KARFAGEN







"Aleatorica"




ウクライナ出身のシンフォニックプログレバンドによる5thアルバム。


SUNCHILD、HOGGWASH等で活動するシンセプレイヤー、Antony Kaluginによる
ソロプロジェクト的な存在のバンドで、年に1枚のハイペースで活動しており
アルバム毎に方向性が変わるらしく、過去作はフォーク、トラッドだったり
エスニックだったりクラシカルだったりと、様々なスタイルを見せているようだ・・・!
本作は通産5作目のアルバムで、方向性はエスニック路線に大きく舵を切っており、
多数のゲストミュージシャンを迎え、“バヤン”と呼ばれるロシア式の
アコーディオン
を大々的に導入し、フレージング的にもそんな感じの民族要素が
前面に押し出されており、
その他大勢のシンフォニックロックとは一線を画す
独自性
を感じさせてくれるぞ!

1曲目はピアノ穏やかなアコーディオンが乗り、怪しい民族ムードを醸し出し
サックス等も胡散臭さを演出、2曲目もアコーディオン、フルートロシア的な
民族ムード
を醸し出し怪しいVoも登場、3曲目はストリングスがクラシカルな優雅さ
演出する短い繋ぎで、4曲目は牧歌的な笛、アコーディオンがほのぼのした
フォーク、トラッド的民謡ムードを醸し出し、5曲目もそんな感じで怪しいコーラスも登場、
6曲目はサックスが結構目立っており捩くれたプログレっぽさが強いな。7曲目はに加え
メロトロンが聴ける短い繋ぎで、8曲目も朗らかなスローテンポのエスニック系で、
一応ギターも顔を出すな。9曲目は16秒で終わるユルい繋ぎで、10曲目もまたかなりユルめの
牧歌的な曲
である。11曲目もアコーディオンがかなりほのぼのしているが、12曲目はピアノ、
語りのようなVo
等珍しく怪しげなシリアスさが感じられるな。13曲目はフルート、シンセが怪しくも
メランコリックな叙情性
を演出する短いインストで、14曲目はやはり牧歌的な雰囲気が強いが、
シンフォニックさも見られギターも顔を出すぞ。


プログレとしてもギターの出番がかなり少なく、基本的にアコーディオン、サックス、
笛やシンセがメイン
で終始ロシア的なエスニック風の怪しさ、胡散臭さが演出されており、
ロック的な勢いはほぼ皆無だが、フォーク、トラッド的な民謡ムードも随所に交え
かなり個性的で面白いシンフォニックプログレを聴かせてくれるのう・・・!欠点としては
インストのフォーク、トラッド曲が多く、ほのぼのした平和的な雰囲気が
強過ぎて緊迫感に欠ける
点だろうか・・・!




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満足度 70% お気に入り曲 Mad Gods Of Destiny







"Magician's Theater"




ウクライナ出身のシンフォニックプログレバンドによる6thアルバム。


SUNCHILD等のキーボーディストによるソロプロジェクト的な立ち位置のバンドで、
本作は通産6作目に当たる1枚らしく、エスニックな民族要素を前面に押し出した前作とは異なり、
スペイシーかつシンフォニックな、いかにもプログレらしいシンセを中心としつつも
ギターは意外にもヘヴィさがあり、ドラム等の音色もプログレと言うよりはHM/HR的で
厚みのあるサウンド
を聴かせてくれるインスト中心となっているが、曲によっては
フォーク、トラッドだったりエスニックだったりと、過去作の流れを汲んだ部分もあるな。

1曲目はスペイシーなシンセが昔ながらのチープなB級SF映画的なムードを醸し出し、
意外にもヘヴィなギターと共にシンフォニックさが見られるインストのプログレハードで、
2曲目はピアノが淡々としたムードを演出、怪しげなVoと言うか呪詛的な声も顔を出し
ギターソロも流麗でフルートも顔を出すぞ。3曲目はアコギ、フルートがファンタジックな
叙情性
を演出する短い曲。4曲目もフルートがトラッド、民謡風味を醸し出しつつシンセ等が
整然としたプログレらしさを見せているな。5曲目はシンフォニックなシンセが
ファンタジック感を放つ短い繋ぎで、6曲目は牧歌的なムードを放ちつつハードさもあり、
朗らかなエピックメタル感を演出するぞ。7曲目は中東的なエキゾチックさを醸し出す
叙情的かつ怪しげな曲で、と共にヘヴィリフも顔を出し8曲目はファンタジックな
牧歌性
を放つシンフォニックな短い繋ぎとなり、9曲目は21分ある本作最長の大作で、
アコーディオンが朗らかさと共に怪しさを演出、淡々としたパートが長く
流石にダレるが、
中盤のアコギは美麗で良いな・・・!後半はサックスソロが顔を出すぞ。
10曲目は穏やかなシンフォニックさが見られるが、その後はヘヴィになりアコーディオンや
サックスのソロ
も登場するのう・・・!


ロシア式アコーディオンを大々的に導入したエスニック路線の前作とは異なる
ヘヴィでハードな音作りとなっており、バンドサウンドはHM/HR寄り
ギターもヘヴィリフから流麗なソロを見せており、叙情プログレと思いきや
意外とプログレメタラーにもアピール出来そうなサウンドを披露、前作の個性的ながらも
朗らか過ぎて終始ユルかったフォーク、トラッド路線
とは間逆のサウンドで、
評価が大きく分かれそうだが俺みたいな民謡をあまり好まないメタラーには
本作の方向性のほうが良いな(笑)。





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満足度 75% お気に入り曲 Turret  The Fibber's Diary
Magician's Theater (Final)







"7"




ウクライナ出身のシンフォニックプログレバンドによる7thアルバム。


SUNCHILD、HOGGWASH等で知られるウクライナ出身のシンセ奏者によるソロバンドで、
どうやら彼が学生の頃から温めていたプロジェクトらしい・・・!アルバム毎に
表情を変えるスタイル
が特徴で、過去にはクラシカル路線だったり、エスニックな
フォーク、トラッド要素
があったり、はたまたヘヴィ路線に舵を切ったりと様々な
サウンドを披露して来たが、
通産7作目の本作はTHE FLOWER KINGS辺りの流れを汲んだ、
わりかし王道路線のシンフォニックプログレとなっており、30分近くある大作
交えてシンセ主体かつギターもそこそこヘヴィな音作りでエモーショナルな泣きも披露、
総じてファンタジックな浮遊感のある叙情シンフォプログレを聴かせてくれるのう・・・!

1曲目はいきなりの28分を超える大作で、SEに始まりプログレらしいシンセ
前作程では無いが多少のヘヴィさが見られるギターが登場、穏やかなメロトロンや
泣きのギター、アコーディオン
も聴け、中盤は牧歌的なフォーク要素が顔を出し、
その後はフルート、アコギがかなりメロウな叙情性を演出、後半でようやくVoが登場しラストがまた
相当に美麗だな・・・!2曲目は浮遊感あるギター、Vo、シンセが穏やかさを放ち、
ほの暗い印象を見せるぞ。3曲目はピアノ、Voが美しさを放ち、ポップな軽快さもある穏やか路線
途中女性Voも登場、エキゾチックな要素もあるな。4曲目もクリーンギター、シンセが穏やかさを見せる
ポストロック風バラード。
5曲目は1曲目の短縮ヴァージョンだが、それでも15分あるぞ。


派手さ、大仰な盛り上がりは薄いものの、叙情シンフォニックプログレとして
ツボを押さえたレベルの高い仕上がり
となっており、過去作で見られたエスニックな
民族性、フォーク、トラッド的な牧歌性
ファンタジックな美麗さが随所で顔を出し、
泣きのギターがそれなりに目立っているのも嬉しいな・・・!過去作のような
奇をてらった感は薄く、どちらかと言ったら王道の仕上がりなんだが質は高く、
ただの技巧重視プログレでは無い、叙情プログレとしてツボを押さえた仕上がりである!




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満足度 73% お気に入り曲 Seven Gates







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