LA FABBRICA DELL'ASSOLUTO







"1984:L'Ultimo Uomo D'Europa"




イタリア出身のプログレッシヴロックバンドによる1stアルバム。


2007年にローマで結成された、平均年齢20代そこいらの若手バンドながら
その音楽性は昔ながらのヴィンテージ感漂うイタリアンプログレを今の時代に
再現する、かなり前時代的な志向を持ったバンドで、本作はジョージ・オーウェルの
小説「1984」
をコンセプトにしているらしく、70年代的な野暮ったいハードさを
醸し出すギター
オルガンやムーグ等を多用し、昔ながらの古臭いサイケデリックかつ
叙情的なイタリアンプログレを踏襲しており、プロダクションもそんな感じで
ヴォーカルも母国語で切々と歌い上げる、どこをどう切ってもイタリアンプログレな
コッテコテ極まりない哀愁、憂いに満ちた音
を聴かせてくれるぞ!

1曲目はSE、台詞に始まりハードなギター、シンセ野暮ったいユニゾンで
昔ながらのイタリアンプログレ臭
を発散、ムーグがかなり自己主張しており
2曲目はメロウに歌い上げるVo、シンセがこれまた昔ながらのイタリアンロックな
コッテリ感を演出、3曲目もスペイシーなシンセ、ハードなギターが聴け、
アコギやピアノはイタリアンプログレらしいメロウさを見せているのう・・・!
4曲目は怪しくも浮遊感漂うシンセが聴け、穏やかな叙情性を醸し出しており
5曲目はさらに怪しく淡々とした感じでサイケデリックな空気を演出、
6曲目はシンセ、Voがかなりメロウで、7曲目はイタリアンらしいクラシカルさと共に
ハードなノリを演出、8曲目はオルガン、Voがかなり濃厚な叙情性を演出しており、
これぞイタリアンプログレと言いたくなる楽曲だな・・・!9曲目はオルガンが忙しない
印象
を放つ疾走感のあるハードな曲で、10曲目は本作初となる12分の大作で、
これまたオルガン等が勢いを見せており、プログレらしいテクニカルさがメインの
楽曲
だろうか!?ラストではアヴァンギャルドなサックスソロも聴けるぞ!
11曲目はプログレらしい演奏が見られつつミステリアスで怪しげなメロトロンも登場、
12曲目は穏やかで淡々とつつメロウな叙情性が目立ち、これまたメロトロンも顔を出し
歌い上げるVo、泣きのギターソロが良いな・・・!13曲目はSEに始まり調子っ外れな
軍艦マーチ風のオーケストレーション
が聴けるインストである。


楽曲から演奏、プロダクション、音作り、Voに至るまでものの見事に
70年代な空気を今に再現する、古き良きイタリアンプログレの伝統
受け継いだ前時代的な若手バンドである!とは言えサウンド的には
あくまでも王道のプログレなんで、ストリングス等でコッテコテ極まりない
クサさを演出するシンフォニックなタイプ
では無く、あくまでも正統派の
イタリアンロック
となっており、バンドサウンドは当時のハードロック
近い、ラフで粗野なサイケデリックさが目立っているな。またこの手の
バンドとしては1曲1曲がやけに短く、ダレが無い代わりにやや急過ぎる
印象もあり、
もっと1曲をじっくりと聴きたい気もするのう・・・!




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