KAMBRIUM







"Shadowpath"




ドイツ出身のエピックデスメタルバンドによる1stアルバム。


HM/HR大国ドイツから登場した若手バンドで、本作は2011年にリリースされた
デビューアルバムらしく、音楽的には暴虐さよりも勇壮さを重視した、男臭い
エピック要素
漂うメロディックデスメタルとなっており、オーケストレーションを
部分的に導入しつつも基本はギター、バンドサウンドで展開し、ただただ無骨な
空気
を醸し出しておりクサメタラー向けのサウンドを聴かせてくれるんだが、
意外にも疾走感は無く終始ミドル、スローテンポで淡々としており、エピックメタルの
いい所のみならず悪い所までも取り込んでしまっている印象があるか!?

1曲目はシンセストリングスによるシンフォニックで勇壮なイントロで、
2曲目は細かいギターフレーズが聴け、エピック的ムードを醸し出しつつも
意外と疾走はせずスローテンポで無骨に展開、だがサビは軽快になるのう・・・!
3曲目はよりエピックメタル的な勇壮さが見られ、途中ピアノも登場し怪しげな
印象
もあるが、無駄に長くややダレるな・・・!4曲目は煌びやかなシンセに始まり
叙情的なリードギターが登場、ショボめのブラストで何とか疾走し
頼り無いクリーンVoコーラスも聴けるぞ。5曲目もオルガン等で幕を開け疾走!
エキゾチックで怪しげな印象があるな。6曲目はクリーンギター、ヘタウマクリーンVoが
怪しくも穏やかなムードを演出、ピアノ等メランコリックさが漂っており
後半は民謡風の笛が聴けるぞ。7曲目もベースが怪しげな穏やかさを見せ、リードギターや
笛等がマイルドな牧歌的ムードを醸し出すインストとなるのう・・・!8曲目はこれまた
エキゾチックな怪しさを放ち、疾走したりメロウになったりと曲構成が凝っているな。
9曲目はシンセが80年代的なキャッチーさを醸し出す軽快な曲で、低音リフや
グロウル
が無かったら普通にメロハー風なのが面白いのう!10曲目はストリングス系の
シンセが聴けつつ怪しいクリーンVoが登場、穏やかさが見られつつ雄大に盛り上がるぞ。
中盤で唐突にベートーベンの“運命”のフレーズが強引に挿入され、このベタさ、
無理矢理さ
いかにもB級だろうか!?(爆)


時にフォーキーな要素も見られるペイガン系エピックデスメタルなんだが、
意外とシンフォニックさは薄く、疾走感も無くファストで大仰なクサさを求める
クサメタラーとしては些か肩透かしかもなぁ・・・!ギターの細かさは良いが
プロダクションはイマイチで、Voも弱めの吐き捨てグロウルでそこも
物足り無さを感じさせる要因だろう。




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満足度 75% お気に入り曲 Thanatos  Feuer Gegen Feuer







"Dark Reveries"




ドイツ出身のエピックデスメタルバンドによる2ndアルバム。


シンフォニックさを部分的に見せつつも、基本的にはギターフレーズ主体で
ペイガン的な勇壮さ、男臭さ
を醸し出すエピック系メロデスバンドによる
通産2作目のアルバムである!クサメタラー受けする音楽性でありつつも
意外と疾走感は無く、ミドルテンポ主体でやや冗長な面もあったが、
本作ではテンポの速い曲も揃っており、爆走とまではいかないまでも
アップテンポで軽快さを放つ曲、パートが目立ち始めているぞ。

1曲目は語り入りで雄大さを感じさせるシンフォニックなイントロで、
2曲目はペイガン的かつブラックメタルにも近いギターフレーズが登場、
サビでクリーンVoも顔を出すぞ。3曲目は細かいギター、ストリングス系の
シンセ
が聴け壮麗さと共に勇壮さを演出、後半で疾走感を増すのう・・・!
4曲目も細かいギター、シンセと共に疾走しつつスローパートも目立ち、
クリーンVoも聴けるぞ。5曲目はスローテンポながらこれまたギター、シンセが目立ち、
クリーンVoメインで勇壮ながらバラード的な穏やかさもあるな・・・!
6曲目はエクストリームメタルらしい禍々しさを放ちパワフルに疾走!クリーンVoや
ストリングスシンセ
も顔を出しペイガンメタルらしい雄々しさが目立っているぞ!
7曲目は静寂さの中に緊迫感が見られ、後半からバンドサウンドが顔を出すのう・・・!
8曲目はブラストでシンフォブラック寄りの疾走感が見られ、壮麗な
ストリングスシンセ
も目立っており劇的さがあるな。9曲目も疾走感があり
軽快なノリの良さを感じさせてくれるぞ。10曲目は11分ある大作で、禍々しい壮大さがあり、
シンフォニックブラックに接近した曲調だが穏やかさも見られ、女性Voも顔を出し
ドラマティックに練り込まれた曲展開を堪能出来るのう・・・!


基本的な方向性は前作を踏襲しているが、気持ちアップテンポ曲が増え、
さらにシンセもバックで目立つようになりシンフォニックさも増強され、
楽曲の質自体も向上しており、前作で感じた不満がそれなりに
解消されている
のが良いな。ただオーケストレーションのアレンジはシンプルで、
白玉コードから脱し切れておらずそこがシンフォニックメタルとしては弱い部分だろうな・・・!
まぁそれでも彼等の音源に最初に触れるなら本作がオススメだろう!




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満足度 80% お気に入り曲 Taken By the Storm  Scepter of the Serpent
Spellbound By a Nightmare  Beastly Hybris  The Distant Shore  Opus Aeternus







"The Elder's Realm"




ドイツ出身のエピックデスメタルバンドによる3rdアルバム。


エピック的な勇壮さ、シリアスさを持ったペイガン系デスメタルをプレイする、
ドイツ産バンドによる通産3作目のアルバムで、1stこそ意外にも疾走感が無く
ミドルテンポ主体
で、曲調も幅広いんだが纏め切れていない散漫さも見受けられ
やや厳しい内容だったんだが、前作で焦点が絞られペイガンメタルとして良質の
サウンドを聴かせてくれるようになった・・・!続く本作も前作の流れを汲んだ、
時にブラックメタル的なムードを放ちつつも勇壮さ、大仰さ、男臭さを重視した、
オーケストレーション入りの壮大なペイガンメタルを聴かせてくれるぞ!

1曲目は壮大なオーケストレーションQUEEN的コーラスが乗り、そのまま勢い良く
疾走するシンフォニックなペイガンメタルとなるぞ!クリーンVoコーラスや
シンセソロ
もなかなかに目立ち、後半で女性Voコーラスも聴けるのう・・・!2曲目はトレモロや
ブラスト
ブラックメタル風味を放ち、ダーティーさが見られつつも
クリーンVoは朗らかだな。3曲目は軽快なリズムに始まりエキゾチックな怪しさを放つ
ストリングスが目立ち、スローパートも交えつつシャッフルリズムでノリが良いな。
4曲目はやけに怪しげなクリーンVoが聴けるシンフォニックで勇壮なミドル曲。
5曲目はダーティーなノリの良さも見られつつやはりストリングスシンセが目立ち、正統派っぽい
ツインリードも顔を出すぞ。6曲目もダーティーなリフが聴け、淡々としつつも
軽快さがあるな。7曲目は怪しさ漂う疾走感がありつつクリーンVoは朗々とした
感じ
で、ペイガンメタルらしいクサさも漂っているな・・・!8曲目も雄大なクリーンVo
劇的で勇壮なギター、ストリングスシンセが聴けるペイガンメタルで、9曲目はダーティーな
怪しさが見られつつもやや失速気味なミドル曲。クリーンVo、ギターソロは良いな。
10曲目は13分ある大作で、ブラックメタル的なブラスト、トレモロオーケストラ
盛り上がりダーティーさを演出しつつもやはり勇壮である!中盤はメロウになり
ラストも叙情的でメランコリックな締めとなるぞ。


長めの曲が目立つようになりつつも、前作の流れを汲んだシンフォニックで
勇壮なエピック色濃いペイガンメタル
を聴かせてくれる1枚で、1stに無かった
疾走曲も普通に見られるようになり、長尺の曲も凝った曲構成でドラマティックに
聴かせてくれるのう・・・!プロダクション、演奏共にしっかりしており、
このクオリティーならヴァイキングメタル好きのクサメタラーは飛びつくだろう!




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満足度 83% お気に入り曲 Abyssal Streams  Through Shades And Despair
Shattered Illusions  Reckoning Of The Great  Furious Decay Of A Dying World







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