しめるな。


前作の流れをしかと踏襲した、ダークでミステリアスなシリアスさ
感じさせるドラマティックな正統派HM/HRで、ネオクラシカルでは無い
昔ながらの様式美なムードも感じさせ、ヴォーカルもギターも共にエモーショナルかつ
非凡なスキルを存分に見せ付けておる!本作は決してモダンヘヴィロックなんかじゃねぇ!
間違い無く正統派HM/HRだ!ヨーロピアンスタイルの哀愁とドラマ性に
満ち溢れたホンモノのヘヴィメタルだ!!
何とLOUD PARK16への参戦も
決まっているんだが、再結成RAINBOWの来日はあるのか!?




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満足度 83% お気に入り曲 Merciless  Only One Life Away
New World's Comin'  Live By The Lie, Die By The Truth
Shadows Of War  Innuendo







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