JAN AKKERMAN







"Focus In Time"




超有名プログレバンドFOCUSのギタリストによる1996年リリースのソロアルバム。


オランダが生んだ超大物プログレッシヴロックバンド、FOCUSのギタリストである
ヤン・アッカーマンによるソロ名義のアルバムで、本作は96年に発表されマーキー/アヴァロンから
日本盤もリリースされている。その音楽性は完全インストプログレッシヴと言うよりは
ジャズ、フュージョン、ファンク要素を内包した曲もあれば何とシンフォニックなシンセを前面に
押し出したバロック調のクラシカルな楽曲まで収められておりプログレに技巧以上に楽曲、センスを
求めるリスナー
の欲求にしかと応えてくれそうな上質の1枚に仕上がっておる!

1曲目から4曲目はいきなりの組曲形式となっており1曲目はドラム、パーカッションに始まり
シンフォニックなムードを放つシンセ、ピアノがクラシカルさを演出、2曲目は泣きのギター
エモーションを放ちメロウさを感じさせチェンバロも登場、クラシカルなメロディーが
たまらんのう・・・!
3曲目も叙情的なクラシカルさに満ちた曲でアコギ、ピアノ、シンセ
フルートの音色リリカルな美しさを演出、4曲目はうってかわって緊迫感ある曲調
クリーンギター、パーカッションが聴ける短い曲で組曲は幕を下ろす。5曲目はアトモスフェリックな
シンセ
浮遊感を演出、ギターのボリューム奏法がまるでサックスのような音色、フレーズを聴かせ
オルガンがバックで顔を出し落ち着きのある穏やかなフュージョン風になるのう・・・!
ギターの泣きもそんな感じだ。後半はホーンをバックにソロを弾きまくるぞ!
6曲目もフュージョンライクながらロック色もありやはりバックでホーンが鳴る中ギターが
メインで弾き倒している。7曲目はアコギがメロウなムードを醸し出す物静かでメランコリックな曲調
8曲目はこれまた穏やかでクリーンギターが淡々とした落ち着きのあるフレーズを弾いている。
ラストはアコギがメインで9曲目もそのままアコギの流麗な調べが聴け10曲目はファンク的な
カッティング、ホーン
をバックに穏やかなフュージョン系ギターが聴けるサンタナに通じる
要素のある曲。
11曲目はシンフォニックなシンセ叙情性を放ちギターも
淡々としたメロウさを放ちつつもクラシカルな荘厳さを感じさせてくれるのう・・・!12曲目は
ピアノ、アコギがリリカルなムードを放つちょいクラシカルな曲。13曲目はオルガンが
何とモーツァルトのレクイエムのフレーズを奏で荘厳な中に叙情性を感じさせ中盤以降で
泣きのギターも顔を出すぞ!14曲目はチェンバロシンセがクラシカルさを放ちさらに
アコギ、ピアノ、笛も絡み合い泣きのギターも登場、クラシック、バロック色濃い本作髄一の
クサさを持ったキラーチューン
である!様式美メタル、シンフォニックメタルとは異なる
プログレのこういう所がたまらんわい!
15曲目はライヴなのか拍手に始まりベース、シンセが
スペイシーなムードを放ちブルージーなギターも登場、暗く淡々とした空気に満ちた曲で
そのまま繋がる16曲目はファンク調のカッティングギター、ベースハモンドがバックで鳴り
ギターが穏やかに乗るフュージョン寄りの曲だ。


様々なスタイルの楽曲が聴けるがやはり個人的(クサメタラー的)にはクラシカルで
叙情性に満ち満ちたメロウ曲
に尽きると言っても過言では無かろう!テクニックも高度なモノを持っているが
それが目的ではなく手段として楽曲の良さを生かす事に成功しておりこの辺は流石に
ベテランならでは
だろう・・・!プログレ通り越してロックかどうかも怪しい曲も多いが
それでもいい曲が多いのが本作である!




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満足度 80% お気に入り曲 Intro、Where Would I Be、I'll Make It Up to You、Wildflower、
Elegy、Leading Me There、I'll Find My Own Way Home







"Minor Details"




超有名プログレバンドFOCUSのギタリストによる2011年リリースのソロアルバム。


オランダを代表するプログレッシヴロックバンド、FOCUSでギターをプレイしていた
ヤン・アッカーマンによるインストのソロアルバムの最新作で、過去にもソロアルバムを何枚も
リリースしておりテクニックのみならずコンポーズ面でも自身をアピールしまくっているが
本作の方向性は上記した“Focus In Time”ジャズ、フュージョン、ファンク要素を
持った曲
をちょくちょく聴かせつつシンフォニックさが目立ったバロック、クラシカル系の
クサい楽曲
が強烈な光を放ちクサプログレッシャーが喜びそうな音を持っていたのに対し
本作はそういった曲は無く方向性も統一され穏やかで落ち着きのあるジャズ、
フュージョン系のムードが強い楽曲
で占められているのう・・・!

泣きのギター、時折見せるプログレギタリストらしいテクニカルで流麗なソロプレイ
聴き応え十分であるが全体的にリラックスムード満点の穏やかマイルドな事この上ない
大人(オッサン)向けのジャジーでフュージョンライクなスロー曲で統一されておりハモンドや
ピアノ
が顔を出したりどこかサンタナに通じるラテンなムードのある曲も顔を見せるが
“Focus In Time”と違って悪い意味プログレどころかロックかどうかも怪しく複雑な変拍子、ドラマティックな
曲展開もここには無い!シンプルなリズムで淡々と進む曲調は聴き込むと言うよりはBGMにして
流すのに向いており
この時点でプログレとは間逆の方向性を向いた1枚になっちまっていると
言えよう・・・!ギタープレイ自体は良いんだがねぇ・・・!


“Focus In Time”で聴けたシンフォニックなシンセがフィーチャーされたクラシカル、
バロックな音作り
を期待すると肩透かしどころか一本背負い、山嵐、いやもうツームストン
パイルドライバーモン
だろう!アンダーテイカーに墓に埋められちまうわい!(爆)
まぁジャジーな渋さを持ったシンプルなバックの上で泣きのエモーションを前面に渡って発散し続ける
ギタープレイ
は流石なんでこういう落ち着きのある大人のジャズ、フュージョンを聴きたいならば
その欲求にはキチンと応えてくれるだろう・・・!




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満足度 50% お気に入り曲 特に無し







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